現代アートとは何か。
貧乏にもめげず、自由な発想で、オリジナリティを突き詰めていく。
こういうものではない、と著者は何度も言っている。
では何か。
最先端の技術を駆使して、❝今❞を封じ込めるものであり、
コンセプトをどう生成するかがテーマとなったもの
と述べている。
コンセプトが重視されるようになったのは、
ピカソが絵画表現をやり尽くしてしまったため
とも述べていた。
現代アートを誰が評価するか。
それは画商でも、キュレーターでも、美術館でもない。
アートの世界のジョーカー的存在である
アドバイザーである
と書かれていた。
他のアーティストが表現したことのない
真・善・美を表現するのがアーティストであり、
そこが評価される
と素人の私は考えていたので、とても意外だった。
❝今❞を表現するのが大事であると私も思っていたが、
アドバイザーに評価されるように❝今❞を表現する必要がある
とは私は全く思っていなかった。
とても大きな発見だったし、
著者が現代アートのルールを日本人は全然理解していない
と述べる理由も分かった。
また、著者は今のアーティストにも助言していた。
多様性が求められており、
絵画だけ、映像作品だけではダメで、
絵画も映像作品も彫刻もフィギアもと
色々やることが必須と述べていた。
これからはますます1人のアーティストが
色々な表現手段を用いるようになっていくだろうことが
深く理解できた。
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芸術闘争論 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2018/12/6
村上 隆
(著)
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購入オプションとあわせ買い
世界から取り残されてしまった日本のアートシーン。芸術は今、美術館の壁を埋めるインテリアとなり、若手アーティストは、地域おこしの中で楽しく過ごす刹那的な存在となった。この状況に苛立つ当代随一のアーティストが自らの奥義をすべて開陳。行動せよ! 外に出よ! 世界で闘い続けてきた芸術家が、現状を変革したいすべての人へ贈る実践の書。
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2018/12/6
- ISBN-104344428153
- ISBN-13978-4344428157
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商品の説明
著者について
アーティスト。有限会社カイカイキキ代表。一九六二年東京に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。アニメから日本画までを貫く日本独自の美意識を「スーパーフラット」としてコンセプト化し、現代美術の巨匠として世界で活躍している。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2018/12/6)
- 発売日 : 2018/12/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 316ページ
- ISBN-10 : 4344428153
- ISBN-13 : 978-4344428157
- Amazon 売れ筋ランキング: - 29,536位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 41位芸術理論・美学
- - 200位幻冬舎文庫
- - 7,457位ノンフィクション (本)
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2023年8月5日に日本でレビュー済み
「起業論」の時には違和感の正体がわかりませんでしたけど、この本でわかりました。(それについては長くなるし個人的なことかも知れないのでここでは言いません。)
わかれば、これは渾身の作だと思います。
けど、内容は「本」とか「論」とかっていう枠で捉えてしまうと、間違い、勘違いも多いし、論理もグダグダです。
けれどたとえば、イチローが書いた「大リーグの歴史」っていうようなものを読んだことがないし、村上さんはプレーヤーであって学芸員じゃないんだから、そんなことはいいんです。
小さい時から美術をやってきて、芸大とか美大とか行くやつは「素人」だってずっと思ってきたけど、国も本人たちも「プロ」だって言うんです。
芸・美大出てない僕のほうが素人だって…
そんな日本の自他共に認める「プロ」が、世界のアートの世界じゃ素人どころか余所者扱いされるけど、それと闘ってみましょうよ、ということ。
だから、村上隆さんと僕とは二重に捻れの位置にあるので、この本の内容が役に立つのか立たないのかはわかりませんが、中継で「現場からは以上です」と言われれば、「ああ、そうなんだ…」としか出ないのです。
いろいろあって24年アートをやれなかったけれど、僕は会いたい、会って話ができるまでやってみたい、そう思わせる無垢のパワーがこの本にはありました。
本の存在を知らなくて読むのが遅くなりましたが、ありがとうございました。
わかれば、これは渾身の作だと思います。
けど、内容は「本」とか「論」とかっていう枠で捉えてしまうと、間違い、勘違いも多いし、論理もグダグダです。
けれどたとえば、イチローが書いた「大リーグの歴史」っていうようなものを読んだことがないし、村上さんはプレーヤーであって学芸員じゃないんだから、そんなことはいいんです。
小さい時から美術をやってきて、芸大とか美大とか行くやつは「素人」だってずっと思ってきたけど、国も本人たちも「プロ」だって言うんです。
芸・美大出てない僕のほうが素人だって…
そんな日本の自他共に認める「プロ」が、世界のアートの世界じゃ素人どころか余所者扱いされるけど、それと闘ってみましょうよ、ということ。
だから、村上隆さんと僕とは二重に捻れの位置にあるので、この本の内容が役に立つのか立たないのかはわかりませんが、中継で「現場からは以上です」と言われれば、「ああ、そうなんだ…」としか出ないのです。
いろいろあって24年アートをやれなかったけれど、僕は会いたい、会って話ができるまでやってみたい、そう思わせる無垢のパワーがこの本にはありました。
本の存在を知らなくて読むのが遅くなりましたが、ありがとうございました。
2019年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何処までも、具体的で戦略的な芸術論である。
