学生の時に習った歴史では、日本国憲法は
大日本帝国憲法とは全く異なるもので
主権は天皇から国民に移行したと習うのが通例であろう。
しかし、学生時代からその感覚に違和感があった。
祖父や祖母から聞く話には戦前にも選挙があり
戦争直後よりも戦前の方がわりあい良い生活をしていたとか
満州や朝鮮の話を聞いたり、天皇陛下はたいしたもんだとか聞くと、
戦前の日本と戦後の日本は確かに戦争に負けたことで
ガラッと変わったようだが、学校が教えるように
戦争を境にして非連続的な国家となったのか?
という不思議な感覚があった。
まさにその時代を生きた人は戦争前と戦後を
革命的な変化とは捉えていないようなのである。
それは、祖父の祖父の時代の江戸時代と
明治維新の方が凄かったようで
本質的には「日本」は変わっていないという感覚。
本書はその違和感を解きほどしてくれた本である。
日本国憲法は大日本帝国憲法が改正されたものであって
本質的な「君民共治」は変わっていないと解説してくれている。
いくら戦後が象徴天皇制とか言っても
立憲君主制の戦前と「君民共治の国体」は
大きく変わっていない、つまり「日本」なのである。
ポツダム宣言受諾で「日本」という国体が護持された結果であった
ということにいまさらながらに気がつかされた。
他にも日本という国を本質的に考えるうえで
有益な論点ばかりで憲法9条の話、尖閣の話、
中国韓国への対応などはまるで同感な印象であった。
失礼を承知のうえで、竹田氏のような方に
首相になられていただきたいと思ってしまったのである。
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日本人はいつ日本が好きになったのか (PHP新書) 新書 – 2013/9/14
竹田 恒泰
(著)
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「あなたは日本のことが好きですか?」。そう問われて「日本のことが好きだ」と言える日本人はいまや少なくないだろう。だが、ほんの少し前の時代を思い出してほしい。「愛国心」と口にしただけで「ナショナリズム」「右翼」という言葉が返されなかっただろうか。「日本はダメだ」。メディアや評論家はそう繰り返し、人びとは無意識に「日本嫌い」を刷り込まれた。どこかで自国が素晴らしい国だ、と気付いていたにもかかわらず。
他国を見渡せばどうだろう。米国人も、中国人も、すべからく人びとは自分の国を愛し、その国民であることに誇りを持っている。そのなかで、どうして日本だけが「日本が好き」ということすら、言うことが憚れる社会であったのか。竹田氏は言う。「それは、日本を愛することが禁止されたからです。戦争に負けるというのは、そういうことなのです」。
先の大戦後、日本人の力を恐れたGHQはどのように、わが国を骨抜きにしていったのか。「百年殺しの刑」とも称される恐るべき政策や、GHQの意図を汲んだ日教組の「戦後教育マニュアル」の正体を知れば、戦慄を覚えない人などいないだろう。当時の資料を丹念に読み込みながら、本書は「日本人が日本を愛せなくなった理由」を突き止めていく。
一方で、まさに日本の手足を縛る「日本国憲法」をどう考えればよいのか。憲法九条の問題点を痛烈に指摘しながらも、その憲法のなかに竹田氏は「国体の護持」を見る。目下、国家的な議論が巻き起こりつつある憲法改正の論点を知れば、どのようにそれを改正すべきか、そこで尖閣諸島・竹島において日本の領土を侵食する中国・韓国との関係がどう変わるか、というシナリオも見えてくるはずだ。
そしていま、私たちはやっと「自分の国がいちばん」と素直に言えるようになった。それはなぜだろう。「日本人はいつ日本が好きになったのか」。その謎を解き明かしながら、人びとが当たり前のように愛国心を持ち、自分の国に誇りを感じるようになった日本の未来を竹田氏は描き出す。「国を愛する」とはどういうことか。その根源的な問いに答えつつ、すべての日本人に勇気を与える一冊。
他国を見渡せばどうだろう。米国人も、中国人も、すべからく人びとは自分の国を愛し、その国民であることに誇りを持っている。そのなかで、どうして日本だけが「日本が好き」ということすら、言うことが憚れる社会であったのか。竹田氏は言う。「それは、日本を愛することが禁止されたからです。戦争に負けるというのは、そういうことなのです」。
