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新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 新書 – 2020/12/9
購入オプションとあわせ買い
【内容紹介】
「新型ワクチンは9割効く、ってどういう意味? 」
「ワクチンができれば、もうマスクはしなくていいの? 」
「なんでこんなに速くワクチンができたの? 」
「あれ、インフルエンザワクチンはいまいち効かないですよね? 」
「新型コロナワクチン」の接種開始を前に、その効果とリスクを巡って議論が盛り上がってきました。Twitterで5万人のフォロワーを持つ米国研究機関在籍の若手ウイルス免疫学者、峰宗太郎先生が、対話形式でとっても分かりやすく、そして時には辛辣に、新型コロナと人間の免疫系、そしてワクチンを巡るさまざまな問題について語ります。メディアやネットの情報に踊らされず、パニックを起こさず、冷静に自分の頭で判断するための科学的トピックが満載です。
【目次】
●第1章 新型コロナの基礎知識と振り返り
ウイルスはヒトの細胞を乗っ取って増える
猛スピードで進んだ新型コロナの研究・対策
致死率はインフルエンザ並み、なのか
感染しても気付かず人にうつしてしまう
対策の中心は飛沫感染を防ぐこと
接触感染対策は「やりすぎ注意」
呼吸器感染症対策のゴールデンルール、睡眠と栄養
現行の「感染を避ける」行動原則は案外正しい
完全な終息はワクチンによる集団免疫獲得、だけど……
●第2章 治療薬とワクチン、基礎の基礎
特効薬はないが、戦い方は分かってきた
「薬が効いた」という言葉の意味
「谷」が見えてくるのは、研究が進んだあかし
「免疫力」に気をつけろ
正しく知りたい、「集団免疫」
ワクチンの主流「不活化ワクチン」とその限界
●第3章 「核酸ワクチン」への期待と不安
遺伝子工学の世界からやってきた新型ワクチン
去年までは「遠い未来に実現するワクチン」だった
技術進歩とSARSの知見により猛スピードで開発
核酸ワクチン、どうやら効きそう
「90%を超える有効性」の意味は
●第4章 ワクチンとヒトの免疫、基礎の基礎
ワクチンの「効く」「効かない」はどこで見る
「自然免疫」と「獲得免疫」
免疫系の反応を測定するのは難しい!
「数が増える」と「効果がある」は別問題
ワクチンを二度打つ理由
インフルエンザワクチンが「劣等生」なワケ
●第5章 新型コロナ対策の「湯加減」
クラスター対策を通して「感染する状況」が分かった
「熱いぞ」「温いぞ」と入りながら調整するしかない
ある程度の集団感染、クラスターは「是」とする
「体調が悪かったら休む」が根付けば完璧だ!?
●第6章 やっぱり知りたい、PCR検査
もし「鉄道並みの質と量のマニア」が感染症にもいたら
「有効打がどれくらい出るか」が大事
「高齢者だけ厳密に」はなぜ非現実的か
歯切れがいい対策は、たいてい「不都合な真実」を無視している
●第7章「無制限PCR検査」が見せた理解のズレ
3回やって「陰性」「陽性」「陰性」、さてどうする
インフルエンザの場合はどう診断しているか
無症状の感染者は、PCR検査で拾い上げるのが難しい
スウェーデンは「集団免疫」を目指したのか
検査を受けて安心したい人々は「いいお客様」かも
●第8章 根拠の薄い話に惑わされない思考法
同じデータを見て、なぜ結論が違うのか
医師国家試験には「検査の間違い」が前提の出題がある
にんげんだもの、感情もあるさ
謎理論が生まれてくる背景
●第9章 誰を信じるのか、信じていいのか
「信じていい情報」を見抜く術はあるのか
ネットで情報収集すると、トンデモ理論を作りがち
健康・医療系はまともな本が本当に少ない
「人の考えは変わって当然」と思うべし
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2020/12/9
- 寸法11 x 1.5 x 17.3 cm
- ISBN-104532264502
- ISBN-13978-4532264505
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テレビで話題沸騰!(日本テレビ『スッキリ』2021/1/18放送)
米国立研究機関のウイルス免疫学者がやさしく教える ワクチンを打つ前に知っておくべき真実
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- 新型ワクチンは9割効く、ってどういう意味?
