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ニアリーイコール (ディアプラス文庫) 文庫 – 2015/8/10
- 本の長さ265ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2015/8/10
- 寸法10.5 x 1.4 x 15.2 cm
- ISBN-104403523854
- ISBN-13978-4403523854
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2015/8/10)
- 発売日 : 2015/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 265ページ
- ISBN-10 : 4403523854
- ISBN-13 : 978-4403523854
- 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 277,840位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,543位ボーイズラブノベルス (本)
- - 65,482位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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【凪良ゆう(なぎら・ゆう)】
京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。その他の著書に『汝、星のごとく』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
力のある作家だ。派手な事件など起こさなくても心の動きだけでドラマになるし、生々しい描写をしなくとも艶っぽさは醸しだせるという良い手本だった。何かを読者の心に強く残したいと思うなら、その表現には適度な抑制が必要なのだ。
2021年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塾講師をしている仁居は幼い頃に両親を亡くし、孤独だった時に出会った初恋がそれが重いと切り捨てられてしまったことで人を愛することに臆病になってしまう。ひょんなことから元同僚国立と再会し一緒に子猫を拾ったことで交流することになり惹かれていくのですが…。
この国立の方にもトラウマがあり、お互いが心に傷を負っていて少しずつ寄り添い前向きにお付き合いをしていく様子がゆったりと描かれています。
過去のトラウマを癒やし癒される話が大好きなので個人的に凪良ゆう先生のなかで1番好きな作品です。
静かに川を眺めながら静かにキンキンに冷やしたウォッカを呑む仁居先生が孤独の象徴で描写されていて、段々と変化していく様子がとても心に残っています。
この国立の方にもトラウマがあり、お互いが心に傷を負っていて少しずつ寄り添い前向きにお付き合いをしていく様子がゆったりと描かれています。
過去のトラウマを癒やし癒される話が大好きなので個人的に凪良ゆう先生のなかで1番好きな作品です。
静かに川を眺めながら静かにキンキンに冷やしたウォッカを呑む仁居先生が孤独の象徴で描写されていて、段々と変化していく様子がとても心に残っています。
2018年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
星⭐️が四つな理由は、どうしてもあの最初の彼氏の言葉と態度が納得出来なかった。
もっとなんだか反省の意を主人公に示して欲しかったとか、ちょっとどんでん返しがほしかったなぁーと思う。
が、ストーリーは最高です。
もっとなんだか反省の意を主人公に示して欲しかったとか、ちょっとどんでん返しがほしかったなぁーと思う。
が、ストーリーは最高です。
2017年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しずかな孤独感がひしひしと伝わってきます。
確かに、地味なお話しですが胸に来るものがあります。
私は好きです。
確かに、地味なお話しですが胸に来るものがあります。
私は好きです。
2015年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごくすごくすごく良かったです!
とっても綺麗な表紙のイメージそのままの物語でした。静かにゆったり流れる春の川と、それを窓から眺める美しい人、そんな映像が頭にはっきり映ってきて、すごく素敵でした。
お話は、過去の出来事で傷を負った2人が、お互いを好きになりながらそれを癒していく話で、2人の感情を丁寧に描いていて、もう、すっごく切ない気持ちになりました。でも幸せな話しなので読んだ後幸せMAXな気持ちになれます。
は〜〜読んで良かった〜って、絶対思えます!そして、こんな風に恋に落ちてくんだなあっと、すごく感じられます。
本当に凪良先生さすがです。
とっても綺麗な表紙のイメージそのままの物語でした。静かにゆったり流れる春の川と、それを窓から眺める美しい人、そんな映像が頭にはっきり映ってきて、すごく素敵でした。
お話は、過去の出来事で傷を負った2人が、お互いを好きになりながらそれを癒していく話で、2人の感情を丁寧に描いていて、もう、すっごく切ない気持ちになりました。でも幸せな話しなので読んだ後幸せMAXな気持ちになれます。
は〜〜読んで良かった〜って、絶対思えます!そして、こんな風に恋に落ちてくんだなあっと、すごく感じられます。
本当に凪良先生さすがです。