先の大戦後、日本人の力を恐れたGHQはどのように、わが国を骨抜きにしていったのか。「百年殺しの刑」とも称される恐るべき政策や、GHQの意図を汲んだ日教組の「戦後教育マニュアル」の正体を知れば、戦慄を覚えない人などいないだろう。当時の資料を丹念に読み込みながら、本書は「日本人が日本を愛せなくなった理由」を突き止めていく。
一方で、まさに日本の手足を縛る「日本国憲法」をどう考えればよいのか。憲法九条の問題点を痛烈に指摘しながらも、その憲法のなかに竹田氏は「国体の護持」を見る。目下、国家的な議論が巻き起こりつつある憲法改正の論点を知れば、どのようにそれを改正すべきか、そこで尖閣諸島・竹島において日本の領土を侵食する中国・韓国との関係がどう変わるか、というシナリオも見えてくるはずだ。
そしていま、私たちはやっと「自分の国がいちばん」と素直に言えるようになった。それはなぜだろう。「日本人はいつ日本が好きになったのか」。その謎を解き明かしながら、人びとが当たり前のように愛国心を持ち、自分の国に誇りを感じるようになった日本の未来を竹田氏は描き出す。「国を愛する」とはどういうことか。その根源的な問いに答えつつ、すべての日本人に勇気を与える一冊。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2013/9/14
- 寸法10.8 x 1.3 x 17.2 cm
- ISBN-104569814409
- ISBN-13978-4569814407
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商品の説明
出版社からのコメント
竹田恒泰氏 「日本がわかる」3部作完結!
シリーズ累計70万部突破、『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(以上、PHP新書)に続く「日本がわかる」シリーズ第3弾!
シリーズ累計70万部突破、『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(以上、PHP新書)に続く「日本がわかる」シリーズ第3弾!
著者について
昭和50年(1975)旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は憲法学・史学。作家。慶應義塾大学法学研究科講師(憲法学)として「憲法特殊講義(天皇と憲法)」を担当。平成18年(2006)に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞を受賞。平成20年(2008)に論文「天皇は本当に主権者から象徴に転落したのか?」で第2回「真の近現代史観」懸賞論文・最優秀藤誠志賞を受賞。
著書はほかに『旧皇族が語る天皇の日本史』『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(以上、PHP新書)、『日本人の原点がわかる「国体」の授業』(PHP研究所)、『現代語古事記』(学研M文庫)、『面白いけど笑えない中国の話』(ビジネス社)など多数。
著書はほかに『旧皇族が語る天皇の日本史』『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(以上、PHP新書)、『日本人の原点がわかる「国体」の授業』(PHP研究所)、『現代語古事記』(学研M文庫)、『面白いけど笑えない中国の話』(ビジネス社)など多数。
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その当時に生きた人々の心境はいかばかりか、思いをはせながら読みました。
どれだけくやしかったでしょう。どれだけつらかったでしょう。
新しく育ってきた世代が、日本を悪い国だったといいはじめ、
自分たちが信じて愛するものや信念のために命を懸けた人々や国の行動を全否定し、
戦争で命を賭して必死で戦った兵隊さんたちを
悪く言い始めたのですから。
いくら外国が巧みに情報操作したからといって、自国を否定しすぎた。
そういう悔しい思いを声を大にしていうことを良しとしないのが日本人。
言いようのないつらさを抱えながら、
日本の復興に邁進し、
滅ぼされた国をもう一度大国へと押し上げたのです。
家族や大切な人を守るため、日本のために戦った兵隊さんや将校さんたちに
