手軽な本です。(紙質が軽いため疲れません。)
恋愛・お金・人生(ひとによっては宗教も)でう~んとなったときに、手に取って5分開いてみたら、立ち止まって考えるきっかけになるような気がします。
通読して思い浮かんだ言葉は TRY TO DO IT JUSTICE(バートバカラックの言葉です。)シンプルに。
深めていくのは自分自身ですね。
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人生はゲームなのだろうか? ――〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学 (ちくまプリマー新書) 新書 – 2022/2/9
平尾 昌宏
(著)
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購入オプションとあわせ買い
読書猿さん推薦!
「正解のない世界を生き抜く私達のための、「考える」という希望」
ルールも目的もはっきりしないこの「人生」を生き抜くために、
思考の「根拠」や「理由」をひとつひとつ自分で掴みとる練習を始めよう。
「人生は神ゲーだ」「クソゲーだ」「人生はゲームじゃない」
――人生について考えるのは難しい。人それぞれに意見は違う。
「答え」がなさそうだから生きるのはつらい――でも、「答え」は出せる!
わけの分からない人生を生き抜くための、〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学。
ーーーーーーーーーー
自分はポケモンをやっているのに、ドラクエの攻略本見てもそりゃあダメでしょう?
悲しいことに、我々はひょっとするとゲームをやっているのに、どんなゲームをやってるのかも分かっていないのです。
……そうでなくて、そもそも、「自分が今やっているのは(それがゲームであるなら)どんなゲームなのか」を知ること。
そのために哲学は役立つ。(「まえがき」より)
ーーーーーーーーーー
【目次】
パートI 人生はゲームか?
第1章 「人生はゲームか?」問題編
第2章 答えの出し方
第3章 ゲームとは何か
第4章 「人生はゲームか?」解決編
・練習問題1 受験・掃除・戦争はゲームか?
パートII 改めてゲームとはどんなものか?
第5章 私には夢がある! ―ゲームと目的
第6章 料理はゲームか?―目的とルールの連動
第7章 戦争はゲームか?―ゲームと楽しさ
第8章 人生は遊びではない?―遊びと仕事と
・練習問題2 「受験・掃除はゲームか?」再考
パートIII さて、人生とはどんなものか?
第9章 「やっぱり人生はゲームだ」論―人生の成分表
第10章 「人生にも死という終わりがある」論―人生の不確かさ
第11章 「人生はリセットできない」論―人生出口なし
・コラム1 内部と外部の反転
第12章 「そんなこと誰が決めた?」論―人生のお約束
・コラム2 ルールの意味
第13章 「誰が産んでくれと言った?」論―人生は開いている
・練習問題3 人生からの離脱
パートIV ゲームを作る、ゲームを超える
第14章 宗教はゲームか?
第15章 マネーゲームはゲームか?
・コラム3 唯一のゲーム?
第16章 教育はゲームか?
・コラム4「自分ゲーム」を作る
第17章 恋愛はゲームか?
・コラム5 始めに不一致ありき
「正解のない世界を生き抜く私達のための、「考える」という希望」
ルールも目的もはっきりしないこの「人生」を生き抜くために、
思考の「根拠」や「理由」をひとつひとつ自分で掴みとる練習を始めよう。
「人生は神ゲーだ」「クソゲーだ」「人生はゲームじゃない」
――人生について考えるのは難しい。人それぞれに意見は違う。
「答え」がなさそうだから生きるのはつらい――でも、「答え」は出せる!
わけの分からない人生を生き抜くための、〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学。
ーーーーーーーーーー
自分はポケモンをやっているのに、ドラクエの攻略本見てもそりゃあダメでしょう?
悲しいことに、我々はひょっとするとゲームをやっているのに、どんなゲームをやってるのかも分かっていないのです。
……そうでなくて、そもそも、「自分が今やっているのは(それがゲームであるなら)どんなゲームなのか」を知ること。
そのために哲学は役立つ。(「まえがき」より)
ーーーーーーーーーー
【目次】
パートI 人生はゲームか?
第1章 「人生はゲームか?」問題編
第2章 答えの出し方
第3章 ゲームとは何か
第4章 「人生はゲームか?」解決編
・練習問題1 受験・掃除・戦争はゲームか?
パートII 改めてゲームとはどんなものか?
