全体的に非常に面白い本であり、特にどのような過程でアイデアが生まれてくるのかということに対する疑問に対して興味深い意見を述べていると感じました。
ポアンカレの3段階モデルについての話やプロセプトの話は、どこかで感じたことがあることであり、それについての解説が得られたことに大満足です。
ただ、後半に行くに連れて著者の主観が色濃く出て行く傾向があるように感じられたのですが、そこで著者に共感できるかどうかでこの本への満足度が変わるのではないかと感じました。
私にとっては後半部分はやや満足できないところがありました。
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若き数学者への手紙 (ちくま学芸文庫) 文庫 – 2015/7/9
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研究者になるってどういうこと? 現役で活躍する数学者が豊富な実体験を紹介。数学との付き合い方から「してはいけないこと」ま…
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2015/7/9
- 寸法10.5 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-104480096736
- ISBN-13978-4480096739
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2018年8月31日に日本でレビュー済み
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2018年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単なる競争として受験勉強をさせるより、若い世代にこういう本を読ませて数学に興味を持ってもらうことが重要だと思う。面白い。
2021年8月11日に日本でレビュー済み
若き数学を志すメグという女性への手紙を送るという形式で、21通(章)に分けられていて、こいつは私の中では名著にしたい。とにかく名言が多く、人生訓としても実に読み応えがある本だ。
数学は、考えたことを厳密な形式に則って機械的に置きかえていくだけのものではない。この地球上でもっとも創造的な営みなんだ
重要なののは答えそのものではなく、答えにたどり着く方法を見つけることなんだ
誰かが「なぜこれが必要なのか」と言い出すのは、たいていそれをやり遂げる自身がなくて、できればやらずにすませたいと思っているときなんだ
証明は、物語なんだ
証明の本質は文法ではなく意味にある
数学が女性には向かない学問だという考えは、完全に死に絶えた。数学者としてのキャリアの梯子は、男性にも女性にも等しく開かれている
※ポルトガルでは数学が女性に適した活動と思われてきたという。数学が女性には合わないというのは「文化」の偏見に過ぎない。私も実際に高校時代(進学校だったせいもあるが)には数学の得意な女性の多さに辟易した位だ。
自分が「実際的だ」といっていばっている人は、自分が実際的でないといっていばっている人と同じくらい困った存在だと思う
(何か最近思い当たる事件があった気がする)
目先の有用性だけを追っていると、のちのち問題が起こることになりかねない
およそ大学というものは、その学部の4分の1が空中にあるようでなければ何の価値もない
人間の自信を打ち壊すほうが、自信を取り戻させるよりずっと簡単なんだ。
人間は間違いを犯すものだが、賢い人は間違いから学ぶ。なかでも他人の間違いから学ぶのが、一番苦痛が少なくてすむ。
何によらずうまくいかないわけがないことも、うまくいかなくなるものである
ルイ・パストゥールの有名な言葉にもあるように、幸運は備えのある頭脳をひいきにするものなのだから
きっときみも、人に教えることで自分自身の理解が深まることに気づくはずだ
「実用志向型」の姿勢も度を超すと、本物の創造性を圧し殺すことになってしまう
以上、本からの引用。
この本は数学嫌いでも全然問題なく読めるし、最後あたりになると、学際へ突入する手引きになっている点を除けば名著ではないかと私は思う。
先日、丸善に立ち寄って「 自然界に隠された美しい数学 」の文庫が売られていたので即購入!早速読み始めているが、いやはや面白い。
実は著者は、飛び級であのケンブリッジ大学に入学し卒業した数学の天才なのだが、一般書は日本でも10冊程翻訳があるので、どれでも良いから1冊、彼の著書は読んでみると良いと思う。
数学は、考えたことを厳密な形式に則って機械的に置きかえていくだけのものではない。この地球上でもっとも創造的な営みなんだ
重要なののは答えそのものではなく、答えにたどり着く方法を見つけることなんだ
誰かが「なぜこれが必要なのか」と言い出すのは、たいていそれをやり遂げる自身がなくて、できればやらずにすませたいと思っているときなんだ
証明は、物語なんだ
証明の本質は文法ではなく意味にある
数学が女性には向かない学問だという考えは、完全に死に絶えた。数学者としてのキャリアの梯子は、男性にも女性にも等しく開かれている
※ポルトガルでは数学が女性に適した活動と思われてきたという。数学が女性には合わないというのは「文化」の偏見に過ぎない。私も実際に高校時代(進学校だったせいもあるが)には数学の得意な女性の多さに辟易した位だ。
