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古代史講義 (ちくま新書) 新書 – 2018/1/10
佐藤 信
(編集)
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日本史はここからはじまった。
昨今の研究の進展を受けて、かつての古代史の通説は覆され、学校教科書での古代史の記述も様変わりしつつある。大化の改新は六四五年のクーデタではない、「聖徳太子」は厩戸王でありその役割は限定的であった、東北の城柵は行政官庁だった、などはその一部である。そこで十五人の研究者が集い、古代史の最新の研究成果と研究動向を一般読者にわかりやすく伝える。一般読者が誤解しがちな点やかつての教科書で書かれていたために広まっている誤解などを正す、最新・最良の入門書。
【目次】
1.邪馬台国から古墳の時代へ 吉松大志
2.倭の大王と地方豪族 須原祥二
3.蘇我氏とヤマト王権 鈴木正信
4.飛鳥・藤原の時代と東アジア 中村順昭
5.平城京の実像 馬場基
6.奈良時代の争乱 佐々田悠
7.地方官衙と地方豪族 佐藤信
8.遣唐使と天平文化 飯田剛彦
9.平安遷都と対蝦夷戦争 吉野武
10.平安京の成熟と都市王権の展開 仁藤智子
11.摂関政治の実像 榎本淳一
12.国風文化と唐物の世界 河内春人
13.受領と地方社会 三谷芳幸
14.平将門・藤原純友の乱の再検討 宮瀧交二
15.平泉と奥州藤原氏 大平聡
昨今の研究の進展を受けて、かつての古代史の通説は覆され、学校教科書での古代史の記述も様変わりしつつある。大化の改新は六四五年のクーデタではない、「聖徳太子」は厩戸王でありその役割は限定的であった、東北の城柵は行政官庁だった、などはその一部である。そこで十五人の研究者が集い、古代史の最新の研究成果と研究動向を一般読者にわかりやすく伝える。一般読者が誤解しがちな点やかつての教科書で書かれていたために広まっている誤解などを正す、最新・最良の入門書。
【目次】
1.邪馬台国から古墳の時代へ 吉松大志
2.倭の大王と地方豪族 須原祥二
3.蘇我氏とヤマト王権 鈴木正信
4.飛鳥・藤原の時代と東アジア 中村順昭
5.平城京の実像 馬場基
6.奈良時代の争乱 佐々田悠
7.地方官衙と地方豪族 佐藤信
8.遣唐使と天平文化 飯田剛彦
9.平安遷都と対蝦夷戦争 吉野武
10.平安京の成熟と都市王権の展開 仁藤智子
11.摂関政治の実像 榎本淳一
12.国風文化と唐物の世界 河内春人
13.受領と地方社会 三谷芳幸
14.平将門・藤原純友の乱の再検討 宮瀧交二
15.平泉と奥州藤原氏 大平聡
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2018/1/10
- 寸法10.8 x 1.5 x 17.5 cm
- ISBN-104480071172
- ISBN-13978-4480071170
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商品の説明
出版社からのコメント
古代史研究の最新成果と動向を一般読者にわかりやすく伝えるべく15人の専門家の知を結集。列島史の全体像が1冊でつかめる最良の入門書。参考文献案内も充実。
【目次】
1.邪馬台国から古墳の時代へ 吉松大志
2.倭の大王と地方豪族 須原祥二
3.蘇我氏とヤマト王権 鈴木正信
4.飛鳥・藤原の時代と東アジア 中村順昭
5.平城京の実像 馬場基
6.奈良時代の争乱 佐々田悠
7.地方官衙と地方豪族 佐藤信
8.遣唐使と天平文化 飯田剛彦
9.平安遷都と対蝦夷戦争 吉野武
10.平安京の成熟と都市王権の展開 仁藤智子
11.摂関政治の実像 榎本淳一
12.国風文化と唐物の世界 河内春人
13.受領と地方社会 三谷芳幸
14.平将門・藤原純友の乱の再検討 宮瀧交二
15.平泉と奥州藤原氏 大平聡
【目次】
1.邪馬台国から古墳の時代へ 吉松大志
2.倭の大王と地方豪族 須原祥二
3.蘇我氏とヤマト王権 鈴木正信
4.飛鳥・藤原の時代と東アジア 中村順昭
5.平城京の実像 馬場基
6.奈良時代の争乱 佐々田悠
7.地方官衙と地方豪族 佐藤信
8.遣唐使と天平文化 飯田剛彦
9.平安遷都と対蝦夷戦争 吉野武
10.平安京の成熟と都市王権の展開 仁藤智子
11.摂関政治の実像 榎本淳一
12.国風文化と唐物の世界 河内春人
13.受領と地方社会 三谷芳幸
14.平将門・藤原純友の乱の再検討 宮瀧交二
15.平泉と奥州藤原氏 大平聡
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2018/1/10)
- 発売日 : 2018/1/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 286ページ
- ISBN-10 : 4480071172
- ISBN-13 : 978-4480071170
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 31位古代日本史
- - 87位日本史ノンフィクション
