去る3月29日(2024年)に亡くなった山本弘センセイを偲んで、
本棚の最上段で積ん読本となっていた本書を読んだ。
本来ならば出会うはずのなかった生命体が、出会ってしまう。
小説、漫画、映画・・・思いつく限りの表現形式で
文字通り"浜の真砂"に迫る数のサクヒンを生み出してきたテーマ。
長きにわたり会長を務めてきた"と学会"にて、研究を重ねたテーマ。
生前から思いつく限りのスタンスで、
異星人の地球への訪問に疑問を投げかけ続けたけれど、
実はイチバン、本物に会ってみたいと思ってたのは
山本センセイじゃなかったろうか?
読後、その想いが一層強まった。
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UFOはもう来ない (PHP文芸文庫) 文庫 – 2016/3/9
山本 弘
(著)
地球外生命体を拉致した新興宗教団体と、少年探偵団(+α)の息詰まるコンゲーム!
地球を監視する知的生命体・スターファインダー。
彼らは人類に対し“最終シークエンス"を発動しようとしていたが、地上に不時着してとり残された最高権限者・ペイルブルーが、小学生三人組に発見されてしまう。
少年たちの通報を受け、“トンデモ"番組のディレクター・大迫と美人UFO研究家・千里は現地に向かうが、異星人の存在を知った新興宗教団体の教祖は、ペイルブルーの拉致を企み……。
スリルと感動のエンターテインメント小説!
地球を監視する知的生命体・スターファインダー。
彼らは人類に対し“最終シークエンス"を発動しようとしていたが、地上に不時着してとり残された最高権限者・ペイルブルーが、小学生三人組に発見されてしまう。
少年たちの通報を受け、“トンデモ"番組のディレクター・大迫と美人UFO研究家・千里は現地に向かうが、異星人の存在を知った新興宗教団体の教祖は、ペイルブルーの拉致を企み……。
スリルと感動のエンターテインメント小説!
- 本の長さ765ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2016/3/9
- ISBN-104569765246
- ISBN-13978-4569765242
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商品の説明
著者について
作家
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2016/3/9)
- 発売日 : 2016/3/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 765ページ
- ISBN-10 : 4569765246
- ISBN-13 : 978-4569765242
- Amazon 売れ筋ランキング: - 996,232位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2012年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の恒星系からやってきた地球外知的生命体が月に裏側に基地を造っており、地球を監視している。さらに彼らの宇宙船が事故を起こし、地球外知的生命体の1人が京都の山科に取り残されてしまう。
下手をすれば、「トンデモ」になってしまいそうな筋書きですが、地球人、地球外知的生命体双方とも描写が丁寧で、明日にもこんな事件が起るかも、と思わせる作品になっています。
ことに、地球の頭足類に相当する生物から進化した地球外知的生命体の「スターファインダー」についての描写が秀逸です。彼らの科白に、
〈トレイター(反逆者)中心説排斥の時代のように、彼らが古臭い誤ったパラダイムに支配され続けた方がいいというのか?〉
とか
(二足走者め、何もこんなに惑星全体に分布しなくてもいいだろうに。女の子を食えばいいんだ)
など、意味がよく分からない言葉が出てきますが、一種の伏線になっており、最後のページまで一気に読んでしまいました。
下手をすれば、「トンデモ」になってしまいそうな筋書きですが、地球人、地球外知的生命体双方とも描写が丁寧で、明日にもこんな事件が起るかも、と思わせる作品になっています。
ことに、地球の頭足類に相当する生物から進化した地球外知的生命体の「スターファインダー」についての描写が秀逸です。彼らの科白に、
〈トレイター(反逆者)中心説排斥の時代のように、彼らが古臭い誤ったパラダイムに支配され続けた方がいいというのか?〉
とか
(二足走者め、何もこんなに惑星全体に分布しなくてもいいだろうに。女の子を食えばいいんだ)
など、意味がよく分からない言葉が出てきますが、一種の伏線になっており、最後のページまで一気に読んでしまいました。
2022年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
●著者のSF好きトンデモ好きユーモア好きが滲み出てくる作品です。SF作家として自分もSF的体験
を味わってみたい。それに一番実現しやすい(身近な)テーマにUFOを選んだのではないかと思いま
す。UFOを始め、当時のオカルトブームが鮮やかによみがえってきます。
系外惑星に移住とかタイムトラベルとかでは、それこそ夢のまた夢の物語なのでしょう。この程度
ならひょっとして・・・と。ラストは思わずホロッとしてしまいました。
を味わってみたい。それに一番実現しやすい(身近な)テーマにUFOを選んだのではないかと思いま
す。UFOを始め、当時のオカルトブームが鮮やかによみがえってきます。
系外惑星に移住とかタイムトラベルとかでは、それこそ夢のまた夢の物語なのでしょう。この程度