第5章 私には夢がある! ―ゲームと目的
第6章 料理はゲームか?―目的とルールの連動
第7章 戦争はゲームか?―ゲームと楽しさ
第8章 人生は遊びではない?―遊びと仕事と
・練習問題2 「受験・掃除はゲームか?」再考
パートIII さて、人生とはどんなものか?
第9章 「やっぱり人生はゲームだ」論―人生の成分表
第10章 「人生にも死という終わりがある」論―人生の不確かさ
第11章 「人生はリセットできない」論―人生出口なし
・コラム1 内部と外部の反転
第12章 「そんなこと誰が決めた?」論―人生のお約束
・コラム2 ルールの意味
第13章 「誰が産んでくれと言った?」論―人生は開いている
・練習問題3 人生からの離脱
パートIV ゲームを作る、ゲームを超える
第14章 宗教はゲームか?
第15章 マネーゲームはゲームか?
・コラム3 唯一のゲーム?
第16章 教育はゲームか?
・コラム4「自分ゲーム」を作る
第17章 恋愛はゲームか?
・コラム5 始めに不一致ありき
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2022/2/9
- 寸法10.8 x 1.7 x 17.3 cm
- ISBN-104480684204
- ISBN-13978-4480684202
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著者について
1965年、滋賀県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門は哲学、倫理学。立命館大学、佛教大学、大阪産業大学、追手門学院大学などで講師を務めるかたわら、現在は邦訳スピノザ全集の計画に携わっている。著書に『哲学、する?』『愛とか正義とか』『哲学するための哲学入門』(いずれも萌書房)、『ふだんづかいの倫理学』(晶文社)。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近Twitterでもういちど追いはじめた読書猿さんの推薦図書。
まぁ内容の濃さでいうと「同じことを何度も書いているな、薄いな」と感じた。
Amazonのレビューの中にも同じようなことを書かれているものがあった。
私は、会社員を始めて早6年の仕事に悩める28歳だ。本書は、そんな私にとっては
少し頭を冷やして「自分で考える」良い刺激と機会をもらえた一冊になった気がする。
今年から企画職に配置換えとなったこともあり、
これまで営業部隊とは違う仕事の向き合い方にストレスフルな日々だったため
「考えるってなんだっけ?」と自問自答するカンフル剤になった。
さて、冒頭のAmazonレビューでは「哲学的アプローチのチュートリアル」とも書かれていて、
うまい表現だと思った。上記のとおり内容は薄い本書たが、これが本書がチュートリアルであり、
コンテンツ・知識のインプットではなくチュートリアルとして本質を言葉にしたり、
論証はどうやってやるのか、に力点を置いているからだろう。
本書冒頭の「この本の使い方」にもきちんと書かれている。
-----------------------------------
...私の意見ですけど、「自分で考える」ったって、もう少し手助けというか、そう言うことをしていいんじゃないかと思うのです。
-----------------------------------
以下、余談。Amazonレビュー★1つでボロクソに叩いている方がいたのでレビュー内容を読んでみた。
文体が古くおじさん臭いという意見には同意(笑)
ところどころ出てくる「文章末尾に(ふふふ)」等は私も鼻についた(笑)
一方、ゲームをコンピュータゲームの絞り方が甘い≒タイトル詐欺同然に非難している点は、
何だかなと思ってしまった。本書のパートⅠ〜ⅣのうちパートⅠを読むだけで、
ゲームをコンピュータゲームに絞らない意味・理由・狙いが書かれているのだが。
またVRやメタバースを軽視している点に対する批判もあった。
この点についても的外れだと考える。今回は「ゲームの本質」を捉え論証する内容なので(p.43)、
VRやメタバースが人生の延長だというのなら、本書を読めば、それらはゲームではないということに
なるのだが....大丈夫だろうか....と件の方の理解度が心配になってしまった。
とはいえ、現状は本書で確認されたゲームの定義から見ると、
VRやメタバースは “ まだ ” ゲームの域を出ていないだけで、
今後どうなるのか分からないからこそ本書の「自分で考える」アプローチを活用すればいいのではないかと私は考えている。
まぁ内容の濃さでいうと「同じことを何度も書いているな、薄いな」と感じた。
Amazonのレビューの中にも同じようなことを書かれているものがあった。
私は、会社員を始めて早6年の仕事に悩める28歳だ。本書は、そんな私にとっては
少し頭を冷やして「自分で考える」良い刺激と機会をもらえた一冊になった気がする。
今年から企画職に配置換えとなったこともあり、
これまで営業部隊とは違う仕事の向き合い方にストレスフルな日々だったため
「考えるってなんだっけ?」と自問自答するカンフル剤になった。