自分が「実際的だ」といっていばっている人は、自分が実際的でないといっていばっている人と同じくらい困った存在だと思う
(何か最近思い当たる事件があった気がする)
目先の有用性だけを追っていると、のちのち問題が起こることになりかねない
およそ大学というものは、その学部の4分の1が空中にあるようでなければ何の価値もない
人間の自信を打ち壊すほうが、自信を取り戻させるよりずっと簡単なんだ。
人間は間違いを犯すものだが、賢い人は間違いから学ぶ。なかでも他人の間違いから学ぶのが、一番苦痛が少なくてすむ。
何によらずうまくいかないわけがないことも、うまくいかなくなるものである
ルイ・パストゥールの有名な言葉にもあるように、幸運は備えのある頭脳をひいきにするものなのだから
きっときみも、人に教えることで自分自身の理解が深まることに気づくはずだ
「実用志向型」の姿勢も度を超すと、本物の創造性を圧し殺すことになってしまう
以上、本からの引用。
この本は数学嫌いでも全然問題なく読めるし、最後あたりになると、学際へ突入する手引きになっている点を除けば名著ではないかと私は思う。
先日、丸善に立ち寄って「 自然界に隠された美しい数学 」の文庫が売られていたので即購入!早速読み始めているが、いやはや面白い。
実は著者は、飛び級であのケンブリッジ大学に入学し卒業した数学の天才なのだが、一般書は日本でも10冊程翻訳があるので、どれでも良いから1冊、彼の著書は読んでみると良いと思う。
2018年4月16日に日本でレビュー済み
途中までしか読んでないからまだ把握しきれていないが、数学を研究している人がどういうことをしているかということが、抽象的なというかふわふわとした表現で書かれ過ぎていて、表現されたことがらを捉えきれなかった。文章で表現されたことそのものに焦点を当てるのではなく、その周辺の事柄に焦点を当てて読めば数学という輪郭を掴めたのだろうか?数学を言葉で表現するのが難しいということは認識できた。
2009年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では,数学者イアン・スチュアートが,若き数学者(の卵)メグに対して,数学とは何か,数学者の世界とはどんなところか,について手紙の体裁で思いを綴っている.ご存知の通り著者イアン・スチュアートは「対象性」の研究を進め,昨今では『もっとも美しい対称性』という名著を世に出したが,それだけではなく数学の魅力を広く世に知らしめるために数学啓蒙活動にも貢献しており,その功績を称えて英国の"Michael Faraday Prize"や米国の"JPBM Communications Award"を受賞している.
イアン・スチュアートは,数学は楽しくて自由だということをユーモアたっぷりに語りつつも,SF業界の「ファンであるということは、誇らしくも寂しいものだ」という言い回しを引用し,「数学はみるものじゃなくやるものだ」と言わんばかりに数学の魅力をあえて断片的にこれでもかと見せつけることで,数学者を志す人を挑発しているような気さえする.読み進む内に数学の様々な分野に興味を掻き立てられ,ついついその分野の専門書を紐解いてみたくなってしまうこと請け合いである.
イアン・スチュアートは,数学は楽しくて自由だということをユーモアたっぷりに語りつつも,SF業界の「ファンであるということは、誇らしくも寂しいものだ」という言い回しを引用し,「数学はみるものじゃなくやるものだ」と言わんばかりに数学の魅力をあえて断片的にこれでもかと見せつけることで,数学者を志す人を挑発しているような気さえする.読み進む内に数学の様々な分野に興味を掻き立てられ,ついついその分野の専門書を紐解いてみたくなってしまうこと請け合いである.
2011年3月25日に日本でレビュー済み
『なぜ数学をするのか』より
ときどき思うんだが、数学に対するみんなの見方を
変えるために、数学を使っているものすべてに
赤いラベルを貼ってみたらどうだろう。
「マス インサイド(数学が使われています)」
というわけだ。
当然、すべてのコンピューターに赤いラベルが貼られること
になるし、額面通りに解釈すれば、数学の教師にも、
赤いラベルを貼らなくてはならない。それに、あらゆる航空券、
あらゆる電話、あらゆる車、あらゆる航空機、あらゆる交通信号、
あらゆる野菜にも、赤いラベルを貼らなければならない……。
(中略)
ところできみは、映画にいくことはあるかい?SFXは好みだろうか?
『スターウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』はどうだろう?
ああいう映画にも、数学が使われている。
初のコンピューターアニメによる長編映画『トイ・ストーリー』で
使われた技術を巡っては、数学の研究論文が二十本ほど発表された。
「コンピューター・グラフィックス」というのは、
ただコンピューターを使って絵を描くだけじゃない。
絵をリアルに見せるために、数学的な手法が使われるんだ。
(中略)
確かに、コンピューターというのは賢い技術かもしれない。
でも、たくさんの賢い数学がなかったら、何の役にも立たない。
だからここにも、赤いラベルをぺたり。
★実際にやらないように!
部屋中、真っ赤になってしまいますから(笑)!
