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ディスコルシ ローマ史論 (ちくま学芸文庫 マ 35-1) 文庫 – 2011/3/9
ニッコロ・マキァヴェッリ
(著),
永井 三明
(翻訳)
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- ISBN-104480093524
- ISBN-13978-4480093523
- 出版社筑摩書房
- 発売日2011/3/9
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 2.9 x 15 cm
- 本の長さ768ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2011/3/9)
- 発売日 : 2011/3/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 768ページ
- ISBN-10 : 4480093524
- ISBN-13 : 978-4480093523
- 寸法 : 10.8 x 2.9 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,972位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月24日に日本でレビュー済み
本書は、マキァヴェッリの『君主論』と並ぶ主著であり、リウィウスの『ローマ史』を
基にしながら、共和制(共和国)のあり方について論じたものである。2つの主著によ
ってマキァヴェッリが理想とした政治体制は、君主制かそれとも共和制か、といった問
題があった。それに対して、佐々木毅東大名誉教授は、マキァヴェッリの目的は国家の
維持と拡大であり、その目的を達成する政治体制が理想であるとの解釈を提示している。
マキァヴェッリは、共和国の維持と拡大への宗教の影響についても言及しており、その
内容がニーチェのキリスト教批判と類似している点が興味深かった。もっともニーチェ
は、超人の具体例として、マキァヴェッリが理想の君主として評価したチェーザレ・ボ
ルジアを挙げているのでおかしくはないのだが。以下、第2巻2の引用。( )引用者。
今日われわれが信奉する宗教(キリスト教)は、行動的な人物よりは、目立たない瞑想
的な人物をもちあげる傾向がある。そのうえ現代の宗教(キリスト教)は、服従、謙虚
をもっとも貴いことと考えて、人間が対処しなければならない日常の事柄を蔑む。(略)
現代の宗教(キリスト教)がわれわれにたくましくあれと要求する場合(略)、忍従で
きるような人間になれ、と言っているのである。このような生き方が広がっていくにつ
れて、世の中はますます惰弱となって、極悪非道な連中の好餌にならざるをえない。
本書によって、マキァヴェッリとニーチェがそれぞれ考えていた宗教(キリスト教)の
課題が意外と近いところにあり、重なり合っているようにも思えた。また、当時のイタ
リアのように「極悪非道な連中の好餌にならない」ための戦略についての記述も多く、
それは現代でも十分通用するものであり、政治体制だけでなく、戦略論や政治と宗教と
の関わりについて関心をもっている人にもオススメの1冊である。
基にしながら、共和制(共和国)のあり方について論じたものである。2つの主著によ
ってマキァヴェッリが理想とした政治体制は、君主制かそれとも共和制か、といった問
題があった。それに対して、佐々木毅東大名誉教授は、マキァヴェッリの目的は国家の
維持と拡大であり、その目的を達成する政治体制が理想であるとの解釈を提示している。
マキァヴェッリは、共和国の維持と拡大への宗教の影響についても言及しており、その
内容がニーチェのキリスト教批判と類似している点が興味深かった。もっともニーチェ
は、超人の具体例として、マキァヴェッリが理想の君主として評価したチェーザレ・ボ
ルジアを挙げているのでおかしくはないのだが。以下、第2巻2の引用。( )引用者。
今日われわれが信奉する宗教(キリスト教)は、行動的な人物よりは、目立たない瞑想
的な人物をもちあげる傾向がある。そのうえ現代の宗教(キリスト教)は、服従、謙虚
をもっとも貴いことと考えて、人間が対処しなければならない日常の事柄を蔑む。(略)
現代の宗教(キリスト教)がわれわれにたくましくあれと要求する場合(略)、忍従で
きるような人間になれ、と言っているのである。このような生き方が広がっていくにつ
れて、世の中はますます惰弱となって、極悪非道な連中の好餌にならざるをえない。
本書によって、マキァヴェッリとニーチェがそれぞれ考えていた宗教(キリスト教)の
課題が意外と近いところにあり、重なり合っているようにも思えた。また、当時のイタ
リアのように「極悪非道な連中の好餌にならない」ための戦略についての記述も多く、