さて、冒頭のAmazonレビューでは「哲学的アプローチのチュートリアル」とも書かれていて、
うまい表現だと思った。上記のとおり内容は薄い本書たが、これが本書がチュートリアルであり、
コンテンツ・知識のインプットではなくチュートリアルとして本質を言葉にしたり、
論証はどうやってやるのか、に力点を置いているからだろう。
本書冒頭の「この本の使い方」にもきちんと書かれている。
-----------------------------------
...私の意見ですけど、「自分で考える」ったって、もう少し手助けというか、そう言うことをしていいんじゃないかと思うのです。
-----------------------------------
以下、余談。Amazonレビュー★1つでボロクソに叩いている方がいたのでレビュー内容を読んでみた。
文体が古くおじさん臭いという意見には同意(笑)
ところどころ出てくる「文章末尾に(ふふふ)」等は私も鼻についた(笑)
一方、ゲームをコンピュータゲームの絞り方が甘い≒タイトル詐欺同然に非難している点は、
何だかなと思ってしまった。本書のパートⅠ〜ⅣのうちパートⅠを読むだけで、
ゲームをコンピュータゲームに絞らない意味・理由・狙いが書かれているのだが。
またVRやメタバースを軽視している点に対する批判もあった。
この点についても的外れだと考える。今回は「ゲームの本質」を捉え論証する内容なので(p.43)、
VRやメタバースが人生の延長だというのなら、本書を読めば、それらはゲームではないということに
なるのだが....大丈夫だろうか....と件の方の理解度が心配になってしまった。
とはいえ、現状は本書で確認されたゲームの定義から見ると、
VRやメタバースは “ まだ ” ゲームの域を出ていないだけで、
今後どうなるのか分からないからこそ本書の「自分で考える」アプローチを活用すればいいのではないかと私は考えている。
2022年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『人生はゲームなのだろうか?』著者の平尾昌宏さんにお話をききました。
——本日はよろしくお願いします。早速ですが、この本はどのような本なのでしょうか?
【平尾さん】
タイトル通り、「人生はゲームか」を考えた本です。でも、安易に答えを披露するとか、「これが唯一の正解だ」と押しつけるというタイプの本ではなくて、この問題を自分たちで考えていくというスタンスをとっています。
私はふだん、大学や専門学校で哲学や倫理学を教えています。それらの授業のために「愛とか正義とか」や「哲学、する?」という本を書きました。それらの中で、例題として「人生はゲームか」をテーマにしました。
しかし、授業で実際のこれらの教材を使っていたところ、学生さんたちが予想以上に関心を持ってくれると同時に、私が予想したのとは違う考え方や反論を示してくれました。そこで、この問題を改めて本格的に取り上げてみようと思った次第です。
——みなさん関心あるテーマだったということなんですね。
「なんだか生きづらい」というのが時代のキーワードになっています。そして、そこから脱出するためのスキルやノウハウは山ほど提供されています。「答え」を教えてくれる識者や論客も大勢います。それなのに状況を改善できるとはかぎらない。
そもそも、「生きづらさを解消するための手段がどこかで提供されている」と考えることが、錯覚なのかも知れません。だとすれば、むしろ希望は、自分で考えること、つまり<哲学する>ことにあることになります。
具体的なスキルやノウハウとは違って、ある意味では王道、だけど現代では地味に見えてしまう<哲学>ですが、哲学的にきちんと考えていけば、「人生はゲームか」といった、<答えのなさそうな問題>にも一定の解答が得られます。そればかりではなく、人生やゲーム、人生の中で起こるあれこれ(お金、教育、恋愛、宗教などなど)を巡ってあれこれの発見があることが分かります。
——きちんと考えていくことで、答えがなさそうな問題にも解答が得られるということなんですね。読み通してみると、そこに至るまでのドラマが一冊の本になっているように感じます。この本全体は大きく4つのパートに分かれていますね。
前半のパート1では「人生はゲームか」、パート2では「改めてゲームとは何か」を扱っています。一方、後半のパート3では「人生はどんなものか」、パート4では人生内のあれこれ(宗教、お金、教育、恋愛)について考えるという構成です。
読者の関心によって面白く読めるところはばらけるでしょうが、考え方の基本について学びたい人にとってはパート1が役立つと思います。ゲームに特に関心があってちゃんと考えたい人にとっては、パート2が面白いんじゃないかと思いますし、人生について考えたい人にとってはパート3が面白いだろうと思います。私としては、パート4が気に入っています。
——この本、語り口はやわらかいですし、平尾さんがうまく交通整理をしながら話を進めてくださっているので、すんなり理解しながら読みすすめることができます。平尾さんは考えを深め哲学をするには地道にやるしかないと冒頭おっしゃっていましたが、こういう風に案内していただけるなら楽しいものだなと思いました。今後執筆したいテーマなどはありますか?