- ワクチンができれば、もうマスクしなくていいの?
- なんでこんなに速くワクチンができたの?
- あれ、インフルエンザワクチンはいまいち効かないですよね?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【内容紹介】本書目次より抜粋
●第1章 新型コロナの基礎知識と振り返り
ウイルスはヒトの細胞を乗っ取って増える
猛スピードで進んだ新型コロナの研究・対策
致死率はインフルエンザ並み、なのか?
完全な終息はワクチンによる集団免疫獲得、だけど……
●第2章 治療薬とワクチン、基礎の基礎
特効薬はないが、戦い方は分かってきた
「免疫力」に気をつけろ
ワクチンの主流「不活化ワクチン」とその限界
●第3章 「核酸ワクチン」への期待と不安
遺伝子工学の世界からやってきた新型ワクチン
技術進歩とSARSの知見により猛スピードで開発
「90%を超える有効性」の意味は?
●第4章 ワクチンとヒトの免疫、基礎の基礎
ワクチンの「効く」「効かない」はどこで見る?
ワクチンを二度打つ理由
インフルエンザワクチンが「劣等生」なワケ
●第5章 新型コロナ対策の「湯加減」
クラスター対策を通して「感染する状況」が分かった
「熱いぞ」「温いぞ」と入りながら調整するしかない
「体調が悪かったら休む」が根付けば完璧だ?!
●第6章 やっぱり知りたい、PCR検査
もし「鉄道並みの質と量のマニア」が感染症にもいたら
「高齢者だけ厳密に」はなぜ非現実的か
歯切れがいい対策は、たいてい「不都合な真実」を無視している
●第7章 「無制限PCR検査」が見せた理解のズレ
3回やって「陰性」「陽性」「陰性」、さてどうする?
インフルエンザの場合はどう診断しているか
検査を受けて安心したい人々は「いいお客様」かも
●第8章 根拠の薄い話に惑わされない思考法
同じデータを見て、なぜ結論が違うのか
医師国家試験には「検査の間違い」が前提の出題がある
謎理論が生まれてくる背景
●第9章 誰を信じるのか、信じていいのか?
「信じていい情報」を見抜く術はあるのか
健康・医療系はまともな本が本当に少ない
「人の考えは変わって当然」と思うべし
商品の説明
著者について
1981年、京都府生まれ、京都大学薬学部、名古屋大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所等を経て、2018年より米国立研究機関博士研究員。国内外で得たスタンダードな医療知見のもと、SNSやブログで正しい医療情報を発信している。医師(病理専門医)、薬剤師、医学博士。病理学、血液悪性腫瘍・感染症の病理診断、ウイルス学、免疫学。予防医療普及協会顧問。
山中 浩之
1964年、新潟県生まれ。87年日経BP入社。以来、日経ビジネス、日本経済新聞社証券部、日経クリック、日経パソコンなどを経て、現在日経ビジネス編集部でウェブと書籍の編集に携わる
登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版; New版 (2020/12/9)
- 発売日 : 2020/12/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 280ページ
- ISBN-10 : 4532264502
- ISBN-13 : 978-4532264505
- 寸法 : 11 x 1.5 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 155,075位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 30位日経プレミア
- - 42位免疫学・血清学
- - 23,547位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
1981年京都府生まれ、神奈川県藤沢市育ち。医師・薬剤師・博士(医学)・研究者。神奈川県立湘南高等学校、京都大学薬学部、名古屋大学医学部卒。東京大学大学院医学系研究科修了。専門は病理学、ウイルス学、免疫学。国立国際医療研究センター病院、アメリカ国立衛生研究所博士研究員等を経て、現在国内で研究活動中。科学コミュニケーション・情報発信活動にも興味を持っている。乱読家、素人ヴァイオリン奏者、新垣結衣の大ファン。
イメージ付きのレビュー

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
・わからないことだらけの世界なので、断言できることは少ない。断言してる人はあやしい。
・結局、「よく食べ」「よく寝る」が一番の対策
・峰氏は2021年1月にモデルナ製を接種
・新型コロナに対して効果はどれくらい高いか、継続するかは不明
・5年後10年後の人体への安全性は不明。
初刷りは2020年12月。ということは取材はそれよりもっと前。現時点での情報も知りたい。
ワクチン打って安心したいけど、安全性がわからない!理屈で説明して安心させてくれ!みたいな人は買わないほうがいいと思います。
結局どういうこと?みたいなレビュー書いている人はこの本を本当に読んだのでしょうか??
