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ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」 単行本(ソフトカバー) – 2018/11/6

4.4 5つ星のうち4.4 178個の評価

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ポリヴェーガル理論の解説書、初の邦訳!
ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論:poly=多重の、vagal=迷走神経)は、哺乳類、特に人類の自律神経系の進化を社会行動に結びつけ、問題行動や精神障害の発現における生理学的状態の重要性を強調する画期的な発見。従来の自律神経系は「交感神経」と「副交感神経」の二つと長年考えられてきたが、本理論では哺乳類の「副交感神経」にはさらに二つの神経枝(「背側迷走神経複合体」と「腹側迷走神経複合体」)があると提唱、トラウマやPTSD、発達障害などの発現メカニズムとの関連を示し、治療への新しいアプローチを拓く。「安全である」と感じることが社会行動、生理学的状態に及ぼす影響とは。医学、心理学、生理学、脳神経学などの常識を覆す画期的理論。

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ステファン・ポージェス博士は、過去50年間に及ぶ神経系の理解について、深遠かつ明晰な貢献をもたらした。さらに、その発見は非常に実用性が高い。人と関わる仕事をする者、また対人支援を行う者にとって、ポージェス博士の発見は大いに役立つだろう。
ポージェス博士は、我々の表情に隠された暗号を紐解くことに成功した。我々の神経系、表情、そして体感がいかに関係しあっているかについて、理解を深めてくれた。過去にも、ダーウィンやエックマンによって、表情と感情についての輝かしい研究が行われている。ポージェス博士はこの研究をもとに、今度は身体の内側に視点を向け、神経系との関連性を明らかにした。
ポージェス博士の発見のすばらしいところは、それがすぐ臨床に役に立つことである。彼が発見した原理は、特に難しい臨床の場面において、いつ、どのように介入すべきかということを我々に教えてくれる。それにより、新たな治療方法が多数生み出されることになるだろう。ポージェス博士は長年にわたり、研究者として専門家向けの論文を多数発表してきた。そして本書は、待望の一般向けの「ポリヴェーガル理論」の概説書である。本書を読み進めるにつれ、あたかもこの輝かしい研究者と対話をしているような心持ちを味わうだろう。本書は、あらゆる臨床家にとって理想的な概説書である。それとともに、自分自身と自分が愛する者の神経系について、より理解したいと願うすべての人に貴重な情報をもたらすだろう。
――ノーマン・ドイジ医学博士(『脳は奇跡を起こす』『脳がもたらす癒し』著者)

本書でポージェス博士は、今まで科学者がなしえなかったことに成功した。つまり、高度に専門的な内容をかみ砕き、クライアント、臨床家、そして一般読者にまで理解しやすいように解説したのだ。
本書では、難解な「ポリヴェーガル理論」が、革新的天才研究者の親しみやすい言葉で解説されている。人間の行動に対する自律神経系の影響が明らかにされ、様々な症状について神経生物学的な説明が行われている。セラピストのもとを訪れたクライアントが抱える、理解不能に見える症状が、ポリヴェーガル理論を用いれば、見事に説明がつくのである。さらに、こうした諸問題を解決するための、身体からの介入方法が見えてくるのだ。ぜひ本書を読み進めていただきたい。そして、本書に解説された、人間の本質に関する画期的な洞察を理解し、それが読者諸氏の人生、人間関係、そして臨床において想像を超える効果がもたらされる可能性があることを理解し、心躍る思いを味わってもらいたい。
――パット・オグデン博士(米国コロラド州センサリーモーター・サイコセラピー研究所所長)

安全と相互交流は人間の生物学的基盤に必須のものとして刻印されており、人生の質を決定づけることを解説した画期的な理論。
――ベッセル・ヴァン・デア・コーク博士(『身体はトラウマを記録する』著者)

「ポリヴェーガル理論」は、臨床トラウマ療法において最も重要かつ総合的な基盤である。
――ピーター・ラヴィーン博士(『トラウマと記憶』著者)

