聖獣シリーズ第一作。
ラグナクルス帝国第四皇子ヴァルクートと聖獣キリハのお話。
皇子攻め聖獣受け。
聖獣たちは普段はケモ耳しっぽ付きの人型をとっており、魔獣と戦う時などに獣の姿に変身するので、聖獣受け...といっても獸姦というわけではありません。
そして聖獣シリーズは全作読んでおりますが、私はやはりこのお話が一番好きですね。
聖獣はたった一人の騎士を自らの「運命の対」として選ぶ。この絆は絶対的なもので、聖獣は「運命の対」である騎士無しでは生きることも出来ない程、非常に強い結びつきです。そして騎士は聖獣たちをタマゴの頃から成人(成獣?)になるまで育てます。
たった一人の運命の相手。
しかも親の居ない聖獣たちを幼い頃から深い愛情で育ててくれる騎士は、聖獣たちにとって本当にかけがえのない大切な存在。
今作の主人公であるキリハも、「運命の対」であるヴァルクートのことが大好きで大好きで仕方ありません。
しかしその大好きで大切な相手に、実は自分以外に結ばれるべき相手が居た...。
そんな事実を知ったキリハは非常なショックを受けます。
しかもそのヴァルクートと結ばれる筈だった聖獣リュセランは、儚げな雰囲気をもった超絶美形な上に、その能力も高く聖獣たちの頂点に立つ金位。かたやキリハは能力も低く、聖獣の中では最低ランク。
リュセランとヴァルクートの間にはワケありな雰囲気が漂い、お互い切なげな視線で見つめ合ったり、ヴァルクートもヴァルクートでリュセランに優しくしたりキリハを蚊帳の外に置こうとしたりで、そりゃーもうキリハとしては腹が立つし悲しいし切ないし。
しかしその切ないのがイイのが六青先生作品の特徴でもあるのですが 笑
まあ、最後は勿論ハッピーエンドになるのですが、キリハに感情移入し過ぎたせいか、リュセランをあまり好きになれませんでした。
次作の「誓約の代償」はそのリュセランと彼の騎士であるギルレリウスのお話なのですが、こちらの「忠誠の代償」を先に読んだせいかあまり楽しむことは出来ず😅
他のレビューで、「誓約の代償」を先に読むことをオススメされてる方もいらっしゃいますが、どちらを先に読むかで、かなり見方が変わって来てしまうかも知れないので、ご注意を。

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忠誠の代償 ~聖なる絆~ (リンクスロマンス) 新書 – 2011/12/28
この商品はセット買いができます
『忠誠の代償 1-4巻 新品セット』 こちらをチェック
辺境を守る皇太子のヴァルクートは、予期せぬ場所で野良聖獣の繭卵を見つけ、成り行きで“対の絆”を交わすことになったが…。
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎コミックス
- 発売日2011/12/28
- 寸法11.3 x 1.8 x 18.2 cm
- ISBN-104344823907
- ISBN-13978-4344823907
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎コミックス (2011/12/28)
- 発売日 : 2011/12/28
- 言語 : 日本語
- 新書 : 259ページ
- ISBN-10 : 4344823907
- ISBN-13 : 978-4344823907
- 寸法 : 11.3 x 1.8 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 262,038位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 135位リンクスロマンス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手元に届くまでに待ちきれず他の方のレビューや感想などを読みあらかた内容を把握したうえで、本書を読みました。
レビューには「泣きました」と書かれてる方が多く、これだけ内容を知った上で読んでいたら泣かないかな。と思いながら読んでいたのですが、号泣までいかないにしても例に漏れなく泣きました。細かくは書きませんが、聖獣達の戦うシーンが目に浮かび背に乗せてる大事な人を思う様と、過去戦場を駆けた対の絆のことを思うとたまらない気持ちになりました。
是非お勧めしたい小説になりました。
レビューには「泣きました」と書かれてる方が多く、これだけ内容を知った上で読んでいたら泣かないかな。と思いながら読んでいたのですが、号泣までいかないにしても例に漏れなく泣きました。細かくは書きませんが、聖獣達の戦うシーンが目に浮かび背に乗せてる大事な人を思う様と、過去戦場を駆けた対の絆のことを思うとたまらない気持ちになりました。
是非お勧めしたい小説になりました。
2020年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子育て癒し系で可愛かったです。でもkindle には挿絵がなくて残念。挿絵あれば全巻kindle にしたかったけど結局紙本で購入しなおしました。
