本音と建前、理論と実践、現実と希望の両方、行政サイドと受給者サイド、老人と若者の両面記載されていて中立的な所が良く包括的で良書となっております。最終章ではケースワーカー2.0というべき新たなケースワーカー像も提案しており未来観があります。終始重い内容でかなりバランスの取り方が難しい分野であることを痛感しました。
もっとも重要なものは「使命」であるというくだりは必見です。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥792¥792 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥792¥792 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥280 5月15日-17日にお届け
発送元: ネットオフ 販売者: ネットオフ
¥1¥1 税込
配送料 ¥280 5月15日-17日にお届け
発送元: ネットオフ
販売者: ネットオフ
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
生活保護vsワーキングプア 若者に広がる貧困 (PHP新書) 新書 – 2008/1/15
大山 典宏
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥792","priceAmount":792.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"792","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"IAKStZtwdfYzezR%2Fv5nosC0wtARwKGRf4t2SZEz19Wn8LiTbPiFk7hEzXXJllna7kJyPEEAcULsaO9%2FV44PZwd1p55fXtCgmQ2LUKynXqbYAXmNRQ07x4WYZCzdwib0d","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"IAKStZtwdfYzezR%2Fv5nosC0wtARwKGRfvyPlCiadYV5Q%2FoXuhFmopz4c14iDryIjmrYU9mrqiPuRyA5RNRYF%2BbyQZYQ4R9sahcCV3XBiZqC22b79lL4U5wOmf3FMeznSrazJz%2BaTMvIt6i23nOjrsoXyrVx884N%2BA%2BAEsAAGZTQAFaXQ%2FK3QNg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「おにぎり食べたい」----日記にそう書き残して孤独死した男性は、数ヶ月前まで「生活保護」を利用していた。北九州市で続発する餓死事件。役所が繰り広げられる水際作戦。一方で、「怠け者が生活保護を食い物にしている」という報道も後を絶たない。明らかにされるワーキングプアとの根深い関係----。「生活保護年収400万円相当(4人世帯)>ワーキングプア」という衝撃の事実からあぶり出される真実とは?生活保護の専門家として3500件以上の相談に応じてきた著者が、生活保護の現場から格差是正の処方箋を示す。
- ISBN-104569697135
- ISBN-13978-4569697130
- 出版社PHP研究所
- 発売日2008/1/15
- 言語日本語
- 本の長さ251ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 生活保護vsワーキングプア 若者に広がる貧困 (PHP新書)
¥792¥792
最短で5月13日 月曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
¥968¥968
最短で5月13日 月曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥836¥836
最短で5月13日 月曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
商品の説明
著者からのコメント
『生活保護vsワーキングプア』といういささか刺激的なタイトルではありますが、生活保護制度の抱える課題とその解決策につき、現場で相談者に向き合う中で得られたものを真摯に書き記しています。本書で取り上げた貧困に苦しむ若者、そして、傷ついた子どもたちに共通するのは、「社会に対して声をあげられない(あげることが難しい)」ということです。少しでも多くの人に、この声なき声を届けたい。そういう思いから出版に至りました。格差や貧困の議論を単なるブームに終わらせることなく、確かなセーフティネットを構築するための小さな一歩となることを祈っております。
出版社からのコメント
はじめに ワーキングプア、ネットカフェ難民、ニート、ひきこもり……―みんなが生活保護を受けたらどうなるの?
第1章 若者に広がる貧困
意外な相談者の姿
彼氏と同棲しているが生活できない
自業自得、自己責任?
第2章 「生活保護=悪」のイメージ
勧善懲悪では割り切れない
燃え上がる街のシンボル
報道ができるまで
第3章 元ケースワーカーが語る生活保護のしくみ
鳴り止まない電話
生活保護の拒否六六%が違法?
申請前の面接相談
第4章 水際作戦の正体
生活保護は増えているのか
利用者の世帯類型
水際作戦の正体
第5章 若者が生活保護を受ける
「偏見」という眼鏡
「介護福祉士の資格を取って社会に貢献したい」
「ぼくらの生活を知らせちゃいけないのか」
第6章 プチ生活保護のススメ
生活保護の評価は可能か?
押し寄せる目標管理の波
もっとも重要なものは「使命」である
第7章 新しい支援の芽
絵に描いた餅
希望のさいたま方式
誰でも気軽に相談できる場を
おわりに
第1章 若者に広がる貧困
意外な相談者の姿
彼氏と同棲しているが生活できない
自業自得、自己責任?
