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ストーリーが世界を滅ぼす――物語があなたの脳を操作する 単行本 – 2022/7/29
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事実と物語は混ぜるな危険!
陰謀論とフェイクが溢れる世界で生き抜く「武器としての思考法」。
文明を築くのに一役を買ったストーリーテリング。その伝統あるストーリーテリングが近い将来文明を破壊するかもしれない。
ストーリーテリングアニマルである私たち人間の文明にとって、ストーリーは必要不可欠な道具であり、数え切れない書物がストーリーの長所を賛美する。
ところが本書の著者ジョナサン・ゴットシャルは、ストーリーテリングにはもはや無視できない悪しき側面があると主張する。
主人公と主人公に対立する存在、善と悪という対立を描きがちなストーリー。短絡な合理的思考を促しがちなストーリー。社会が成功するか失敗するかはそうしたストーリーの悪しき側面をどう扱うかにかかっている。
陰謀論、フェイクニュースなど、SNSのような新しいテクノロジーがストーリーを拡散させ、事実と作り話を区別することはほとんど不可能になった。人間にとって大切な財産であるストーリーが最大の脅威でもあるのはなぜなのか、著者は説得力をもって明らかにする。
「ストーリーで世界を変えるにはどうしたらいいか」という問いかけをやめ、「ストーリーから世界を救うにはどうしたらいいか」と問いかける書。
スティーブン・ピンカー、ダニエル・ピンク絶賛!
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2022/7/29
- 寸法18.7 x 13.1 x 2.1 cm
- ISBN-104492444696
- ISBN-13978-4492444696
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出版社より

なぜ私たちはあの人の論破にだまされるのか
物語が全人類を狂気に駆り立てている、という私の言葉が意味するのは、次のようなことだ。
私たちを狂わせ残酷にしているのはソーシャルメディアではなく、ソーシャルメディアが拡散する物語である。私たちを分断するのは政治ではなく、政治家たちが楔を打ち込むように語る物語だ。地球を破壊する過剰消費に私たちを駆り立てているのはマーケティングではなく、マーケッターが紡ぎ出す「これさえあれば幸せになれる」というファンタジーだ。
私たちが互いを悪魔に仕立て上げるのは無知や悪意のせいではなく、善人が悪と戦う単純化された物語を倦むことなくしゃぶり続ける、生まれながらに誇大妄想的で勧善懲悪的なナラティブ心理のせいだ。(中略)
政治の分極化、環境破壊、野放しのデマゴーグ、戦争、憎しみ─文明の巨悪をもたらす諸要因の裏には必ず、親玉である同じ要因が見つかる。それが心を狂わせる物語だ。本書は人間行動のすべてを説明する理論ではないが、少なくとも最悪の部分を説明する理論である。
今、私たちがみずからに問うことのできる最も差し迫った問いは、さんざん言い古された「どうすれば物語によって世界を変えられるか」ではない。「どうすれば物語から世界を救えるか」だ。(序章より抜粋)
目次
序 章 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう
第1章 「ストーリーテラーが世界を支配する」
第2章 ストーリーテリングという闇の芸術
第3章 ストーリーランド大戦
第4章 「ニュース」などない。あるのは「ドラマ」のみである
第5章 悪魔は「他者」ではない。悪魔は「私たち」だ
第6章 「現実」対「虚構」
終 章 私たちを分断する物語の中で生きぬく
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ストーリーが世界を滅ぼす――物語があなたの脳を操作する | ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史 | 教養としての歴史問題 | 現代アメリカ政治とメディア | 犠牲者意識ナショナリズム――国境を超える「記憶」の戦争 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.3
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価格 | ¥2,200¥2,200 | ¥2,200¥2,200 | ¥1,980¥1,980 | ¥3,080¥3,080 | ¥3,520¥3,520 |