ならひょっとして・・・と。ラストは思わずホロッとしてしまいました。
2014年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異星人がわからみた地球人との接触の様子が面白い。地球上でも異なる文化との接触はこんな感じなのかとちょっと意識して考えたりします
2013年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終盤になってようやくタイトルの意味が分かりました
SFしててよい作品だと思います
ただし、作者が膨大な知識を元に読者を啓蒙したい、と考えているのが透けて見えるのが鼻につくひとはいるかもしれません
私はそういうところも含めて好きですけどね
SFしててよい作品だと思います
ただし、作者が膨大な知識を元に読者を啓蒙したい、と考えているのが透けて見えるのが鼻につくひとはいるかもしれません
私はそういうところも含めて好きですけどね
2013年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
金儲けが牽引し、オカルト&都市伝説だらけで科学的な探求を無視したUFOブームが続く現代日本に、ホントの異星人が現れたら・・・そんなテーマで構成された本作は、見事に正統派のファーストコンタクトものになっています。
不時着した異星人をかくまう少年たちの様子は「E.T.」へのリスペクトなんでしょうが、少年たちを手助けすることになるエセUFO特番を作っているデレクターや、女性(美人)UFO研究家などの大人たちが、本物の異星人と出会った時の子供のような感動の様子ってのが・・・中年SFファンにとってはツボでした。
不時着した異星人をかくまう少年たちの様子は「E.T.」へのリスペクトなんでしょうが、少年たちを手助けすることになるエセUFO特番を作っているデレクターや、女性(美人)UFO研究家などの大人たちが、本物の異星人と出会った時の子供のような感動の様子ってのが・・・中年SFファンにとってはツボでした。
2013年3月21日に日本でレビュー済み
SFとしては普通だが、作者の主義主張が激しすぎて今一のめり込めない。
一例としてTVのオカルト番組のせいで人生を踏み外す者を出して安直なオカルト番組を批判するのだが、それを言い出したらSFだって同類だということになるのではないだろうか?オウム真理教の幹部が事件に関わってしまった原因の一つとして(アニメなどの)SFがあったことを言い切っているのだから。自身がSF作家でSFファンでもあると語る作者はそれをどう考えいるのだろう?
また作者の山本氏は自分が唯物論・無神論者であることを語っている人物である。それは別に良いのだが、小説の中でキャラクターにその無神論・唯物論が如何に正しいかを滔々と語らせるのはどうだろう?しかもそれが論理的に納得できるような代物ではなく、ツッコミどころだらけなのだから。
小説の主人公の一人に千里という間違ったことを延々と聞かされるのが苦痛だというキャラクターがいるのだが、その苦痛を読者に味あわせても仕方ないと思うのだが……。
山本氏が自身の主張を作品に織り込むタイプの作家ではあるのだが、何だかその比率がどんどん上がってるような気がするなぁ。
それと、山本氏は闘争シーンが余りにも下手過ぎる。主人公達と敵側が睨み合うシーンがあるのだが、その心理戦の描写ときたら酷すぎて話にならないし、格闘描写に至っては中学生レベルの筆力である。UFOの飛行シーンなどの科学的な正確さを求められるような場面の、圧倒的な説得力を持つ素晴らしい表現との較差が酷すぎて思わず乾いた笑いが出てしまいましたよ。
一例としてTVのオカルト番組のせいで人生を踏み外す者を出して安直なオカルト番組を批判するのだが、それを言い出したらSFだって同類だということになるのではないだろうか?オウム真理教の幹部が事件に関わってしまった原因の一つとして(アニメなどの)SFがあったことを言い切っているのだから。自身がSF作家でSFファンでもあると語る作者はそれをどう考えいるのだろう?
また作者の山本氏は自分が唯物論・無神論者であることを語っている人物である。それは別に良いのだが、小説の中でキャラクターにその無神論・唯物論が如何に正しいかを滔々と語らせるのはどうだろう?しかもそれが論理的に納得できるような代物ではなく、ツッコミどころだらけなのだから。
小説の主人公の一人に千里という間違ったことを延々と聞かされるのが苦痛だというキャラクターがいるのだが、その苦痛を読者に味あわせても仕方ないと思うのだが……。
山本氏が自身の主張を作品に織り込むタイプの作家ではあるのだが、何だかその比率がどんどん上がってるような気がするなぁ。
それと、山本氏は闘争シーンが余りにも下手過ぎる。主人公達と敵側が睨み合うシーンがあるのだが、その心理戦の描写ときたら酷すぎて話にならないし、格闘描写に至っては中学生レベルの筆力である。UFOの飛行シーンなどの科学的な正確さを求められるような場面の、圧倒的な説得力を持つ素晴らしい表現との較差が酷すぎて思わず乾いた笑いが出てしまいましたよ。
2013年6月7日に日本でレビュー済み
オカルト大好き、大好きだからこそ良く知りたい!!
で、調べてみるとなんだインチキじゃん。
だけど、あったら良いな、楽しいだろうな。
調べれば調べるほどインチキ野郎にはうんざり。 だけど、この本に出てくるインチキ野郎は魅力的ですよ。
山本さんノリノリで書いてますね。
楽しめました。
で、調べてみるとなんだインチキじゃん。
だけど、あったら良いな、楽しいだろうな。
調べれば調べるほどインチキ野郎にはうんざり。 だけど、この本に出てくるインチキ野郎は魅力的ですよ。
山本さんノリノリで書いてますね。
楽しめました。