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兄の終い 単行本(ソフトカバー) – 2020/3/31
村井 理子
(著)
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感動が感動を呼ぶ! 各紙誌の書評で絶賛!
■ 「女性セブン」7月2日号:書評
■ 「文藝春秋」7月号:書評(評者 佐久間文子 氏)
■ 「AERA」6月29日:著者インタビュー「この人のこの本」(インタビュー&執筆 千葉 望 氏)
■ 「婦人公論」6月23日号:著者インタビュー「私の書いた本」
■ 「河北新報」6月21日:書評
■ 「週刊朝日」6月5日:著者インタビュー「書いた人」(インタビュー&執筆 朝山 実 氏)
■「本の雑誌」6月号:書評(評者 大塚真祐子 氏/北上次郎 氏)
■「週刊文春」:書評「文春図書館」
■ 「東京新聞」5月30日「/中日新聞」5月31日:書評(評者 若松英輔 氏)
■「北海道新聞」5月24日:書評(評者 黒川祥7子 氏)
■ 「北海道新聞」5月24日「/北國新聞」5月30日等:書評(石田香織 氏)
■ 「SPA!」5月19日:書評(評者 辻本 力 氏)
■「西日本新聞」5月9日:書評(評者 ひとやすみ書店・城下康明氏)
------------------
一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。
憎かった兄が死んだ。
残された元妻、息子、私(いもうと)
――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。
「わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。実は、お兄様のご遺体が本日午後、多賀城市内にて発見されました」――寝るしたくをしていた「私」のところにかかってきた1本の電話。それは、唯一の肉親であり、もう何年も会っていなかった兄の訃報だった。第一発見者は、兄と二人きりで暮らしていた小学生の息子・良一君。いまは児童相談所に保護されているという。いつかこんな日が来る予感はあった。金銭的にも精神的にも、迷惑ばかりかける人だった。二度目の離婚をし、体を壊し、仕事を失い、困窮した兄は、底から這いがることなく、一人で死んだのだ。急なことに呆然としている私に刑事は言った。「ご遺体を引き取りに塩釜署にお越しいただきたいのです」
兄は確かに優しいところもある人だった。
わかり合えなくても、嫌いきることはできない。
どこにでもいる、そんな肉親の人生を終う意味を問う。
遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化している兄のアパートを整理し、引き払う。そして、何より、良一君の今後のことがある。兄の人生を終うため、私(いもうと)、元妻(加奈子ちゃん)、そして息子(良一君)の5日間の修羅場が幕を開ける。
「えっ! 」と思わず声が出た私に、
加奈子ちゃんは、「ほら、そっち! 早く! 」と促した。
まだ心の準備ができていないんだって!
感動が感動を呼ぶ! 各紙誌の書評で絶賛!