まだ漠然とした計画ですが、今回と同じように、「哲学、する?」や「ふだんづかいの倫理学」で取り上げて反響の大きかった問題について、改めてまとめてみたいと思っています。
代表的なものとして、「お金持ちになりたいか、幸せになりたいか、どちらかを選ぶとしたら?」という練習問題などを考えています。
——身の回りの答えがなかなか出ない問題って、断片的にはネットでみかけたりもしますが、こうやってまとまって考える機会はあまりなかったように思います。こうやって一緒に考えられる本の存在は嬉しいです。本日はありがとうございました!
(了)
——本日はよろしくお願いします。早速ですが、この本はどのような本なのでしょうか?
【平尾さん】
タイトル通り、「人生はゲームか」を考えた本です。でも、安易に答えを披露するとか、「これが唯一の正解だ」と押しつけるというタイプの本ではなくて、この問題を自分たちで考えていくというスタンスをとっています。
私はふだん、大学や専門学校で哲学や倫理学を教えています。それらの授業のために「愛とか正義とか」や「哲学、する?」という本を書きました。それらの中で、例題として「人生はゲームか」をテーマにしました。
しかし、授業で実際のこれらの教材を使っていたところ、学生さんたちが予想以上に関心を持ってくれると同時に、私が予想したのとは違う考え方や反論を示してくれました。そこで、この問題を改めて本格的に取り上げてみようと思った次第です。
——みなさん関心あるテーマだったということなんですね。
「なんだか生きづらい」というのが時代のキーワードになっています。そして、そこから脱出するためのスキルやノウハウは山ほど提供されています。「答え」を教えてくれる識者や論客も大勢います。それなのに状況を改善できるとはかぎらない。
そもそも、「生きづらさを解消するための手段がどこかで提供されている」と考えることが、錯覚なのかも知れません。だとすれば、むしろ希望は、自分で考えること、つまり<哲学する>ことにあることになります。
具体的なスキルやノウハウとは違って、ある意味では王道、だけど現代では地味に見えてしまう<哲学>ですが、哲学的にきちんと考えていけば、「人生はゲームか」といった、<答えのなさそうな問題>にも一定の解答が得られます。そればかりではなく、人生やゲーム、人生の中で起こるあれこれ(お金、教育、恋愛、宗教などなど)を巡ってあれこれの発見があることが分かります。
——きちんと考えていくことで、答えがなさそうな問題にも解答が得られるということなんですね。読み通してみると、そこに至るまでのドラマが一冊の本になっているように感じます。この本全体は大きく4つのパートに分かれていますね。
前半のパート1では「人生はゲームか」、パート2では「改めてゲームとは何か」を扱っています。一方、後半のパート3では「人生はどんなものか」、パート4では人生内のあれこれ(宗教、お金、教育、恋愛)について考えるという構成です。
読者の関心によって面白く読めるところはばらけるでしょうが、考え方の基本について学びたい人にとってはパート1が役立つと思います。ゲームに特に関心があってちゃんと考えたい人にとっては、パート2が面白いんじゃないかと思いますし、人生について考えたい人にとってはパート3が面白いだろうと思います。私としては、パート4が気に入っています。
——この本、語り口はやわらかいですし、平尾さんがうまく交通整理をしながら話を進めてくださっているので、すんなり理解しながら読みすすめることができます。平尾さんは考えを深め哲学をするには地道にやるしかないと冒頭おっしゃっていましたが、こういう風に案内していただけるなら楽しいものだなと思いました。今後執筆したいテーマなどはありますか?