それは現代でも十分通用するものであり、政治体制だけでなく、戦略論や政治と宗教と
の関わりについて関心をもっている人にもオススメの1冊である。
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここでは翻訳についてのみ触れておきたい。この翻訳は、もともと『世界の名著・マキアヴェリ』(中央公論社、1966年)に「ローマ史論」として所収されていたものであり、このタイトルは、『マキァヴェッリ全集・2』(筑摩書房、1999年)に所収された際に「ディスコルシ」となった。この『全集・2』の「ディスコルシ」(「ローマ史論」)が今回(2011年)文庫化されたことになる。文庫化により、格安の値段で手に入るようになった。
この過程で(誤記の改正など)翻訳に手が加えられたようだが、誤訳は改善されているわけではない。例えば、第1巻第18章(114頁)で「ローマは部落の淵にたたずみながらも、自由を守り抜くことを祈念して、歴史の歩みに応じつつ、新しい法律を作り、新しい制度を打ち立てたのであった。」この訳文では、ローマが新しい制度を打ち立てたことになってしまうが、正確に訳すならば、ローマは「新しい制度を打ち立てねばならなかった」〔しかし、実際にはできなかった〕とすべきだろう。また、第1巻第49章(219頁)では「こうして信頼できる記録のある二百年の間、なんとかかんとか努力を積み重ねて実現したそれ〔フィレンツェの統治制度〕は、真に共和国と呼ばれるに足るいかなる国家でも備えたことのないものだった」と訳されている〔『世界の名著』312頁も参照〕。しかし、ここは、逆に、フィレンツェは「真に共和国と呼ばれうる統治をけっして備えなかった」と訳すべきであろう。この二つのいずれの場合も、この翻訳では意味が取れない。さらに言えば、第3巻第1章(457頁)「この世のすべてのものに寿命があることは、疑いようもない真理である。しかし、すべて天によってたどるべき循環の道が完全に定められて」いると翻訳されているが、原文に「循環の」という言葉はない。「注」および「解説」を見ると、ポリュビオスの影響でマキァヴェッリが「歴史は循環するものと考えている(第1巻第2章参照)」との説明があるが、この解説は、歴史の循環と政体の循環を混同しており、実際第1巻第2章でマキァヴェッリが論じているのは、歴史の循環ではなく、政体の循環である。
この訳書の「解説」は、その内容から推察すると、おおよそ50年前のマキァヴェッリ研究の水準のままである。もともとマキァヴェッリ研究者ではない訳者に多くを期待するのは酷であろう。『ディスコルシ』(『リウィウス論』)は、政治学の代表的古典であるため、近年の研究を踏まえた新しい翻訳が望まれる。
この過程で(誤記の改正など)翻訳に手が加えられたようだが、誤訳は改善されているわけではない。例えば、第1巻第18章(114頁)で「ローマは部落の淵にたたずみながらも、自由を守り抜くことを祈念して、歴史の歩みに応じつつ、新しい法律を作り、新しい制度を打ち立てたのであった。」この訳文では、ローマが新しい制度を打ち立てたことになってしまうが、正確に訳すならば、ローマは「新しい制度を打ち立てねばならなかった」〔しかし、実際にはできなかった〕とすべきだろう。また、第1巻第49章(219頁)では「こうして信頼できる記録のある二百年の間、なんとかかんとか努力を積み重ねて実現したそれ〔フィレンツェの統治制度〕は、真に共和国と呼ばれるに足るいかなる国家でも備えたことのないものだった」と訳されている〔『世界の名著』312頁も参照〕。しかし、ここは、逆に、フィレンツェは「真に共和国と呼ばれうる統治をけっして備えなかった」と訳すべきであろう。この二つのいずれの場合も、この翻訳では意味が取れない。さらに言えば、第3巻第1章(457頁)「この世のすべてのものに寿命があることは、疑いようもない真理である。しかし、すべて天によってたどるべき循環の道が完全に定められて」いると翻訳されているが、原文に「循環の」という言葉はない。「注」および「解説」を見ると、ポリュビオスの影響でマキァヴェッリが「歴史は循環するものと考えている(第1巻第2章参照)」との説明があるが、この解説は、歴史の循環と政体の循環を混同しており、実際第1巻第2章でマキァヴェッリが論じているのは、歴史の循環ではなく、政体の循環である。
この訳書の「解説」は、その内容から推察すると、おおよそ50年前のマキァヴェッリ研究の水準のままである。もともとマキァヴェッリ研究者ではない訳者に多くを期待するのは酷であろう。『ディスコルシ』(『リウィウス論』)は、政治学の代表的古典であるため、近年の研究を踏まえた新しい翻訳が望まれる。