【目次】

第1章 「安全である」と感じることの神経生物学
第2章 ポリヴェーガル理論とトラウマの治療
第3章 自己調整と社会交流システム
第4章 トラウマが脳、身体および行動に及ぼす影響
第5章 安全の合図、健康および「ポリヴェーガル理論」
第6章 トラウマ・セラピーの今後 ポリヴェーガル的な視点から
第7章 心理療法に関するソマティックな視点
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商品の説明

著者について

[著者]1945年生まれ。イリノイ大学名誉教授、行動神経科学博士。Kinsey Instituteトラウマ研究センター所長。ノースカロライナ大学精神医学教授、イリノイ大学名誉教授、メリーランド大学名誉教授を歴任。精神生理学研究会と行動脳科学協会の会長を務め、国立精神衛生科学研究開発賞を受賞。1994年、それまでの常識を覆す画期的理論「ポリヴェーガル理論Polyvagal Theory」を発表。主著にThe Polyvagal Theory: Phylogenetic Substrates of a Social Nervous System(2011、未邦訳)。

[訳者]ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー。米国ミシガン州立大学大学院人類学専攻修士課程修了、桜美林大学大学院心理学研究科健康心理学専攻修士課程修了。訳書に『トラウマと記憶』(春秋社)。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 春秋社 (2018/11/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/11/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 306ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4393365542
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4393365540
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 2.2 x 19 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 178個の評価

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人と人とをつなぐ迷走神経、待望の翻訳
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人と人とをつなぐ迷走神経、待望の翻訳
 ポリヴェーガル理論の待ちに待った日本語訳です。数年前、瞑想(マインドフルネス)を扱ったブログでポリヴェーガル理論を知ったのですが、英語なのでよく分かりませんでした。インターネット上で“ポリヴェーガル理論”はヒットするのですが、いまひとつの内容でした。今回の翻訳がポージェスの主著『The Polyvagal Theory: Neurophysiological Foundations of Emotions, Attachment, Communication, and Self-Regulation』であってほしかったのですが、ポリヴェーガル理論があまり知られていない日本では売れる見込みがないので無理なのでしょう。本書が入門書として、理論の普及に貢献することを願っております。 ポリヴェーガル理論は従来の理論とどこが違うのでしょう。ポリヴェーガル理論の特徴をまとめておきます。・自律神経系の理論 呼吸によって心拍数が変動するという地道な自律神経系の研究から発展した(p.14)。この変動は自律神経の副交感神経系、それも迷走神経と関係しているので、迷走神経の機能の研究をベースにしている。「ポリ」とは多数という意味、「ヴェーガル」とは迷走神経のという意味です。・下記の従来の方法とは異なる 脳の画像診断;脳の画像研究から生まれたものではない(p.16)。 学習理論の応用;異常な行動は学習によるものとはしない(p.22)。 認知を変える;認知の変更は大脳皮質の前頭前野で行うのでしょうが、認知をかえるのではなく、自律神経系の反射を変える方法(p.20)。・ニューロセプション 神経系は、意識の及ばないところで環境のリスクを評価しています。これを「ニューロセプション」と呼んでいます。ストレスとなる出来事の特徴は重要でなく、むしろ身体的な反応の方を重視します(p.20)。・社会交流システム 進化論的に備わった防衛戦略(闘争/逃走)の上に、この防衛戦略のスイッチを切る機構が必要になり、哺乳類に「社会交流システム」が進化しました。新生児は安全な環境で育つ必要がありますし、成長した後も集団の中で暮らす運命ですから、「孤立」は避けなければなりません(p.23)。この適応的な行動をもたらすのが「社会交流システム」です。 ポージェスの論文から「社会交流システム」の図を示しておきます。本書にはこれの日本語版が掲載されています(Stephen W. Porges (2007). The Polyvagal Perspective. Biological Psychology. 74(2), 116–143.)。・セラピストの態度 ポリヴェーガル理論から導き出せるセラピストの態度は、ロジャースの来談者中心のものと似ています。基本的に安心と信頼を約束するものです。これこそ治療的瞬間なのです(p.26)。・神経エクササイズ 迷走神経の理論が先にあり、「神経エクササイズ」と呼ばれる治療方法の開発は後になって行われたことになります(p.23)。ポージェスは最初、PTSDの治療は考えていなかったようですが(p.258)、自閉症に加えて、PTSD治療は大きな分野のようです。訳者がポリヴェーガル理論に出会ったのも、トラウマ治療のトレーニングにおいてであったそうです(p.261)。 最近の傾向として、人は脳に支えられているというより、身体に支えられているとする研究が多いように思えます。例えば、心臓に負荷がかかると心臓はANPというメッセージ物質を出し、それを腎臓が受け取り尿を作って水分を外に出すことで、心臓の負担を軽減するメカニズムが分かっています。これは脳の指令がなく行われる適応行動です。 これと同じように、他者とのつながりを「社会交流システム」が、脳の指令がなくても働きかけているのです。
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2023年7月4日に日本でレビュー済み
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実戦的で分かりやすい、今迄に無く、分かり安い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年5月2日に日本でレビュー済み
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イチイチ前のページに戻る必要がないのがとても読みやすいです。
全章通して常にポリヴェーガル理論の説明が書かれています。
わからない部分は読み飛ばしても問題ありません。なぜなら、次の章の説明で納得することが多々あるからです。

