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先生と私 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2016/4/12
佐藤 優
(著)
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購入オプションとあわせ買い
モーパッサンの「首かざり」を教えてくれた国語の先生。『資本論』の旧訳をくれた副塾長。自分の頭で考えるよう導いてくれた数学の師。――異能の元外交官にして、作家・神学者である〝知の巨人〟はどのような両親のもとに生まれ、どんな少年時代を送り、それがその後の人生にどう影響したのか。思想と行動の原点を描く自伝ノンフィクション。
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2016/4/12
- 寸法15.2 x 10.2 x 1.7 cm
- ISBN-10434442462X
- ISBN-13978-4344424623
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商品の説明
著者について
一九六〇年生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在露日本大使館勤務等を経て、国際情報局分析第一課主任分析官として活躍。二〇〇二年背任等の容疑で逮捕、〇九年上告棄却で懲役二年六カ月(執行猶予四年)の判決が確定。一三年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失う。『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2016/4/12)
- 発売日 : 2016/4/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 413ページ
- ISBN-10 : 434442462X
- ISBN-13 : 978-4344424623
- 寸法 : 15.2 x 10.2 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 200,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,026位幻冬舎文庫
- - 34,589位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー

5 星
コペル君 と 優クン
この『先生と私』と一緒にKindle paperWhite(私にとって初めての 電子本)が昨日届いた。Kindleの箱に、先生と私、という文字が印刷浮かんでいるのを見て「なんとAmazonは、紙で購入した本を一冊無料で電子にも入れてくれた上にこんな粋な箱印刷まで演出してくれるのか⁉︎」と一瞬勘違いをしてしまった(笑)印刷の方は多分、漱石のものかと思う。さて、今半分くらいまで読んだところだが何故か、コペル君を思い出した。『君たちはどう生きるか』のコペル君だ。時代は佐藤優よりずっと以前の、戦前の話だが1人の中学生が、周りの大人から大いに影響を受けながら思索し成長しようとする話だ。かの中学生の周りの大人(非常に若いのに成熟している)たちがなんとも立派なのだ。コペル君の方は、優クンほどインテリではなく一般的で感情移入がし易い(青少年向けの本だから)が優クンの場合は、やはりこのような育成歴であったのかとため息が出る。佐藤優がいかにして佐藤優なったのか、よくわかる気がする。しかし、彼ら(?)二人に共通するのは少年期の人的環境の暖かさと上品さだ。私が読み終わったら早速、高校生の娘達に貸してやろうと思う。やっぱ、こういう時、紙はいいな。電子だと貸借りには不向きだ。
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2024年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者とは同世代なのでその時代の吐息が手に取るようによくわかります。当時の受験や先生たちの様子なども自分の体験と近いもがあります。この流れで、同志社大学神学部、国家の罠、自壊する帝国も読みました。
2023年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生時代から能動的に勉強して、高校の時には北海道一人旅に出るが普通の旅行ではなく、計画的で、しかし状況により計画変更も辞さない。本をいっぱい読んでいてユースホステルで出会った大学生とも深い討論をしたり……