- - 100位東洋史
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の教養の為
2022年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書一冊で最新の日本古代史を俯瞰できます。
事実の羅列に留まらず、こういう情報に基づいてこのように解釈した、
という流れの説明がありますのでとても知的好奇心が刺激されます。
また、議論が分かれるところは率直に記載されているため、
直近ホットになっている古代史の課題も分かります。
個人的には「第7講 地方官衙と地方豪族」、「第13講 受領と地方社会」
の二つがおススメです。
学校の教科書で学んだ中央の政治史を主体とした記述では分かりにくかった
古代地方政治の一端を知ることができます。
今まで私の頭の中には顔のない存在だった国司・郡司・受領らのイメージを
リアルに思い浮かべることができて楽しめました。
事実の羅列に留まらず、こういう情報に基づいてこのように解釈した、
という流れの説明がありますのでとても知的好奇心が刺激されます。
また、議論が分かれるところは率直に記載されているため、
直近ホットになっている古代史の課題も分かります。
個人的には「第7講 地方官衙と地方豪族」、「第13講 受領と地方社会」
の二つがおススメです。
学校の教科書で学んだ中央の政治史を主体とした記述では分かりにくかった
古代地方政治の一端を知ることができます。
今まで私の頭の中には顔のない存在だった国司・郡司・受領らのイメージを
リアルに思い浮かべることができて楽しめました。
2019年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代史については僕にとってはすでに知っているようなことばかり。
またちょっと疑問なところも散見。
平安時代にページ割いているが劇的な変化のない時代なので個人的には面白くない。
この本の良しあしの前に興味ある内容ではありませんでしたというのが正直な感想。
またちょっと疑問なところも散見。
平安時代にページ割いているが劇的な変化のない時代なので個人的には面白くない。
この本の良しあしの前に興味ある内容ではありませんでしたというのが正直な感想。
2018年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史に関するテーマに沿った最新論考を纏めた新書と言えば、
日本史史料研究会関連の『⭕⭕研究の最前線』シリーズ(歴
史新書y)を思い浮かべますが、「ちくま新書」にも、『昭和
史講義』『明治史講義』といったシリーズや、この『古代史
講義』があります。
中世史が中心となっている「歴史新書y」とは、棲み分けをし
ているかのようです。
本書には、邪馬台国から奥州藤原氏までに関する15本の論考
が、テーマの年代順に収められています。
其々の評価は、以下となりました。
★★★★★=1本
★★★★=9本
★★★=5本
全体的に言えるのは、各稿とも短過ぎるということです。
それ故か、歴史関連本で通常はポイントを稼ぐ、派手なテー
マである政争ものが、駆け足で紹介する結果となり、入門編
の域を出ませんでした。
一方で、地味なテーマである遺構や組織構造の分析等には、
読まれるべきものが多くありました。
特に「受領」をテーマとした一編は、「神話」の8世紀、
「道徳」の9世紀、「経済」の10世紀という視点により、
これまでの「受領」に関する認識を転換させる秀逸なもので
した。
また、各論稿毎に文末には、参考文献が挙げられています。
この紹介文が、愛情を感じる、味のあるものとなっていて、
とても好感が持てました。
日本史史料研究会関連の『⭕⭕研究の最前線』シリーズ(歴
史新書y)を思い浮かべますが、「ちくま新書」にも、『昭和
史講義』『明治史講義』といったシリーズや、この『古代史
講義』があります。
中世史が中心となっている「歴史新書y」とは、棲み分けをし
ているかのようです。
本書には、邪馬台国から奥州藤原氏までに関する15本の論考
が、テーマの年代順に収められています。
其々の評価は、以下となりました。
★★★★★=1本
★★★★=9本
★★★=5本
全体的に言えるのは、各稿とも短過ぎるということです。
それ故か、歴史関連本で通常はポイントを稼ぐ、派手なテー
マである政争ものが、駆け足で紹介する結果となり、入門編
の域を出ませんでした。
一方で、地味なテーマである遺構や組織構造の分析等には、
読まれるべきものが多くありました。
特に「受領」をテーマとした一編は、「神話」の8世紀、
「道徳」の9世紀、「経済」の10世紀という視点により、
これまでの「受領」に関する認識を転換させる秀逸なもので
した。
また、各論稿毎に文末には、参考文献が挙げられています。
この紹介文が、愛情を感じる、味のあるものとなっていて、
とても好感が持てました。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1講から3講の「邪馬台国から古墳の時代へ」「倭の大王と地方豪族」「蘇我氏とヤマト王権」を中心に面白かったところを箇条書きにしてみます。
