「全員経営」とは、いささか言い古された印象を禁じ得ない言葉だが、中身はさにあらず。野中経営学が、その完成度、とりわけ実践応用力をさらに高めてここに結実した一冊だといえる。
野中経営学、すなわち「組織的知識創造理論」は『知識創造企業』(1996)から始まり『流れを経営する』(2010)でその理論体系の全容が完成の域に達したのではないかと思われる。本書『全員経営』は、『流れを経営する』で示された理論体系を、JALの経営再建、ヤマト運輸のまごころ宅急便、セブン&ホールディングスのセブンプレミアムといった具体的な成功事例を通じて帰納法的に検証しながら改めてそのポイントを浮き彫りにしていく、という造りになっている。
野中氏は本書の冒頭で次のように強調する。「日本企業がもう一度、強い競争力を発揮するために、今、私たちが取り戻すべきは、すぐれた実践的知恵、すなわち「実践知」を社員一人ひとりに組み込む全員経営のあり方に他なりません。そして、それは日本企業が本来持つDNAであることを再認識すべきです」。
野中が本書のタイトルに「全員経営」という言葉を選んだのも、実はこの凡庸な言葉の中にこそ「日本企業が本来持つDNA」が最も自然な形として埋め込まれている、との想いがあったからではなかろうか。
野中がいま「全員経営」を叫ぶ背景には、市場環境の激しい変化がある。不透明で不確実性が高い時代にあっては、いかに経営者が辣腕であっても、すべてをトップダウンで決めていては、急速かつ複雑で多様な変化に対応できない。経営の大きな方向性をトップが示したら、社員一人ひとりが自律分散リーダー人材となり、全員経営を実践することで、指示待ち体質から脱却する必要がある――。
『流れを経営する』では、「知識創造理論」の全容が体系的に示されるとともに、その枠組みを効果的に運用するリーダーシップのあり方に力点が置かれていた。一方『全員経営』は、前著の理論的枠組みをそのまま踏襲しつつも、組織構成員「一人ひとり」の側のあり方に力点が置かれている。それを象徴する概念が「自己組織」化と「知的機動力」だ。
「自己組織」とは、自律的な振る舞いをもった構成要素が集まり、相互作用を媒介にして、カオスの中からそれぞれの総和より質的に高度で複雑な秩序を創発していく組織のあり方。各構成要素が管理―非管理の関係ではなく、自らを動機づけながら新たな知を生み出していく。個が積極的に関与し、自律的な個人から生まれた独自のアイデアが広まり、全体のアイデアになる――という特徴をもち、「全員経営」を実現するうえで最もカギとなる概念といえよう。平たい言葉でいえば、一人ひとりが、組織の中における自らの役割を的確に認識しながら、自分自身のやるべきことを自分の頭で考えながら主体的に活動するようになる。そうした組織の姿をいう。
もう一つの「知的機動力」は、戦争における「消耗戦」に対置される戦い方としての「機動戦」を勝ち抜く上で求められるような能力。圧倒的な兵力によって敵の重心を攻撃し、物理的な壊滅状態に追い込む消耗戦に対し、機動戦では、迅速な意思決定と兵力の移動・集中により、敵に対して物理的、心理的に優位に立ち、戦闘の主導権を握ることが求められるが、そうした機動戦的な能力をビジネスに応用したのが、野中がいう「知的機動力」だ。
市場の変化が激しく、複雑さや不確実性が増大した今日のビジネスにおいては、消耗戦から機動戦に戦い方が大きく変化しようとしている。であるがゆえに、価値の源泉となる知識を高速高回転で創造し、戦略から戦術レベルまで柔軟な構想力と行動力を駆使できる能力=「知的行動力」が求められると野中は力説する。
「自己組織」化や「知的行動力」といった概念により、その本質が特徴づけらる「全員経営」。それは決して手垢のついた言葉ではなく、いきいきとした組織づくりのために、いまこそ私たちが取り組むべき経営のあり方であるに違いない。
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全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質 単行本 – 2015/1/24
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JAL、ヤマト運輸、セブン&アイ――V字回復・高収益企業の共通点は、社員1人ひとりの自律的思考にあった――。「ハイパフォーマンスを生む現場」の共通点を探る。
「世界的にも全員経営が求められ、注目されるようになってきた背景にあるのは環境の大きな変動、そして、知識こそが唯一の意義ある経営資源となる知識社会の到来です。市場の変化が加速し、複雑化し、不確実性や不透明性が増すなかで、今、企業は戦い方の大きな転換を迫られています。
すなわち、戦力の大きさで競争相手を圧倒する消耗戦から、一人ひとりが「知的機動力」を発揮する機動戦への転換です。それはまさに、全員経営のあり方そのものです。」(まえがきより)
混乱や困難に直面すると、全員の力で乗り越えようとするDNAが日本人には埋め込まれている――リーマンショック、東日本大震災を経て、そのDNAを呼び覚まし、全員経営や衆知経営のあり方を取り戻して、弱体化した組織能力を高めていくときが今きている。日本各地で取材を重ねた著者らが、全員経営に向けた組織のあり方、マネジメントの仕方、仕事への取り組み方について、具体的な事例を通して重要ポイントを指摘。