ここから内容の感想
本書は厳しい考えを持つ方に、特に、一読して頂きたい一冊です。
書中の言葉を借りるなら「エセ道徳のベニヤ板」というのを我々はかなりの割合で持っています。
そういったものから一歩引いた別の視点を本理論は呈示します。それは自分だけでなく、他人と接する上でも役に立つ重要な視点です。
きっと貴方の、そして誰かの為になります。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年11月17日に日本でレビュー済み
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この理論の性質上、専門用語はでてきますが全般的に訳の質が高く、また著者のポージェスも理論をかみ砕いて説明しているので読みやすかったです。トラウマに関わる方は本人であれ、家族であれ、セラピストであれトラウマを受けた時に身体は生き残るために最適な反応をとったのだと生理学的に説明してくれる理論です。

また神経的な仕組みという視点を用いて自閉症からPTSDまで様々な症状の説明を試みています。それは臨床的にも(全てではありませんが)納得がいくケースが非常に多いです。

「健康、成長、回復」には神経的に安全を感じられることが必須条件だと説いています。字数はそれほどさばかれてはいませんが所々で現在の教育や医療の現場ではその必須条件に注意が払われていないと指摘しています。それには深く同感し、この理論が広まり、今の子育て、教育、職場、司法、政治などの在り方に一石を投じて欲しいと強く望みます。

ちなみにこの本では「健康、成長、回復」には神経レベルで安全を感じることが必須であることは言っていますが、具体的に今何をすればいいのかには触れられていません。(またそれはこの本の意図ではありません。)それらについて知りたい方は身体志向セラピーや安全構築などのキーワードで適切なものが見つかると思います。

この本はポリヴェーガル理論が日本語で紹介されるにはふわさしい入門書だとは思いますが、すでに行われたインタビューを書き起こして編集したものであるため紹介されている一つ一つの観念の説明と本全体の構成が少しぼやけているように感じたので☆を5つではなく4つとしました。(☆4つ半あげたいところです。)私の個人的に図や表やまとめを使った解説が好きなのでそれらがあると入門書としてよりわかりやすいと思いました。