ありがとうございました。おつらかったでしょうと
若い日本人たちが思い始めたら、遠い南洋や外地、内地で散っていった英霊の皆さんの心が
癒されるでしょうか。
そういうことを気づかされた一冊でした。
どれだけくやしかったでしょう。どれだけつらかったでしょう。
新しく育ってきた世代が、日本を悪い国だったといいはじめ、
自分たちが信じて愛するものや信念のために命を懸けた人々や国の行動を全否定し、
戦争で命を賭して必死で戦った兵隊さんたちを
悪く言い始めたのですから。
いくら外国が巧みに情報操作したからといって、自国を否定しすぎた。
そういう悔しい思いを声を大にしていうことを良しとしないのが日本人。
言いようのないつらさを抱えながら、
日本の復興に邁進し、
滅ぼされた国をもう一度大国へと押し上げたのです。
家族や大切な人を守るため、日本のために戦った兵隊さんや将校さんたちに
ありがとうございました。おつらかったでしょうと
若い日本人たちが思い始めたら、遠い南洋や外地、内地で散っていった英霊の皆さんの心が
癒されるでしょうか。
そういうことを気づかされた一冊でした。
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人が「日本が好き」と言うのは当たり前のことだが、少し前までは素直に言いにくい雰囲気があったことは確かだ。英国BBC放送の調査ではいつも世界トップクラスで好まれているのに(中国・韓国人の圧倒的な否定評価が無ければ殆ど常にトップ)、なぜか自国を好意的に評価するのが他国に比べて低い日本人。この本はなぜそうなったのかを分かり易く説明している。
GHQによる徹底的な精神的武装解除である。自分たちには想像もできない特攻隊攻撃をする日本人に対する恐怖心は大変なものであり、日本人を精神的に骨抜きにしなければ心配だった。これの具体的なプログラムがWGIP(War Guilt Information Program)である。
メディアを用いた日本軍の残虐さをことさら宣伝する「太平洋戦争史」の新聞への連載(大東亜戦争という日本の呼び方を禁止し、戦争の大義も失わせた)/報道の徹底した検閲(全ての批判の禁止、検閲していることに触れることも禁止)/GHQ企画によるが自主的放送に見せかけたNHKによる「真相はこうだ」の放送(原爆は日本がポツダム宣言受諾の可否を回答しなかったから投下した、などと言ったことを言っている)/教育改革(歴史と神話を封印)/軍国主義・国家主義的思想を持つ教師の罷免(魔女狩り)/「修身」「国史」「地理」の授業の停止(復活した歴史の教科書にはどこの国でも最低限教えている建国の経緯やその精神が書かれていない)/教科書の検閲
教科書による洗脳ほど恐ろしいものは無い。教科書の検閲では次の五つを排除した。'@天皇に関する用語、'A国家的拡張に関する用語、'B愛国心につながる用語(国体、国家、国民的、わが国など)、'C日本国の神話の起源や、楠木正成のような英雄および道義的人物としての皇族'D神道や祭祀、神社に関する言及など。
「この国」と言う自称文化人が多いが、「この国」では帰属意識が湧かない。「わが国」を使わせないなんて、GHQがそこまで考えていたとは。どこの国でも必ず最低限教えている建国の経緯やその精神が'Cで排除されている。「古事記」、「日本書紀」も駆逐され、国民から尊敬された天皇と皇族の歴史も失われた。この傾向は今の自虐的な日本の教科書に引き継がれている。
GHQの意向を忠実に汲み取って文部省は「新教育指針」続いて「国史教育の方針」を全国に配布した。戦争は全て日本が悪いと言う東京裁判史観に貫かれていて、子供たちにもそれを植え付けようとしている。さらには「教員組合は必要」とまで断言しており、占領軍が撤退した後も、日教組は今なお「新教育指針」を引き継いでいる。
前文や第九条を始め、問題のある押し付け憲法ではあるが、日本人が死守した天皇の法的な地位には本質的な変化はなく、「天皇は主権者の地位を国民に明け渡し、今は象徴になった」などと、全く見当違いなことを教えていると著者は言う。
第九条に関して、政府解釈は、日本は侵略戦争を放棄したが、国家である以上自衛権までも放棄したわけではない。集団的自衛権は国際法上認められる権利であるも、その行使は「自衛のための最小限度」を超えるため九条に違反するとの立場を取っている。この「必要最小限」に関して著者は鋭い指摘をしている。侵略には敵の薄いところを突いて、小さな実力でも可能だが、大国からの侵略に耐えうるには、強大な防衛力が必要だ。専守防衛は小さな実力で良いと言う政府の見解は間違い。ゆえに九条を改正してこの矛盾を解消する必要があると。