邪馬台国の位置は三万五千里四方という中国王朝の世界観の東端に位置づけられたもので、距離は遠方からの朝貢を強調するもの(p.19)。
列島と朝鮮半島との交易は壱岐対馬と北九州が中心だったが、山陰地方にも列島側の拠点が拡大するなど《多極的ネットワークが形成された》(p.27)。
楽浪・帯方郡の滅亡によって九州中心の交易ネットワークは終焉、畿内のヤマト王権が伽耶地域と交易を行うようになる(宗像・沖ノ島の祭祀が開始される)。
卑弥呼の墓と有力視されている箸墓古墳を含むオオヤマト古墳群でも、二系統に分ける見解がある。初期の高句麗王は五つの部族から交互に出ていたり、新羅でも二人の王が役割を分担して併存していた。草創期や初期段階の王位のあり方は《もはや「一系統の王朝」の存否だけを議論する状況ではない(p.33)。
巨大な盟主墓を含む古墳はオオヤマト、佐紀、馬見(大和)、古市(河内)、百舌鳥(和泉)、三島(摂津)に別れているが、有力首長たちは通婚を重ねて血縁的に近しかったと推測される(p.39)。
421年 倭の五王(讃、珍、済、興、武)が宋に遣使、478年までに7回の朝貢は奈良時代の遣唐使を上回る頻度(p.41)。
古墳の規模規制は制度に基づく統治の先駆け(p.44)。
蘇我氏を滅亡させた645年の乙巳の変の前年、高句麗でも似たようなクーデターが勃発、百済と新羅でも混乱が生じており、朝鮮半島情勢が緊迫していた(p.68-)。
初期段階の王位のあり方を含めて(部族からの交互選出、王位の役割分担、p.32)など、半島と列島の政治はクロスしてる。
邪馬台国の位置は三万五千里四方という中国王朝の世界観の東端に位置づけられたもので、距離は遠方からの朝貢を強調するもの(p.19)。
列島と朝鮮半島との交易は壱岐対馬と北九州が中心だったが、山陰地方にも列島側の拠点が拡大するなど《多極的ネットワークが形成された》(p.27)。
楽浪・帯方郡の滅亡によって九州中心の交易ネットワークは終焉、畿内のヤマト王権が伽耶地域と交易を行うようになる(宗像・沖ノ島の祭祀が開始される)。
卑弥呼の墓と有力視されている箸墓古墳を含むオオヤマト古墳群でも、二系統に分ける見解がある。初期の高句麗王は五つの部族から交互に出ていたり、新羅でも二人の王が役割を分担して併存していた。草創期や初期段階の王位のあり方は《もはや「一系統の王朝」の存否だけを議論する状況ではない(p.33)。
巨大な盟主墓を含む古墳はオオヤマト、佐紀、馬見(大和)、古市(河内)、百舌鳥(和泉)、三島(摂津)に別れているが、有力首長たちは通婚を重ねて血縁的に近しかったと推測される(p.39)。
421年 倭の五王(讃、珍、済、興、武)が宋に遣使、478年までに7回の朝貢は奈良時代の遣唐使を上回る頻度(p.41)。
古墳の規模規制は制度に基づく統治の先駆け(p.44)。
蘇我氏を滅亡させた645年の乙巳の変の前年、高句麗でも似たようなクーデターが勃発、百済と新羅でも混乱が生じており、朝鮮半島情勢が緊迫していた(p.68-)。
初期段階の王位のあり方を含めて(部族からの交互選出、王位の役割分担、p.32)など、半島と列島の政治はクロスしてる。
2018年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
卑弥呼の時代から奥州藤原氏の時代まで、一気に書き進められます。全15講にまとめ15人の講師が講義します。ユニークな企画ですね。
1講に充てられるページ数も大きく制限されているので、各講駆け足の講義となっていますが、古代史の大きな流れを概観するのには良いと思います。
それぞれに興味深い講義ですが、中でも11、12、13の各講が丁寧な論述でとても勉強になりました。
各講義は以下の通り
1講 邪馬台国から古墳の時代へ
2講 倭の大王と地方豪族
3講 蘇我氏とヤマト王権
4講 飛鳥・藤原の時代と東アジア
5講 平城京の実像
6講 奈良時代の争乱
7講 地方官衙と地方豪族
8講 遣唐使と天平文化
9講 平安遷都と対蝦夷戦争
10講 平安京の成熟と都市王権の展開
11講 摂関政治の実像
12講 国風文化と唐物の世界
13講 受領と地方社会
14講 平将門・藤原純友の乱の再検討
15講 平泉と奥州藤原氏
1講に充てられるページ数も大きく制限されているので、各講駆け足の講義となっていますが、古代史の大きな流れを概観するのには良いと思います。
それぞれに興味深い講義ですが、中でも11、12、13の各講が丁寧な論述でとても勉強になりました。
各講義は以下の通り
1講 邪馬台国から古墳の時代へ
2講 倭の大王と地方豪族
3講 蘇我氏とヤマト王権
4講 飛鳥・藤原の時代と東アジア
5講 平城京の実像
6講 奈良時代の争乱
7講 地方官衙と地方豪族
8講 遣唐使と天平文化
9講 平安遷都と対蝦夷戦争
10講 平安京の成熟と都市王権の展開
11講 摂関政治の実像
12講 国風文化と唐物の世界
13講 受領と地方社会
14講 平将門・藤原純友の乱の再検討
15講 平泉と奥州藤原氏
2018年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代史を最新の研究からの考察・解説した一冊。
面白い!