現代アートのガイドブックでもある。
何故、具体的かと言うと、そのままを著者が生きてきたから。
だから、説得力が半端ない。
そして、万人向けとは言えないのかも。
現代アートのガイドブックでもある。
何故、具体的かと言うと、そのままを著者が生きてきたから。
だから、説得力が半端ない。
そして、万人向けとは言えないのかも。
2022年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
村上隆氏の前回の書籍がよかったので購入。前回よりもかなり深い内容になっている。日本人が世界で戦うには?という事をより深掘りした形だ。旧態依然とした日本のアートシーンの構造や欧米の現代アートとの関係性。現代アートに関わる上での必須要素なども具体的に示している。このあたりは「現代アートとは何か?」の内容とリンクしているし、より詳細に解説されているので合わせて読むと理解が深まるだろう。
しかし前回よりも読みにくい。理解しにくい表現も多く、内容が良かっただけに勿体ない印象を多く受けた。支離滅裂で難解な感じが興奮の臨場感を産んでる気もするし、それぐらい興奮して書いた書籍なのかもしれないが伝わらなければ意味がないので、もう少し文章を整理して欲しかった。
しかし前回よりも読みにくい。理解しにくい表現も多く、内容が良かっただけに勿体ない印象を多く受けた。支離滅裂で難解な感じが興奮の臨場感を産んでる気もするし、それぐらい興奮して書いた書籍なのかもしれないが伝わらなければ意味がないので、もう少し文章を整理して欲しかった。
2020年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これほどわかりやすくアートを解説した書籍を他に知らない。アートやそのマーケットに対する素朴な疑問に全て答えてくれる名著でした。
2019年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ本を図書館で読みましたが、もう一度読み直したい箇所が多数ありましたので、購入しました。
著者の美術作品はあまり好きではありませんが、この本の内容は納得できることばかりです。前著の『芸術起業論』はやや生煮えの感じでしたが、本書のほうは、より具体的で興味深いことがいっぱいでした。
著者の美術作品はあまり好きではありませんが、この本の内容は納得できることばかりです。前著の『芸術起業論』はやや生煮えの感じでしたが、本書のほうは、より具体的で興味深いことがいっぱいでした。
2019年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本はとても奇麗で良かったです。ただのアートではなく理にかなっているようで精神にも届くアーチストの本だとおもいました。
2016年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1. 西洋現代美術史に関する強力な視点あり。
ピカソでドン詰まりとなった西洋絵画。それ以降 まったく新しいことをやらないと成り立たなくなった現代美術。しかし芸術家も自ら作り出したはずの新しいことでも、やりつづけると行き詰っていく(ピカソですら女性が原因であったにせよ変身を続けた)。自殺したポロック。歴史的空間的文脈の中におけるコンセプトが勝負になった現代芸術のなかでのウォーホールの才能。その延長線上にいる村上隆。あざやかに西洋現代美術のながれがイメージされてくる。またその文脈の中で、日本のアニメ・おたく文化が再定義され再構成されてくる面白さ。ちょうど価値の低いとされていた浮世絵が西洋にわたり印象派に強い影響を与え、再定義されて日本に戻ってきたように。日本のマンガ、アニメがやっと世界に大きな影響を与えるフェイズに来ているように感じられる。凡俗の美術史の本より 激しく示唆的。
2. 著者の苦闘の歴史が体験的日本文化論となっている。
東京新国立美術館では企画展とならび公募展が常時開かれている。日展を代表に相当数の公募展が日本には存在する。ということは画家も膨大。工藤静香やAKB48?の女の子も二科展に入選している。ちょうどバレエをやる人々が全国のバレエ教室にまなぶ子供たちを底辺層に膨大にいる(これって日本だけの現象らしい)ように。英語を学ぶ英会話教室が膨大にあるが日本の外で使える英語がうまいひとは少ない。世界で通用しないが国内でのみ通用するものって日本では意外と多い。また外国で使用済となった外国アーティストやアスリート、あるいはアメリカブロードウェイでだめだったミュージカルが日本で通用したりする。これだけ情報化が進んでいる今でさえも広い意味で文化的鎖国、ガラパゴス現象が強固に現存するともいえる。その障壁に風穴をあけるべく奮闘する筆者の情熱が直に読者に迫ってくる。
ピカソでドン詰まりとなった西洋絵画。それ以降 まったく新しいことをやらないと成り立たなくなった現代美術。しかし芸術家も自ら作り出したはずの新しいことでも、やりつづけると行き詰っていく(ピカソですら女性が原因であったにせよ変身を続けた)。自殺したポロック。歴史的空間的文脈の中におけるコンセプトが勝負になった現代芸術のなかでのウォーホールの才能。その延長線上にいる村上隆。あざやかに西洋現代美術のながれがイメージされてくる。またその文脈の中で、日本のアニメ・おたく文化が再定義され再構成されてくる面白さ。ちょうど価値の低いとされていた浮世絵が西洋にわたり印象派に強い影響を与え、再定義されて日本に戻ってきたように。日本のマンガ、アニメがやっと世界に大きな影響を与えるフェイズに来ているように感じられる。凡俗の美術史の本より 激しく示唆的。
2. 著者の苦闘の歴史が体験的日本文化論となっている。
東京新国立美術館では企画展とならび公募展が常時開かれている。日展を代表に相当数の公募展が日本には存在する。ということは画家も膨大。工藤静香やAKB48?の女の子も二科展に入選している。ちょうどバレエをやる人々が全国のバレエ教室にまなぶ子供たちを底辺層に膨大にいる(これって日本だけの現象らしい)ように。英語を学ぶ英会話教室が膨大にあるが日本の外で使える英語がうまいひとは少ない。世界で通用しないが国内でのみ通用するものって日本では意外と多い。また外国で使用済となった外国アーティストやアスリート、あるいはアメリカブロードウェイでだめだったミュージカルが日本で通用したりする。これだけ情報化が進んでいる今でさえも広い意味で文化的鎖国、ガラパゴス現象が強固に現存するともいえる。その障壁に風穴をあけるべく奮闘する筆者の情熱が直に読者に迫ってくる。