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本を読むわたし: My Book Report (ちくま文庫 は 40-1) 文庫 – 2011/9/7

4.4 5つ星のうち4.4 19個の評価

いつも隣りに本があった。ほの甘く、おだやかで、ちょっぴり切なく、途方にも暮れた少女の日々を、本を手がかりに瑞々しく描き出す。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2011/9/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/9/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 246ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480428550
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480428554
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 19個の評価

著者について

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華恵
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年11月19日に日本でレビュー済み
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平成25年度の開成中学校の入試問題で「はせがわくんきらいや」が出題されていて興味を持つ。また、「華恵」という作者名にも、こいつ何者ぞと関心を抱く。作者はアメリカ生まれで、6歳の時から日本に住む。これは後で知ったことで、読んでいるときにはそんなことは微塵も感じさせない。一語一語大切に紡いだ文章で、冗長にならず。真に迫る場面でも決して感情に流されない。しかも、文章構成が巧みで、これが当時15歳の文章と知って驚嘆した。お勧めは、「はせがわくんきらいや」と「きつねの話」で、かなしみとほっこりした温かみが交じり合って、そこに自分の生活が重ねられている。遅ればせながら、この本は、15冊の思い出の本の紹介と作者の個人的体験が重ねられて語られるものだ。この本の魅力は二つある。読み進めると、悲しい話やつらい体験も出てくる。そんな時、作者は人生を悲観せず、常に前向きで果敢である。最初に紹介される本が「I Like Me」であるのは象徴的だ。つまりこの本の魅力は、作者自身の人間的魅力で支えられているのだ。もう一つ、作者の幼少期のアメリカでの話は、そこいらの評論家のアメリカ論より、生々しく説得力を持つ。一つだけ例を挙げる。「Yo! Yes?」という本が紹介されている。自信のない白人の男の子が、元気のよい黒人の男の子と挨拶を交わすうちに、だんだん明るく元気になっていく話だ。この話の設定って、逆じゃいけないのかい。実に面白いよね!
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2021年11月9日に日本でレビュー済み
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大好きな本です。

ただ、この本を読んでいると、どうしても影で小学生のフリをしてプロデュースしている「大人」の影を感じます。大人がすごく上手に子供のふりをしたすてきなエッセイを書いているのではないかという消えない疑惑、みたいな感じですね(本当に本人が書いているのならスミマセン!ただどうしてもそう感じる大人の視点を感じる箇所がたくさんあるんです)。

きっと実際に小学生の華恵さんも普通の小学生よりはもずっと賢くてこの作品の元になる作文はご本人が書いているのだと思うのですが、何よりもこの作品を素敵なものに仕上げている背後にいる大人のスキルがすごいってかんじです。親が偉い人?とかなんでしょうか?

こんな素敵な本を出版してしまい、当時小学生であるはずの華恵さんががすごいプレッシャーを背負って生きていくことになったのではないかと心配になってしまいました。(ただ、先ほどwikiなどでこの華恵さんという方の経歴や現在に至るまでの諸々をざっくり拝見し、おそらくそのプレッシャーを上手くすりぬけて静かにアート方向で活躍されているようで安心しました。なににせよ恵まれた才能をもって生まれた方であることは間違いないようですね)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月28日に日本でレビュー済み
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評判が良いので買ってみました。華恵さんとはTV画面(登山の番組)でお目にかかっています。
私(男)にはそもそも「エッセイ」を買う/読む習慣はないのですが、高峰秀子さんの「(黒の)喪服の女が美しく見える」という趣旨の文章が東大の国語の入試問題(1960年)に出された記憶が強い印象として残っています。
三十代の高峰秀子さんと直に比較するのはまだ早い印象ですが、華恵さんはまだ十代の著書ですから、学校生活やグランマ/おじいちゃんが主な相手ですが、いずれ大人になって人生体験が加わったら内容に深みが増すものと期待しています。
2020年7月18日に日本でレビュー済み
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5歳までニューヨーク、その後は日本で育った華恵さんが、アメリカと日本で過ごした幼少時代の思い出と、大好きな英語や日本語の本について綴った自伝。ハッとさせる表現ばかりで、引き込まれて、無我夢中で本を読む体験をしました。
You are what you read.
人は、読んだ本によって、人格を作られる…と思いました。
2006年8月1日に日本でレビュー済み
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PR誌「ちくま」の8月号に,華恵氏と重松清氏の対談(といっても,重松氏が一方的に語りまくっているが)が載っている。

「『書きたくないな』と思って自分の都合のいいことばかり書いていると,どんどん白々しい内容になってしまう,ということが分かりました。」と語る著者には,自分を見る眼を自分で育てて行こうとする意思を感じます。

好きなところも嫌なところも見すえた上での,自己肯定感。

「周りの世界との関係でちょっと孤独に感じると,本の世界にどんどんのめり込みますね。」という発言は,アメリカから日本に来たばかりの頃に感じた「居場所のなさ」を踏まえたもの。

読書を通じて現実の世界とつながる感覚が,決してバーチャルなものではない確かさを備えているところに★5つ,です。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年9月2日に日本でレビュー済み
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 はじめは、「15歳の子が書いた本というのは、どの程度のものかな?」とやや批評家的な思いで。ところが、1ページめから完全に著者の文章の世界に飲み込まれてしまった。自然で、しかも巧みな文章。若手の作家にありがちなつっぱり感や無理がない。
 初めてお母さんにおねだりして買ってもらった絵本、はじめて一人で読んだ本、アメリカにいる実父や兄、祖母との思い出にまつわる本、学校や塾での人間関係とそれにまつわる本など。華恵さんの思い出や出会った人々の表情などと重ねて書かれている。どちらかというと、華恵さんのこれまでの生きてきた軌跡が前面にでている。
 だから、読んだ後、「この本を読んでみよう。」と思うより、「華恵ちゃんてすてきな人だな。」と思う。紹介されている本は、華恵さんの人生と結びついたもの。単なる本の紹介ではありません。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年1月1日に日本でレビュー済み
この本で紹介された十数冊の本は、有名なものもあり、特にこの本を出発点としなくても、読書を続けていけば、手にすることになりそうだ。
読書をしない人たちにとっては、いい導入になりそうだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年8月13日に日本でレビュー済み
糸井重里さんが褒めていたので、つられて買ってしまいました(笑)。

読んだら感動!ものすごーくいい本じゃないですか・・・(^o^)

作者が15歳ということが話題になっていますが、これは作者とは全然関係なく評価するべき一冊です。

もちろん、15歳ならではの感性は素晴らしい。

身近に本が欠かせない女の子が家族、友達と送る日常の中で、どんなことを感じ、本が彼女の人生にどんな助けになっているのか、気持ちのいい文体で描かれていきます。

子供の時に感じたことが素直に描かれているのは、15歳だからこそ書けたものかもしれません。

ただ、そんなことは関係なく、作品自体をちゃんと評価するべき、クォリティの高い作品でした。

できることなら、自分が10代の時に読んでみたかったな。

今度、10代の女の子にプレゼントしてみます。

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13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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