〈ファーシーアの一族〉三部作の続編。一応新シリーズですが、主人公はフィッツのまま。三部作に出ていた登場人物達も多く出てきます。
「真実の帰還」から15年経ちフィッツは35歳になっていて、養子であるハップと狼のナイトアイズと片田舎で暮らしています。フィッツだけではなく、シェイドやケトリッケン、ブリッチやモリーの気になるその後も描かれています。そして新シリーズ名〈道化の使命〉にもなっている、あの道化が今回の物語に深く関わってきます。もちろん新しい登場人物も出てきて、物語を盛り上げます。
この「黄金の狩人1」は、フィッツの田舎暮らしの様子や、空白の十五年をある人物に語ったり、ゆったりとしたペースで進みますが、2から後半にかけてどんどんスピード感が増し、更に面白くなっていきます。
物語の面白さだけでなく丁寧な描かれ方で、リアルな人間描写が深みを与えているのも、この作品の大きな魅力のひとつ。フィッツが悩みや苦しみを感じながらも生きる姿に共感し、ページを綴る手が止まりません。
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黄金の狩人1 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-7 道化の使命) 文庫 – 2010/1/30
六公国を危機に陥れた“赤い船団”が撃退されて15年。隠遁生活を送るフィッツのもとに、かつての師が突然おとずれた。〈ファーシーアの一族〉待望の続編、いよいよ開幕!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2010/1/30
- ISBN-104488562078
- ISBN-13978-4488562076
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2010/1/30)
- 発売日 : 2010/1/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4488562078
- ISBN-13 : 978-4488562076
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,120,161位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,344位創元推理文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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2010年1月30日に日本でレビュー済み
ちょうど2月前にこのシリーズの前のシリーズ≪ファーシーアの一族≫を読み返し、続きはまだなのかなあ
と調べてから、待ちに待って発売日に買ってしまって一気に三冊読み切りました。
前作から15年後を書いたこの本では、多感な少年だったフィッツが成熟した(かなり偏屈ものの)大人になって登場します。ひたすら傷つき苦悩し続ける前作と同じように、フィッツの前に過去からの訪問者とともにさまざまな困難と悲しみが降りかかりますが、フィッツも大人になり痛みをなんとかやり過ごすことができるようになったようです。
前作からの大ファンの私としては、文句なしにおもしろかったのですが、少し残念なのが前作を読んでいない人には全然わからないだろうなということです。
この本を読んでみたいという人は、ぜひ≪ファーシーアの一族≫から読んでください。
と調べてから、待ちに待って発売日に買ってしまって一気に三冊読み切りました。
前作から15年後を書いたこの本では、多感な少年だったフィッツが成熟した(かなり偏屈ものの)大人になって登場します。ひたすら傷つき苦悩し続ける前作と同じように、フィッツの前に過去からの訪問者とともにさまざまな困難と悲しみが降りかかりますが、フィッツも大人になり痛みをなんとかやり過ごすことができるようになったようです。
前作からの大ファンの私としては、文句なしにおもしろかったのですが、少し残念なのが前作を読んでいない人には全然わからないだろうなということです。
この本を読んでみたいという人は、ぜひ≪ファーシーアの一族≫から読んでください。
2010年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファーシーア一族、待望の続編。古典名作から流行り物まで、色々なファンタジーを読んできましたが、間違いなく首位をあらそう面白さ。読み始めるととまりません。味のある登場人物の心理描写は言うまでもなく、いわゆる魔法にあたる【気】や【技】の概念もすばらしく練りこまれている。ぱっと見の設定や印象が地味すぎて、本屋で見かけても確実にスルーしてしまいそうなのが残念。ファンタジー好きには、ぜひ前作から読んでいただきたいです。もっと評価されてしかるべき名作です。
2018年9月4日に日本でレビュー済み
「ファーシーアの一族」続編。前回の最後にドラゴンが出てきて、ちょっと全体のトーンがファンタジーファンタジーし過ぎた感がありましたが、また元のテイストに戻りました。シリーズを読んでいる人にとっては、新たな展開への予感と期待だけで読まされてしまう一冊目。冷静に考えるとフィッツはまだ小屋から旅立っていないという。でもあっという間に読んでしまいました。おもしろいですね、やはり。続いて2巻目へ。ここからバックキープに戻ってからの展開が楽しみ。
2015年10月29日に日本でレビュー済み
「王家のために人生全て差し出して当然」と育てられた私生児・フィッツ(35オ位、父は亡き第1王子)。15年ほどの間、心の伴侶であるオオカミと隠遁生活していたのに、また王家に求められ、身分を隠して任務につきます。すべては大事に思う人々の安否が自己の安全より大切だから。
心ひきさかれたり、旧交をあたためたり・・・黒髪美男子フィッツ、心身ともにいろいろつらいけどがんばれ。苦しみ、悩み、身を張る君の葛藤が見どころなんだから(涙
心ひきさかれたり、旧交をあたためたり・・・黒髪美男子フィッツ、心身ともにいろいろつらいけどがんばれ。苦しみ、悩み、身を張る君の葛藤が見どころなんだから(涙
2010年7月28日に日本でレビュー済み
六公国を舞台とした三つの三部作のうちのひとつを
「道化の使命」として、その第一部を三冊に分けたものが本作です。
「ファーシーアの一族」から15年後という完全な続き物なので
設定や登場人物など、前作を読んでいないとさっぱり分からないので注意。
もちろん前作からの読者にとっては文句なしに面白いです。
「道化の使命」シリーズはすべて出すことが決まっているそうなので
第二部、第三部が楽しみです。
「道化の使命」として、その第一部を三冊に分けたものが本作です。
「ファーシーアの一族」から15年後という完全な続き物なので
設定や登場人物など、前作を読んでいないとさっぱり分からないので注意。
もちろん前作からの読者にとっては文句なしに面白いです。
「道化の使命」シリーズはすべて出すことが決まっているそうなので
第二部、第三部が楽しみです。