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82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) 単行本(ソフトカバー) – 2018/12/7
購入オプションとあわせ買い
韓国で136万部突破
チョン・ユミ、コン・ユ共演で映画化
社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本でも圧倒的共感の声! 「これはわたしの物語だ」
異例の大ヒットで、ついに29万部突破!!
「女性たちの絶望が詰まったこの本は、未来に向かうための希望の書」――松田青子
2019年間ベストセラー(「単行本 文芸書」部門第8位/トーハン調べ、「単行本 フィクション」部門第10位/日販調べ)
6か月連続売上第1位! (2019年1-6月 海外文学部門/トーハンTONETS i調べ)
ひとつの小説が韓国を揺るがす事態に
K-POPアイドルユニットのRed Velvet・アイリーンが「読んだ」と発言しただけで大炎上し、少女時代・スヨンは「読んだ後、何でもないと思っていたことが思い浮かんだ。女性という理由で受けてきた不平等なことが思い出され、急襲を受けた気分だった」(『90年生まれチェ・スヨン』 より)と、BTS・RMは「示唆するところが格別で、印象深かった」(NAVER Vライブ生放送 より)と言及。さらに国会議員が文在寅大統領の就任記念に「女性が平等な夢を見ることができる世界を作ってほしい」とプレゼント。韓国で社会現象にまで発展した一冊は台湾でもベストセラーとなり、ベトナム、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど32の国・地域で翻訳決定。
本書はもはや一つの<事件>だ。
ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかの様子のキム・ジヨン。
誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児……キム・ジヨン(韓国における82年生まれに最も多い名前)の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。
「キム・ジヨン氏に初めて異常な症状が見られたのは九月八日のことである。(……)チョン・デヒョン氏がトーストと牛乳の朝食をとっていると、キム・ジヨン氏が突然ベランダの方に行って窓を開けた。日差しは十分に明るく、まぶしいほどだったったが、窓を開けると冷気が食卓のあたりまで入り込んできた。キム・ジヨン氏は肩を震わせて食卓に戻ってくると、こう言った」(本書p.7 より)
「『82年生まれ、キム・ジヨン』は変わった小説だ。一人の患者のカルテという形で展開された、一冊まるごと問題提起の書である。カルテではあるが、処方箋はない。そのことがかえって、読者に強く思考を促す。
小説らしくない小説だともいえる。文芸とジャーナリズムの両方に足をつけている点が特徴だ。きわめてリーダブルな文体、等身大のヒロイン、ごく身近なエピソード。統計数値や歴史的背景の説明が挿入されて副読本のようでもある。」(訳者あとがきより)
解説:伊東順子
装画:榎本マリコ
「装画について」
表紙の顔の中の風景は、ニューメキシコ州のアビキューという土地を描いています。
乾いた風の音と鳥の声以外何も聞こえないような場所で、浄化される感覚を覚えた私の一番好きな場所です。
きっと常々思い焦がれているので無意識にこの風景を描きたくなるんだと思います。
私の作品は、"此処ではないどこかへ"という想像の中の自由な世界を描くことが多いので、名久井さんがこの絵を選んでくださったことで、今回の主人公の心情にも少しリンクすることができたのかなと思っています。
装丁:名久井直子
「装丁について」
わたしが榎本さんのあの絵を選んだコンセプトは、
社会の中で自分の顔(主体)があやうい状態を表したかったのです。
透明人間になっているような。
鏡にも風景が映っているのは、
鏡にさえ、自分が映らないという喪失感のようなもの、を追加したかったのです。
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これは女性だけの物語ではない。
フェミニズムに抵抗がある人にも読んで欲しいし、一緒に考えるべき一冊だと思う。
10年後のキム・ジヨンがどんな人生を送っているか、それは今を生きる私たちにかかっているのだ。
――村田沙耶香
フェミニズムって、実は学問でも思想でもなく、女性たちの日常の中にある。それは生きるものであり、暮らすものだ。
ということを小説にしたからこんなにパワフルなんだと思う。日本のキム・ジヨンも読みたくなった。
――ブレイディみかこ
この本のノンフィクション的書法での女性差別への抗議は一歩先に行ってる。良きベストセラーが国を動かすケースだ。
――いとうせいこう(twitterより)
たくさんの私たちに本の中で出会い、時々胸が詰まる思いでした。
――伊藤詩織
誰もが一度は気になったことがあるかもしれないけどやり過ごしていたこと、
或いは疑問も抱かず当たり前だと思っていたことに今更ながら気づきを与えてくれる。
――和田彩花
誰よりもまずは男性にこそ読んでほしい本。
多くの女性が普通に経験していて、でも男性がまったく気づいていないことがどれだけあることか。
自分がここに出てくるどの男性でもあり得たことに思い至ることからしか男女の未来はない。