2015年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心に傷を持つ2人が、少しずつ寄り添って、心を開いていくお話です。攻めの妹さんも出てきますが、BLに出てくる女性的な扱いでは無く、内面を含んで描かれていて、好感が持てました。大きな事件は、おきませんが、心がほっこりする良いお話です。皆、少しずつ前向きにすすんでる終わり方で、良かったです。
2023年11月27日に日本でレビュー済み
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サラサラと流れるように、読みました。『愛が重すぎる』などと言われたら、そりゃあ、心が弱っている17歳の子にしてみたら、ガラガラと崩れます。それから10年、辛かっただろうなぁ仁居くんは。そして、妹を守れなかった兄として、生活してきた国立くんと出会うわけですが、17歳の仁居くんの気持ちは愛ではなくて、執着ではなかったのかな。父母に置いていかれた?(自分をおいて死んてしまった両親)佐田さんに執着する気持ちもわからなくもなかった。それでも仁居くんと、国立くんが出会い、静かに物語がすすんで
いくのはよかったです。10年たった仁居くんの国立くんへの気持ちは、執着ではなく、愛で有る、と思うから。それを(愛)重いとおもうかどうかは、それぞれの気持ち次第なきがする。
いくのはよかったです。10年たった仁居くんの国立くんへの気持ちは、執着ではなく、愛で有る、と思うから。それを(愛)重いとおもうかどうかは、それぞれの気持ち次第なきがする。
2020年2月16日に日本でレビュー済み
いわゆる濃厚な性描写は出てこないのに、下手に濃厚なそれが入っている物語より、読了後本当に幸せな気持ちになります。
きっと、誰しも仁居のように、10代の頃、誰かが発した心ない一言や態度がサクッと胸を刺し、それがいつまでも心にくすぶっていることってあると思います。私はあります。もう乗り越えているはずなのに、そこの部分がまた傷つかないように皮膚が硬くなるみたいに何重にも重なって、引きつる。そこを補った分他の部分が何か足りなくなってって、年月が立つと気付かないうちにそれが生活の一部で人格の一部になってしまうような。
そんな弱い部分を大丈夫だよって優しく撫でてくれる、トラウマをもった国立。
お互いに足りてる部分と足りてない部分が、歪なパズルのピースがぴったり合うみたいに自然にハマってく。傷ついた経験があったからこそ2人がぴったりハマっていくのは、また皮肉ではあるんですけどね。登場人物は傷ついた悲劇のヒロインっぽく描かれていないところがまた好印象。
猫を拾ってからのくだりは物語に絶対必要なものでした。仔猫のニーニと幼かった仁居が重なって見えたからです。脆くてすぐ死んでしまう排泄も自分でできない仔猫と、幼稚園の頃から愛情に飢え脆い心を持った仁居。猫の成長と主人公の成長が重なって見えました。
プロローグで出てきた佐田も、若くて彼の気持ちに正直でした。
「自分に支えていける力量がなかっただけなのに、それを相手のせいにしてしまった」と後で佐田が10年も反省している描写もあってよかった。佐田、幸せになって欲しい。
主人公も、「佐田は大人だと思ってたけど実はまだまだ子供だったんだな」と当時の佐田の事も理解して許してあげられる描写があってよかったなと思いました。
こういう、生きていくのがヘタクソで歪で不完全で、痛いところをお互い補っていく2人でひとつなカップルの話が好きです。
読んでいくうちに、私自身の心も軽くなって開放されていきました。ゆっくり、でも丁寧に登場人物の心理的成長や人に恋する気持ちが描かれていて、読むと心が豊かになった気になれます。
もうずっといろんな本を読み漁っているのに、久しぶりにあ〜読書っていいなと思いました。
きっと、誰しも仁居のように、10代の頃、誰かが発した心ない一言や態度がサクッと胸を刺し、それがいつまでも心にくすぶっていることってあると思います。私はあります。もう乗り越えているはずなのに、そこの部分がまた傷つかないように皮膚が硬くなるみたいに何重にも重なって、引きつる。そこを補った分他の部分が何か足りなくなってって、年月が立つと気付かないうちにそれが生活の一部で人格の一部になってしまうような。
そんな弱い部分を大丈夫だよって優しく撫でてくれる、トラウマをもった国立。
お互いに足りてる部分と足りてない部分が、歪なパズルのピースがぴったり合うみたいに自然にハマってく。傷ついた経験があったからこそ2人がぴったりハマっていくのは、また皮肉ではあるんですけどね。登場人物は傷ついた悲劇のヒロインっぽく描かれていないところがまた好印象。
猫を拾ってからのくだりは物語に絶対必要なものでした。仔猫のニーニと幼かった仁居が重なって見えたからです。脆くてすぐ死んでしまう排泄も自分でできない仔猫と、幼稚園の頃から愛情に飢え脆い心を持った仁居。猫の成長と主人公の成長が重なって見えました。
プロローグで出てきた佐田も、若くて彼の気持ちに正直でした。
「自分に支えていける力量がなかっただけなのに、それを相手のせいにしてしまった」と後で佐田が10年も反省している描写もあってよかった。佐田、幸せになって欲しい。
主人公も、「佐田は大人だと思ってたけど実はまだまだ子供だったんだな」と当時の佐田の事も理解して許してあげられる描写があってよかったなと思いました。
こういう、生きていくのがヘタクソで歪で不完全で、痛いところをお互い補っていく2人でひとつなカップルの話が好きです。
読んでいくうちに、私自身の心も軽くなって開放されていきました。ゆっくり、でも丁寧に登場人物の心理的成長や人に恋する気持ちが描かれていて、読むと心が豊かになった気になれます。
もうずっといろんな本を読み漁っているのに、久しぶりにあ〜読書っていいなと思いました。