素敵な歌集です。
作品そのものはもちろん、作品の背景を知ると味わいがさらに深まります。
というよりは、背景を知らずに読むのはもったいなさすぎます。
テキスト論者には呆れられるかもしれませんが、作者への理解なしで論じられないと思います。
娘に教えてもらった歌集ですが、とても素敵な出会いでした。
皆さんにもおすそわけしたいです。
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えーえんとくちから (ちくま文庫) 文庫 – 2019/1/10
笹井 宏之
(著)
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「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」
「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」
風のように光のようにやさしく強く26年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之。
そのベスト歌集が没後10年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化!
「一首一首の歌が、一つ一つの言葉が、未来の希望に繋がる鍵の形をしている」
――穂村弘(解説より)
「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」
風のように光のようにやさしく強く26年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之。
そのベスト歌集が没後10年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化!
「一首一首の歌が、一つ一つの言葉が、未来の希望に繋がる鍵の形をしている」
――穂村弘(解説より)
- 本の長さ197ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2019/1/10
- 寸法10.6 x 1.1 x 14.9 cm
- ISBN-104480435751
- ISBN-13978-4480435750
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出版社より
この世界への鋭敏で繊細なまなざしから生まれたやさしくつよい言葉たち。

商品の説明
著者について
1982年佐賀県生まれ。2004年より作歌をはじめる。2005年、連作「数えてゆけば会えます」で第4回歌葉新人賞を受賞。2007年、未来短歌会に入会、同年度の未来賞を受賞。2008年、第一歌集『ひとさらい』(Book Park)刊行。2009年1月24日、自宅にて永眠。2011年、『えーえんとくちから笹井宏之作品集』(PARCO出版)を刊行。第二歌集『てんとろり』刊行、併せて『ひとさらい』再刊(ともに書肆侃侃房)。2018年、その早逝を惜しむ声を受けて、書肆侃侃房が短歌新人賞として笹井宏之賞を創設。第1回受賞者が2019年2月に短歌ムック『ねむらない樹』vol.2にて発表される。ブログ「些細」
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目からウロコが落ちました。感動しっぱなしでした。あなたが 生きていなくても、わたしは、千年に一度の出会いを 果たしました。この世の すべてが わたしを後押ししてくれてる気さへ起こります。あなたの紡いだ言葉によって。ありがとう。
2024年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どの歌もいい、私のなさ、透明感が際立っている、どの歌も展開に意外性があり楽しい、
短歌という表現形式を持つ素晴らしさに感動した
気に入った歌をあげる、これだけではない
葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある
蜜蜂のうごきの鈍ささへ冬のよろこびとして眺めてをりぬ
魂がいつかかたちをなすとして、あなたははっさくになりなさい
四ページくらいで飽きる本とかを背骨よりだいじにしています
みんなさかな、みんな責任感、みんな再結成されたバンドのドラム
短歌という表現形式を持つ素晴らしさに感動した
気に入った歌をあげる、これだけではない
葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある
蜜蜂のうごきの鈍ささへ冬のよろこびとして眺めてをりぬ
魂がいつかかたちをなすとして、あなたははっさくになりなさい
四ページくらいで飽きる本とかを背骨よりだいじにしています
みんなさかな、みんな責任感、みんな再結成されたバンドのドラム