第2章 「生活保護=悪」のイメージ
勧善懲悪では割り切れない
燃え上がる街のシンボル
報道ができるまで
第3章 元ケースワーカーが語る生活保護のしくみ
鳴り止まない電話
生活保護の拒否六六%が違法?
申請前の面接相談
第4章 水際作戦の正体
生活保護は増えているのか
利用者の世帯類型
水際作戦の正体
第5章 若者が生活保護を受ける
「偏見」という眼鏡
「介護福祉士の資格を取って社会に貢献したい」
「ぼくらの生活を知らせちゃいけないのか」
第6章 プチ生活保護のススメ
生活保護の評価は可能か?
押し寄せる目標管理の波
もっとも重要なものは「使命」である
第7章 新しい支援の芽
絵に描いた餅
希望のさいたま方式
誰でも気軽に相談できる場を
おわりに
著者について
1974年埼玉県生まれ。社会福祉士。立命館大学大学院政策科学研究科修了。志木市福祉事務所の生活保護ケースワーカー、所沢児童相談所の児童福祉司などを経て、2008年から埼玉県福祉部社会福祉課で生活保護受給者の自立支援を担当。2010年から携わった「生活保護受給者チャレンジ支援事業(愛称:アスポート)」では、2年間で8,000人を支援、4,000人を自立に導く。ボランティアでウェブサイト「生活保護110番」を運営。同サイトでは、15年間でのベ6,000人の相談を受けるなど、生活保護の専門家として幅広い活動を続けている。 著書に『生活保護vsワーキングプア』(PHP新書)、『生活保護200万人時代の処方箋』(共著、ぎょうせい)など。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2008/1/15)
- 発売日 : 2008/1/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 251ページ
- ISBN-10 : 4569697135
- ISBN-13 : 978-4569697130
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,409位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 45位公務員・官僚
- - 53位総務・人事・労務管理の労働問題
- - 61位労働総合関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の場合、まるで意地悪されたように卒業式の当日まで大事な新卒採用がダメになった事を知らされず就職を失敗させられたり、あり得ない理由で会社から追いつめられたりと、自分ではどうにもならないトラブルに巻き込まれる事が多く、もしもの事を考えて買った本です。
ワーキングプアの大半が女性で、家庭内トラブル等から受給するケースが多く、こうした人間の多くが仕事を貰うのに苦戦するそうです。
実際、ハローワークで職業訓練を受けても、派遣で登録できない、WEB求人や派遣登録できても仕事を貰えないという事がありました。
実際、職業訓練を受けても派遣登録拒否をされて、登録できても仕事紹介の電話が1本もありませんでした。
200万以下の収入の為に貯蓄も難しく、身動きとりづらい上に就職が決まらないという悪循環になる為に生活保護になる理由は分かります。
なので助成金無しの職業訓練で可也のお金を使わされて仕事が無いと言われた時には愕然としました。
しかも即戦力と言いながら、訓練も学校等も行かない未経験者を採用してるのでやるせなさを感じますね。
(いくら勉強しても評価されない)
問題はこれからで、若者メインの雇用体系の為に、私の様な人間にはろくな仕事が回って来ない為に、年老いた親を抱え、自分と親の老後も気がかりです。その為に訓練迄受けてスキルアップしてもコーダーの仕事すら頂けなかったのが残念でなりません。(IT業界は人手不足だと書かれてますが、一部の人間だけを指し、若者には訓練や経験無しで仕事を与える事もある為に、この辺の苦労が他人には分かりません。)
また、過去に北九州で起きた不正受給問題で役所の人間が不正受給に目を光らせ厳しく対応してる為に本当に必要とされる方に支給されず餓死したり、なるべく受給を減らす為に必要書類を隠していたりするそうで一読しておいて良かったと思いました。
どうにか頼らないで済めば良いなと思っています。
ワーキングプアの大半が女性で、家庭内トラブル等から受給するケースが多く、こうした人間の多くが仕事を貰うのに苦戦するそうです。
実際、ハローワークで職業訓練を受けても、派遣で登録できない、WEB求人や派遣登録できても仕事を貰えないという事がありました。
実際、職業訓練を受けても派遣登録拒否をされて、登録できても仕事紹介の電話が1本もありませんでした。
200万以下の収入の為に貯蓄も難しく、身動きとりづらい上に就職が決まらないという悪循環になる為に生活保護になる理由は分かります。
なので助成金無しの職業訓練で可也のお金を使わされて仕事が無いと言われた時には愕然としました。
