様々なビジネスの収益構造を、登場人物と会話口調で分かり易く解説しているためスラスラとページも進める。
20を超える収益構造に言及されており、いくつかはすでに古典的な部分もあるが、それでもビジネスパーソンにとっては読んで損のない一冊であろう。
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ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか 単行本 – 2002/12/14
エイドリアン・J・スライウォツキー
(著),
中川 治子
(翻訳)
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- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2002/12/14
- ISBN-109784478374221
- ISBN-13978-4478374221
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商品の説明
出版社からのコメント
マーケティング、経営戦略、組織、会計等について説いた本は数多ありますが、利益や収益性について真正面から扱った本は意外と少ない感じがします。本書はその「利益」について理解を深めるべく、発生パターンをストーリー仕立てに詳述したものです。対話形式で読みやすく、かつ問題意識も刺激されるので、飽きることはありません。レッスンの最後には宿題が出ますので、読者の方もいっしょに考えてみてください。
内容(「MARC」データベースより)
戦略企画部門で働くスティーブは、自社の業績落ち込みに悩んでいた。そんなとき「ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした男」デビッドと出会う―。ビジネスで利益を生み出すには? ストーリー形式で答えるビジネス書。
登録情報
- ASIN : 4478374228
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2002/12/14)
- 発売日 : 2002/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 290ページ
- ISBN-10 : 9784478374221
- ISBN-13 : 978-4478374221
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,966位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 74位オペレーションズ (本)
- - 95位経営戦略
- - 208位その他の経営理論関連書籍
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館のビジネス書コーナーで見つけて、あまりにも良い本だったので原書を取り寄せました。
翻訳を感じさせない名訳も手伝って読みやすいのでたくさんの方に読まれたのでしょう。
そうしたところ、一部意訳をし過ぎて原文からかけ離れているところを発見しました。
日本語訳は、P245「重力の法則は地球全体に機能する法則だ」とあります。
原文は、P218"Gravity's force was a function of mass over the distance squared."で
直訳すると、”万有引力の法則は、(引き合う物体の)質量と距離の二乗に対する関数”であり、
この流れで続くのが
”古典的な利益のルールも同じように単純で、利益は相対的市場シェアの関数で、
相対的市場シェアが高ければ、利益が高くなる”。
functionは、”関数”なのに”機能”と訳しています。
意訳のし過ぎで、話の流れがうまく繋がらなくなります。
読みやすくしようとするあまり、原文から大きくかけ離れてしまったようです。
全文を対比させていませんが、このトーンで訳したとなると、
こうした傾向は全体的に見受けられるでしょう。
そのため、”読み物”として概要を得るには適していますが
細かい内容を正確に知りたいときには、原書を読むことをおすすめします。
翻訳を感じさせない名訳も手伝って読みやすいのでたくさんの方に読まれたのでしょう。
そうしたところ、一部意訳をし過ぎて原文からかけ離れているところを発見しました。
日本語訳は、P245「重力の法則は地球全体に機能する法則だ」とあります。
原文は、P218"Gravity's force was a function of mass over the distance squared."で
直訳すると、”万有引力の法則は、(引き合う物体の)質量と距離の二乗に対する関数”であり、
この流れで続くのが
”古典的な利益のルールも同じように単純で、利益は相対的市場シェアの関数で、
相対的市場シェアが高ければ、利益が高くなる”。
functionは、”関数”なのに”機能”と訳しています。
意訳のし過ぎで、話の流れがうまく繋がらなくなります。
読みやすくしようとするあまり、原文から大きくかけ離れてしまったようです。
全文を対比させていませんが、このトーンで訳したとなると、
こうした傾向は全体的に見受けられるでしょう。
そのため、”読み物”として概要を得るには適していますが
細かい内容を正確に知りたいときには、原書を読むことをおすすめします。
2016年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しく読みました。いつも、ながら、一気に読みました。なんとなく、そんな感じかな?と言う感想かな?