ワクチンに就いては、一定の効果はあるが長期的なリスクは分からない、という極めて常識的見解です。態々、その事を謂う為に自ら筆を取るでしょうか。峰先生の指摘もワクチン懐疑派の意見も、基本認識には大差ありません。違いは、リスク評價と、今回の肺炎禍を巡る政治的・利権的な問題への關心の向け方に盡きるでしょう。峰先生は編集Y氏の尋問に對して中立的に自分に解る事を答えて居るだけで特定の結論に向けて進む意圖は無い様です。慎重に、可能な限り誠實に回答しておられますが、受け取り様に依ってはどっちつかずの謂說に聞こえるかも知れませんね。
遺伝子ワクチンの開發は今に始まった譯では無く、20年以上前からアルツハイマー病等を對象に試験されて來ましたが(遺伝子治療)、中々先に進めない状況でした。ところが、今や一氣に既成事實が出来てしまう展開になっており、其れに對して不安を感じるのは自然な気持ちでしょう。また、本物の専門家であれば、此の様な状況で何かを語るリスクには恐怖を感じて当然でしょう。背後にあるものが大きすぎますから。
行間にあるものが大きくて、一般向けとしては難觧かも知れません。其れでも、理屈として正しい事が必ずしも實際に起きる事では無い、という事が解れば、一定の収穫でしょうか。本書への評價は飽くまでもその含蓄部分に對してです。お疲れ様でした。
しかし、そんな素人でも信頼できるのが "エビデンス" (証拠) です。手からこぼれたものが必ず重力に従って地面へ落下するように、誰がどのように何回試行しようと必ず同じ結果になると証明された事実は決して揺るぎません。
この本ではそうしたエビデンスに基づき、専門家 (峰宗太郎氏) と素人 (聞き手・編集者Y) の対話形式で科学的に正しいとされた事実を紹介していきます。誰でも読みやすくわかりやすい形式になっているので気軽に読み進めることができますし、私のような大学で化学をかじった者でも興味深い知識がたくさん載っています。
強調しておきますが、この本でも触れられている通り、最終的に接種を決めるのはあなた自身です。ワクチン接種の利益とリスクを自分で考えることが最も肝要です。この本はもちろんワクチン接種による利益の方がリスクを大きく上回るという立場の人間が執筆者ですが、リスクについても包み隠さず取り上げているのでよく読んでください。タイトルでも述べましたが、ワクチンに不安を感じる全ての方へ、科学的に正しいとされる情報に触れる機会を提供してくれるのがこの本の最も大きな特徴の一つです。
最後に、それでもワクチンに不安を覚える方へ。ツイッターで『#ワクチンについて知ろう』のハッシュタグ付きで疑問をつぶやくと、専門家の団体がお答えしてくれます。なんでも明確に答えてくれるわけではありません(まだわからない、その可能性が高くても決定的な証拠がない問題もある)のでそこは悪しからずですが、それもまた科学的に正しい情報の一面なのです。
皆様の健康と、世界がコロナの恐怖から解放されることを願っております。
文字と線だけ、余分な装飾を一切排除している。
その意図はおわかりでしょう。
「あとがき」に込められた真のメッセージとは?
