一話ごとに、ヴァランダーが年齢を重ね、その時々の悩みを抱えつつ奮闘しているのが、興味深い。今回は、体力の衰えや病気に虚勢を張りながら、犯人に肉薄していく。悪態をつき、泣き言を漏らし、不安になり、愛を求めてさまよい、それでも重荷を投げ捨てない。だからこそ、最後に読者にカタルシスを与えられるのでしょう。
犯人を生み出した現代社会の事情をも考えさせる、実に奥の深いシリーズだと思います。
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背後の足音 上 (創元推理文庫) 文庫 – 2011/7/22
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夏至前夜から行方をくらました若者たち。ひとりの母親の必死の訴えがヴァランダーらを動かした。捜査会議を招集するが、刑事の1人と連絡がとれない。好評シリーズ第7弾。
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2011/7/22
- 寸法10.5 x 10.5 x 15 cm
- ISBN-104488209122
- ISBN-13978-4488209124
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2011/7/22)
- 発売日 : 2011/7/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 440ページ
- ISBN-10 : 4488209122
- ISBN-13 : 978-4488209124
- 寸法 : 10.5 x 10.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 104,149位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 423位創元推理文庫
- - 625位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
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2017年1月11日に日本でレビュー済み
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スウェーデン、刑事ヴァランダーシリーズ1作目から、間をとばして7作目へ。1作目は悍ましい事件と移民の問題とヴァランダーの家族の悩みが絡み合って重苦しい内容でしたが、今回もまた警察官でさえ吐いてしまうほどの殺人現場と、ヴァランダーの健康問題が絡み合って、こちらまで体調が悪くなりそうでした。それだけおもしろいということですね。「いったいこの国はどうなっていくのだろ」「あと数年経ったら、スウェーデンはどんな社会になっているのだろう」…。人間はどうなっていくのか、日本にいても不安です。
2019年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズは1990年代以降、すなわち冷戦崩壊後の社会の変化を大きなテーマとしてとりあげ、移民問題や福祉社会の行き詰まりが生み出す犯罪を描いているが、本書では不条理極まりない無差別殺人を描く。
北欧らしい夏至祭を楽しむ若者や結婚式を挙げた直後の幸福絶頂の男女が突如命を奪われる。その不条理さに遺族はやり場のない憤りと喪失感に苛まれる。これらは銃乱射事件や通り魔事件で巻き添えとなった被害者に共通する問題であるが、こうした犯罪をサイコパスとか精神病で安易に片付けずに、現代社会の歪みが生み出す社会問題として提起しているのが本シリーズであろう。
本書では、不条理な連続殺人にヴァランダーの同僚刑事の殺人が絡んでいるため、事件の謎解きが複雑で面白いことに加え、同僚を殺された刑事たちの様々な感情の交錯も描かれていて、物語の厚みを増している。各刑事や検事のキャラクターの描き分けもシリーズを興味深く飽きさせないようにしているといえる。また、主人公ヴァランダーにはシリーズ初期のルール破りの猪突猛進型刑事の片鱗が復活していて、ハラハラさせるサスペンス的要素も楽しめる。
なお、下巻の末尾には訳者の柳沢さんの解説の他、小山正氏のマンケル小論が掲載されていて、著者の経歴や活動を知ることができる。
北欧らしい夏至祭を楽しむ若者や結婚式を挙げた直後の幸福絶頂の男女が突如命を奪われる。その不条理さに遺族はやり場のない憤りと喪失感に苛まれる。これらは銃乱射事件や通り魔事件で巻き添えとなった被害者に共通する問題であるが、こうした犯罪をサイコパスとか精神病で安易に片付けずに、現代社会の歪みが生み出す社会問題として提起しているのが本シリーズであろう。
本書では、不条理な連続殺人にヴァランダーの同僚刑事の殺人が絡んでいるため、事件の謎解きが複雑で面白いことに加え、同僚を殺された刑事たちの様々な感情の交錯も描かれていて、物語の厚みを増している。各刑事や検事のキャラクターの描き分けもシリーズを興味深く飽きさせないようにしているといえる。また、主人公ヴァランダーにはシリーズ初期のルール破りの猪突猛進型刑事の片鱗が復活していて、ハラハラさせるサスペンス的要素も楽しめる。
なお、下巻の末尾には訳者の柳沢さんの解説の他、小山正氏のマンケル小論が掲載されていて、著者の経歴や活動を知ることができる。
2017年9月14日に日本でレビュー済み
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事件の導入まで、一気に詠ませるとこ、さすが。
それぞれの人間性が、こころに残る。
まだまだ続編を読みたかった。
個人的な事ですが、誕生日が全くいっしょです。
それぞれの人間性が、こころに残る。
まだまだ続編を読みたかった。
個人的な事ですが、誕生日が全くいっしょです。
2011年11月19日に日本でレビュー済み
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期待が大きい分だけ腰砕け。最初の殺人は被害者も異様なら、その処理の仕方も想像を超え、どんなに面白い展開になるのかを予感させるに充分であった。しかしだ、結果としてこのような小道具が後半で何も生かされない。これ以上はネタバレになるので触れないが。結局、犯人像は読者にも理解できないだろう。それにヴァランダーはいい加減なミスが多すぎて、自己管理のできないだらしのない単なるオッサンと紙一重になっているような気もする。色々な点で人間味も薄れ、次々と女性に振られる魅力のない人物とも思わせる。訳者に。上巻にある「進入」は「侵入」でしょうし、96年の作品なら「看護師」でなく「看護婦」でしょう。小山さんにも。リゴレットを「道化師」と呼ばないでください。
2012年5月21日に日本でレビュー済み
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私がスウェーデンに住んでいた1980年代は、北欧は他の欧州諸国とは異なり、好人物が多く自然があふれた生活環境の中で日本では味わえない生活を楽しんだものだ。
1年前にノールウェイで起きた77人虐殺事件は、起こりえない国で起こった事件であり、最初はわが耳目を疑ったが、もはや北欧といえども例外でないということを理解した。
北欧の推理小説が好きな友人から、「背後の足音」が面白いと紹介され、連休を利用して読んでみた。
残酷な殺人が続き、それを一人のベテラン警部が追いつめるストーリであるが、ノールウェーの事件がなければ、スウェーデンではあり得ないと思ったであろう。
ベテラン警部の上司・仲間・部下との淡々とした人間関係がいかにもスウェーデンらしく懐かしい。
1年前にノールウェイで起きた77人虐殺事件は、起こりえない国で起こった事件であり、最初はわが耳目を疑ったが、もはや北欧といえども例外でないということを理解した。
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残酷な殺人が続き、それを一人のベテラン警部が追いつめるストーリであるが、ノールウェーの事件がなければ、スウェーデンではあり得ないと思ったであろう。
ベテラン警部の上司・仲間・部下との淡々とした人間関係がいかにもスウェーデンらしく懐かしい。
2016年3月31日に日本でレビュー済み
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どの作品も読みごたえがあります。毎回ドキドキしながら一気に読んでいます。
2013年1月15日に日本でレビュー済み
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時系列に読んでいなかったので、すこし状況が前後していたのが、改善されました。
ちゃんと読むと、時系列で読まないと人間関係がわかりづらくなるんだな、と反省。
今回の事件も残虐で、またまたヴァランダーが人間味全開で立ち向かっているのが良い。
ちゃんと読むと、時系列で読まないと人間関係がわかりづらくなるんだな、と反省。
今回の事件も残虐で、またまたヴァランダーが人間味全開で立ち向かっているのが良い。