まだ漠然とした計画ですが、今回と同じように、「哲学、する?」や「ふだんづかいの倫理学」で取り上げて反響の大きかった問題について、改めてまとめてみたいと思っています。
代表的なものとして、「お金持ちになりたいか、幸せになりたいか、どちらかを選ぶとしたら?」という練習問題などを考えています。
——身の回りの答えがなかなか出ない問題って、断片的にはネットでみかけたりもしますが、こうやってまとまって考える機会はあまりなかったように思います。こうやって一緒に考えられる本の存在は嬉しいです。本日はありがとうございました!
(了)
2022年4月5日に日本でレビュー済み
目次が面白そうだったので読みはじめた。
しかしパート1であまりに「そうじゃないだろ」と突っ込みたい部分が多くてこれ以上読むのをやめようと思った。結論の出し方が粗雑すぎる。いらいらしつつそれでも最後まで読んだら、理路に補足修正がされていたので、星3つとした。学術書ではないので用語の定義がされないまま議論が進む。はじめに「人生」と「ゲーム」を定義してしまったら、「人生はゲームか?」という問いにはその定義によって最初から答えがでてしまう。議論の重要な要点である「目的」や「ルール」という言葉もそう。後の章で「これはこういう意味」という説明が出てきて、なんだか延々と「後出しじゃんけん」されているように感じた。まえがきに登場した社会人受講生がこの本を読んでも満足はしないだろうなあ。
しかしパート1であまりに「そうじゃないだろ」と突っ込みたい部分が多くてこれ以上読むのをやめようと思った。結論の出し方が粗雑すぎる。いらいらしつつそれでも最後まで読んだら、理路に補足修正がされていたので、星3つとした。学術書ではないので用語の定義がされないまま議論が進む。はじめに「人生」と「ゲーム」を定義してしまったら、「人生はゲームか?」という問いにはその定義によって最初から答えがでてしまう。議論の重要な要点である「目的」や「ルール」という言葉もそう。後の章で「これはこういう意味」という説明が出てきて、なんだか延々と「後出しじゃんけん」されているように感じた。まえがきに登場した社会人受講生がこの本を読んでも満足はしないだろうなあ。
2022年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
考察や思考の組み立て方の指南は、ある程度されているのかとは思うけれど
「ふふっ」や「はいっ」などの感嘆句が多用され、各所の文末に括弧を付け補足をしている文調は、あまり読み心地の良いものではないと感じます。
本題に対する解釈の掘り下げは、期待したよりも遥かに浅く、論理展開の不足した箇所が多分にあり
思春期近くの年代の者が読めば、それなりの充実感があるのでしょうけど
それをすでに終え、ある程度人生の荒波に揉まれた者にとっては、余りにも雑で稚拙だと思ってしまうでは。
また、製本には分厚い用紙が使用され、印字は行間や空白が多く、本の物的質量に対し掲載された情報量は如何にも少なく、あっという間に読めてしまいます。
とりあえず、最後まで読んでみたところ
「著者は、素晴らしい哲学者であり、お金は(読者に振込んでもらってでも)欲しいのだ。」
と言いたい事は分かりました。
「ふふっ」や「はいっ」などの感嘆句が多用され、各所の文末に括弧を付け補足をしている文調は、あまり読み心地の良いものではないと感じます。
本題に対する解釈の掘り下げは、期待したよりも遥かに浅く、論理展開の不足した箇所が多分にあり
思春期近くの年代の者が読めば、それなりの充実感があるのでしょうけど
それをすでに終え、ある程度人生の荒波に揉まれた者にとっては、余りにも雑で稚拙だと思ってしまうでは。
また、製本には分厚い用紙が使用され、印字は行間や空白が多く、本の物的質量に対し掲載された情報量は如何にも少なく、あっという間に読めてしまいます。
とりあえず、最後まで読んでみたところ
「著者は、素晴らしい哲学者であり、お金は(読者に振込んでもらってでも)欲しいのだ。」
と言いたい事は分かりました。
2022年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の中で答えはすぐに出ます。
この本の良いところは答えが書かれていることではなく、どんな場合でも同じ結論になるのかなど、現実的に使えるように、自分で考えられるように導いてくれるところです。