2017年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は著者自身が述べているようにリウィウス著「ローマ史」をベースとして、そこにマキャヴェリの持論やら古今東西のうんちくを付加する構成となっています。三部構成(本書内では第一巻、二巻、三巻と呼ぶ)で第一部がローマの内政史、第二部が外交・戦争史、第三部が第一・二部および「君主論」までをも踏まえた持論(つまり、いわゆる「マキァヴェリズム」)の展開となっています。
その根底を流れているのは「君主論」でも披露された「ライオンのような獰猛さとキツネのようなずる賢さ」なのですが、マキャヴェリの主張の主旨は、本書を彼にとっての現代イタリア(つまり16世紀のイタリア)を混沌から救い出す一助としてほしいという願いなのです。つまり「現代人は過去から学ぶべきである」と。そしてその模範を共和制ローマに求めているということなのです。
マキャヴェリはどうも君主制よりも共和制のほうが優れていると考えていたようです。しかし共和制にも欠点があり、それは「即断即決」ができないこと。そういう場合は君主制であることまたは制度内君主である「臨時独裁執政官」が必要で、どうもそういうときのための「マキァヴェリズム」ということのようです。つまり「社会の変革には一人の実力者(独裁者)が必要で、社会のために役立つならば例えどんな極悪非道も許されるべき」ということなのです。
特筆すべきはマキァヴェリが共和制の本質をよく理解していたということ。16世紀の人物である彼が後の時代のいわゆる「近代国家」のイメージをすでに描いていたのです。例えば法治主義、三権分立、社会道徳のための教育の必要性、軍政など…。本書は「近代国家」や現代社会を考える上でも興味深い著書だと思われます。
その根底を流れているのは「君主論」でも披露された「ライオンのような獰猛さとキツネのようなずる賢さ」なのですが、マキャヴェリの主張の主旨は、本書を彼にとっての現代イタリア(つまり16世紀のイタリア)を混沌から救い出す一助としてほしいという願いなのです。つまり「現代人は過去から学ぶべきである」と。そしてその模範を共和制ローマに求めているということなのです。
マキャヴェリはどうも君主制よりも共和制のほうが優れていると考えていたようです。しかし共和制にも欠点があり、それは「即断即決」ができないこと。そういう場合は君主制であることまたは制度内君主である「臨時独裁執政官」が必要で、どうもそういうときのための「マキァヴェリズム」ということのようです。つまり「社会の変革には一人の実力者(独裁者)が必要で、社会のために役立つならば例えどんな極悪非道も許されるべき」ということなのです。
特筆すべきはマキァヴェリが共和制の本質をよく理解していたということ。16世紀の人物である彼が後の時代のいわゆる「近代国家」のイメージをすでに描いていたのです。例えば法治主義、三権分立、社会道徳のための教育の必要性、軍政など…。本書は「近代国家」や現代社会を考える上でも興味深い著書だと思われます。
2015年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長いこと方々の本屋で探していたけどAmazonでほぼ諦めながら検索したら一発で出てきた。
文庫本だけど厚みが3センチ位。
まだ1/5しか読んでいない。
しかし、今の世情への解決策を提示しているように思えて改めてすごい人だなと見直しています。
「ぜひご一読を」なんてオススメはしませんが読んで損はないと確信しています。
ただし、批判的な目は必要ですが。。。。
文庫本だけど厚みが3センチ位。
まだ1/5しか読んでいない。
しかし、今の世情への解決策を提示しているように思えて改めてすごい人だなと見直しています。
「ぜひご一読を」なんてオススメはしませんが読んで損はないと確信しています。
ただし、批判的な目は必要ですが。。。。
2019年5月7日に日本でレビュー済み
本書を読むと、マキャベリが 真に共和主義者であったことが分かります。
絶対 おすすめの一冊です。
絶対 おすすめの一冊です。
2012年9月12日に日本でレビュー済み
マキャベリというと
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
ばかりが有名で、専制君主の擁護者というイメージが強い。
だが、一方で彼は本書で共和主義の理論を展開している。
本書からは、これまでのマキャベリとは違った一面を垣間見れるだろう。
内容は、サブタイトルの「ローマ史論」が適切で、具体的なローマの歴史が非常に長く取り扱われている。
ローマ史に関心がないと、正直つらい。
逆にローマ史をよく知っていると、非常によくイメージが出来るであろう。
構成は、ローマ史を語った後にそこから教訓を引き出してくるという形式で、メッセージ部分は君主論のようなずばずばした書き方である。
ただし、君主論がコンパクトな著作なのに対し、こちらは歴史の話もあり、非常に重厚な著作となっている。
主張は思ったよりも君主論から違っているとは思わなかったが、むしろその書き方は君主論とは大きく違っている。
