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民主党のアメリカ共和党のアメリカ 単行本 – 2016/8/1

4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

2016年アメリカ大統領選ウオッチャー 必読の書!

◎アメリカの民主党・共和党の違いはどこにあるのか。両党の対立軸はどう形成され、変化してきたか。トランプ候補、クリントン候補の戦いはどうなっていくか? 2008年に日経プレミアシリーズの1冊として刊行された同名書を全面改訂し再刊。

◎オバマ政権がレイムダックに陥るなかで、トランプやサンダース旋風に象徴されるように、民主党と共和党の対立軸は大きくゆらいでいる。
民主党大統領候補ヒラリー・クリントンも、エリート政治批判、ポピュリズムの風に逆らえず、TPPに反対するなど、世論を意識した発言を余儀なくされている。

◎本書は米建国以来形づくられてきた政策やイデオロギーにはじまり、カルチャー、映画、スポーツ、対外戦争の賛否、移民政策、銃規制の是非や公的医療保険への取り組みなど、両党のさまざまな対立軸を分析したユニークなアメリカ論である。

◎第1章を「大きく揺らぐ対立軸--いまアメリカに何が起きているのか」としてさしかえ、両党の大統領候補が決定した7月の党大会までの最新状況を反映させるとともに、第2章以降も全面改訂する。

<目次>
第1章 大きく揺らぐ対立軸--いまアメリカに何が起きているのか
第2章 「ポピュリズム」と「対立軸」で見るアメリカ史
第3章 民主党の価値観 共和党の価値観
第4章 民主党のカルチャー 共和党のカルチャー、その変化
第5章 2017年新政権で日米関係はどうなるのか
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商品の説明

出版社からのコメント

「連邦政府の正義」を信じる民主党、
懐疑心と独立心の共和党--。
いま、建国以来の二大政党の対立軸が
大きく揺さぶられている。
政策、歴史からイデオロギー、
カルチャーの違いまで、
在米作家が地殻変動を読み解く。

著者について

冷泉 彰彦
作家(米国ニュージャージー州在住)
1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。 著書に『911 セプテンバーイレブンス』『メジャーリーグの愛され方』『「関係の空気」「場の空気」』『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』『チェンジはどこへ消えたか~オーラをなくしたオバマの試練』。訳書に『チャター』がある。 最新作は『場違いな人~「空気」と「目線」に悩まないコミュニケーション』(大和書房)。村上龍のメルマガJMMに「USAレポート」を寄稿。ニューズウイーク日本版でコラム連載。NHKBS『クールジャパン』の準レギュラー。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2016/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 250ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4532169984
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532169985
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.8 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

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冷泉 彰彦
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年10月13日に日本でレビュー済み
 著者は1959年生まれの作家で、現在は米国プリンストン日本語学校高等部主任を務める人物。
 2008年に『
民主党のアメリカ共和党のアメリカ 』のタイトルで出した本を、大統領選の年にあわせて今回8年ぶりに「アップデート」したのがこの書です。

 8年前の前著も大変学ぶところが多く、「今後も繰り返し読みたいと思う良書」と題してレビューを書いたことがあります。
 今回は確かに大幅に改稿されていて、改めてアメリカの2大政党制のダイナミズムと課題について、鮮明に解析してくれています。

 南北戦争当時は南部の大地主に支持された民主党と、奴隷解放を訴えた北部の革新的な共和党という図式だったものが、なぜ現在は、多様な人種を肯定的にとらえるリベラル民主党と、保守層に支持される共和党という対立構図に様変わりしたのかという疑問を、私ならずとも多くの日本人が持っていることでしょう。なにしろ奴隷を解放したリンカーンが共和党の大統領だったのですから。
 著者は、これを地域経済構造の変革とポピュリズムの影響から読み解きます。
 南北戦争当時のアメリカには、まだ発展途上にあったために保護貿易を求めた北部商工業圏と、奴隷制という安価な労働力に支えられて国際競争力が充分にあった自由貿易派の南部農業圏という地理上の対立がありました。ところが時代を下るにつれてアメリカ全体が農業国から工業国へとシフトする中で、北部の資産家は相変わらず共和党を指示したものの、民主党は新興勢力ともいえる労働者階級の取り込みを図っていきます。
 同時に、かつての勢いを失った零細農業圏では、資本家を敵視する言動で国民に人気のあったポピュリスト党の人気が高まります。この左派ポピュリストたちがやがて民主党に吸収されていったというのが歴史の流れです。
 一方、1960年代のジョンソン大統領時代に公民権法が成立した際、共和党は「サザン・ストラテジー」によって、以前は民主党支持だった南部の保守的な白人層を取り込みにかかりました。
 こうして民主党と共和党の支持層は、南北戦争当時から大きく変貌を遂げたというわけです。大変納得のいく説明でした。