この本の良いところは答えが書かれていることではなく、どんな場合でも同じ結論になるのかなど、現実的に使えるように、自分で考えられるように導いてくれるところです。
2022年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学の本としては少し物足りないのだけど、レーベルを考えれば十分な内容なのかもしれない。
中高生は勿論だけど、新入社員にもこの程度の考え方が出来るようになってほしいなと思う。
人生とゲームそれぞれの条件を整理し、イコールと言えるか言えないかを検討していく。
条件の整理が終わり、「では○○はゲームか?」なんて問題で応用実践をしているうちに条件が増えたり、見直しをすることになったりする。
読んでいる途中で人生をゲームと見做す、みたいな展開になることは予想できたけどそれが宗教だとは思わなかった。すごく強い前提を置く必要があるけど、これまでに検討してきた条件を満たすからこの説は受け入れざるを得ない。
人生が不確定だからゲームという形ででも確かな形を得たい、というのはそうだと思う。でもそのゲームは抜け出せちゃうし、現実に戻らないといけないのが辛い。
中高生は勿論だけど、新入社員にもこの程度の考え方が出来るようになってほしいなと思う。
人生とゲームそれぞれの条件を整理し、イコールと言えるか言えないかを検討していく。
条件の整理が終わり、「では○○はゲームか?」なんて問題で応用実践をしているうちに条件が増えたり、見直しをすることになったりする。
読んでいる途中で人生をゲームと見做す、みたいな展開になることは予想できたけどそれが宗教だとは思わなかった。すごく強い前提を置く必要があるけど、これまでに検討してきた条件を満たすからこの説は受け入れざるを得ない。
人生が不確定だからゲームという形ででも確かな形を得たい、というのはそうだと思う。でもそのゲームは抜け出せちゃうし、現実に戻らないといけないのが辛い。
2022年3月17日に日本でレビュー済み
目次を見れば、だいたいこんな内容だっていうのが分かります。
この本の使い方
パート1 人生はゲームか?
第一章 「人生はゲームか?」の問題
第二章 答えの出し方
第三章 ゲームとは何か
第四章 「人生はゲームか?」の解決
パート2 改めてゲームとはどんなものか
第五章 私には夢がある!——ゲームと目的
第六章 料理はゲームか?——目的とルールの連動
第七章 戦争はゲームか?——ゲームと楽しさ
第八章 人生は遊びではない?——遊びと仕事と
パート3 さて、人生とはどんなものか
第九章 「やっぱり人生はゲームだ」論——人生の成分表
第一〇章 「人生にも死という終わりがある」論——不確かな人生
第一一章 「人生はリセットできない」再論——人生出口なし
第一二章 「そんなこと誰が決めた?」論——人生のお約束
第一三章 「誰が産んでくれと言った?」論——人生は開いている
パート4 ゲームを作る、ゲームを超える
第一四章 宗教はゲームか
第一五章 マネー・ゲームはゲームか
第一六章 教育はゲームか
第一七章 恋愛はゲームか
他に、練習問題と、コラムがあちこちにあり、読書案内が付いています。
この本の使い方
パート1 人生はゲームか?
第一章 「人生はゲームか?」の問題
第二章 答えの出し方
第三章 ゲームとは何か
第四章 「人生はゲームか?」の解決
パート2 改めてゲームとはどんなものか
第五章 私には夢がある!——ゲームと目的
第六章 料理はゲームか?——目的とルールの連動
第七章 戦争はゲームか?——ゲームと楽しさ
第八章 人生は遊びではない?——遊びと仕事と
パート3 さて、人生とはどんなものか
第九章 「やっぱり人生はゲームだ」論——人生の成分表
第一〇章 「人生にも死という終わりがある」論——不確かな人生
第一一章 「人生はリセットできない」再論——人生出口なし
第一二章 「そんなこと誰が決めた?」論——人生のお約束
第一三章 「誰が産んでくれと言った?」論——人生は開いている
パート4 ゲームを作る、ゲームを超える
第一四章 宗教はゲームか
第一五章 マネー・ゲームはゲームか
第一六章 教育はゲームか
第一七章 恋愛はゲームか
他に、練習問題と、コラムがあちこちにあり、読書案内が付いています。