読むときには注意してかかられたい。
だが、一方で彼は本書で共和主義の理論を展開している。
本書からは、これまでのマキャベリとは違った一面を垣間見れるだろう。
内容は、サブタイトルの「ローマ史論」が適切で、具体的なローマの歴史が非常に長く取り扱われている。
ローマ史に関心がないと、正直つらい。
逆にローマ史をよく知っていると、非常によくイメージが出来るであろう。
構成は、ローマ史を語った後にそこから教訓を引き出してくるという形式で、メッセージ部分は君主論のようなずばずばした書き方である。
ただし、君主論がコンパクトな著作なのに対し、こちらは歴史の話もあり、非常に重厚な著作となっている。
主張は思ったよりも君主論から違っているとは思わなかったが、むしろその書き方は君主論とは大きく違っている。
読むときには注意してかかられたい。
2021年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
君主論で有名なマキャヴェリが表した著作。
一言で言うと「専門家向け」です。素人?というか気合いが入った人以外には中々おすすめし辛いというのが本音です。
内容は、端的に言えば国家論でしょうか。どのような政体・統治体制が良いのかということを延々と、延々と(そして延々と)語ったものです。理論的に構築したものとも言いづらく、箴言集的な雰囲気でもあります。また、そこで引用(例証)されるのは当時のイタリアや中世イタリア、共和制ローマ、一部古代ギリシアです。中心は共和制ローマ。高校の世界史でもなかなか触れないところだと思います。ウィルギニウスとかワレリウスとかホラティウスとか名前が出てきても全く分からないでしょ?ましてやKindleですと註にも飛べない形ですので、こうしたよくわからない感を引きづったまま結局最後まで読みました。
彼の主張としては、国は共和制がいいという様子です。それはそれで現代の我々の政体と比較すると面白かったです。ポピュリズムに陥りやすいことを戒めていたり、衆愚をこき下ろしていたりして、共和制の陥りやすい失敗が現代政治にも往々にして見られるなあと思った次第です。
タイトルについて。
解説で永井氏が丁寧に説明して下さっていましたが、過去「ローマ史論」と翻訳されていた時代が長かったようですが、英語版タイトルはDiscourse 講話 と訳されているそうで、そうした状況を踏まえイタリア語の発音をそのままタイトルにしたそうです。なお過去のタイトル訳に配慮して副題に旧タイトルをつけた模様。
ですので、ローマに惹かれて購入しようとされるかたはご注意ください。
ローマはローマでも中心は共和制です。一般に馴染みのあるローマ帝国への言及は殆どと言っていいほどありません(共和制がいいという趣旨ですからね)。
もし帝政ローマに興味があるという事でしたら、やはり大家であるギボンの『ローマ帝国衰亡史』をおすすめしたいと思います。こちらもこちらで修行のような大部の作品ですが、より物語的に読めると思います。
一言で言うと「専門家向け」です。素人?というか気合いが入った人以外には中々おすすめし辛いというのが本音です。
内容は、端的に言えば国家論でしょうか。どのような政体・統治体制が良いのかということを延々と、延々と(そして延々と)語ったものです。理論的に構築したものとも言いづらく、箴言集的な雰囲気でもあります。また、そこで引用(例証)されるのは当時のイタリアや中世イタリア、共和制ローマ、一部古代ギリシアです。中心は共和制ローマ。高校の世界史でもなかなか触れないところだと思います。ウィルギニウスとかワレリウスとかホラティウスとか名前が出てきても全く分からないでしょ?ましてやKindleですと註にも飛べない形ですので、こうしたよくわからない感を引きづったまま結局最後まで読みました。
彼の主張としては、国は共和制がいいという様子です。それはそれで現代の我々の政体と比較すると面白かったです。ポピュリズムに陥りやすいことを戒めていたり、衆愚をこき下ろしていたりして、共和制の陥りやすい失敗が現代政治にも往々にして見られるなあと思った次第です。
タイトルについて。
解説で永井氏が丁寧に説明して下さっていましたが、過去「ローマ史論」と翻訳されていた時代が長かったようですが、英語版タイトルはDiscourse 講話 と訳されているそうで、そうした状況を踏まえイタリア語の発音をそのままタイトルにしたそうです。なお過去のタイトル訳に配慮して副題に旧タイトルをつけた模様。
ですので、ローマに惹かれて購入しようとされるかたはご注意ください。
ローマはローマでも中心は共和制です。一般に馴染みのあるローマ帝国への言及は殆どと言っていいほどありません(共和制がいいという趣旨ですからね)。
もし帝政ローマに興味があるという事でしたら、やはり大家であるギボンの『ローマ帝国衰亡史』をおすすめしたいと思います。こちらもこちらで修行のような大部の作品ですが、より物語的に読めると思います。