社会的に大きな影響を与える可能性を秘めた重要な理論。それが日本語で読める現在唯一のポリヴェーガル理論の本なのでとても貴重であり、出版して下さったことに大変感謝します。今後この理論の具体的な応用方法についての本が出されることを期待します。
171人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年4月24日に日本でレビュー済み
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頭に入れておくべき 絶対必要な事を見逃してしまっていたことを 反省する きっかけになりました きっかけだけではなく、根拠になりました
自律神経系 その 担う大切さや 指標としてそれを活かす大切さは 臨床で 役立ててます
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月19日に日本でレビュー済み
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いまヨガの世界でも大注目のポリブェーガル理論。
わかりやすく紐といてくださっています
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月18日に日本でレビュー済み
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この理論についてしりたかったので、ここまでわかりやすくしていただきありがとうございます
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ポリヴェーガル理論の待ちに待った日本語訳です。数年前、瞑想(マインドフルネス)を扱ったブログでポリヴェーガル理論を知ったのですが、英語なのでよく分かりませんでした。インターネット上で“ポリヴェーガル理論”はヒットするのですが、いまひとつの内容でした。今回の翻訳がポージェスの主著『The Polyvagal Theory: Neurophysiological Foundations of Emotions, Attachment, Communication, and Self-Regulation』であってほしかったのですが、ポリヴェーガル理論があまり知られていない日本では売れる見込みがないので無理なのでしょう。本書が入門書として、理論の普及に貢献することを願っております。
 ポリヴェーガル理論は従来の理論とどこが違うのでしょう。ポリヴェーガル理論の特徴をまとめておきます。

・自律神経系の理論
 呼吸によって心拍数が変動するという地道な自律神経系の研究から発展した(p.14)。この変動は自律神経の副交感神経系、それも迷走神経と関係しているので、迷走神経の機能の研究をベースにしている。「ポリ」とは多数という意味、「ヴェーガル」とは迷走神経のという意味です。

・下記の従来の方法とは異なる
 脳の画像診断;脳の画像研究から生まれたものではない(p.16)。
 学習理論の応用;異常な行動は学習によるものとはしない(p.22)。
 認知を変える;認知の変更は大脳皮質の前頭前野で行うのでしょうが、認知をかえるのではなく、自律神経系の反射を変える方法(p.20)。

・ニューロセプション
 神経系は、意識の及ばないところで環境のリスクを評価しています。これを「ニューロセプション」と呼んでいます。ストレスとなる出来事の特徴は重要でなく、むしろ身体的な反応の方を重視します(p.20)。

・社会交流システム
 進化論的に備わった防衛戦略(闘争/逃走)の上に、この防衛戦略のスイッチを切る機構が必要になり、哺乳類に「社会交流システム」が進化しました。新生児は安全な環境で育つ必要がありますし、成長した後も集団の中で暮らす運命ですから、「孤立」は避けなければなりません(p.23)。この適応的な行動をもたらすのが「社会交流システム」です。
 ポージェスの論文から「社会交流システム」の図を示しておきます。本書にはこれの日本語版が掲載されています(Stephen W. Porges (2007). The Polyvagal Perspective. Biological Psychology. 74(2), 116–143.)。

・セラピストの態度
 ポリヴェーガル理論から導き出せるセラピストの態度は、ロジャースの来談者中心のものと似ています。基本的に安心と信頼を約束するものです。これこそ治療的瞬間なのです(p.26)。

・神経エクササイズ
 迷走神経の理論が先にあり、「神経エクササイズ」と呼ばれる治療方法の開発は後になって行われたことになります(p.23)。ポージェスは最初、PTSDの治療は考えていなかったようですが(p.258)、自閉症に加えて、PTSD治療は大きな分野のようです。訳者がポリヴェーガル理論に出会ったのも、トラウマ治療のトレーニングにおいてであったそうです(p.261)。

 最近の傾向として、人は脳に支えられているというより、身体に支えられているとする研究が多いように思えます。例えば、心臓に負荷がかかると心臓はANPというメッセージ物質を出し、それを腎臓が受け取り尿を作って水分を外に出すことで、心臓の負担を軽減するメカニズムが分かっています。これは脳の指令がなく行われる適応行動です。
 これと同じように、他者とのつながりを「社会交流システム」が、脳の指令がなくても働きかけているのです。
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5つ星のうち5.0 人と人とをつなぐ迷走神経、待望の翻訳
2018年11月15日に日本でレビュー済み
 ポリヴェーガル理論の待ちに待った日本語訳です。数年前、瞑想(マインドフルネス)を扱ったブログでポリヴェーガル理論を知ったのですが、英語なのでよく分かりませんでした。インターネット上で“ポリヴェーガル理論”はヒットするのですが、いまひとつの内容でした。今回の翻訳がポージェスの主著『The Polyvagal Theory: Neurophysiological Foundations of Emotions, Attachment, Communication, and Self-Regulation』であってほしかったのですが、ポリヴェーガル理論があまり知られていない日本では売れる見込みがないので無理なのでしょう。本書が入門書として、理論の普及に貢献することを願っております。
 ポリヴェーガル理論は従来の理論とどこが違うのでしょう。ポリヴェーガル理論の特徴をまとめておきます。