内容紹介 | なぜ私たちはあの人の論破にだまされるのか。事実と物語は混ぜるな危険!陰謀論とフェイクが溢れる世界で生き抜く武器としての思考法 | なぜアメリカはトランプ政権を誕生させたか。新世界を信じた過激な夢想家たちとその末裔が創り上げた驚愕の500年史。 | 世界中で炎上する「歴史認識問題」や「歴史修正主義」。その背景・構造を気鋭の学者陣が解き明した意欲作。 | 新興メディアは政治をどう変えたのか。最先端を行く米国衝撃の現状をレポートし日本の将来像を読み解く | なぜ日韓の溝は深まるばかりなのか? 世界各地で拡大・先鋭化する犠牲の大きさを争う記憶の戦争に警鐘を鳴らす話題作、待望の翻訳。 |
商品の説明
レビュー
序 章 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう
第1章 「ストーリーテラーが世界を支配する」
第2章 ストーリーテリングという闇の芸術
第3章 ストーリーランド大戦
第4章 「ニュース」などない。あるのは「ドラマ」のみである
第5章 悪魔は「他者」ではない。悪魔は「私たち」だ
第6章 「現実」対「虚構」
終 章 私たちを分断する物語の中で生きぬく
著者について
ワシントン&ジェフーソン大学英語学科特別研究員
ジョナサン・ゴットシャル(Jonathan Gottschall)
ワシントン&ジェファーソン大学英語学科特別研究員。著書にニューヨーク・タイムズ紙エディター選に入った『The Storytelling Animal』(未邦訳)、ボストン・グローブ紙のベストブック・オブ・ザ・イヤーに選出された『人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える』(松田和也訳、青土社)がある。ペンシルヴァニア州ワシントン在住。
月谷 真紀(ツキタニ マキ)
翻訳家
翻訳家。上智大学文学部卒業。訳書に『ネクスト・シェアーーポスト資本主義を生み出す「協同」プラットフォーム』(東洋経済新報社)、『政府は巨大化するーー小さな政府の終焉』(日本経済新聞出版)、『わかりあえない他者と生きるーー差異と分断を乗り越える哲学』(PHP新書)、『自分で「始めた」女たち』(海と月社)、『大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学』(みすず書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2022/7/29)
- 発売日 : 2022/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4492444696
- ISBN-13 : 978-4492444696
- 寸法 : 18.7 x 13.1 x 2.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,658位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13位新聞マスメディア
- - 16位印刷マスメディア
- - 51位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なるほど、私たちは皆、物語が大好きである。そして、ストーリーテラーであり、物語の呪縛には逆らえない。同じファクトを見ていても、幾つものストーリーを紡ぐことができ、その物語で人々を繋ぎ、また時には分断することができる。ロシアによるウクライナ侵略戦争ですら世界を真っぷたつに2分しているのは、プーチンや中国の創作物語がよくできているからなのかもしれない(いや、もしかしたら私が西側の物語に毒されているのかも)。
いずれにせよ、この人間のさがを理解する事で、少しでも衆愚政治の呪縛から逃れることができるのではないか?また、専制独裁超大国による侵略を防ぐことができるのではないか?と言う儚い期待を持つことができました。怖すぎる。
序章では、コミュニケーションの主な目的は「なびかせること」だと定義されています。コミュニケーションは他人を自分になびかせる行為であり、ストーリーを語ることは他人に影響を与える最強の方法だと考えられます。
第1章は、物語が「あらゆる情報を保存し伝承する手段」だというお話でした。私たちは事実や論証を警戒しながら聞きますが、物語には心を許しやすいとのこと。