2016年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語が鼻につくかもしれません。
しかし、企業活動から生まれる利益が何を源泉としているのかについての23の示唆は、事業戦略や結果利益に対して責任を負っている人なら必読だと感じます。
また、本書では多くの参考図書が提示されます。いくつか取り寄せましたが、どれも自身の成長に直結する良書が紹介されています。サラリーマン人生を通じてより高みを目指す人も、起業を考えている人も、教則本として何度でも読み返す価値のある本です。
しかし、企業活動から生まれる利益が何を源泉としているのかについての23の示唆は、事業戦略や結果利益に対して責任を負っている人なら必読だと感じます。
また、本書では多くの参考図書が提示されます。いくつか取り寄せましたが、どれも自身の成長に直結する良書が紹介されています。サラリーマン人生を通じてより高みを目指す人も、起業を考えている人も、教則本として何度でも読み返す価値のある本です。
2009年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一読しただけでは、その凄さはわからない。
私は英語の勉強も兼ねて、英語版も読んだ。
恐ろしい本いうのが私の感想だ。
単純にそれぞれの章のビジネスモデルをまとめれば、
大したことは言っていないのだ。
でもそのビジネスモデルの持つ本当の意味。
そこに至る思考の過程。リアルビジネスへの展開。
人間の持つ本質的な性質。
どなたかのレビューにあったがたぶんに思想的な含蓄を持っていて
背景描写にすらそれを感じる。
単なるビジネス書として扱われているのが非常に惜しい。
本当の評価はこれからだと信じたい。
私は英語の勉強も兼ねて、英語版も読んだ。
恐ろしい本いうのが私の感想だ。
単純にそれぞれの章のビジネスモデルをまとめれば、
大したことは言っていないのだ。
でもそのビジネスモデルの持つ本当の意味。
そこに至る思考の過程。リアルビジネスへの展開。
人間の持つ本質的な性質。
どなたかのレビューにあったがたぶんに思想的な含蓄を持っていて
背景描写にすらそれを感じる。
単なるビジネス書として扱われているのが非常に惜しい。
本当の評価はこれからだと信じたい。
2018年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説形式となっている。
内容は、世の中の収益モデルを23に区分したある投資家兼コンサルみたいな老人が、
ある大企業に勤める4年目の若者社員に対し毎週理論の紹介、ケーススタディ、課題図書と宿題の提示を行うというもの。
若者社員は、自社での課題を抱えており、老人からの利益モデルの学習とともに自社の課題にも直面し、
それぞれ解決策を導いていく。そして・・・みたいな展開。
レビューとしては、収益モデルの理論、その理論の実践企業、失敗事例等、
非常に興味深い内容となっているし、さらに小説形式なので読みやすい。
実務をこなしながら学習し、成功と失敗を繰り返す事の重要さが伝わってくる。
ポイントはスピード感を持って考えながら、行動しトライアンドエラーを繰り返して成長しろ、という風に受け取った。
内容は、世の中の収益モデルを23に区分したある投資家兼コンサルみたいな老人が、
ある大企業に勤める4年目の若者社員に対し毎週理論の紹介、ケーススタディ、課題図書と宿題の提示を行うというもの。
若者社員は、自社での課題を抱えており、老人からの利益モデルの学習とともに自社の課題にも直面し、
それぞれ解決策を導いていく。そして・・・みたいな展開。
レビューとしては、収益モデルの理論、その理論の実践企業、失敗事例等、
非常に興味深い内容となっているし、さらに小説形式なので読みやすい。
実務をこなしながら学習し、成功と失敗を繰り返す事の重要さが伝わってくる。
ポイントはスピード感を持って考えながら、行動しトライアンドエラーを繰り返して成長しろ、という風に受け取った。
2014年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリーに合わせて利益の仕組みが数多くのせられていたので理解がしやすかった。
2017年12月1日に日本でレビュー済み
・サノーさん一言コメント
「ストーリーでビジネスロジックを伝えるスタイルを確立した名著。経済と利益の本質を知る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「時が流れても、この本で語られた本質は変わりません。経済に対する認識を一新したストーリーを、楽しみましょう」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):この本が発刊されて15年がたったという事実に、愕然としている。