つい最近(2021/5/13)のYahoo!ニュースに、筆者による記事が掲載されていましたが、
ワクチンをひたすら礼賛する内容に違和感だらけでした。
あとがきの中にある筆者の声明、僕には心の叫びとしか思えません。
気付いて欲しい、という。
今現在のコロナ禍の状況は、多くの人が予見していた。
「連帯感をもった危機感・緊張感」を失ったのは、百%政府の無策、失策、愚策の責任による。
国民の緩みではない。(まともな理屈が通じない「とんでもない輩」は緩みとは別範疇)
政府が緩んでいるのだ。
私自身、高齢に近づきつつあり、親にも会えず緊張と不安の一年を過ごしてきた。
「医療崩壊が起きる、保健所が限界だ」と聞かされても、どうしようもない。
一体政府は何をしていたのか。
最悪を想定して備えるのが自国民を守る政府の仕事ではないか。
本書は、緊急出版的なスカスカの内容でなく、新型コロナやウィルス免疫学の基礎知識を整理することに役立つ。
私が感じた本書の特徴は冒頭に現れる。
①峰:(前略)、「長期的、中期的展望を述べる人は全部、根拠の薄弱な発言をしていると思っています。端的に言えばうそつきです。」(p.14)
峰:「あっ、訂正します。尾身先生(中略)だけは述べる資格があると私は思っていますけど、(後略)」(p.15)
②編者Y:(前略)「「専門家がコメントとして発する一言は、その方が持っている見識の文字通り氷山の一角で、水面下には膨大な思考や経験がある」ということなんです。」(p.16)
①②の文から感じるのは、専門家の自負と専門家に対する敬意である。
重要な指摘で一般論として理解できるが、この気持ちが強すぎると弊害にもなる。
(専門家とは何か)
今まで多くの分野について専門家の書いた啓蒙書を読んできた。
専門家といっても千差万別で、専門家の見解だからといって鵜呑みにしてはいけないというのが、長年の読書から得た教訓だ。
どの専門分野、どんな仕事、誰の人生にも水面下の氷山がある。
日常の何気ない会話でさえ、それを前提として成立させているのだから、ことさら強調する必要はない。
強調しすぎると、かえって「疑問符のつく専門家」を助長しかねない。
朝のラジオを聴いていて、他者をバカだアホだと下手なアジ演説のように罵る番組に最初は驚かされたが、今では慣れてしまった。
専門家の自負は必要だが、度を越しそうになったら、自分の理性、人間の理性の限界に思いを馳せた方がよい。
フランス革命に熱狂している若い仏国の紳士が、英国のエドマンド・バークに賛意を期待して出した手紙に対して、慎重な見解を示した『フランス革命の省察』のような正統保守の発想も必要である。
株価の予想であれば買わなければ済む話だが、コロナウィルスの挙動様相は自分の生活に直結している。
著者が持ち上げる?尾身氏以外の中長期展望は「ウソ」だということになる。
たとえウソだろうと、どのウソが真当かを個人として評価する必要があるのだ。
政治が世の中を動かしている。
その政治と世の中をおかしくしているのが、政治家の思惑、メンツ、思いつきである。
必要なのは、賢明なビジョン、想像力、人間理解力、知識である。
著者らがお墨付きを与えている尾身氏は、自身の専門性を生かしきれているのだろうか。
尾身氏の説明は、私には政治家、官僚答弁に聞こえてしまうし、中長期の展望を語る資格があるという彼の採った戦略は、結果的には失敗だったと感じている。
同じ医療関係者を窮地に追い詰めてしまった最大の理由は、クラスター潰し以外の戦略オプションが貧弱だったことだ。
私は、10年前の新型インフルエンザ騒動の際に、ウィルス関係の啓蒙書を数冊読んだにすぎない「ど素人」である。
ただそうした記憶が、当初から「武漢」は他人事ではないと思わせたし(楽観論を述べる専門家もいた)、検査、隔離、医療体制の充実が「王道」だと感じていた。
その充実への努力が、ウィルスの変異、新型ウィルス出現への備えになると考えていたからだ。
精度の問題があるにせよ、結局は検査に頼るしかないのが現状である。
前回の騒動時には、パンデミックの際、社会インフラを維持するために誰が優先して出勤するかを盛んに議論、解説されていた。
パンデミック時に、人との接触機会を減らすのは「自明の理」であったはずだ。
