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クライシス・キャラバン―紛争地における人道援助の真実 単行本 – 2012/12/1

4.6 5つ星のうち4.6 7個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2012/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 318ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492212035
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492212035
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 7個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国連や世界銀行といった国際機関やNGOによる活動は、支援先の為になっているのか。実は武装勢力や非人道的な政権を助けてないかという問題提起をしている本。

国際機関やNGOの支援は、拠出金を出すドナーの意向を大きく受けた活動をしている。本来、自国民の保護の責任を負うはずの政府は国際機関やNGOにその責任を丸投げし、浮いたお金で内戦の準備を行うという事実を丁寧にひもといている。

本書を通じ筆者は、国際機関やNGOが批判にさらされたり上記の観点を考慮していない事を危惧しており、なんとか状況を変えたいと思い、本書を書いたのだと思う。従い、残念ながら、解決策の提言はない。

読みやすく、論点がはっきりしており、素晴らしい本と思った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月19日に日本でレビュー済み
 募金の類を行う際、躊躇するとしたら「それが何処に行くか?」「どんな風に使われるか?」というものがあるでしょう。
(個人的にはそれを無視して行うのもどうかと考えます)

 訳者あとがきにあるとおり「開発援助」にまつわる話(ルポにしろ研究にしろ)は、既に実績があります。が、「人道援助」に
関する話は(人の生死に直結している故に)正しく行われている「もの」として、いつの間にかに(何の裏づけも無いのですが)
認識・納得しています。

 が、著者が「人道援助」の最前線に行ってみたら…既得権益を守りたい&そこの権益−つまり援助先の確保を得たい支援団体の
醜聞があり、た、援助を受け入れている側(政府や反乱軍・ゲリラなどの紛争当事者)も、それに群がる構図があると喝破して
います。

 支援団体が援助先を確保したいのは、ただ一つの理由に集約されているといってもいいでしょう。

 支援先を確保することで、お金を集める大義名分を得る、ということです。故に援助を受け入れている側との癒着云々もあるし
また、受け入れる方も、援助団体の立場を見透かしているので、賄賂・脅迫等の形で、甘い汁を吸おうとする。

 援助団体からすれば最初は「助けたい」という思いが一義的だったのでしょう。そして、それは今も生きているでしょう。
しかし、組織を作れば、今度はそれを維持することが一義的になってしまいます。

 その結果が…紛争地など、「金の成る木」がある現場を渡り歩く援助団体=クライシス・キャラバンの存在なのです。

 助けたい、という想いは大切です。出来ることからやっていこうというのも、賞賛に値します。

 しかし、自分の「想い」がどう活かされているのか?そして、自分の「想い」却って紛争を長引かせているとしたら…
(支援物資は紛争当事者にも、いろんな形で流れているのです)

 私たちが一歩を踏み出す前に知っておくべきことが詰まった一冊です。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月11日に日本でレビュー済み
著者・リンダ・ポルマンは人道主義の聖域にメスを入れ続けてきたジャーナリストである。紛争地においては、人道的援助というものが必ずしも”善“のために使われるとは限らないからである。難民キャンプに届けられた援助物資は・・・兵士に消費され、売却され、それが更なる殺戮、抑圧のための資金源となっていくからである。援助物資を、いくら送っても、難民には届いていない事実はメディアを通して知ってはいたが、本書で、被害者も殺人者も”平等“に救われてしまうという、皮肉な現実を前にすると、著者が援助する側の結果責任を問うているのがよく分かる。大切なことは、援助する各国が「自己満足で終わらない援助を考え続けなくてはならない」ということである。
ため息の出る話であるが、現実を知っておく必要があると思う。
是非、お読みください。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月18日に日本でレビュー済み
 修飾語と非就職後の間が離れ過ぎで読みづらいです.役者は日本語の書き方をも少し学んでください.
 内容はとても良いです.「援助」とは何なのか,考えるきっかけとなりました.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月2日に日本でレビュー済み
国際赤十字の創始者アンリ・デュナンはナイチンゲールを尊敬していた。
デュナンが赤十字の元となる団体を作ろうとしたとき、ナイチンゲールは反対した。

デュナン=赤十字は、戦場で傷ついた兵士は「(政治的な立場は横に置いて))誰であろうとも助けるべき」とするのに対し、ナイチンゲールは、むやみやたらに兵士を助けてしまうと、戦争が長引くだけである。だからデュナンの考え方に反対、であった。

今、世界の趨勢は赤十字の考え方である。

ルワンダで大虐殺があった。ルワンダから大量の難民がコンゴのゴマに流れ着いた。赤十字を筆頭に、国連や国境なき医師団など有象無象の国際NGOが難民の支援を行った。

コンゴのゴマに居たのは、虐殺した方だったのに。

虐殺を指揮した兵士、民兵もたくさん居たのに、国際NGOは支援した。

ルワンダの首都キガリに居た、虐殺された方には見向きもしなかった。

ニュースになるような状況で国際NGOが難民を支援していると、寄付者から金が集まる。難民の正体は関係ない。難民を支援していることがテレビや新聞などで報道されることが大事なのだ。

こういう状況下で国際NGOが活躍するためには、凄惨な現場に行くための通行許可証をもらうため、弾圧している側にお金を払う。
凄惨な現場に行くためのトラックは、弾圧している側の指定業者を使う。
凄惨な現場で安全に活動するため、弾圧している側の人物をボディガードに雇う。

同じような状況は、ボスニアでも起こり、東ティモールでも起こり、スーダンでも起こっている。

ナイチンゲールが否定していた赤十字の思想は、ナイチンゲールが心配していたとおりになってしまった。

※ルワンダ内戦は、フツ族(人口8割強の多数派)がツチ族(少数派)を数百万人殺した。圧勝と思って調子に乗っていたフツ族は、ウガンダ軍と手を組んだツチ族反乱軍が首都キガリに侵攻していることを軽視し、気がついたらツチ族に首都制圧された。ツチ族の逆襲を恐れたフツ族(虐殺した方)は、コンゴに逃げ出した。国際NGOが助けたのは、虐殺した方。
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