・自律神経系の理論
 呼吸によって心拍数が変動するという地道な自律神経系の研究から発展した(p.14)。この変動は自律神経の副交感神経系、それも迷走神経と関係しているので、迷走神経の機能の研究をベースにしている。「ポリ」とは多数という意味、「ヴェーガル」とは迷走神経のという意味です。

・下記の従来の方法とは異なる
 脳の画像診断;脳の画像研究から生まれたものではない(p.16)。
 学習理論の応用;異常な行動は学習によるものとはしない(p.22)。
 認知を変える;認知の変更は大脳皮質の前頭前野で行うのでしょうが、認知をかえるのではなく、自律神経系の反射を変える方法(p.20)。

・ニューロセプション
 神経系は、意識の及ばないところで環境のリスクを評価しています。これを「ニューロセプション」と呼んでいます。ストレスとなる出来事の特徴は重要でなく、むしろ身体的な反応の方を重視します(p.20)。

・社会交流システム
 進化論的に備わった防衛戦略(闘争/逃走)の上に、この防衛戦略のスイッチを切る機構が必要になり、哺乳類に「社会交流システム」が進化しました。新生児は安全な環境で育つ必要がありますし、成長した後も集団の中で暮らす運命ですから、「孤立」は避けなければなりません(p.23)。この適応的な行動をもたらすのが「社会交流システム」です。
 ポージェスの論文から「社会交流システム」の図を示しておきます。本書にはこれの日本語版が掲載されています(Stephen W. Porges (2007). The Polyvagal Perspective. Biological Psychology. 74(2), 116–143.)。

・セラピストの態度
 ポリヴェーガル理論から導き出せるセラピストの態度は、ロジャースの来談者中心のものと似ています。基本的に安心と信頼を約束するものです。これこそ治療的瞬間なのです(p.26)。

・神経エクササイズ
 迷走神経の理論が先にあり、「神経エクササイズ」と呼ばれる治療方法の開発は後になって行われたことになります(p.23)。ポージェスは最初、PTSDの治療は考えていなかったようですが(p.258)、自閉症に加えて、PTSD治療は大きな分野のようです。訳者がポリヴェーガル理論に出会ったのも、トラウマ治療のトレーニングにおいてであったそうです(p.261)。

 最近の傾向として、人は脳に支えられているというより、身体に支えられているとする研究が多いように思えます。例えば、心臓に負荷がかかると心臓はANPというメッセージ物質を出し、それを腎臓が受け取り尿を作って水分を外に出すことで、心臓の負担を軽減するメカニズムが分かっています。これは脳の指令がなく行われる適応行動です。
 これと同じように、他者とのつながりを「社会交流システム」が、脳の指令がなくても働きかけているのです。
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2019年4月24日に日本でレビュー済み
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入門編にしてこれほど、既成の概念を揺さぶる力があるのですから、本当に度肝を抜かれます。
特に自閉症者の感覚を説明する件は、
これまで説かれたどの理論よりも具体的であるが故に、とてもわかりやすかったです。

トラウマセラピーの臨床家達が、一早く治療論に結び付けたのもむべなるかなです。
怒りっぽい人、自称コミュ障の人、孤独な人…(私?)には、是非一読を勧めたいです。

社会的交流に苦手意識を持つ人程、この理論の理解が速いでしょう。
ほ乳類であることの特性から、いかに神経基盤が整理されてきたかが、驚くべき展開をもって語られます。
43人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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