(戦後最大の危機)
生活と時間に余裕のある、政府公認のgoto旅人は不要不急の外出に当たらず、庶民のささやかな楽しみ息抜きの短時間外出が自粛の対象になるのは何故なのか。
政府高官の会食は「注意しているから」と許されるのならば、誰もが「注意している」と言えば、それが免罪符となる。
そもそも、政府首脳陣には、戦後最大の危機だという共通認識があるのだろうか。
国民を守り、国民と共に、この危機を乗り越えるという気概、覚悟、姿勢が全く感じられない。
親が戦中派なので、先の大戦の反省とどうしても重ね合わせてしまう。
①初戦勝利の浮かれ気分と詰めの甘さ(真珠湾、南方戦線)。=呑気な「with corona」、国のモデルでなく生真面目な国民性に甘えてきたつけ。
②ガダルカナル作戦=「go to キャンペーン」といった国民の気持ちを分断する小出しの愚策。
③インパール作戦=精神論のオリンピック開催、撤退を言い出せない。
④ミッドウェー作戦=いちど決めた方向性を変えられないクラスター潰しや戦略オプションの欠如/経済回復と感染防止という両面作戦による戦略目的の不徹底と混乱。
⑤大艦、巨砲主義=ワクチンや特効薬への過度の期待。
⑥情報や兵站の軽視=正確で分かりやすく透明性のある情報開示や/ 検査・隔離・医療体制拡充、医療物資増産確保の軽視。
⑦人材登用の硬直化した運用=同じ人物を使い続け、知的枯渇を招き、現場の危機意識流入を阻害。
⑧陸軍、海軍共同戦略の欠如=国と県との齟齬、国会を閉じて臭いもの、面倒なことには蓋。
⑨敗戦が濃厚になった時の責任のおしつけ、なすり合い=国民の緩みや、夜の飲食店のせいにしようとする姿勢。
※先の大戦の、様々な局面で判断を誤り、決断が遅れ、徒に犠牲者を増やしてしまった歴史を、決して忘れてはいけない。
※台湾はSARSの際の、数十名の犠牲を重大な教訓として、今回のコロナ対策に生かしている。
台湾のCDC『衛生福利部疾病管制署』のサイトを見ると溜息がでる。
「欧米よりはまし」と慰めていていいものか。
手遅れになる前に思い切った決断をすべきで、一刻の猶予もないというのが今の日本の現状ではないのか。
日本は先の大戦で数百万の尊い人命を失い「組織・リーダー・情報・戦略・兵站等」について、ありとあらゆる教訓を残した。
※今日までのコロナ禍による人命の損失はやむを得ないものだったのか。
オリンピックの開催前提が、判断の誤りを誘発しなかったと自信を持って言えるのか。
人災の要素はなかったと断言できるのか。
日本のリーダーたちは、今こそ謙虚に、耳を澄まして天の声を聴く必要がある。
※「with corona 」を最初に聞いたのはいつだったか、なぜ「0」を目指さないのかと強い違和感を覚えたことを思い出す。
「0」は難しくても、「with corona」で最初から諦めるのとでは、戦略や結果(心の有り様も)に大きな違いが出るだろうと感じていた。「go to〜」決行などは論外であった。
(連帯感をもった危機感・緊張感 をとり戻すためには)
「政府は第一波、第二波というように定義しているわけではない」と愚かなことを言ったり、「一律に5人以上がダメと制限しているわけではない」と緩いことを言ったりしている場合ではない。
政治家や個々人の、思惑やメンツなど吹き飛んでしまう国家存亡の危機であった「日露戦争」時を思い起こすべきである。
連帯感をもった危機感・緊張感 をとり戻すためには 、オリンピック中止を決断し、水際対策を徹底する(オリンピックを前提としたゆるゆる水際対策の撤回)ので、国民の皆さんにも協力願いたいといった、政府の覚悟を示すことが必要だ。
オリピックの準備に費やしてきた人材、エネルギー、施設、資金の全てをコロナ対策に振り向け、「経済苦で死んではいけない」と呼びかけて救いの手を差し伸べてほしい。
これができないのなら、人心を一新する政権交代しかない。
政権の中枢に居続けていると庶民感覚が麻痺してしまうのだろう。
子どもの頃から国会中継を真剣に聴いてきた一人である。
総理の国会答弁をコントロールする「影の総理は秘書だった?」には唖然とした。
これは、前内閣、現内閣を支えてきた自民公明の皆さんが野に下ってもらうに足る充分な理由(内部自浄作用の完全な破綻)だ。