2014年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誓約の代償を買ったあとにレビューを見てこちらを購入しました
読む順番は正解でした
人それぞれ生き様があり感じることがあり他人には全てを理解することができないもどかしさ
でもそれぞれは誠実に純粋にすべてを飲み込んで生きている
苦しくてもどかしくて可愛くて素敵で買ってよかった二冊です
余談ですが我が家の猫たんがますます可愛くなりました対の絆を感じます
読む順番は正解でした
人それぞれ生き様があり感じることがあり他人には全てを理解することができないもどかしさ
でもそれぞれは誠実に純粋にすべてを飲み込んで生きている
苦しくてもどかしくて可愛くて素敵で買ってよかった二冊です
余談ですが我が家の猫たんがますます可愛くなりました対の絆を感じます
2012年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上下二段組のボリュームある作品でした。
全体的には、今までの六青さん作品の中で一番攻めと受けの絆がブレてないな!という印象でした。色々な意味で。笑
設定が特殊で、世界観に入り込むのに少し時間がかかりそうかもと心配していたのですが、そこはさすが六青さん。丁寧な描写と、しっかりと構築された世界にすぐにのめりこみます。
最初は攻めの描写から始めるのですが、今回は攻めの立場が最初は不憫です。でも、逆境でこそ輝く攻めヴァルクートは本当にカッコイイです。葛西さんの挿絵がとても良くて、攻めのカッコよさ5割り増しです。
そんで、ああ、この攻めかっこいいなぁ……と思いつつ読みすすめていくと、カッコイイ攻めが可愛すぎる受けと出会ってデレデレの親馬鹿になります。個人的に、ここら辺が大好きでした。受けの可愛さと、その可愛さにほだされる攻めに胸がほっこりしました。笑
後半は、受けが健気で切ないです。泣いてしまいました。
六青さんは、受けを可哀想な立場に容赦なく追い込むなぁといつも思うのですが、今回も可哀想でした・・・。
でも今までの作品と比べると、受けがどんだけ可哀想でも、多少擦れ違っていたとしても、攻めの愛が全然ブレないですし、読んでる側としては「ああ切ない……受け可哀想……」と思いつつも、安堵して読めました。
あと今回は、おそらく苦手な方も大勢いる、攻め意外の殿方からのガッツリとした陵辱描写はありませんでした。
読んだあとは猫ちゃんに触りたくなります。
切なさと、萌えと、爽やかな読後感を味わえる素敵な作品でした。お勧めです。
全体的には、今までの六青さん作品の中で一番攻めと受けの絆がブレてないな!という印象でした。色々な意味で。笑
設定が特殊で、世界観に入り込むのに少し時間がかかりそうかもと心配していたのですが、そこはさすが六青さん。丁寧な描写と、しっかりと構築された世界にすぐにのめりこみます。
最初は攻めの描写から始めるのですが、今回は攻めの立場が最初は不憫です。でも、逆境でこそ輝く攻めヴァルクートは本当にカッコイイです。葛西さんの挿絵がとても良くて、攻めのカッコよさ5割り増しです。
そんで、ああ、この攻めかっこいいなぁ……と思いつつ読みすすめていくと、カッコイイ攻めが可愛すぎる受けと出会ってデレデレの親馬鹿になります。個人的に、ここら辺が大好きでした。受けの可愛さと、その可愛さにほだされる攻めに胸がほっこりしました。笑
後半は、受けが健気で切ないです。泣いてしまいました。
六青さんは、受けを可哀想な立場に容赦なく追い込むなぁといつも思うのですが、今回も可哀想でした・・・。
でも今までの作品と比べると、受けがどんだけ可哀想でも、多少擦れ違っていたとしても、攻めの愛が全然ブレないですし、読んでる側としては「ああ切ない……受け可哀想……」と思いつつも、安堵して読めました。
あと今回は、おそらく苦手な方も大勢いる、攻め意外の殿方からのガッツリとした陵辱描写はありませんでした。
読んだあとは猫ちゃんに触りたくなります。
切なさと、萌えと、爽やかな読後感を味わえる素敵な作品でした。お勧めです。
2013年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リュセランのその後がわかったり、プラスアルファの楽しみがあります
2012年1月11日に日本でレビュー済み
小説リンクス掲載作品と勘違いして購入。
リンク作・・・というか、同時進行で、裏返した作品でした。
表紙で気づけよって話ですが・・・
この単行本は伯父っ子カップルで白の皇子様と漆黒の獣。
雑誌掲載作品は甥っ子カップルで黒の皇子様と純白の獣。
対比の妙ってやつですね。
本当に裏と表。
白の皇子と純白の聖獣の悲劇無くしては物語は生まれなかったという点だけが同じ。
基本はよく作り込んだファンタジー世界でのケモ耳もふもふ物語な訳ですw