世界地図を北を左下にして、中国側から見ると、日本列島→台湾→フィリピンにつながる「第一列島線」が太平洋への出口をふさいでいる。中国が尖閣を欲しがるのは、地下に眠る資源もあるが、「太平洋への出入り口の確保」である。対中国外交は敬して遠ざけ、孫子の兵法「遠交近攻」を学びたい。
盗まれた仏像を返還させない判決を出したり、日韓請求権協定で解決済みにもかかわらず統治時代の製鉄所での強制労働の名目で損害賠償を命ずる判決を出したりする韓国は、法治国家とは程遠い前近代的な国である。韓国とはよほどの理由が無い限り付き合わないのが良い。また在日朝鮮人は毛嫌いせずに、昔の帰化人のように同胞として「味方」につけることを提案している。在日朝鮮人は日本で差別され、韓国や北朝鮮に戻ってもさらに強く差別される境遇にある。在日や帰化人を「敵」としてみなして退けるより、同胞として「味方」につける方が、日本の国益に適うと言うものである。
GHQによる徹底的な精神的武装解除である。自分たちには想像もできない特攻隊攻撃をする日本人に対する恐怖心は大変なものであり、日本人を精神的に骨抜きにしなければ心配だった。これの具体的なプログラムがWGIP(War Guilt Information Program)である。
メディアを用いた日本軍の残虐さをことさら宣伝する「太平洋戦争史」の新聞への連載(大東亜戦争という日本の呼び方を禁止し、戦争の大義も失わせた)/報道の徹底した検閲(全ての批判の禁止、検閲していることに触れることも禁止)/GHQ企画によるが自主的放送に見せかけたNHKによる「真相はこうだ」の放送(原爆は日本がポツダム宣言受諾の可否を回答しなかったから投下した、などと言ったことを言っている)/教育改革(歴史と神話を封印)/軍国主義・国家主義的思想を持つ教師の罷免(魔女狩り)/「修身」「国史」「地理」の授業の停止(復活した歴史の教科書にはどこの国でも最低限教えている建国の経緯やその精神が書かれていない)/教科書の検閲
教科書による洗脳ほど恐ろしいものは無い。教科書の検閲では次の五つを排除した。'@天皇に関する用語、'A国家的拡張に関する用語、'B愛国心につながる用語(国体、国家、国民的、わが国など)、'C日本国の神話の起源や、楠木正成のような英雄および道義的人物としての皇族'D神道や祭祀、神社に関する言及など。
「この国」と言う自称文化人が多いが、「この国」では帰属意識が湧かない。「わが国」を使わせないなんて、GHQがそこまで考えていたとは。どこの国でも必ず最低限教えている建国の経緯やその精神が'Cで排除されている。「古事記」、「日本書紀」も駆逐され、国民から尊敬された天皇と皇族の歴史も失われた。この傾向は今の自虐的な日本の教科書に引き継がれている。
GHQの意向を忠実に汲み取って文部省は「新教育指針」続いて「国史教育の方針」を全国に配布した。戦争は全て日本が悪いと言う東京裁判史観に貫かれていて、子供たちにもそれを植え付けようとしている。さらには「教員組合は必要」とまで断言しており、占領軍が撤退した後も、日教組は今なお「新教育指針」を引き継いでいる。
前文や第九条を始め、問題のある押し付け憲法ではあるが、日本人が死守した天皇の法的な地位には本質的な変化はなく、「天皇は主権者の地位を国民に明け渡し、今は象徴になった」などと、全く見当違いなことを教えていると著者は言う。
第九条に関して、政府解釈は、日本は侵略戦争を放棄したが、国家である以上自衛権までも放棄したわけではない。集団的自衛権は国際法上認められる権利であるも、その行使は「自衛のための最小限度」を超えるため九条に違反するとの立場を取っている。この「必要最小限」に関して著者は鋭い指摘をしている。侵略には敵の薄いところを突いて、小さな実力でも可能だが、大国からの侵略に耐えうるには、強大な防衛力が必要だ。専守防衛は小さな実力で良いと言う政府の見解は間違い。ゆえに九条を改正してこの矛盾を解消する必要があると。
世界地図を北を左下にして、中国側から見ると、日本列島→台湾→フィリピンにつながる「第一列島線」が太平洋への出口をふさいでいる。中国が尖閣を欲しがるのは、地下に眠る資源もあるが、「太平洋への出入り口の確保」である。対中国外交は敬して遠ざけ、孫子の兵法「遠交近攻」を学びたい。