つくづく凄い人です。もっと政治に絡んだら面白いんだろうが、不器用な人ですね。
つくづく凄い人です。もっと政治に絡んだら面白いんだろうが、不器用な人ですね。
2018年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時期は小学校6年から中学卒業の15歳まで。大きなトピックとしては、
1.塾の先生との交流・・最初に通った塾(山田義塾)の国語の先生(早大商卒)と、次の塾(早慶学院)の数学の先生(東大工卒)との交流が中心。「先生と私」というよりすでに大人同士の関係。
2.キリスト教、マルクス主義との出会い・・キリスト教は母から。そしてマルクス主義、社会主義は母方の伯父から影響を受けた。マルクス主義への興味はやがてソ連という国家への関心へと向かい、これらはその後の「佐藤優」の基盤となってゆく。
3.高校受験・・浦高か、学院か。佐藤少年の第一志望は早稲田高等学院であった。志望動機は学院ではロシア語が勉強できるから。結果的には学院は不合格。塾は夜10時。受験直前じゃなくても深夜2時、3時まで勉強することが当たり前の日常。
4.中学卒業直後の北海道旅行・・中学卒業と高校合格のお祝いと、来る高校一年の夏休みのソ連・東欧旅行の「予行演習」として春休みに北海道を一人旅。携行した文庫本は『塩狩峠』。行く先々のユースホステルで大学生に間違えられる。それだけ大人びていたということか。
と、こんなところ。中学時代の回想ということなんだろうけれども、中学生らしい感性というか感情というかそういうものはあまり見られず、思考パターンや行動パターンはその後の『国家の罠』、『自壊する帝国』とまったく同じ。そりゃそうだろ、別人じゃないんだから、という意見もあるかもしれませんが、要するに15歳ですでに人間として完成していた?ということなのだろうか。はじめ青春小説のような感じで読んでいったが、途中で、そうかこれは小説じゃなくて自伝ノンフィクションなんだ、と気づいて改めてびっくり。
1.塾の先生との交流・・最初に通った塾(山田義塾)の国語の先生(早大商卒)と、次の塾(早慶学院)の数学の先生(東大工卒)との交流が中心。「先生と私」というよりすでに大人同士の関係。
2.キリスト教、マルクス主義との出会い・・キリスト教は母から。そしてマルクス主義、社会主義は母方の伯父から影響を受けた。マルクス主義への興味はやがてソ連という国家への関心へと向かい、これらはその後の「佐藤優」の基盤となってゆく。
3.高校受験・・浦高か、学院か。佐藤少年の第一志望は早稲田高等学院であった。志望動機は学院ではロシア語が勉強できるから。結果的には学院は不合格。塾は夜10時。受験直前じゃなくても深夜2時、3時まで勉強することが当たり前の日常。
4.中学卒業直後の北海道旅行・・中学卒業と高校合格のお祝いと、来る高校一年の夏休みのソ連・東欧旅行の「予行演習」として春休みに北海道を一人旅。携行した文庫本は『塩狩峠』。行く先々のユースホステルで大学生に間違えられる。それだけ大人びていたということか。
と、こんなところ。中学時代の回想ということなんだろうけれども、中学生らしい感性というか感情というかそういうものはあまり見られず、思考パターンや行動パターンはその後の『国家の罠』、『自壊する帝国』とまったく同じ。そりゃそうだろ、別人じゃないんだから、という意見もあるかもしれませんが、要するに15歳ですでに人間として完成していた?ということなのだろうか。はじめ青春小説のような感じで読んでいったが、途中で、そうかこれは小説じゃなくて自伝ノンフィクションなんだ、と気づいて改めてびっくり。
2018年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺羅星のごとく輝く佐藤優の、中学生から高校入学直後までの自伝。
正確な描写と心象風景の記録は、いつもながらまるで小説のように楽しめます。
中学生時代の佐藤少年が学習塾に通い始めることで出会い・そして多くの影響を受ける、
個性的な教師とエピソード。
また学校でのヒエラルキーや、交友関係。
その後の「夏の東欧旅行のリハーサルとしての北海道旅行」が記述されています。
自分が中学生だった頃と比べて、ずいぶんと大人びた考え方をしていたこと
濃密で深淵な人間関係に感心しました。
またお父さんが「本当は佐藤優を技術者として育って欲しかった」のに、年令を重ねるに連れ
「文系の人間」へと変化していくことに思う、一抹の寂しさや、要領良く生きる人間を評価せず、
本気で勉強する息子になってほしいと願っていることが印象に残りました。
佐藤優が親元から精神的に自立し、羽ばたこうとする瞬間が描かれている良書です。
お父さんが言った「人間の能力は、難しいことに挑戦しないと絶対に伸びない」という言葉は至言です。
最近難しいことに挑戦していますか?