邪馬台国から古墳時代のヤマト政権、平城京、天平文化、平安遷都、摂関政治、奥州平泉・・・。
発掘・資料の再研究から、今までの見方の修正もしくは強化を提示しています。
これが面白いですね。
例えば・・・・
藤原氏の権力独占とみられていた摂関政治について、摂関政治の最盛期と言われる藤原道長の場合、執政22年のうち摂政は1年、関白ではなかった。
当該期の権力構造、政治形態を考えるには「内覧」も重視すべきとするという視点から、摂関政治の本質を考える等。
官僚機構と職務の実際を検討することで、教科書に取り上げられている摂関政治の解釈に一考を促す。
こういったことが、すべてのテーマに貫かれていてとても面白い。
歴史素人の私でも、読み進めることができました。
新たな発見とともに、書き換えられるであろう古代史。
面白いですね!
面白い!
邪馬台国から古墳時代のヤマト政権、平城京、天平文化、平安遷都、摂関政治、奥州平泉・・・。
発掘・資料の再研究から、今までの見方の修正もしくは強化を提示しています。
これが面白いですね。
例えば・・・・
藤原氏の権力独占とみられていた摂関政治について、摂関政治の最盛期と言われる藤原道長の場合、執政22年のうち摂政は1年、関白ではなかった。
当該期の権力構造、政治形態を考えるには「内覧」も重視すべきとするという視点から、摂関政治の本質を考える等。
官僚機構と職務の実際を検討することで、教科書に取り上げられている摂関政治の解釈に一考を促す。
こういったことが、すべてのテーマに貫かれていてとても面白い。
歴史素人の私でも、読み進めることができました。
新たな発見とともに、書き換えられるであろう古代史。
面白いですね!
2018年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の「おわりに」には、「多様な歴史資料の検討にもとづいて、どのような研究の上にどのように古代史像を構成しつつあるのか、というところに注目」したとあるが、このコンセプトは達成できていないように思われる。
ほとんど史料や調査に言及しないまま、淡々と「事実の羅列」を続けるようなものもあり、読んでいてなかなか辛かった。その事実がどういう研究から導かれ、どういう意義を持つのかを読みたかったんだけど……。
また、普段目にしない専門用語が多数出てきたり、文章そのものが論文調で硬かったり、新書としてはなかなかハード。短い原稿の寄せ集めで、一冊を通底するテーマが感じられないことも手伝って、読了までに時間がかかった。
より深い知識、より強い興味があれば、もっと楽しめたのかもしれない。
面白かったのは、
第8講「遣唐使と天平文化」(具体的なモノを中心とした論で、理解しやすい)
第14講「平将門・藤原純友の乱の再検討」(新しい調査・発掘の成果を明快に解説している)
あたり。
平城京・平安京についての講義も興味深かったが、短すぎ、またいろいろ扱おうとしすぎで、都市論というところまで至っていない。
ほとんど史料や調査に言及しないまま、淡々と「事実の羅列」を続けるようなものもあり、読んでいてなかなか辛かった。その事実がどういう研究から導かれ、どういう意義を持つのかを読みたかったんだけど……。
また、普段目にしない専門用語が多数出てきたり、文章そのものが論文調で硬かったり、新書としてはなかなかハード。短い原稿の寄せ集めで、一冊を通底するテーマが感じられないことも手伝って、読了までに時間がかかった。
より深い知識、より強い興味があれば、もっと楽しめたのかもしれない。
面白かったのは、
第8講「遣唐使と天平文化」(具体的なモノを中心とした論で、理解しやすい)
第14講「平将門・藤原純友の乱の再検討」(新しい調査・発掘の成果を明快に解説している)
あたり。
平城京・平安京についての講義も興味深かったが、短すぎ、またいろいろ扱おうとしすぎで、都市論というところまで至っていない。