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本当に困った人のための生活保護申請マニュアル: あなたにもできる! (DO BOOKS) 単行本 – 2005/8/1

5つ星のうち4.3 25

商品の説明

出版社からのコメント

 みなさんは「生活保護」とはどんなものか、おわかりになりますか?
「生活に困った人」が「役所」に「申請」すれば「お金」がもらえる――漠然と、そんな仕組みを思い浮かべるのではないでしょうか。
 それは間違いではありません。
 しかし、申請さえすればすぐに生活保護受給権が得られるわけでは、決してないのです。
 生活保護受給権を得るためには「本気で仕事を探しているのか?」「本当に扶養してくれる人はいないのか?」「生活保護にぶらさがって生きていこうとしているんじゃないのか?」など、福祉事務所職員からの数々の攻撃を乗り越えなければなりません。
 それは素人が簡単に乗り越えられるものではないため、本来であれば生活保護を受ける権利のある人が、受給する機会を逸してしまっているのが現状です。
 申請の現場への付き添いなど、生活困窮者の支援活動をしてきた著者が、生活保護申請のための具体的なマニュアルを教えます。

抜粋

●本当に「困っている」あなたに

 あなたは今、生活に困っている。この本はそんなあなたのための本である。
 誤解のないように。「生活に困っている」というのは比喩ではない。
 たとえば、家族がいて、仕事もあり、収入もあるが、家のローンが大変だ。職場で上司とうまくいかない。イヤな相手にも頭を下げなきゃいけない。家庭での問題がいろいろあってストレスがたまる。おれはめちゃくちゃがんばっているのに、それでも全然楽にならない、大変だ、そいう場合。
 こういう人は、この本で言う「困っている」には入らない。
 この本で「困っている」と言うのは、物質的かつ具体的なものだ。
 たとえば、体を壊してしまい、会社を辞めて(またはクビになって)、生活が苦しくなってきた。しんどい体を引きずりながらハローワークにも通っているが、なかなか雇ってくれるところが見つからない。お金も底を尽いてきた、という場合。
 あるいは、仕事が切れてもう長いこと家賃を払えていない。滞納家賃は数ヶ月になり、電気も止められてしまった。いつ立ち退き命令が来るかとビクビクしている、といった場合。
 あるいは、年金だけで生活している。節約に節約を重ねているが、最近医療費がかさんで、貯金が底を尽いてきた。住んでいる公営住宅も、今度建て直して家賃を上げるという。どう考えてもやっていけない、といった場合。
 あるいは、すでにアパートを出て路上で暮らしている。働きたいが、履歴書を作るにも面接に行くにも、先立つものがない、という場合。
 あるいは、夫の暴力から子供ともども逃げ出し、なんとか離婚を承諾させたものの、小さい子供を抱えながらではフルタイムの仕事は難しい。子供にも、何かとお金がかかるようになってきた。離婚したときに持ち出した貯金もだいぶ減ってきてしまった、という場合。
 あるいは、仕事をしていて、派遣でぽつぽつ仕事に入れてはいるが、それでは生計が立たずにマンガ喫茶を転々としている。両親とはすでに音信不通になっている。毎日の生活費で給料は消えて、とてもアパートを借りるお金など貯まりそうにない、という場合。
 あるいは、どうにもならない状況をどうにかしようとサラ金に手を出してしまった。もう首が回らない。支払いが遅れれば会社にも督促が来ちゃうんじゃないかと必死に払っているが、払うためにまた借りる、そんなサイクルに陥りつつある、あるいはもう陥ってしまった、という場合。
 そんな人たちが、この本で言う「生活に困っている」人たちだ。
(中略)

●自分が困っていることをあいてに認めさせるための闘い

 第一に、自分が生活に困っている事実を認めること。間違っても、「自分より大変な人はいくらでもいるんだ」などと、自分に言い聞かせてはいけない。実際、たくさんいるだろうが、だからと言って、仕事に就けない、アパートを借りられない、家賃が払えない自分がいなくなってくれるわけではない。
 「自分は甘えているだけなんじゃないか?」そんな問いも無用。これらはすべて、生活困窮者であるあなたを見えないままにしておきたい連中の力に、あなたの心が屈してしまっている証と思うべし。
 第二に、相手に認めさせなければならない。今度はさっきの「内なる声」が現実の他人の声となって、あなたに浴びせかけられるだろう。「あんたより大変な人はいる。でもみんな自分でがんばっているんだ」、「そんな根性ではこの先、生きていけないよ」、「世の中そんな甘いもんじゃない」などなど。それらを一つひとつ乗り越えないといけない。
 それは目の前の他人との軋轢を生む。誰でも、できればそんなことはしたくない。しかし、それをしないと次には進めない。
 これは癒しの本ではない。第一段階で自分と折り合いをつけるだけでは不十分なのだ。必要なのは、行き詰っている生活を具体的に立て直すことである。
 これは闘いである。闘いなのだから、心してかからなければならない。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 同文舘出版 (2005/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 211ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4495568612
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4495568610
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 25

著者について

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湯浅 誠
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民主主義を再考し、誰もが尊重される世の中をつくりたい。

1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。2008年末の年越し派遣村村長を経て、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。

現在、NHK「ハートネットTV」レギュラーコメンテーター、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーター、朝日新聞紙面審議委員、日本弁護士連合会市民会議委員。2014年から法政大学教授就任予定(任期付)

講演内容は貧困問題にとどまらず、地域活性化や男女共同参画、人権問題などに渡る。

著書に、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日新聞出版)、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞した『反貧困』(岩波新書)『岩盤を穿つ』(文藝春秋)、『貧困についてとことん考えてみた』(茂木健一郎と共著、NHK出版)など多数。

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