2023年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度、手放したのですが、やはり、手元に置いて読み返したくて、買い直しました。
2024年2月9日に日本でレビュー済み
6首抜粋。
・ひだりひだり_数えきれないひだりたちの君にもっとも近いひだりです。
・悲しみで満たされているバルーンを_ごめん、あなたの空に置いたの。
・もうそろそろ私が屋根であることに気づいて傘をたたんでほしい。
・よかったら絶望をしてくださいね_きちんとあとを追いますからね。
・切れやすい糸で結んでおきましょう_いつかくるさようならのために。
・あるときはまぶたのようにひっそりと私をとじてくれましたよね。
けっして共感には至らない、「もっとも近い」という距離をつねに保ちながら、それでも「ひっそりと」つながっている。「お互い遠くにいるからこそ、研ぎ澄まされる感覚というものがある」(156頁)。現代人の「悲しみ」「絶望」に残された、唯一のケアの作法。いつまでも「傘」に「とじ」られているから、「切れやすい」から、結局どちらかが匙を投げてしまいがちなもの。笹井の詩世界=「屋根」は、つねにそれを確保してくれている。死してなお「あとを追い」続けてくれる。「ごめん、」とはにかみながら。
穂村弘の解説のように、笹井の短歌の意義は〈生命=運命共同体〉観に見出されるものなのだろうか。どうもそうではないように思う。「よかったら」と言う彼の歌はつねに引き芸である。どこか遠くにいながら、あたたかい。そんな共存のあり方を、笹井は模索していたように見える。
・ひだりひだり_数えきれないひだりたちの君にもっとも近いひだりです。
・悲しみで満たされているバルーンを_ごめん、あなたの空に置いたの。
・もうそろそろ私が屋根であることに気づいて傘をたたんでほしい。
・よかったら絶望をしてくださいね_きちんとあとを追いますからね。
・切れやすい糸で結んでおきましょう_いつかくるさようならのために。
・あるときはまぶたのようにひっそりと私をとじてくれましたよね。
けっして共感には至らない、「もっとも近い」という距離をつねに保ちながら、それでも「ひっそりと」つながっている。「お互い遠くにいるからこそ、研ぎ澄まされる感覚というものがある」(156頁)。現代人の「悲しみ」「絶望」に残された、唯一のケアの作法。いつまでも「傘」に「とじ」られているから、「切れやすい」から、結局どちらかが匙を投げてしまいがちなもの。笹井の詩世界=「屋根」は、つねにそれを確保してくれている。死してなお「あとを追い」続けてくれる。「ごめん、」とはにかみながら。
穂村弘の解説のように、笹井の短歌の意義は〈生命=運命共同体〉観に見出されるものなのだろうか。どうもそうではないように思う。「よかったら」と言う彼の歌はつねに引き芸である。どこか遠くにいながら、あたたかい。そんな共存のあり方を、笹井は模索していたように見える。
2023年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度も読みたい本です。
2022年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
YouTubeで、ロックバンドのスピッツのボーカル、草野正宗さんの書く詞を彷彿させるという話があり、スピッツファンの私は即購入しました。
笹井宏之さんという歌人を知らずにいましたが、教えていただき感謝です。
読むと、心に爽やかな風が吹きます。涙が出ることもあります。歌のひとつひとつが、琴線に響きます。
笹井宏之さんという歌人を知らずにいましたが、教えていただき感謝です。
読むと、心に爽やかな風が吹きます。涙が出ることもあります。歌のひとつひとつが、琴線に響きます。
2019年12月9日に日本でレビュー済み
26歳で早世した歌人の短歌等を収める。未発表原稿として掲載された俳句や詩と比べると、著者にとっては短歌が一番ぴったりした表現形式だったのだなと実感する。
相聞歌かはともかく、「あなた」の入った短歌が結構ある中で、私が気に入ったもの5首。
きんいろのきりん あなたの平原で私がふれた唯一のもの
ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
晩年のあなたに窓をとりつけて日が暮れるまで磨いていたい
泣きそうな顔であなたが差し出したつきのひかりを抜くピンセット
風。そしてあなたがねむる数万の夜へわたしはシーツをかける
相聞歌かはともかく、「あなた」の入った短歌が結構ある中で、私が気に入ったもの5首。
きんいろのきりん あなたの平原で私がふれた唯一のもの
ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
晩年のあなたに窓をとりつけて日が暮れるまで磨いていたい
泣きそうな顔であなたが差し出したつきのひかりを抜くピンセット
風。そしてあなたがねむる数万の夜へわたしはシーツをかける