雑誌掲載作品を読んでいなくてこれだけでももちろん楽しめるけど、個人的にはあちらの方がオススメ。
切なさのケタが違う。
伯父っ子カップルは・・・なんだかんだで「陽」の気質の2人だから、なんだか苦労しても行き違っても感情移入しにくいんだな。
卑怯なことしないし。
上のレビュアー様もおっしゃってますが、六青様十八番の凌辱三昧は全くなし。
「騎士」と獣が肌を合わせるのは暗黙の了解で、特に禁忌でもないようで、私はそこがイマイチ萌えなくてねえ・・・
ま、誕生から大人になるまで育てて予定調和でごちそう頂く若紫と光源氏みたいな萌えはあるのかもしれません。
それと、野性的でしなやかな獣のような(つかホントに獣なんだけど)生命の輝きを凝縮したような存在も、嫌いじゃないんだけど・・・
そういう子がメインの作品でも好きな作品たくさんあるんだけど・・・
この作品世界、そして六青作品においては、そういう存在よりも、やっぱり儚い存在の方が魅力的に映ります。私の目には。
銀の聖獣の美しさの描写にうっとりしてしまいますね。その内面の脆さが余計に美しさを引き立てます。
そんな存在を壊してしまいそうで怖くて手を触れられない、とか。
そういう何かを神聖視するというかなんらかのタブーがある方が俄然入り込めます。
なので、これは別のカップルから観ている別の作品だってことはよくわかってるんだけど、やっぱり雑誌掲載カップルに思い入れがありすぎて、なんとなく物足りませんでした。
こちらの話が悪いというわけではないんですけどね・・・
まったく別物として読むなり、開き直ってスピンオフって突き放して読んだ方が楽しめるのかもしれません。
私は甥っ子カップルの方が好きです。ええ。
これ読んで気に入ったらリンクスバックナンバーも手に取ってみてくださいませ。
そのうち単行本化もするのかもしれないけど。
あ、今号のリンクスに伯父っ子カップルのショートストーリーが載ってました。すごく平和なやつ。
あとすごく細かく世界観を設定されたらしく、また同じ世界観でえがかれるかも、みたいなことが書いてあったような。
あわせておススメしちゃいます。
リンク作・・・というか、同時進行で、裏返した作品でした。
表紙で気づけよって話ですが・・・
この単行本は伯父っ子カップルで白の皇子様と漆黒の獣。
雑誌掲載作品は甥っ子カップルで黒の皇子様と純白の獣。
対比の妙ってやつですね。
本当に裏と表。
白の皇子と純白の聖獣の悲劇無くしては物語は生まれなかったという点だけが同じ。
基本はよく作り込んだファンタジー世界でのケモ耳もふもふ物語な訳ですw
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切なさのケタが違う。
伯父っ子カップルは・・・なんだかんだで「陽」の気質の2人だから、なんだか苦労しても行き違っても感情移入しにくいんだな。
卑怯なことしないし。
上のレビュアー様もおっしゃってますが、六青様十八番の凌辱三昧は全くなし。
「騎士」と獣が肌を合わせるのは暗黙の了解で、特に禁忌でもないようで、私はそこがイマイチ萌えなくてねえ・・・
ま、誕生から大人になるまで育てて予定調和でごちそう頂く若紫と光源氏みたいな萌えはあるのかもしれません。
それと、野性的でしなやかな獣のような(つかホントに獣なんだけど)生命の輝きを凝縮したような存在も、嫌いじゃないんだけど・・・
そういう子がメインの作品でも好きな作品たくさんあるんだけど・・・
この作品世界、そして六青作品においては、そういう存在よりも、やっぱり儚い存在の方が魅力的に映ります。私の目には。
銀の聖獣の美しさの描写にうっとりしてしまいますね。その内面の脆さが余計に美しさを引き立てます。
そんな存在を壊してしまいそうで怖くて手を触れられない、とか。
そういう何かを神聖視するというかなんらかのタブーがある方が俄然入り込めます。
なので、これは別のカップルから観ている別の作品だってことはよくわかってるんだけど、やっぱり雑誌掲載カップルに思い入れがありすぎて、なんとなく物足りませんでした。
こちらの話が悪いというわけではないんですけどね・・・
まったく別物として読むなり、開き直ってスピンオフって突き放して読んだ方が楽しめるのかもしれません。
私は甥っ子カップルの方が好きです。ええ。
これ読んで気に入ったらリンクスバックナンバーも手に取ってみてくださいませ。
そのうち単行本化もするのかもしれないけど。
あ、今号のリンクスに伯父っ子カップルのショートストーリーが載ってました。すごく平和なやつ。
あとすごく細かく世界観を設定されたらしく、また同じ世界観でえがかれるかも、みたいなことが書いてあったような。
あわせておススメしちゃいます。
2015年9月20日に日本でレビュー済み
ファンタジー+動物+BL 私の好物てんこもりです。聖獣のかわいらしさと、ストーリーのドキドキと文句なしです。対の絆によって結ばれるという設定もすてきです。シリーズででてますが、どれも面白くって何回も読み返してます。違う著者ですが、ムーンリットシリーズが好きだった方にもおすすめです。