第2章ではプラトンの詩人追放論が参照され、フィクションの恐ろしさが語られます。サブリミナル効果や語られず示されるプロパガンダなど、大衆の無意識を説得する技術について。
第3章はキリスト教・陰謀論・地球平面説など、世界を支配する恐るべき物語について。人間は「物語としてよくできているかどうか」で物語を判断し、重要なことが書いてあるのに出来が悪い物語には耳を貸さないというお話にはなるほどなあと思いましたw
第4章は、物語の主な構成要素は「問題解決」と「道徳的な教訓」だというお話です。事態が悪化の一途を辿った末、最後に好転する物語はウケるらしいです。
第5章には、物語とは常に人為的な事後の創作であり、混沌とした現実よりもきれいに整ったフィクションだということが書いてありました。そして他者は悪者にされやすく、私たちこそ悪魔だというお話でした。
第6章には啓蒙主義ならぬ「閉蒙主義」や「デモカリプス(民主主義の終焉)」という、魅力的な造語が載っていました。現代人は根も葉も無いデマを信じやすく、感情が理性をねじ伏せます。
終章は、物語に騙されずに抵抗せよというお話でした。
この本では、古代ギリシアのプラトンの教説がよく参照されます。プラトンの『国家』には詩人追放論やエルの物語のようなぶっ飛んだ理論が記載されていますが、この本には「プラトンを現代に活かす」ための知恵が豊富に盛り込まれています。プラトンに納得行かなかった人やプラトンを現代に応用したい人は是非!。
・しかし、物語無しには人は生きてはいけないという現実がある。
・この物語の力をどのように活かすかをこの本から読みとることと、他人の物語に巻き込まれるのをいかに防ぐことがいかに重要であるかを考えなくてはならない。このパラドクスに対して、この本は多いに参考になることだろう。
著者の言いたいことはたった一つだ。「物語の語り手(ストーリーテラー)を信用するな」である。ということは、政治、小説、番組の制作者、ニュース報道、マンガ、新聞、つまりあらゆるメディアを信用するなという難題であり、根底においては「不可能」に近い。が、考えてみれば当然のことではある。
過去の狩猟社会から農耕社会に至って、集団を一つにまとめる為に「神話」を必要とされ、その集団が多数に至った時点でそれは「誇示」、身分社会を生み出し、それを正当化する為にさらなる「神話」、そして「物語」が生み出され、文明は暴力装置となり「病」となった。同時にそれは宗教ともなった。
文明とは「病」の一つであり、過剰であり人類が生命を維持する以上の欲望や差別、憎悪をも模倣され、増幅されるシステムのことである。幾度も過去に繰り返し興り、やがて集団を制御出来なくなり、結果、疫病(感染症)や、土壌汚染、動植物への環境搾取によって経済、農耕システムが崩れ、瞬く間に崩壊する「病」である。
人間集団つまり社会を一つの生命体(生命システム)と置き換えると、物語がなぜ必要とされるのかが分かる。集団を維持する為に欠かせない装置だからだ。過去に蓮實重彦氏は「物語」を「装置」とも言い換えたが、現代において、誰でも全世界に情報を発信出来る時代においては、多くの個人が物語=装置になり得るか、その装置に突き動かされた存在になっている。
私がこの本を読んだ理由は、人類史と言う存在そのものが「物語」に過ぎないという気づきが以前からあって、ユヴァル・ノア・ハラリとか、ジャレド・ダイアモンド、スティーブン・ピンカーといったユダヤ系の学者達はベストセラー作家であり、希代の「物語の語り手(ストーリーテラー)」であるという確信があったからだ。
従って、これらの本を読むと「人類史」というのは意図的に編集され、上手に一貫性のある如く組み立て直された「物語」ではないか、そういう確信はこの本を読んで間違いないと思うに至った。
この本で書かれている「メガホン」はドナルド・トランプ元大統領のことであるが、匿名にしたのは、単にトランプのシンパに本人に密告されて訴えられたら面倒だと思って書いたことであろうが(どのみち読まれたら裁判になると思うけど)、この内容を読むと多くのジャーナリスト(池上彰を含む)がドナルド・トランプが大統領になることを予測出来なかったのは、彼のストーリーテラーの「才能」を見くびっていたからだ、という著者の指摘は当たっていると思う。何と彼は、プロレスでいう「ヒール(悪役)」を意図的に演じきったという指摘である。この辺は読んだ方が良い内容だ。
過去にそれを実践したアドルフ・ヒトラーの側近のゲッペルスも天才的な「物語の語り手(ストーリーテラー)」であった。独裁者にこういう「物語の語り手(ストーリーテラー)」が側近にいるだけで強いが、多くの独裁者タイプは自らが「物語の語り手(ストーリーテラー)」であろうとした。今騒がせているプーチンにしても、「ユーラシアニズム」という「物語」が根底にあることは多く指摘されている。独裁者の多くは、自らが「神話」であろうとする。神話の主人公であろうとする。