 現在のIT企業を共和党系と民主党系に分けたくだりも興味深く読みました。
 官需・軍需にシフトしたマイクロソフトや、共和党から上院議員選挙に出たフィオリーナが会長を務めていたHPが共和党系カルチャーの企業。
 かたや、政治検閲に反対して大陸中国から撤退したグーグルやアップル社は民主党系カルチャーの企業とのこと。
 ただ、GEが民主党系企業だという見立ては意外な感じがしました。
 村田晃嗣『
レーガン - いかにして「アメリカの偶像」となったか 』(中公新書)によれば、民主党系だったレーガンが保守的共和党員へと転向するきっかけとなったのは、GE提供番組の司会業を任されたことだということです。このとき、GE会長の側近であったレミュエル・ボールウェアという反共思想の強い保守的な共和党員の薫陶を受けたのです。

 このほかにも、アメリカ人の自然観は、自然に対する畏怖の念に基づいているという点に目が留まりました。畏怖であって畏敬ではないという指摘は大いに頷けます。畏敬の念によってアメリカ人は、自然と闘って自分の身を守ろうとするというのです。

 さらに4年後、あるいは8年後に、さらなるアップデート判が出るようならぜひとも手にしてみたいと思います。

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*225頁:「リベタリアン」という表記がありますが、正しくは「リバタリアン」です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二大政党の歴史を知ることができた。
ただ映画を政治の考察の素材にした章
は疑問。
2016年10月30日に日本でレビュー済み
本書の一番のメッセージは、予備選で一気に台頭してきたトランプ氏とサンダース氏は今までの共和党や民主党の歴史から見て異質であり、従来の両党の対立軸が変わってきている、ということです。

「民主党=親中で人種差別には反対」、「共和党=反中で親ウォール街」と言う固定的な見方を日本ではよく見かけますが必ずしもそうではないことを知りたい人には読む価値があるように思います(例えば人種差別については民主党はもともと黒人奴隷に賛成だったことや、民主党支持者だからといって必ずしも親中ではなくチベット弾圧を批判する映画関係者もいることなどが紹介されています)。

しかし同時に本書は概念的な説明が多く、特に民主党のカルチャーについての文章では映画文化論かというような記述が目立ち、具体的な両党の支持団体の規模や献金額、年齢別支持率などといった数字を挙げて論じて欲しかったところには私は不満も覚えました。筆者は保守、リベラル、ポピュリズムといった言葉をよく用いるのですが、アメリカ政治はそんなに単純ではないと言うなら最初の段階で言葉を定義して欲しかったな、とも思いました。

おおむね筆者はなるべく、どちらの政党にも与することなく語ろうとしています。ただ、どちらかというと若干民主党寄りかなあ、と個人的には感じました。「共和党の思想の根底には常に政府への猜疑心があり、民主党には傲慢なほどの強烈な純粋さがある」と氏は言っていますが、「おいおい、純粋って言葉は民主党のドロドロした様々な過去を踏まえるとちょっとどうなのよ」と思ってしまいました。もちろん共和党が良い党だなんて言うつもりも私はありませんし、氏のその表現だけで本書は一切の価値がないと言いきるつもりもありませんが。

「固定的な見方を日本ではよく見かけますが必ずしもそうではないことを知りたい人には読む価値があるように思います」と上の方で書きましたが、アメリカのニュースを日頃からチェックしていて、ある程度そういった固定的な見方には前から疑問を感じていた人にとっては、本書を読んでも新鮮な驚きは少ないかもしれません。そういう方はおそらく江崎道朗氏の本の方が面白く感じるように思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月18日に日本でレビュー済み
本書は民主党、共和党を巡るバックグランドを理解し、サンダースやトランプ現象を理解するうえで大変有用であり、お勧めできる。
ただ残念なのは、出版のタイミングがトランプ選出の決定前だったことである。
最終章の「2017年新政権で日米関係はどうなるのか」の論考は分量が少なく、中途半端な感じとなっている。