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遠くの街に犬の吠える (ちくま文庫) 文庫 – 2020/9/12
吉田 篤弘
(著)
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昔の時間の音、忘れられた言葉、烏天狗、東京の地図、屋上の家……せつなくささやかな恋物語。著者による解説「遠吠えの聞こえる夜」収録。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2020/9/12
- 寸法10.6 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-10448043691X
- ISBN-13978-4480436917
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2020/9/12)
- 発売日 : 2020/9/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 448043691X
- ISBN-13 : 978-4480436917
- 寸法 : 10.6 x 1.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,541位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉田篤弘さんらしい、あたたかくてさみしいおはなしでした。いちばん好きな作品になりました。
2020年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夜寝る前に、少しずつ読んでいます。手に入る本は全て持っており、単行本も文庫も大事にしています。心地よい文章と少し不思議な世界観が大好きです。
2021年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真が挿入されているの知らなかったので、本を開いてちょっとがっかり。
短編集というか、ストーリー続いてるので長編なのかな???
なんか『遠吠え』とか『バッテン』とか、色々出てきたけどよくわからなかった。
一頁目のたくさんの×のついた文章はなんだったのかとか、天狗は結局どうなったのかとか。
先生の懐古話はなんの必要があったかとか、なにもかもよくわからなかった。
先生の手紙はよかったけど、宮本輝の『錦繍』のような雰囲気が...
読みやすいけど、私には合わなかった。
もう読まないかな。
短編集というか、ストーリー続いてるので長編なのかな???
なんか『遠吠え』とか『バッテン』とか、色々出てきたけどよくわからなかった。
一頁目のたくさんの×のついた文章はなんだったのかとか、天狗は結局どうなったのかとか。
先生の懐古話はなんの必要があったかとか、なにもかもよくわからなかった。
先生の手紙はよかったけど、宮本輝の『錦繍』のような雰囲気が...
読みやすいけど、私には合わなかった。
もう読まないかな。
2017年6月10日に日本でレビュー済み
この著者が著書について語るイベント、が好きだ。読まないで、先に話を聞きに行く。今回はこんな話からはじまった。「バッテンが気になった」と。たとえば漢字の凶や「文」という字にもバッテンがあるでしょう。ああそうだ、傘とか図とか爽とか、バッテンの入った文字ってけっこうある。「胸」にもバッテンがあるんです。凶という字は、死者の胸にほどこした入れ墨だったのです…。
もちろんこんな話は小説と直接の関係はないのだけれど、もう吉田ワールドに入っているのだ。吉田さんという著者と同じ名前の主人公が、消えた音をとらえることのできる音響技術士(冴島君)と出会い、彼の導きで消えた言葉(「バッテン語」)の辞書をつくることをライフワークとしている恩師(白井先生)の秘密を解き明かしていく詩情あふれるミステリー。夏目漱石の「こころ」を彷彿とさせる「先生の手紙」によって明らかになる真実に、静かに激しくこころを揺さぶられる。
先生は小説には生身で登場することはなく、手紙か誰かの記憶のなかでしかその言葉は発せられない。その先生の手紙を代筆していたという夏子さんも途中まではとても控えめな脇役だ。最後のたねあかしはその二人の関係性。静かなクライマックス。ここまで書いてもネタバレではないのでご安心を。物語は、絶妙なあいまいさをのこしつつドラマチックに終わっている。
