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子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書) 新書 – 2021/6/16
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◆自制心・思いやりのある子、ない子……なぜ今、二極化?
◇子どもの将来に影響を与える「発達格差」の実態とは?
◆最新の発達心理学が明かす「現代の子どもたちのリアルな姿」
今、子どもたちの間に「ある格差」が生まれている。
目標に向けて自分を制御する力「実行機能」や、
他者を思いやる力「向社会的行動」の格差だ。
これは子どもたちが、
「目の前のことを優先し、今を生きる」傾向にあるか、
「将来に備え、未来に向かう」傾向にあるか、
幼児期から二極化する現実を示している。
さらに、これらの能力が低い子どもは、
将来的に健康や経済面で不利になる可能性が高く、
逆に高い子どもは、有利になる可能性が高いと言う。
本書では、子どもの将来に影響を与える
これらの能力の発達に見られる格差を「発達格差」と名付け、
その実態および改善策を紹介する。
子育てに悩むすべての親、教育関係者、必読の書!
【本書の目次】
第1部発達格差の実態
第1章今を生きる子ども、未来に向かう子ども
第2章発達格差はなぜ生まれるのか
第3章発達の道筋──青年期の重要性
第2部未来に向かうための力
第4章非認知能力を批判的に整理する
第5章実行機能の発達
第6章向社会的行動の発達
第3部発達格差を是正する
第7章子どもの能力の支援
第8章環境設計の支援
第9章これからの時代の発達格差
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2021/6/16
- 寸法10.6 x 1.2 x 17.2 cm
- ISBN-104569849784
- ISBN-13978-4569849782
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出版社より

子どもの将来に影響を与える能力の発達に見られる格差を「発達格差」と呼び、実態および改善策を紹介する一冊。


そもそも発達とはどういうものであるかについて説明した後に、発達格差の実例を紹介し、「今を生きる」子どもと「未来に向かう」子どもに格差があることを指摘する。
第1章‗今を生きる子ども、未来に向かう子ども |子どもの発達は人それぞれ / 将来に影響を与える実行機能 / 実行機能の影響は一部の子どもに限らない / 日本における「21世紀出生児縦断調査」 / 「強さと困難さのアンケート」からみえる格差 / 他者を思いやる向社会的行動 / 向社会的行動が子どもの将来を左右する / 思いやりにみられる格差 / 発達格差とは、今を生きるか、未来に向かうか / 前頭前野の重要性
第2章‗発達格差はなぜ生まれるのか |今を生きるA君の話 / 「マシュマロテスト」は他者への信頼を表す? / マシュマロテストをめぐる論争 / 過熱する論争がもたらした新事実 / 発達格差と他者への信頼 / 発達格差と貧困 / 貧困と前頭前野 / なぜ貧困が前頭前野に影響するのか / 今を生きることは、環境への適応 / 環境に適応する子どもたち / 能力だけではなく環境も支援すべき / 発達格差を生む他の要因 / 性別格差は存在するか / 性別に関する思い込み / 女児は未来を制限されている
第3章‗発達の道筋――青年期の重要性 |大事なのは発達の道筋 / 青年期を考える / 双子の研究 / 脳の発達経路も異なる / 発達は確率的なもの / 発達の生態学的理論 / 発達の道筋は変わりうる / 向社会的行動も変化する / 格差は広がりうる / 支援はなぜ大事なのか

発達格差と関連する能力についてみていく。
第4章‗非認知能力を批判的に整理する |賢さの限界 / 注目が進む非認知能力 / 非認知狂騒曲 / 心理学と非認知 / 非認知能力を整理する / OECDの報告書の問題点 / 国立教育政策研究所のプロジェクト研究 / 自分や他者と折り合いをつける力 / 中核はアタッチメントにあり / 親から他者へと広がる信頼
第5章‗実行機能の発達 |考えや感情を制御するスキル / 目的のために衝動を抑えられるか / 二つの実行機能――思考と感情 / 思考面の発達 / 感情面の発達 / 青年期には実行機能が働かない? / 実行機能の脳内メカニズム / 思考の実行機能と前頭前野の発達 / 感情の実行機能と前頭前野の発達
第6章‗向社会的行動の発達 |向社会的行動とは / 向社会的行動と他者の痛み / 向社会的行動の四つの段階 / 誰に対して親切にするべきか? / 最初は誰にでも親切 / 子どもはなぜ親切なのか / 友達を優先するようになる / 意地悪な人には親切にしない / 評判を操作する / 向社会的行動は青年期に一時的に減少する / 向社会的行動の脳内メカニズム / 前頭前野の発達と向社会的行動

発達格差の支援と今後の展望について考えていく。
第7章‗子どもの能力の支援 |子どもをどう支援するか / 支援には時間がかかる / 基本は、他者への信頼を育む / 親のかかわりの重要性 / 敏感さの重要性 / 足場づくり――自発性の支援 / 親の温かさが子どもに影響する / 親の権威は大事 / ご褒美と罰は逆効果 / きょうだいや友達の影響 / スマホ脳は本当か? / 向社会的なメディア / 睡眠も大きく関係する?
第8章‗環境設計の支援 |現場支援の実例 / 本当に届けたい相手に届いているか / 幼稚園・保育園・子ども園の重要性 / 子どもを支援する教育的プログラム / 内容よりも、関係性? / 教師・保育士との関係性 / 貧困支援はどうあるべきか / かかわり方の支援の拡充を
第9章‗これからの時代の発達格差 |発達格差を振り返る / 新型コロナウイルスの時代に / デジタル機器の使用 / デジタルディバイド
商品の説明
著者について
発達心理学者。京都大学大学院文学研究科准教授。福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学・発達認知神経科学。子どもを対象に、認知、社会性、脳の発達を研究する傍ら、大阪府の家庭支援事業にも携わる。子どもに関わる仕事をしている人への講演等を通じて、子どもの発達に関する知見を広く発信している。著書に『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』(講談社現代新書)、『おさなごころを科学する 進化する乳幼児観』(新曜社)など。
著者について

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イメージ付きのレビュー

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「THE child is not a little man」という言葉でした。
確かに子供は大人のミニチュアではなく、大人とは全く違った心理、生理、身体的特徴があり、
しかも発達のスピードに大きな差があり、環境的な因子に大きく左右されます。
本書で取り上げているのは幼児期から青年期にある発達格差を
「今を生きる」と「未来に向かう」子供の2つに分類し、
どう取り扱うか、どう改善していくかを述べた概論という事ができるのではないでしょうか?!
脳機能についての解説は、かなり専門的で退屈かもしれませんが、
最終章で新形コロナの感染拡大が、
子供たちにどのような影響を与えているのかについても少し触れられています。
これについては、今後はこの方面の研究成果も続々と出てくると思われます。


「未来に向かう子ども」は他者を信頼し、目の前の報酬をがまんしたり、自分よりも他者を優先させることができたりして、「今」よりも「未来」を優先させることができる。
が胸にストンと落ちました。
健康で満ち足りた人生を送るためには「未来に向かう」力が必要であっても、支援の対象になるお子さんの大半は「今を生きる」ことしかできません。著者は「今を生きる」ようになるのは、環境への適応であると喝破します。そして、発達格差の是正のためには、他者への信頼を育むような環境設計が重要であると説きます。
データや先行研究を分析した結果に基づいた議論で説得力があります。しかし、その分、新書としては読む側に負担が掛かります。本書の主張を「本当に届けたい相手に届いているか」という観点から見て★1つマイナスしました。