ギスギスしたこの時代に、隣国のこんなすてきな本が普通に日本で売れていることもまた希望だと思っている。
――大友良英
次から次に積み上げられる不条理を前に、思わずもっと楽しんで生きようよ、と言ってしまいたくなる人もいるだろう。だから私はあえて言いたい。
「これが私たちの日常だけど、なにか」、?と。
――鳥飼茜
一気に読んだ。登場人物が、理不尽さに甘んじることなく、自らの手で成功を掴んでいく様子は痛快だ。
それにしても驚くのは、これが百年前ではなく、現代の物語ということ。
もちろん日本も他人事ではない。哀しみと同時に、勇気をもらえる小説だと思う。
――古市憲寿
女であるということ。たったそれだけで、そのせいで、被らなければならなかった無数の悲しみ、それらを耐えなければと繰り返しこらえ続けた狂おしさが……
実は、自分だけのものではなかった、と思えたなら、それだけでもたぶん救いになるんだ。救われるべき人たちに届きますように。
――温又柔
小説は語れなかった名もなき感情に言葉を与えることができる。だから、韓国中の女性たちがこの本に熱狂したのだ。
自分の中の言葉にならなかった、声に出せなかった感情が、ここにすべて書かれているから。
――星野智幸(「ちくま」2019年1月号書評より)
つらかった。出来事も感情もわかりすぎてきつかった。女性を取り巻く状況はそう簡単には変わらないだろう。
それでも勇気をもって書かれ、刊行された本がここにある。このスタートラインに立って走ろう。一緒に。
――深緑野分
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2018/12/7
- 寸法13.2 x 1.5 x 18.9 cm
- ISBN-104480832114
- ISBN-13978-4480832115
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出版社より

2019年 年間ベストセラー!* 23万部突破!
キム・ジヨンは今年で33歳になる。3年前に結婚し、去年、女の子を出産した。
ある日突然、自分の母親や友人が乗り移ったかのように振舞い始めるキム・ジヨン。
心配した夫とともにその原因を探るため、彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る。
1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、
何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思いとはーー
*「単行本 文芸書」部門第8位/トーハン調べ 「単行本 フィクション」部門第10位/日販調べ
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チョン・ユミ コン・ユ共演で映画化主人公キム・ジヨンを演じるチョン・ユミとその夫役、チョン・デヒョンを演じるコン・ユは「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染ファイナル・エクスプレス」に続き3作目の共演となります。 韓国では2019年10月に、日本では2020年10月に公開され、原作本に続き大ヒット作となりました。 |
少女時代・スヨン、BTS・RMも読んだ!世界中で翻訳決定K-POPアイドルユニット、Red Velvetのアイリーンが本書を読んだと発言したところ、一部男性ファンが「アイリーンがフェミニスト宣言をした」として一斉に反発、アイリーンの写真やグッズを破損する様子を動画投稿サイトに投稿するという事態も起きました。 少女時代・スヨンは「読んだ後、何でもないと思っていたことが思い浮かんだ。女性という理由で受けてきた不平等なことが思い出され、急襲を受けた気分だった」(『90年生まれチェ・スヨン』より)と、BTS・RMは「示唆するところが格別で、印象深かった」(NAVERVライブ生放送より)と本書にコメントを寄せました。 またすでに中国・台湾でもベストセラーとなり、ベトナム、アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど32の国・地域で翻訳も決定しています。 |
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キム・ジヨン氏の半生(本書より抜粋)
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学生時代だがキム・ジヨン氏はその日、父にひどく叱られた。何でそんな遠くの予備校に行くんだ、何で誰とでも口をきくんだ、何でスカートがそんなに短いんだ……。そんなふうに育てられてきたのだった。気をつけろ、服装をきちんとしろ、立ち居振る舞いを正せ、危ない道、危ない時間、危ない人はちゃんと見分けて避けなさいと。気づかずに避けられなかったら、それは本人が悪いんだと。 (P.61-62より) |
出産・仕事「でもさ、ジヨン、失うもののことばかり考えないで、得るものについて考えてごらんよ。親になることがどんなに意味のある、感動的なことかをさ。それに、ほんとに預け先がなくて、最悪、君が会社を辞めることになったとしても心配しないで。僕が責任を持つから。君にお金を稼いでこいなんて言わないから」 「それで、あなたが失うものはなんなの?」 「え?」 「失うもののことばかり考えるなって言うけど、私は今の若さも、健康も、職場や同僚や友だちっていう社会的ネットワークも、今までの計画も、未来も、全部失うかもしれないんだよ。だから失うもののことばっかり考えちゃうんだよ。だけど、あなたは何を失うの?」 (P.128-129より) |