与党も野党も危機管理は、どっこいどっこいであることが露呈した。
今は外の人材の方が状況がよく見えている。
私は支持政党なしだが、外部にいて政権を担った人物がいる今のうちに政権交代を実現すべき(チャンスを与えるべき)である。
それが政治にも緊張感を呼び戻し、中長期的に日本国、日本国民のためになる。
(☆3つの理由)
【①感染症対策】
本書(初版12月8日)での感染症対策の見立てを大雑把に述べると次のようになる。
「ある程度の集団感染、クラスターは是とし(p.166)、
日本と日本人はよくやっていて(p.161,175)、
結果的に検査数も適正で(p.190)、
安全なワクチンができるまで(p.176)、
クラスター潰しや(p.228)、
お湯加減の調整のようにgo to政策もやって(p.171)、
フィードバックを行いながら、うまくやり過ごせばよい」、というものである。
経済を意識し過ぎて、ワクチン接種の前に死んでしまったら元も子もない。
お金や経済の仕組みは人間が考え出したもので、初めにあったのは「人の命」の方だ。
非常時には、庶民をも含めた大胆な発想、アイデアが必要だ。
庶民による画期的なクロノメーターの発明により、より安全な航海が可能となった、18世紀英国議会の経度測定懸賞金制度を思い出す。
平常時の成功体験で、官僚を脅したり忖度させたりしていてはダメである。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということか?
前述のように私は経済回復と感染防止の両面作戦(同時進行)には否定的であった。
(湯加減などと呑気なことを言っている時ではない)、
感染を食い止めることが全てに優先する、というのが発想の出発点だった(「武漢」が他人事でなかったので)。
【②検査への姿勢】
PCR等の検査について、本書では、「総論として、PCRを含め「適切な検査の数が増える」こと自体は大賛成なんですよ。」(p.227)と言いながら、各論では、その専門性を遺憾なく発揮し(発揮させ)、検査の性質や検査精度を問題とした説明が長々と続き(重要な興味深い知見ではあるが、第6〜7章)、全体のトーンとして検査体制拡充への消極論として読み取れてしまう。
検査に関する著者らの見解は、「頑な」な感じがする。
論の組み立ても、原則論と極端な例(p.186,214)で構成されていて腑に落ちなかった。
(著者らが検査の無駄な例え(p.188)として言及した「索敵」は、ミッドウェーのこともあり突っ込みたいが、話がそれて込み入るので止めておく。)
著者らのいう「検査の無駄」は、誰にとっての無駄で、その無駄を判定するのは誰なのか。
民間検査を揶揄する(p.230)のもいただけない。
人それぞれに切実な事情があり、自身の行動の、判断材料の一つにするのは、合理的な行為だと認めたい。
国民全員分のワクチンがあるのなら、国民全員分の検査能力も、ど素人の私には突拍子もない数字に感じない。
検査数が追いつかなければ、感染実態も把握できないのではないかという素朴な疑問もある。
著者らが無駄だとするスクリーニング的な大規模検査も、時と場合によっては感染症対策の一つとして有効ではないかと思う。
(意地悪な言い方をすると、生活や情報取得に余裕のある方々が、知的なお喋りをしているという感じだ。
よく言えば、冷静な対談で、自分の頭で考えるための材料を提供してくれる本となる。)
では問いたい。
コロナウィルスの封じ込めに成功している国(当局の発表によると)があるのはなぜなのか。
封じ込めは医学的に可能なのか。
その手法は、検査(検疫)や隔離を主体としたものではないのか。
医学的に可能ならば、それを日本で行わない(行えない)理由は何なのか。
これこそが、私が知りたい「不都合な真実?」だったのだが…。
専門用語も懇切丁寧に説明しているので、置いていかれる事は少ないと思います。
コロナ、ワクチン問題は一種の宗教戦争だと思っているので自分の考えは記載しませんが、専門家から見た目線を知って自分の考えを作り出すには良い本だと思います。
自分の考えを作り出すについてはファクトフルネスもおすすめです。
最後にこの本を読んで1番ビックリした事は、うがい薬より水道水でうがいした方が効果がある事でした。