小さな町の古びた建物を、ささやかな仕事をしている人たちが行ったりきたりして、ああでもないこうでもないといっているだけのお話で、不思議な人物や不可解な事件もさらさらと読み進めてしまうけれど、じつは言葉の一行一行、一言一言、それこそバッテンのひとつひとつにまで神経がゆきとどいている。
物語の最初のほうで、「吉田さん」は白井先生の葬儀のとき斎場で偶然会った冴島君にこんなことを言う。「最初の偶然で、それまで眠っていたものが起き上ったら、そこから先はもう、偶然というより、ひき起こされた必然を、ひとつひとつ確認しているだけなのかもしれない」。物語の最後に置かれた先生の手紙のなかにはこんな言葉がある。「世に『偶然』と称するものは多々あります。しかし、ぼくとしては、あのときのあの出会いだけに『偶然』を使いたい」。
偶然を必然化する過程が人生であり、偶然を必然として起き上がらせるのが物語なのだろう。著者が著作を語るイベントで、作家の「すべての物語は途中から始まる」と言っていたのが印象的だった。そしてすべての物語は途中で終わるのだ。書き終えてから、本当はここで終わっていた、とあとで気付くことがあるとも言っていた。偶然と必然のあわい、ゆらぎ。吉田小説の気持ちよさはそんなところにあるような気がする。
もちろんこんな話は小説と直接の関係はないのだけれど、もう吉田ワールドに入っているのだ。吉田さんという著者と同じ名前の主人公が、消えた音をとらえることのできる音響技術士(冴島君)と出会い、彼の導きで消えた言葉(「バッテン語」)の辞書をつくることをライフワークとしている恩師(白井先生)の秘密を解き明かしていく詩情あふれるミステリー。夏目漱石の「こころ」を彷彿とさせる「先生の手紙」によって明らかになる真実に、静かに激しくこころを揺さぶられる。
先生は小説には生身で登場することはなく、手紙か誰かの記憶のなかでしかその言葉は発せられない。その先生の手紙を代筆していたという夏子さんも途中まではとても控えめな脇役だ。最後のたねあかしはその二人の関係性。静かなクライマックス。ここまで書いてもネタバレではないのでご安心を。物語は、絶妙なあいまいさをのこしつつドラマチックに終わっている。
小さな町の古びた建物を、ささやかな仕事をしている人たちが行ったりきたりして、ああでもないこうでもないといっているだけのお話で、不思議な人物や不可解な事件もさらさらと読み進めてしまうけれど、じつは言葉の一行一行、一言一言、それこそバッテンのひとつひとつにまで神経がゆきとどいている。
物語の最初のほうで、「吉田さん」は白井先生の葬儀のとき斎場で偶然会った冴島君にこんなことを言う。「最初の偶然で、それまで眠っていたものが起き上ったら、そこから先はもう、偶然というより、ひき起こされた必然を、ひとつひとつ確認しているだけなのかもしれない」。物語の最後に置かれた先生の手紙のなかにはこんな言葉がある。「世に『偶然』と称するものは多々あります。しかし、ぼくとしては、あのときのあの出会いだけに『偶然』を使いたい」。
偶然を必然化する過程が人生であり、偶然を必然として起き上がらせるのが物語なのだろう。著者が著作を語るイベントで、作家の「すべての物語は途中から始まる」と言っていたのが印象的だった。そしてすべての物語は途中で終わるのだ。書き終えてから、本当はここで終わっていた、とあとで気付くことがあるとも言っていた。偶然と必然のあわい、ゆらぎ。吉田小説の気持ちよさはそんなところにあるような気がする。
2018年6月13日に日本でレビュー済み
「✖️」(バッテン)の使い方をこんなにも言葉巧みに、改め直したともいえる作品が他にない。
夏目漱石の「こころ」を思わせる手紙のくだり。しかし内容はドロドロではない。儚くも美しい内容だ。
「遠くの街に 犬の吠える」という、詩的なタイトルのおかげで、物語のエンターテイメントさが半減しているが
「天狗の詫び状」をモチーフにテーマが一貫していて非常に味わい深い物語に消化している。
登場人物は全て言葉を扱う文系仕事人たち。謎解きミステリー型小説。小規模な冒険譚。言語解釈の新感覚。
ちょっぴりホラー。読後の切なさと清々しさ。最後のページで世界の見え方がちょっぴり変わる。そして読後の背表紙。
巧い。巧いんですよ。吉田さん。
夏目漱石の「こころ」を思わせる手紙のくだり。しかし内容はドロドロではない。儚くも美しい内容だ。
「遠くの街に 犬の吠える」という、詩的なタイトルのおかげで、物語のエンターテイメントさが半減しているが
「天狗の詫び状」をモチーフにテーマが一貫していて非常に味わい深い物語に消化している。
登場人物は全て言葉を扱う文系仕事人たち。謎解きミステリー型小説。小規模な冒険譚。言語解釈の新感覚。
ちょっぴりホラー。読後の切なさと清々しさ。最後のページで世界の見え方がちょっぴり変わる。そして読後の背表紙。
巧い。巧いんですよ。吉田さん。