ウノーさん(以下ウ):5年前くらいに読んだ本だと思っていたのですが、手に取ってみて驚きました。
サ:初めて読んだ時も衝撃だった。そもそも、ビジネスロジックの本なのに「小説」というスタイルは、この本が初めてだったのかもしれない。
ウ:しかも、登場人物も使われる「用語」も刺激的で、大いに影響を受けました。
サ:若者と「謎の師匠」という構図は、いまでも「鉄板の構図」だからな。
ウ:正直、書きやすいんですよね。会話って、右脳系と左脳系の共同作業だから、会話のないものより、筆が進みます。
サ:この本によって、「利益」という経済における指標が「別の意味」をもつに至った功績は大きい。
ウ:「経済学」の枠を打ち破って、「力学」に進出した感覚に大いに驚きました。
サ:いわく、「利益」とは「エネルギー」である、と。
ウ:この定義に衝撃を受けない人は、ちょっと経済に対して感覚が鈍いかもしれません。
サ:ある意味、「成功の方程式」だとされていた「相対的な市場のシェア」による「利益モデル」を否定し、新しい地平線を指示したわけだ。
ウ:これって、ニュートン力学がある法則において否定され、ダークマターの質量が計測されるのと同じくらいの「発見」だと思います。
サ:「利益がない」ということは、その企業、それを構成する人々の「エネルギーがない」とする著者の指摘は、15年経った今でも否定できない。
ウ:むしろ、その15年間を観測し研究すると、その「理論」が現実解であったことを確認できます。
サ:もちろん、全部が全部、肯定される訳ではない。「23の利益モデル」のなかには、現代の情報化が上回り、否定的な解釈をされているものもある。
ウ:でも、局所的です。「利益に対し純粋で絶対的な興味をもつこと」、「収益性の本質を考え抜くこと」については、全てのビジネスにおいて必要不可欠の「感覚」だと思います。
サ:「利益」が「エネルギー」なら、怪しいワザに効果があるのも、理解できる。
ウ:さあ、ビジネスに「エネルギー」をいれましょう!!!
サ:と、あっさり感化されるのも、問題ある。自分の頭で考え、自分の感覚で理解していくのが、もっとも楽しい選択だ。
【了】
「ストーリーでビジネスロジックを伝えるスタイルを確立した名著。経済と利益の本質を知る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「時が流れても、この本で語られた本質は変わりません。経済に対する認識を一新したストーリーを、楽しみましょう」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):この本が発刊されて15年がたったという事実に、愕然としている。
ウノーさん(以下ウ):5年前くらいに読んだ本だと思っていたのですが、手に取ってみて驚きました。
サ:初めて読んだ時も衝撃だった。そもそも、ビジネスロジックの本なのに「小説」というスタイルは、この本が初めてだったのかもしれない。
ウ:しかも、登場人物も使われる「用語」も刺激的で、大いに影響を受けました。
サ:若者と「謎の師匠」という構図は、いまでも「鉄板の構図」だからな。
ウ:正直、書きやすいんですよね。会話って、右脳系と左脳系の共同作業だから、会話のないものより、筆が進みます。
サ:この本によって、「利益」という経済における指標が「別の意味」をもつに至った功績は大きい。
ウ:「経済学」の枠を打ち破って、「力学」に進出した感覚に大いに驚きました。
サ:いわく、「利益」とは「エネルギー」である、と。
ウ:この定義に衝撃を受けない人は、ちょっと経済に対して感覚が鈍いかもしれません。
サ:ある意味、「成功の方程式」だとされていた「相対的な市場のシェア」による「利益モデル」を否定し、新しい地平線を指示したわけだ。
ウ:これって、ニュートン力学がある法則において否定され、ダークマターの質量が計測されるのと同じくらいの「発見」だと思います。
サ:「利益がない」ということは、その企業、それを構成する人々の「エネルギーがない」とする著者の指摘は、15年経った今でも否定できない。
ウ:むしろ、その15年間を観測し研究すると、その「理論」が現実解であったことを確認できます。
サ:もちろん、全部が全部、肯定される訳ではない。「23の利益モデル」のなかには、現代の情報化が上回り、否定的な解釈をされているものもある。
ウ:でも、局所的です。「利益に対し純粋で絶対的な興味をもつこと」、「収益性の本質を考え抜くこと」については、全てのビジネスにおいて必要不可欠の「感覚」だと思います。
サ:「利益」が「エネルギー」なら、怪しいワザに効果があるのも、理解できる。
ウ:さあ、ビジネスに「エネルギー」をいれましょう!!!
サ:と、あっさり感化されるのも、問題ある。自分の頭で考え、自分の感覚で理解していくのが、もっとも楽しい選択だ。
【了】