★個人的にオススメなのは、
「ミウラ折り」が使われている地図など。
“数学的な技”の名前を知っていると、ちょっと楽しいですよ!!
ときどき思うんだが、数学に対するみんなの見方を
変えるために、数学を使っているものすべてに
赤いラベルを貼ってみたらどうだろう。
「マス インサイド(数学が使われています)」
というわけだ。
当然、すべてのコンピューターに赤いラベルが貼られること
になるし、額面通りに解釈すれば、数学の教師にも、
赤いラベルを貼らなくてはならない。それに、あらゆる航空券、
あらゆる電話、あらゆる車、あらゆる航空機、あらゆる交通信号、
あらゆる野菜にも、赤いラベルを貼らなければならない……。
(中略)
ところできみは、映画にいくことはあるかい?SFXは好みだろうか?
『スターウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』はどうだろう?
ああいう映画にも、数学が使われている。
初のコンピューターアニメによる長編映画『トイ・ストーリー』で
使われた技術を巡っては、数学の研究論文が二十本ほど発表された。
「コンピューター・グラフィックス」というのは、
ただコンピューターを使って絵を描くだけじゃない。
絵をリアルに見せるために、数学的な手法が使われるんだ。
(中略)
確かに、コンピューターというのは賢い技術かもしれない。
でも、たくさんの賢い数学がなかったら、何の役にも立たない。
だからここにも、赤いラベルをぺたり。
★実際にやらないように!
部屋中、真っ赤になってしまいますから(笑)!
★個人的にオススメなのは、
「ミウラ折り」が使われている地図など。
“数学的な技”の名前を知っていると、ちょっと楽しいですよ!!
2015年2月14日に日本でレビュー済み
メグが学生から教授になる成長に合わせて、先輩数学者から贈るメッセージ集。
数学とは何か、という問いに始まり、実際的なアドバイスに至るまで、
読みやすい言葉で書いてある。
複雑な数式などは出てこないので、安心して読める。
数学で教授になろうとする人は必読だろう。
部外者でも、数学の本質的な考え方について教えてくれるので、読む価値があると思う。
数学とは何か、という問いに始まり、実際的なアドバイスに至るまで、
読みやすい言葉で書いてある。
複雑な数式などは出てこないので、安心して読める。
数学で教授になろうとする人は必読だろう。
部外者でも、数学の本質的な考え方について教えてくれるので、読む価値があると思う。
2014年6月27日に日本でレビュー済み
この本は数学者を志す人はもちろんであるが、数学が好きな人、そうでないひととすべての人に捧げる書だと私は思います。
この本は数学というものはそもそも何であるのかを軸にして書かれています。手紙であるので、章はかなり短めで10ページ程度が一章として構成されており、合計20章程度になっています。誰に宛てて書いているのかと言うと、メグと言う架空の女の子へ宛てた手紙であります。最初のメグは人生の岐路の高校生の頃から始まります。そして、大学へ入り数学の道を志すようになります。筆者はメグが終身職(テニュア)になるまでの研究者がたどる人生の道のりにおけるアドバイスが主になっています。なので、まだ研究者(ここでは主には数学者なのですが)とは何なのかよくわからない人(特に高校生や大学初学年の方)にはこういう職業なんだということがわかるでしょう。また、数学と言う学問がかなり客観視できる本であるので自分のようにある分野だけを集中してやっている身であると数学と言う学問が構造上どうなっているのかを忘れてしまうときがあります。そういったときにこの本は数学全体を語っているので原点に戻れる気がします。
また、著者であるイアン・スチュアートの実際の研究に絡んだ話も所々みられ、非常に面白かった。
(彼は数学者であるが、数理生物学に関する面白い体験談が書かれていた。)
この本は数学というものはそもそも何であるのかを軸にして書かれています。手紙であるので、章はかなり短めで10ページ程度が一章として構成されており、合計20章程度になっています。誰に宛てて書いているのかと言うと、メグと言う架空の女の子へ宛てた手紙であります。最初のメグは人生の岐路の高校生の頃から始まります。そして、大学へ入り数学の道を志すようになります。筆者はメグが終身職(テニュア)になるまでの研究者がたどる人生の道のりにおけるアドバイスが主になっています。なので、まだ研究者(ここでは主には数学者なのですが)とは何なのかよくわからない人(特に高校生や大学初学年の方)にはこういう職業なんだということがわかるでしょう。また、数学と言う学問がかなり客観視できる本であるので自分のようにある分野だけを集中してやっている身であると数学と言う学問が構造上どうなっているのかを忘れてしまうときがあります。そういったときにこの本は数学全体を語っているので原点に戻れる気がします。
また、著者であるイアン・スチュアートの実際の研究に絡んだ話も所々みられ、非常に面白かった。
(彼は数学者であるが、数理生物学に関する面白い体験談が書かれていた。)