盗まれた仏像を返還させない判決を出したり、日韓請求権協定で解決済みにもかかわらず統治時代の製鉄所での強制労働の名目で損害賠償を命ずる判決を出したりする韓国は、法治国家とは程遠い前近代的な国である。韓国とはよほどの理由が無い限り付き合わないのが良い。また在日朝鮮人は毛嫌いせずに、昔の帰化人のように同胞として「味方」につけることを提案している。在日朝鮮人は日本で差別され、韓国や北朝鮮に戻ってもさらに強く差別される境遇にある。在日や帰化人を「敵」としてみなして退けるより、同胞として「味方」につける方が、日本の国益に適うと言うものである。
2013年10月1日に日本でレビュー済み
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竹田さんの著書はこれが二冊目。テレビでその発言に興味を持ち、読んでみた。
書かれている全てのことを手放しで賞賛するつもりはないが、書かれている歴史、事象が事実であるなら、著者の述べていることはまさに正論であり、理路整然としてわかりやすい。
自分自身はどちらかといえば右向きかもしれないが、特に大きな政治的な思想はない。
しかしながら、著者の意見には賛同できることが多く、せめてもう少し政治に興味を持つべきだと感じた。
一読の価値は十分すぎるくらい有ると思う。
書かれている全てのことを手放しで賞賛するつもりはないが、書かれている歴史、事象が事実であるなら、著者の述べていることはまさに正論であり、理路整然としてわかりやすい。
自分自身はどちらかといえば右向きかもしれないが、特に大きな政治的な思想はない。
しかしながら、著者の意見には賛同できることが多く、せめてもう少し政治に興味を持つべきだと感じた。
一読の価値は十分すぎるくらい有ると思う。
2014年1月31日に日本でレビュー済み
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何かとても偏った考え方になっているような気がする本です。愛国心とはもっと次元の異なったものではないでしょうか。
2013年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は戦後の日本の教育がどのような経緯でされてきたかが書かれています。
そして後半はこれからの外交、軍事、教育についてです。
歴史の事実ではなく歴史の真実という言葉がズシンと心にきました。
日本の好きな方は読んでいただきたいです。また、日本の嫌いな日本人は絶対に読んで日本を嫌いになってください。
そして後半はこれからの外交、軍事、教育についてです。
歴史の事実ではなく歴史の真実という言葉がズシンと心にきました。
日本の好きな方は読んでいただきたいです。また、日本の嫌いな日本人は絶対に読んで日本を嫌いになってください。
2014年10月27日に日本でレビュー済み
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タイトルからのイメージと内容が違うように感じました。いい意味で期待はずれでした。歴史的な勉強が少し足らないせいもあり面白いと思ってますが、少しついていけてない自分がいます。勉強しなおしてから読むとまた違った味わいがあるように思いました。
2013年9月15日に日本でレビュー済み
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この本にはスゴいことが書かれています。八月革命説の嘘を暴いた、戦後初めての最大の暴露本です。日本で最も難しい試験、司法試験に合格した頭の良い弁護士、裁判官、検事の誰かこの正論(理論)に反論出来るのだろうか?責任持ち反論出来る人は法曹界にもいないはずです。私は読みながら「真実は最高の説得術」という言葉を思いました。この本を読めば間違いを認めるか、自分の信じてきた間違いを認めないためにせいぜい匿名で嘘を重ねるしかないはずです。 それが、中学生レベルで理解出来るほど簡単に書かれています。 一家に1冊置いて読む価値あります。さらに、本には通常価格3000円の全国で行われている著者の講演無料券までオマケでついているのでお得感まであります。私の今世紀最大のお薦め出来るワクワクする本です。