■ 「女性セブン」7月2日号:書評
■ 「文藝春秋」7月号:書評(評者 佐久間文子 氏)
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■ 「婦人公論」6月23日号:著者インタビュー「私の書いた本」
■ 「河北新報」6月21日:書評
■ 「週刊朝日」6月5日:著者インタビュー「書いた人」(インタビュー&執筆 朝山 実 氏)
■「本の雑誌」6月号:書評(評者 大塚真祐子 氏/北上次郎 氏)
■「週刊文春」:書評「文春図書館」
■ 「東京新聞」5月30日「/中日新聞」5月31日:書評(評者 若松英輔 氏)
■「北海道新聞」5月24日:書評(評者 黒川祥7子 氏)
■ 「北海道新聞」5月24日「/北國新聞」5月30日等:書評(石田香織 氏)
■ 「SPA!」5月19日:書評(評者 辻本 力 氏)
■「西日本新聞」5月9日:書評(評者 ひとやすみ書店・城下康明氏)
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一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。
憎かった兄が死んだ。
残された元妻、息子、私(いもうと)
――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。
「わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。実は、お兄様のご遺体が本日午後、多賀城市内にて発見されました」――寝るしたくをしていた「私」のところにかかってきた1本の電話。それは、唯一の肉親であり、もう何年も会っていなかった兄の訃報だった。第一発見者は、兄と二人きりで暮らしていた小学生の息子・良一君。いまは児童相談所に保護されているという。いつかこんな日が来る予感はあった。金銭的にも精神的にも、迷惑ばかりかける人だった。二度目の離婚をし、体を壊し、仕事を失い、困窮した兄は、底から這いがることなく、一人で死んだのだ。急なことに呆然としている私に刑事は言った。「ご遺体を引き取りに塩釜署にお越しいただきたいのです」
兄は確かに優しいところもある人だった。
わかり合えなくても、嫌いきることはできない。
どこにでもいる、そんな肉親の人生を終う意味を問う。
遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化している兄のアパートを整理し、引き払う。そして、何より、良一君の今後のことがある。兄の人生を終うため、私(いもうと)、元妻(加奈子ちゃん)、そして息子(良一君)の5日間の修羅場が幕を開ける。
「えっ! 」と思わず声が出た私に、
加奈子ちゃんは、「ほら、そっち! 早く! 」と促した。
まだ心の準備ができていないんだって!
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2020/3/31
- 寸法13.5 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-104484202085
- ISBN-13978-4484202082
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出版社より
人気翻訳家による感動のノンフィクション。

一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。
憎かった兄が死んだ。
残された元妻、息子、私(いもうと)
――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。
商品の説明
著者について
翻訳家/エッセイスト
1970年静岡県生まれ。琵琶湖のほとりで、夫、双子の息子、愛犬ハリーとともに暮らしながら、雑誌、ウェブ、新聞などに寄稿。
主な連載に、『村井さんちの生活』(新潮社「Webでも考える人」)『、犬(きみ)がいるから』(亜紀書房「あき地」)。著書に『犬ニモマケズ』『犬(きみ)がいるから』(亜紀書房)、『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』(KADOKAWA)、『ブッシュ妄言録』(二見書房)など。訳書に『サカナ・レッスン』(キャスリーン・フリン著、CCCメディアハウス)、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(キャスリーン・フリン著、きこ書房)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(共にトーマス・トウェイツ著、新潮社)、『黄金州の殺人鬼』(ミシェル・マクナマラ著、亜紀書房)などがある。
1970年静岡県生まれ。琵琶湖のほとりで、夫、双子の息子、愛犬ハリーとともに暮らしながら、雑誌、ウェブ、新聞などに寄稿。
主な連載に、『村井さんちの生活』(新潮社「Webでも考える人」)『、犬(きみ)がいるから』(亜紀書房「あき地」)。著書に『犬ニモマケズ』『犬(きみ)がいるから』(亜紀書房)、『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』(KADOKAWA)、『ブッシュ妄言録』(二見書房)など。訳書に『サカナ・レッスン』(キャスリーン・フリン著、CCCメディアハウス)、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(キャスリーン・フリン著、きこ書房)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(共にトーマス・トウェイツ著、新潮社)、『黄金州の殺人鬼』(ミシェル・マクナマラ著、亜紀書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : CCCメディアハウス (2020/3/31)
