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陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755) 新書 – 2003/1/21
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- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2003/1/21
- ISBN-104396207557
- ISBN-13978-4396207557
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商品の説明
商品説明
市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、まんまと4千万円をせしめたものの、逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。しかも、その車には、同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。
著者の持ち味ともいえるのは、コメディー映画のような軽妙なストーリーの中に、自閉症の子どもや、中学生のいじめといった、活劇とはそぐわないように見えるテーマを、違和感なく滑りこませている点である。社会から異端視されている者たちを、シニカルにではなく、爽やかに描いてきた著者は、本書においても「正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない」と高らかに宣言する。どこまでも明るいギャング団の奮闘の影には、そんな著者からの深遠なるメッセージが見え隠れしている。(中島正敏)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2003/1/21)
- 発売日 : 2003/1/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 260ページ
- ISBN-10 : 4396207557
- ISBN-13 : 978-4396207557
- Amazon 売れ筋ランキング: - 631,610位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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銀行強盗の話なのに爽快ですね。悪い事してるんですが、4人のキャラが立ちまくっているので、あまりそう感じさせません。
特に響野さんが良かったです。楽しく物語を引っ搔き回してくれました。
また読みたくなる本になりましたので、定期的に読み返したいと思います。
あ〜楽しかった。
夫々の特徴を生かして、華麗にかつユーモラスに強盗を働き、かつ誰をも傷つけないという、ある意味善良な強盗団の話。
そしてさる機会に、この強盗団がこともあろうか、他のワルに強盗されるという結果に。背景には何が?そしてどうやってやり返すのか?
・・・
初期の作品から読み進め、改めて本作を読んでみると、他の作品と類似点に気づきます。
別の言い方をすれば、本作に以降作のプロトタイプが見え隠れしていた、とも言えます。
例えば、本作の強盗団の紅一点雪子の息子、慎一。彼の悩みに強盗のヘッド成瀬やその幼馴染の饗野が応じる様子は、「オーファーザー」での高校生由紀夫とその四人の父親たちとの関係を彷彿とさせます(頼りにならない大人たちと子ども)。
また、銀行強盗とういモチーフですが、「チルドレン」で陣内(はちゃめちゃ)・鴨井(陣内のお世話?)・永瀬(盲目)が偶然居合わせたのが、これまた銀行で強盗に押し入られたシーンでした。ちなみにそのシーンの詳細は覚えていませんが、ひょっとしたら本作の強盗シーン(饗野の自信満々の演説シーン)などが描かれていたかもしれません(手元に本がなく確認できません。すみません)。
もう一つ。本作銀行強盗のグループとよりワルなグループの対決という、言わばアウトロー vs アウトローという構図は、空き巣の黒澤が悪を懲らしめるかのように空き巣を働く「ラッシュライフ」を想起させました。
・・・
ということで初期の伊坂作品の再読でした。
活劇的に生き生きと人物が動く絶品エンタメ小説であったと思います。
一番初めに読めば、以降の伊坂作品のパートパートにその似姿を認めることが出来ると思います。逆に多くの伊坂作品を読んだ後に本作を読めば、それぞれの作品のプロトタイプの人物像が本作で試行されていることに気づくと思います。
いずれにせよ、一言、痛快エンタメ小説でありました。おすすめ。
のですが確かにミステリーではあるのですがただ単に読んでいただけでは後半の伏線回収合戦に乗り遅れる
印象を受けましたwこれも回収あれも回収とそこまでやるか❣と思う程の脇道の物を拾い上げてメインに
役割を与えるのでそこが純粋に凄いですし読み応えあります。
主人公達が完全な「善」では無いのでそこは人を選ぶとは思いますがそこが気にならないなら全然おすすめ出来ます。
成瀬(なるせ)たち銀行強盗の四人組が、現金輸送車襲撃犯グループと鉢合わせする前半のシーン。「こんなの、ありえないだろっ!」て思いながらも、思わずブフッと噴いてしまいました。馬鹿馬鹿しいのに、なんて可笑しいんだろ。
それにしても、成瀬、響野(きょうの)、久遠(くおん)、雪子(ゆきこ)てば、実にいかしたカルテットやねぇ。
なかでも、口の減らない響野と、とぼけた口調が妙に愛嬌のある久遠のふたり。味のあるキャラで、見てて楽しかったです。
祥伝社文庫・巻末の、村上貴史(むらかみ たかし)氏の解説文。読んでてにんまりしてしまう生き生き、颯爽とした文章でしたね。
ナイスな解説文に、乾杯!
この作品を食べ物に例えるなら、具だくさんのチャーシュー麺といったところでしょうか?
コクのある味噌スープにもやし、ネギ、メンマ、そして分厚いチャーシューなどが所狭しと盛られている感じ。
それにしても作中に出てくるへそ曲がり男のクソ演説にはホント笑っちゃいました。
小説では楽しいけれど、職場にいたら嫌なタイプかも。
でも巧みにテンタメしてて面白かったです。
大衆食堂のチャーシュー麺、プロの職人芸的作品かな。個人的にはグッジャブ!
まあ、豪華なディナーをご所望の方には合わないかもしれませんが・・・