しかも即戦力と言いながら、訓練も学校等も行かない未経験者を採用してるのでやるせなさを感じますね。
(いくら勉強しても評価されない)
問題はこれからで、若者メインの雇用体系の為に、私の様な人間にはろくな仕事が回って来ない為に、年老いた親を抱え、自分と親の老後も気がかりです。その為に訓練迄受けてスキルアップしてもコーダーの仕事すら頂けなかったのが残念でなりません。(IT業界は人手不足だと書かれてますが、一部の人間だけを指し、若者には訓練や経験無しで仕事を与える事もある為に、この辺の苦労が他人には分かりません。)
また、過去に北九州で起きた不正受給問題で役所の人間が不正受給に目を光らせ厳しく対応してる為に本当に必要とされる方に支給されず餓死したり、なるべく受給を減らす為に必要書類を隠していたりするそうで一読しておいて良かったと思いました。
どうにか頼らないで済めば良いなと思っています。
2022年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生活保護は国民の生活を守る最後の手段であり、セーフティーネットであるとされている。
しかし、その網からさえ漏れてしまい窮地に立たされる人が増えているようだ。
行政側に「生活保護を希望する人に可能な限り保護を受けさせないようにしなさい」という意識が徹底されていて、必要な人が申請に行っても追い返されたり杜撰な対応をされたりすることが多かった。
それにより、希望者が結果的に餓死したり孤独死したりして社会的な問題となった。
背景にバブル崩壊以降の日本社会の経済的な沈没により、思うような人生設計を描けなくなった人間が老若男女を問わず増えることになった。このまま受給者が増え続ければ制度自体が破綻してしまうかもしれず、また不正受給者の取り締まりに対して国民から厳しい指摘がされるようになったことなども無関係ではあるまい。
そういった判断をするのは役所の職員だったりケースワーカーだったりするのだが、一人で100所帯も受け持っている事例もあり、人手不足で全ての世帯に目を届かせるのは最早不可能と言うしかない。
但し、保護が必要な人に保護が届かなければ本来助けられるべき人が助からず、将来的にそういった人が社会復帰して税収などに貢献してくれる道も閉ざされてしまい、結果的にはより多くの損失を生んでしまう。
行政も制度上「積極的に宣伝」はできない。国民の血税が財源となっているのだから。
だから、利用する側もある程度自分自身で生活保護について調べて知ろうとする姿勢は必要だと感じた。
少なくとも日本ではもう「揺り篭から墓場まで」国民の面倒を見てあげる余裕は無いようだから。
しかし、その網からさえ漏れてしまい窮地に立たされる人が増えているようだ。
行政側に「生活保護を希望する人に可能な限り保護を受けさせないようにしなさい」という意識が徹底されていて、必要な人が申請に行っても追い返されたり杜撰な対応をされたりすることが多かった。
それにより、希望者が結果的に餓死したり孤独死したりして社会的な問題となった。
背景にバブル崩壊以降の日本社会の経済的な沈没により、思うような人生設計を描けなくなった人間が老若男女を問わず増えることになった。このまま受給者が増え続ければ制度自体が破綻してしまうかもしれず、また不正受給者の取り締まりに対して国民から厳しい指摘がされるようになったことなども無関係ではあるまい。
そういった判断をするのは役所の職員だったりケースワーカーだったりするのだが、一人で100所帯も受け持っている事例もあり、人手不足で全ての世帯に目を届かせるのは最早不可能と言うしかない。
但し、保護が必要な人に保護が届かなければ本来助けられるべき人が助からず、将来的にそういった人が社会復帰して税収などに貢献してくれる道も閉ざされてしまい、結果的にはより多くの損失を生んでしまう。
行政も制度上「積極的に宣伝」はできない。国民の血税が財源となっているのだから。
だから、利用する側もある程度自分自身で生活保護について調べて知ろうとする姿勢は必要だと感じた。
少なくとも日本ではもう「揺り篭から墓場まで」国民の面倒を見てあげる余裕は無いようだから。
2019年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幾つかのサイドのいずれにも肩入れしすぎることなく、これまでの生活保護のあり方、問題点を挙げていき、その解決を図る方向性にブレがなく、安定して読み進めることが出来ました。
2009年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では受給者数の推移、保護申請理由、受給者の年齢構成など多くのデータと共に、生活保護受給者と福祉事務所のケースワーカー達の声が沢山紹介されています。また、生活保護の問題について多様な側面から議論しており、偏ることなく実態を伝えていると感じました。そして、実際の状況は読む前に持っていたイメージとは大きくかけ離れており、自分のピントが大きくずれていた事に恥ずかしさを覚えました。貧困、病気、暴力等の様々な問題に対して、ケースワーカーとして取り組んだ著者だからこそ訴えることができる核心的な問題や行政のあり方について示しています。特に、貧困家庭において機会の平等が顕著に損なわれている状況は深刻であり、社会構想や経済格差を問題にする際、避けて通れないと思いました。