育児俺も旦那の稼ぎでコーヒー飲んでぶらぶらしたいよなあ……ママ虫もいいご身分だよな……韓国の女なんかと結婚するもんじゃないぜ……。 (中略) 「ママ虫なんだって、私」 その答えに、チョン・デヒョン氏は長いため息を漏らした。 「そんな書き込み、全部、小学生が書いてるんだよ。インターネットに出てくるだけで、実際に言う人なんかいないよ。誰もそんなこと思ってない」 「違うよ。さっき私、この耳で聞いたもん。あそこの道渡ったところの公園で、30歳くらいの、スーツ着て会社に行ってるちゃんとした男の人たちが、私にそう言ったよ」 (P.158-159より) |

著者: チョ・ナムジュ
1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。卒業後は放送作家として社会派番組のトップ「PD手帳」や「生放送・今日の朝」などで時事・教養プ ログラムを10年間担当。2011年、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。フェミニズムをテーマにした短篇集『ヒョンナムオッパへ』(タサンチェッパン)に「ヒョンナムオッパへ」が収録されている。
『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』(タサンチェッパン)、2019年『サハマンション』(民音社)刊行。
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【試し読み】『82年生まれ、キム・ジヨン』ストーリーブック(西村ツチカ描き下ろし絵掲載) | チョ・ナムジュ 著/小山内 園子・すんみ 訳『彼女の名前は』 | チョ・ナムジュ 著/ 斎藤 真理子 訳『サハマンション』 | チョ・ナムジュ 著/ 小山内 園子・すんみ 訳『私たちが記したもの』 | |
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セクハラにあった女性が戦い続けるわけとは? 地下2階の部屋に住む女子生徒の悩みとは? 60人余りの女性へのインタビューを元に書かれ、『82年生まれ、キム・ジヨン』に続いて2018年に発表した作品。 暮らしのなかで感じる不条理に声を上げ、自分だけでなく「次の人」のために立ち上がる女性たちの、胸を打つ28編の物語。 | 『82年生まれ、キム・ジヨン』著者の長編小説。チョ・ナムジュ × 斎藤真理子コンビによる衝撃、再び! 超格差社会「タウン」最下層に位置する人々が住む「サハマンション」とは? 30年前の「蝶々暴動」とは? ディストピアの底辺で助け合い、ユートピアを模索することは可能か? | 『82年生まれ、キム・ジヨン』で世界を揺るがした著者が、女性たちの直面する「今」を描く。『82年生まれ、キム・ジヨン』の多大な反響と毀誉褒貶、著者自身の体験を一部素材にしたような衝撃の短編「誤記」ほか、10代の初恋、子育て世代の悩み、80歳前後の姉妹の老境まで、全世代を応援する短編集。貧富の格差、家父長制、女性差別、誤解。悩みながらも、シスターフッドと自分のアイデンティティを大切にする女性たちの物語。 |
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2018/12/7)
- 発売日 : 2018/12/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4480832114
- ISBN-13 : 978-4480832115
- 寸法 : 13.2 x 1.5 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 47,902位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位アジア文学 (本)
- - 13位その他の外国文学作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
東アジア特有の問題で、日本の数十年前までも同様の話なんだと思います。
2023年に読んだ本で1番考えさせられることが多かったです。
現代日本は明治維新や戦後復興が歴史の転換点として挙げられるが、活躍した人物はみな男性である。
したがって男性社会というのは歴史的にみれば単なる事実に過ぎない。
現代では女性も男性と同じように働くことが求められたが、男性社会の名残が依然残っており、こうした空気に女性は悲鳴を上げている。
有能な女性が男性社会に潰されるのは社会問題であり、より生きやすく・活躍できる世の中にしていくべきである。
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そういう女性は「仕事なんかしないで、家でダラダラしてる方が勝ち組」と思っているのではないだろうか。
本書は「男と同じくらい仕事がしたい。平等に扱ってほしい」という女性を前提とした内容である。
もし「仕事なんて男がするものだ。私は専業主婦がいい」という人が読めば、「共感はするけど私には無理だ」そう言うのではないだろうか。
p.s.
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