- 発売日 : 2020/3/31
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 172ページ
- ISBN-10 : 4484202085
- ISBN-13 : 978-4484202082
- 寸法 : 13.5 x 1.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,103位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,283位近現代日本のエッセー・随筆
- - 14,011位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー

5 星
兄の孤独死をカラッと笑えてしまう強さ、ズーンとくる本です
SNSで紹介されて興味を持ち即購入。私自身4年前に義兄を孤独死で亡くし実の弟である夫と遠方まで行き葬儀、納骨、役所の手続きなどすべて行いました。本当に大変だったのですが淡々とこなしていたなぉ、と現在は思います。この本はお兄さんを孤独死で亡くした主人公が限られた時間の中、兄の元奥さんと娘さんとで現場の部屋を片付け葬儀をし残された息子を引き取り、殺伐としがちな場面をカラッと語っているところが好感が持てました。そしてあっという間に読み終えてしまいました。今後増えるであろう孤独死、それは本当に不幸なのかな?と思ってしまいました。私もデジャブと思える場面がありうんうん、と頷きながら読ませていただきました。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月26日に日本でレビュー済み
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普段はほとんど読書しないけど興味深い内容であり文章も読みやすくて一気に読んでしまいました。
2023年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪人ではないが、だらしのない身内。愛情は冷めきっているが、完全に縁を切ったとまでは言えない。
怒涛の数日間を少しのコミカルさを交えてよく書いたなぁ。活力すごそうな作者だ。
本筋とは関係ないけど、身内にエッセイストが居たら嫌だなとも思った。観察されて推し量られて、全国流通の本に書き残されたくないわ。最近はエッセイにそんなことをよく思う。
怒涛の数日間を少しのコミカルさを交えてよく書いたなぁ。活力すごそうな作者だ。
本筋とは関係ないけど、身内にエッセイストが居たら嫌だなとも思った。観察されて推し量られて、全国流通の本に書き残されたくないわ。最近はエッセイにそんなことをよく思う。
2023年8月10日に日本でレビュー済み
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筆者の実際の体験をもとにして書かれているので、何よりリアルであり、説得力がある。
読みやすくて興味深いので、多くの人は一気読みしてしまうだろう。
実兄の死を扱っているのに、この読みやすさ、軽妙さ(悪い意味ではなく)は貴重だ。
何と言っても、出色なのは兄の元妻だ。綺麗な人らしいが、この人が実に痛快で、実際に会いたいと思ってしまう。それほど魅力的に描かれている。
なお、この作者には、幼き頃の両親と兄との生活を描いた作品もあるが、個人的にはおすすめしない。普通に暗く、重苦しい。内実はよく分かるように書かれているが。
読みやすくて興味深いので、多くの人は一気読みしてしまうだろう。
実兄の死を扱っているのに、この読みやすさ、軽妙さ(悪い意味ではなく)は貴重だ。
何と言っても、出色なのは兄の元妻だ。綺麗な人らしいが、この人が実に痛快で、実際に会いたいと思ってしまう。それほど魅力的に描かれている。
なお、この作者には、幼き頃の両親と兄との生活を描いた作品もあるが、個人的にはおすすめしない。普通に暗く、重苦しい。内実はよく分かるように書かれているが。
2023年5月4日に日本でレビュー済み
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観覧車のくだりで号泣してしまいました。
きっと村井さんも皆それぞれ深く思うところがあるだろうに、スピーディーに淡々と書かれていて読みやすかったです。
私は娘を亡くして、毎日死のうと思っているのですがその考えを一瞬でも止めてくれる本でした。
読めてよかった。
きっと村井さんも皆それぞれ深く思うところがあるだろうに、スピーディーに淡々と書かれていて読みやすかったです。
私は娘を亡くして、毎日死のうと思っているのですがその考えを一瞬でも止めてくれる本でした。
読めてよかった。
2021年6月23日に日本でレビュー済み
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久しぶりに小説を一気に読みました
情景が、想像する努力が不要なほど勝手に見えてきます
過不足のない確実な描写力!
物語は緊張と弛緩の繰り返しで怒涛のようにドタバタと進み、登場人物は皆いい人ばかりで心温まるシーンがたくさんあります
ハッピーエンドとも言えるのですが、読後に強烈な喪失感のようなものがあり、それがまさに死というものなんだなと思いました
情景が、想像する努力が不要なほど勝手に見えてきます
過不足のない確実な描写力!
