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ベルリンは晴れているか (ちくま文庫) 文庫 – 2022/3/14
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迫真の臨場感で描かれた歴史ミステリの傑作
待望の文庫化!
1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ――。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化! 解説=酒寄進一
第1位 第9回Twitter文学賞(国内編)
第3位 2019年本屋大賞
第2位 このミステリーがすごい! 2019年版(国内編)
第160回直木賞候補
その他各紙誌でも大絶賛!!
この作家の集中力と咀嚼力には、
その若さからは想像もつかないほどの馬力がある。
素直に脱帽!
――逢坂剛
- 本の長さ537ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2022/3/14
- 寸法10.6 x 2 x 14.8 cm
- ISBN-104480437983
- ISBN-13978-4480437983
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出版社より


戦争が終わった。 瓦礫の街で彼女の目に映る空は何色か――
総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり……ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年刊行の長編『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞ノミネート、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞ノミネート、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。19年刊行の『この本を盗む者は』で、21年本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」第3位となった。その他の著書に『分かれ道ノストラダムス』『カミサマはそういない』がある。
商品の説明
出版社からのコメント
「読売新聞」著者インタビュー(2018.9.30付)
「産経新聞」書評(2018.9.30付)
「web本の雑誌」書評(2018.10.11)
「Book Bang」書評(2018.10.12)
「週刊新潮」書評(2018.10.18号)
「週刊文春」書評(2018.10.25号)
「毎日新聞」書評(2018.10.21付)
「WEBRONZA」書評(2018.10.22)
「週刊朝日」書評(2018.11.2号)
「西日本新聞」書評(2018.10.27付)
「北國新聞」書評(2018.10.27付)
「高知新聞」「南日本新聞」「熊本日日新聞」書評(2018.10.28付)
「女性自身」書評(2018.11.20号)
「anan」書評(2018.11.14号)
「TBSラジオ 荒川強啓 デイ・キャッチ! 」(2018.11.8)
「日刊ゲンダイDIGITAL」書評(2018.11.16)
「東京新聞」書評(2018.11.18付)
「北海道新聞」書評(2018.11.18付)
「日経新聞」書評(2018.11.24付)
「毎日新聞夕刊」書評(2018.11.28付)
「週刊ダイヤモンド」書評(2018.12.8号)
「クロワッサン」書評(2018.12.10号)
「朝日新聞」書評(2018.12.9付)
「日刊ゲンダイ」書評(2018.12.10付)
著者について
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2022/3/14)
- 発売日 : 2022/3/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 537ページ
- ISBN-10 : 4480437983
- ISBN-13 : 978-4480437983
- 寸法 : 10.6 x 2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 95,319位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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但しストーリーは主人公目線で展開していくにも関わらず、最後の落ちとのつながりが自然ではないように思った。
まだ、本作を読了してもおらず、読みかけだったにもかかわらず、そう書いてしまったからである。
読了したいま、この本に圧倒されている。
『宝島』に圧倒されたのと勝るとも劣らない、打ちのめされるような読後感を感じてしまう。
ナチスドイツ支配下の、人々がショービニズムに染まっていくリアリティ。
息苦しさと恐怖。
見事に描かれていると思う。
連合国の進駐。
ソ連とアメリカ軍とドイツ国民の葛藤。
そこに、ミステリーを重ね合わせて、読み始めた当初は、御都合主義にすら思えた展開が驚くほど見事に最後に決着してく。
こんな小説を読める幸せを感じる。
『宝島』にせよ、本書にせよ、沖縄人でもなくドイツ人でもない作者の想像の産物であるが、想像力はときに現実を超えるのである。
今度の「ベルリン」は、舞台がドイツで敗戦国、しかも軍人じゃなくって普通の少女ということで、前の作品よりもずっと辛くて、かわいそうな状況なんだけども、まるで当時のベルリンを歩いているような気分にさせてくれるものすごく手に取るように鮮やかな文章で、あっという間に物語に引きこまれてしまいました。
物語もとっても凝っていて、1945年7月時点の終戦間もないベルリンと、主人公アウグステが生まれてから成長していく様子とナチスが誕生してドイツがどんどん酷い状況になっていく様子を書いた幕間とが交互に書かれています。
この二つの物語が最後で一つに合わさって、ミステリーとしても、あっと驚く結末が待っていました。
ユダヤ人や同性愛者、身体障害者などの差別問題についてもとても深く考えられていて、当時の迫害の様子が容赦なく書かれているので読んでいて辛いところもありましたが、「これは今も続く地続きの問題なんだ、遠い過去の異国の物語ということで、他人事のように考えていてはいけないんだ」と気づかされました。
あとがきにもの凄くたくさんの参考文献がのっていて、なるほどプロの作家さんってこれだけ調べるんだと感動と納得。
今みたいな世の中に、こんな作品が書かれて、それを読むことができてとてもよかったです。
ぜひ、ドイツ語に翻訳してドイツの人にも読んで貰いたいです。