2016年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生活保護の実態が知りたくて、色々物色中でこの本が三冊目です。
始めに、ガイドブック的な「保護の手引き」を読みました。
次に「生活保護」今野晴貴著を読み終えてこの書を手にしました。
今野著は、ブラック企業で有名ではあるがこの「生活保護」でも行政バッシングで
北九州市の起きた餓死事件など一方的な見方をしており、冷静な判断が出来るものではないし、建設的なものはない。
本書の著者は、ケースワーカーであったことの経験を踏まえ、それでいてケースワーカー側にも立たず、冷静中立な見方をしております。
そして、最後に「利用しやすい入口、安心してでられる出口」を提唱しております。
非常に現場を熟知した内容で、また建設的です。生活保護を理解知りたい思う方には推薦図書です。
始めに、ガイドブック的な「保護の手引き」を読みました。
次に「生活保護」今野晴貴著を読み終えてこの書を手にしました。
今野著は、ブラック企業で有名ではあるがこの「生活保護」でも行政バッシングで
北九州市の起きた餓死事件など一方的な見方をしており、冷静な判断が出来るものではないし、建設的なものはない。
本書の著者は、ケースワーカーであったことの経験を踏まえ、それでいてケースワーカー側にも立たず、冷静中立な見方をしております。
そして、最後に「利用しやすい入口、安心してでられる出口」を提唱しております。
非常に現場を熟知した内容で、また建設的です。生活保護を理解知りたい思う方には推薦図書です。
2015年7月26日に日本でレビュー済み
受給者を水際で、食い止める現在の「守りの運用」から、
受給者をどんどん受け入れて納税者に変わって貰う「攻めの運用」
への転換を提唱している。
だが、私はただの理想論だと断言する。
自立率は、たったの2%であり、98%は一生受給し続けるのが、
現状である。
受給者は、一般の納税者とは全く異なる人種である。
金銭管理ができない、健康管理ができない、
、浪費、怠慢、他人へのぶら下がり、酒、ギャンブル、借金等
これらの一つまたは、複数に該当する者が高齢世帯では大半である。
もし、著者の言うように、入りやすい制度にしたならば、
無制限に受給者が膨れ上がる。しかも、出やすい制度には、絶対にならない。
一度でも遊んで金を貰う味を覚えたら、そこから脱出できないのは、
自立率2%で明白である。
入りやすく、出やすい制度というのは、
ただの理想論であるが、劇的に運用を変えたならそうなる可能性がある。
①生活扶助を現在の半分にし、欧州諸国並みに下げる。
②町の清掃などを義務付ける。(他国ではこれも常識。)
こうすれば、普通に働いた方がマシと考え、生保から出て行くだろう。
そうなれば、どんどん受け入れる余裕も生まれる。
受給者をどんどん受け入れて納税者に変わって貰う「攻めの運用」
への転換を提唱している。
だが、私はただの理想論だと断言する。
自立率は、たったの2%であり、98%は一生受給し続けるのが、
現状である。
受給者は、一般の納税者とは全く異なる人種である。
金銭管理ができない、健康管理ができない、
、浪費、怠慢、他人へのぶら下がり、酒、ギャンブル、借金等
これらの一つまたは、複数に該当する者が高齢世帯では大半である。
もし、著者の言うように、入りやすい制度にしたならば、
無制限に受給者が膨れ上がる。しかも、出やすい制度には、絶対にならない。
一度でも遊んで金を貰う味を覚えたら、そこから脱出できないのは、
自立率2%で明白である。
入りやすく、出やすい制度というのは、
ただの理想論であるが、劇的に運用を変えたならそうなる可能性がある。
①生活扶助を現在の半分にし、欧州諸国並みに下げる。
②町の清掃などを義務付ける。(他国ではこれも常識。)
こうすれば、普通に働いた方がマシと考え、生保から出て行くだろう。
そうなれば、どんどん受け入れる余裕も生まれる。
2008年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単に生活を扶助するだけでなく、自立を助長することが生活保護の使命であるという著者の主張は説得力がある。しかし・・・だ。いくら多くの専門家を投入し、予算を使っても、日本経済のマクロ的な低迷の下では、できることは限られるのではないだろうか。著者がしていることは徹底的にミクロの工夫であり、それでは自ずから限界があると言わざるをえない。社会全体が豊かにならなくては、福祉予算の捻出もままならない。