個人の経験主義から全員が仕組みで動く風土に変革し復活した無印良品、社員の管理を極力排除し内面的動機付けで高収益を上げ続ける未来工業…「全員経営」で成功を遂げた企業の組織形態や人材育成法を、ドキュメンタリー形式の「物語編」と、経営講義形式の「解釈編」で詳細に解き明かす。
企業改革を担う経営幹部層はもちろん、ミドルマネージャー層とその予備軍にぜひ読んでもらいたい1冊。
「世界的にも全員経営が求められ、注目されるようになってきた背景にあるのは環境の大きな変動、そして、知識こそが唯一の意義ある経営資源となる知識社会の到来です。市場の変化が加速し、複雑化し、不確実性や不透明性が増すなかで、今、企業は戦い方の大きな転換を迫られています。
すなわち、戦力の大きさで競争相手を圧倒する消耗戦から、一人ひとりが「知的機動力」を発揮する機動戦への転換です。それはまさに、全員経営のあり方そのものです。」(まえがきより)
混乱や困難に直面すると、全員の力で乗り越えようとするDNAが日本人には埋め込まれている――リーマンショック、東日本大震災を経て、そのDNAを呼び覚まし、全員経営や衆知経営のあり方を取り戻して、弱体化した組織能力を高めていくときが今きている。日本各地で取材を重ねた著者らが、全員経営に向けた組織のあり方、マネジメントの仕方、仕事への取り組み方について、具体的な事例を通して重要ポイントを指摘。
個人の経験主義から全員が仕組みで動く風土に変革し復活した無印良品、社員の管理を極力排除し内面的動機付けで高収益を上げ続ける未来工業…「全員経営」で成功を遂げた企業の組織形態や人材育成法を、ドキュメンタリー形式の「物語編」と、経営講義形式の「解釈編」で詳細に解き明かす。
企業改革を担う経営幹部層はもちろん、ミドルマネージャー層とその予備軍にぜひ読んでもらいたい1冊。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2015/1/24
- 寸法13.6 x 2.8 x 19.6 cm
- ISBN-104532319846
- ISBN-13978-4532319847
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商品の説明
著者について
野中郁次郎(のなか・いくじろう)
1936年生まれ。一橋大学名誉教授・早稲田大学特命教授。
早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学経営大学院でPh.D.取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを経て現職。
著書に『失敗の本質』(共著)、『知識創造の経営』、『知識創造企業』(共著)、『史上最大の決断』(共著)、『国家経営の本質』(共著)など多数。
勝見明(かつみ・あきら)
1952年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退後、フリージャーナリストとして経済・経営分野を中心に執筆。
企業組織経営・人材マネジメントに詳しい。
著書に、『鈴木敏文の統計心理学』、『イノベーションの本質』(共著)など多数。
1936年生まれ。一橋大学名誉教授・早稲田大学特命教授。
早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学経営大学院でPh.D.取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを経て現職。
著書に『失敗の本質』(共著)、『知識創造の経営』、『知識創造企業』(共著)、『史上最大の決断』(共著)、『国家経営の本質』(共著)など多数。
勝見明(かつみ・あきら)
1952年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退後、フリージャーナリストとして経済・経営分野を中心に執筆。
企業組織経営・人材マネジメントに詳しい。
著書に、『鈴木敏文の統計心理学』、『イノベーションの本質』(共著)など多数。
登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版 (2015/1/24)
- 発売日 : 2015/1/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4532319846
- ISBN-13 : 978-4532319847
- 寸法 : 13.6 x 2.8 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 146,147位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,264位企業経営
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月10日に日本でレビュー済み
1. 人としての「コモンセンス」(共通感覚)を基準に動く
2. 「主体的な経験」を積ませる
3. 失敗を許容すしセイフティネットを用意する
4. 凡事を非凡化する
こんなパーフェクトな会社はある訳がない...と思っていたら、あるのですね。
「一人ひとりが自分の頭で考える」 これに尽きるのではないでしょうか、全員経営。
2. 「主体的な経験」を積ませる
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4. 凡事を非凡化する