物語は緊張と弛緩の繰り返しで怒涛のようにドタバタと進み、登場人物は皆いい人ばかりで心温まるシーンがたくさんあります
ハッピーエンドとも言えるのですが、読後に強烈な喪失感のようなものがあり、それがまさに死というものなんだなと思いました
2021年5月29日に日本でレビュー済み
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昼風呂で一気読みしました。初Kindle!
関係性は違うけど 突然1人の人間の後じまいをした私には、遺品の片付けをしながら気持ちが少しずつ変わっていく部分に共感しました。亡くなった後初めて知った別の一面…夫婦でもありました。
肯定する人が1人いれば…それに自分がなろう…と言う最後に 静かに『お兄さん、良かったね』と感動。
コミカルにシニカルに、シビアにクールに死別の前後を描いた作品。爽やかに読み終えられます。
関係性は違うけど 突然1人の人間の後じまいをした私には、遺品の片付けをしながら気持ちが少しずつ変わっていく部分に共感しました。亡くなった後初めて知った別の一面…夫婦でもありました。
肯定する人が1人いれば…それに自分がなろう…と言う最後に 静かに『お兄さん、良かったね』と感動。
コミカルにシニカルに、シビアにクールに死別の前後を描いた作品。爽やかに読み終えられます。
2020年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただいい人といい日々が過ぎていく。
善人しか出てこず、全てが、これで良かった、と思えるエピソード。
あまりにも綺麗に進んでいく話に違和感。
”違う、そうじゃない。
遺された人、その気持ち、無慈悲に過ぎる時間、親切とは言い難い周囲の人々など、
家族の死を突然に迎えた生活は、こんなに良いものではない”
と何度も本を閉じながらも、これは物語ではないことも思い知らされる。
事実だ。事実が綴られているのだ。
人の死とそれを取り巻く世界に一つとして同じものはない。こういう死も存在するのだ。
ある死を取り巻くエピソードとして読了。
これが作られた物語なら、出来過ぎとすら思いそう。
が、事実であるから、人の数だけ死がある当たり前のことを喚起させられた。
読みやすく、筆者の優しさが伝わる本ではある。
出てくる人々全員が幸せに過ごしていることを願わずにいられない。
善人しか出てこず、全てが、これで良かった、と思えるエピソード。
あまりにも綺麗に進んでいく話に違和感。
”違う、そうじゃない。
遺された人、その気持ち、無慈悲に過ぎる時間、親切とは言い難い周囲の人々など、
家族の死を突然に迎えた生活は、こんなに良いものではない”
と何度も本を閉じながらも、これは物語ではないことも思い知らされる。
事実だ。事実が綴られているのだ。
人の死とそれを取り巻く世界に一つとして同じものはない。こういう死も存在するのだ。
ある死を取り巻くエピソードとして読了。
これが作られた物語なら、出来過ぎとすら思いそう。
が、事実であるから、人の数だけ死がある当たり前のことを喚起させられた。
読みやすく、筆者の優しさが伝わる本ではある。
出てくる人々全員が幸せに過ごしていることを願わずにいられない。
2020年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前友人の独身の叔父さんが自宅で亡くなり、その後処理が大変だった話を聞いたことがあり、いつか自分にも同様のことが起こるかもしれないと思っていた。
生前に迷惑をかけられてばかりだったとしても、実の兄が小学生の息子を残して突然亡くなったら、やはり親族として駆けつけてしまうだろう。
そしてもしそれが逆の立場だったら? と考え始めると不安だし、急に断捨離をしなくてはと焦ってしまう。
辛い現実を突きつけられるけれど、この本には優しい人しか出てこないのが大きな救い。
生前に迷惑をかけられてばかりだったとしても、実の兄が小学生の息子を残して突然亡くなったら、やはり親族として駆けつけてしまうだろう。
そしてもしそれが逆の立場だったら? と考え始めると不安だし、急に断捨離をしなくてはと焦ってしまう。
辛い現実を突きつけられるけれど、この本には優しい人しか出てこないのが大きな救い。