この著書での指摘は、普段のニュース番組、SNS、テレビ番組、ネット情報ブログなど多岐にわたっているが、著者の論旨は冒頭ではっきりしているので、そこを脱線しなければ比較的興味深い内容ではあった。でも、いささかくどい面もあって、最終的には全部読む必要はないのかもしれない。
著者の専門は英文学の研究であるが、日本の高山宏の様な内容は期待してはいけない。どうせ書くなら、英文学を現代をうつす鏡として、専門を越境して読者に博覧強記な知性をもって科学的にあろうとせよ、とまで述べるべきだったと思う。著者は「理性」的であれと書くが、「理性」についても長らく欧米に養われた「物語」である可能性がかなり高い。欧米から見たら「東洋」の片隅の辺境国の日本では理性などなくても国家が成り立っている。行き当たりばったりというより、方法そのものが「システム」である日本では「物語」を編集し尽くし放題である。
日本とてこういう物語被害で無傷ではいられないが、比較的「陰謀論」が小規模で済んでいるのは、日本ほど「物語」を操作してやりたい放題な国はないからなのかもしれない。宗教心が薄いとかよく言われるが、他国の文化を吸収して、神仏習合をしたり、借り物の漢字からひらがなやカタカナを生み出し、自家薬籠している。だから原点などどうでもよいと考えているとしか思えないが、ちょっと違う。
異世界転生ものが流行すれば、恐ろしい程の大量の小説やマンガが乱立するし、ミステリー小説にしてももう数えきれない。SF小説もアメリカやイギリスで流行したが、それを戦後には数えきれないほどの日本で小説、ドラマ、マンガが生み出された。マンガにしても元はアメリカからの影響は明確にしている。
つまり日本はフィクションや他国の文化をカッコ「」に入れて宙吊りに出来る強さがある。つまり、「これ」が他の国のものであると判明した段階で、すぐにカッコに入れて、あとの派生物は自在に編集を繰り広げることに長けている(やがて古い時代のものは、正確な起源はハッキリしない場合もある)。これは日本の科学技術にも言えるところである。従って、著者の悲観的な考えに考え込む前に日本はどうなのかをまず考えるべきところである。
最後に言えるのは、実証的であること、科学的であること、そして常に情報は疑ってかかることに尽きるが、私は著者ほど悲観的ではない。
日本人には「日本鬼子」と中国人から罵倒されても、美少女イラスト「日本鬼子」で応戦するという編集性の強さがある。これは私が日本人であるからこその楽観性である。英語圏の様にそういう斜め上の言語編集性が厳しい言語には難しく思える方法ではある。
個々人がスマホに没頭して見たいものだけを見て生きられる世界では、個々人の認知はとことん歪んでいく。だから危険。
橘玲先生のバカと無知を同時期に読んでいたが、テーマが似ていて面白い。バカと無知のほうが読みやすく短いので予め読んでおくと更にこの本が読みやすくなる。
まず最初に、人間は誕生以来、物語により絆を深め、団結することにより生き延びてきた、物語が大好な生き物であることが示される。だからこそ現代においても、人が優れた物語に惹きつけられ、大きな影響を受けることは極めて自然なことなのである。そして優れた物語は、怒り、不安、高揚といった人間の感情を活性化させるため、社会で共有されやすく、また長期間にわたって繰り返し共有される。
本書を読んで、何故、陰謀論と一般的に言われるものが、広く伝播してかつ信じる人が多いのかよくわかった。陰謀論とは実は優れた物語であり、それを見聞きした人は不安や怒りなどの感情を掻き立てられるため、政府広報や新聞などの事実を平易に記した情報より広く早く伝播し、なおかつ深い影響を与えることができるというわけだ。
この危険はSNSの誕生により増幅されており、そして今後はAIを使ったディープフェイクなどにより更に威力を増すだろう。防ぐ手立てはなかなかないが、何か衝撃的な話を聞いた時に、各々が実は物語ではないかと一歩引いて疑ってみる習慣を持つしかないと思った。
思い込みの激しい人の行動を
うまく説明できている。
そういった人達がみせる情報の取り扱いの迂闊さは
人間の根っこのところにあるものだから責めてはいけない。
そうとわかっていても責めたくなる。ブレーキをかけなくては。
2022年現在、本書を読むと大変わかりみのある状況に思えます。
それはそうと装丁や帯が完全に〝釣り〟でして、相当に下品に感じました。論破のことなど書かれてないですよね。