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「奥の細道」をよむ (ちくま新書 661) 新書 – 2007/6/5
長谷川 櫂
(著)
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芭蕉にとって、「奥の細道」とはなんだったのか。150日に及ぶ旅程の中で、芭蕉は大いなる人生観「かるみ」と出逢う。人の世の苦しみをどのように受け容れるのか。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/6/5
- ISBN-104480063668
- ISBN-13978-4480063663
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/6/5)
- 発売日 : 2007/6/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 4480063668
- ISBN-13 : 978-4480063663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2020年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもきれいな状態で大満足しています。
2020年12月28日に日本でレビュー済み
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非常にきれいな状態だった。
2020年6月16日に日本でレビュー済み
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本書は、俳句という詩的世界に潜む謎を明解にえぐり出すことに成功している。謎にアプローチするに際し、筆致は非常に論理的で分かりやすい好書である。
2018年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なるほどね。自分の意見をどんどん押し込んできますが、ま、独自の見解としては最後まで一貫しており、その意見は参考になります。
2020年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古来数多ある「奥の細道」評論の中で、本著ほど、芭蕉本人の作品構想の秘密を真に解き明かしたものはないのではないか。この本を読んだら、どんなに高名な著者のものであっても薄っぺらくて読み進めなくなる。
2017年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
詩吟で俳句を習うにあたり読んでみた。①切れによる間(「や」「かな」「けり」で切り、心の世界を開く)を使った句(古池や、静けさや、など)で古池は実際に見たのではなく、心に浮かんだのだという。②奥の細道の旅の最後に詠んだ「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」では別れの辛さというよりは、別れは自然でさらりと詠われているのは芭蕉が漂泊者であったからだろうか。俳句の鑑賞の仕方として参考になった。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一読後、内容には大満足。それに先立つ到着もamazon prime便で速やか。しかししかし、パッケージを開けて驚嘆したことに、表装カヴァーのタイトル部分をべったり、すっかりバーコードで覆ってしまっている!(剥がせるステッカー式ではない。べったり!)信じられない。どんな神経なのか。本をまったく愛していない人々がインベントリーをなり出荷なりを担当しているのだろう。これが常態だとしたら、今後amazon primeからの本の購入をいっさいしないことにする。信じられない……。
2013年10月20日に日本でレビュー済み
何回か原文を読み、エッセーや旅行記を読んだ「奥の細道」ですが、しょせんは素人の暇つぶしの域を出ることはなかったようです。やはりオリジナルは底が深いのです。本書は、読者の芭蕉とのもう一度の対決を促す作品です。
まず、読者はのっけから「古池や」の再解釈を突き付けられます。そして次に来るのが、「奥の細道」の仕組まれた構造の解明です。仮説が呈示され、全編を行程を辿りながら丁寧になぞることにより、その構造が明らかにされていきます。著者が示す、俳句への「切れ」の入れ方は、ユニークですが、これが著者の解釈を支えています。そして最後に来るのが、かるみと不易流行という芭蕉の「宇宙論」の必然性というわけです。かるみの発見は嘆きから笑いへの人生観の転換だったというわけです。著者は、「かなしうてやがておもしろき鵜舟かな」へと、オリジナルの修正を試みるほどです!
まず、読者はのっけから「古池や」の再解釈を突き付けられます。そして次に来るのが、「奥の細道」の仕組まれた構造の解明です。仮説が呈示され、全編を行程を辿りながら丁寧になぞることにより、その構造が明らかにされていきます。著者が示す、俳句への「切れ」の入れ方は、ユニークですが、これが著者の解釈を支えています。そして最後に来るのが、かるみと不易流行という芭蕉の「宇宙論」の必然性というわけです。かるみの発見は嘆きから笑いへの人生観の転換だったというわけです。著者は、「かなしうてやがておもしろき鵜舟かな」へと、オリジナルの修正を試みるほどです!