こんなパーフェクトな会社はある訳がない...と思っていたら、あるのですね。
「一人ひとりが自分の頭で考える」 これに尽きるのではないでしょうか、全員経営。
2020年4月18日に日本でレビュー済み
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「失われた数十年」で、日本人が無くしたものが、この本には「大切なこと」として示唆されています。
それが「人生に対する目的意識」と「人を尊敬すること」。
少し難しい本ではありますが、特に日本人経営者にはコロナ禍の間にぜひ読んで、
自らの使命を学んでいただきたいと思います。
それが「人生に対する目的意識」と「人を尊敬すること」。
少し難しい本ではありますが、特に日本人経営者にはコロナ禍の間にぜひ読んで、
自らの使命を学んでいただきたいと思います。
2015年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
具体例があり理解しやすい。経営者になった時に読み返せば、より心に響く内容だと思う。
2020年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思考錯誤していた事に裏付けをもらえました
同時に、もっと早く知っていれば、もう少しうまくできたかもしれないとも思いました(でも本書によれば失敗から学ぶことも大事とありました)
今読んでいるセンスメイキングやすでに読んだ山口周さんの本エリートはなぜ美意識をきたえるのか、遠藤功さんの生きてる会社、死んでいる会社などすべてが連動して理解できた気がします
さて、次は実践できるかですね
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2015年2月10日に日本でレビュー済み
ばらばらにならずに、自律的に運営できる企業。
言葉ではシンプルだが、非常に難しい命題です。
本書は、日本式経営の殿堂でもある野中氏の
SECIモデルのサイクルがどのように運営に具現
化されているかを、さまざまな企業の例から
その変革ストーリーと、筆者による解説により
解き明かしていこうというものです。
「よい会社」に存在するSECIモデルでいう暗黙知を
いかに文章によって可視化するかという試みが
この著作のチャレンジでもあります。
言葉ではシンプルだが、非常に難しい命題です。
本書は、日本式経営の殿堂でもある野中氏の
SECIモデルのサイクルがどのように運営に具現
化されているかを、さまざまな企業の例から
その変革ストーリーと、筆者による解説により
解き明かしていこうというものです。
「よい会社」に存在するSECIモデルでいう暗黙知を
いかに文章によって可視化するかという試みが
この著作のチャレンジでもあります。
2015年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松下幸之助「衆知を集める」や稲盛和夫「アメーバ経営」など、
日本企業が本来持っている、全員経営が問われるようになってきている。
現場が経営者感覚をもち、当事者意識を高めて動かなければ
とてもではないが、現在のような激変の時代には対応できない。
ある意味で戦い方のルールが変わってきている。
数の論理だけでないというわけです。
しかし、日本企業には、そういった危機においては
みんなでやっていく、という気概がそもそもあり、
全員でやっていくという空気を作りやすい。
同書では様々なコンセプトが出てきますが、
今後の組織を運営するためには必須の事項だと思います。
たとえば、
「一人ひとりが実践知を発揮し、知識創造する」こと
「凡事の積み重ねが非凡を生む」
「あらゆるレベルの社員がミドルアップダウンマネジメントを実践」
「サイエンスの面だけでなくアート」を大事にする。
そういうことにより、イノベーションする組織となり、
自立的に挑戦する組織となる、という風に理解をしました。
日本企業が本来持っている、全員経営が問われるようになってきている。
現場が経営者感覚をもち、当事者意識を高めて動かなければ
とてもではないが、現在のような激変の時代には対応できない。
ある意味で戦い方のルールが変わってきている。
数の論理だけでないというわけです。
しかし、日本企業には、そういった危機においては
みんなでやっていく、という気概がそもそもあり、
全員でやっていくという空気を作りやすい。
同書では様々なコンセプトが出てきますが、
今後の組織を運営するためには必須の事項だと思います。
たとえば、
「一人ひとりが実践知を発揮し、知識創造する」こと
「凡事の積み重ねが非凡を生む」
「あらゆるレベルの社員がミドルアップダウンマネジメントを実践」
「サイエンスの面だけでなくアート」を大事にする。
そういうことにより、イノベーションする組織となり、
自立的に挑戦する組織となる、という風に理解をしました。
2018年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野中郁次郎さんの著書という事で、多少他で見かけた事のある研究事例も散見したが、日本最高峰の経営書だと思います。
数理的経営、数理的経済の限界はとうに来ている事は誰もが認識しているが、次はどうしたら良いのかを、今の経営者は求めていると思います。
星5つ!
数理的経営、数理的経済の限界はとうに来ている事は誰もが認識しているが、次はどうしたら良いのかを、今の経営者は求めていると思います。
星5つ!