正確な描写と心象風景の記録は、いつもながらまるで小説のように楽しめます。
中学生時代の佐藤少年が学習塾に通い始めることで出会い・そして多くの影響を受ける、
個性的な教師とエピソード。
また学校でのヒエラルキーや、交友関係。
その後の「夏の東欧旅行のリハーサルとしての北海道旅行」が記述されています。
自分が中学生だった頃と比べて、ずいぶんと大人びた考え方をしていたこと
濃密で深淵な人間関係に感心しました。
またお父さんが「本当は佐藤優を技術者として育って欲しかった」のに、年令を重ねるに連れ
「文系の人間」へと変化していくことに思う、一抹の寂しさや、要領良く生きる人間を評価せず、
本気で勉強する息子になってほしいと願っていることが印象に残りました。
佐藤優が親元から精神的に自立し、羽ばたこうとする瞬間が描かれている良書です。
お父さんが言った「人間の能力は、難しいことに挑戦しないと絶対に伸びない」という言葉は至言です。
最近難しいことに挑戦していますか?
2016年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この『先生と私』と一緒に
Kindle paperWhite(私にとって初めての 電子本)が
昨日届いた。
Kindleの箱に、先生と私、という文字が印刷浮かんでいるのを見て
「なんとAmazonは、紙で購入した本を一冊無料で電子にも入れてくれた上に
こんな粋な箱印刷まで演出してくれるのか⁉︎」
と一瞬勘違いをしてしまった(笑)
印刷の方は多分、漱石のものかと思う。
さて、今半分くらいまで読んだところだが
何故か、コペル君を思い出した。
『君たちはどう生きるか』のコペル君だ。
時代は佐藤優よりずっと以前の、戦前の話だが
1人の中学生が、周りの大人から大いに影響を受けながら
思索し成長しようとする話だ。
かの中学生の周りの大人(非常に若いのに成熟している)たちが
なんとも立派なのだ。
コペル君の方は、優クンほどインテリではなく一般的で
感情移入がし易い(青少年向けの本だから)が
優クンの場合は、やはりこのような育成歴であったのかと
ため息が出る。
佐藤優がいかにして佐藤優なったのか、よくわかる気がする。
しかし、彼ら(?)二人に共通するのは
少年期の人的環境の暖かさと上品さだ。
私が読み終わったら
早速、高校生の娘達に貸してやろうと思う。
やっぱ、こういう時、紙はいいな。
電子だと貸借りには不向きだ。
Kindle paperWhite(私にとって初めての 電子本)が
昨日届いた。
Kindleの箱に、先生と私、という文字が印刷浮かんでいるのを見て
「なんとAmazonは、紙で購入した本を一冊無料で電子にも入れてくれた上に
こんな粋な箱印刷まで演出してくれるのか⁉︎」
と一瞬勘違いをしてしまった(笑)
印刷の方は多分、漱石のものかと思う。
さて、今半分くらいまで読んだところだが
何故か、コペル君を思い出した。
『君たちはどう生きるか』のコペル君だ。
時代は佐藤優よりずっと以前の、戦前の話だが
1人の中学生が、周りの大人から大いに影響を受けながら
思索し成長しようとする話だ。
かの中学生の周りの大人(非常に若いのに成熟している)たちが
なんとも立派なのだ。
コペル君の方は、優クンほどインテリではなく一般的で
感情移入がし易い(青少年向けの本だから)が
優クンの場合は、やはりこのような育成歴であったのかと
ため息が出る。
佐藤優がいかにして佐藤優なったのか、よくわかる気がする。
しかし、彼ら(?)二人に共通するのは
少年期の人的環境の暖かさと上品さだ。
私が読み終わったら
早速、高校生の娘達に貸してやろうと思う。
やっぱ、こういう時、紙はいいな。
電子だと貸借りには不向きだ。

この『先生と私』と一緒に
Kindle paperWhite(私にとって初めての 電子本)が
昨日届いた。
Kindleの箱に、先生と私、という文字が印刷浮かんでいるのを見て
「なんとAmazonは、紙で購入した本を一冊無料で電子にも入れてくれた上に
こんな粋な箱印刷まで演出してくれるのか⁉︎」
と一瞬勘違いをしてしまった(笑)
印刷の方は多分、漱石のものかと思う。
さて、今半分くらいまで読んだところだが
何故か、コペル君を思い出した。
『君たちはどう生きるか』のコペル君だ。
時代は佐藤優よりずっと以前の、戦前の話だが
1人の中学生が、周りの大人から大いに影響を受けながら
思索し成長しようとする話だ。
かの中学生の周りの大人(非常に若いのに成熟している)たちが
なんとも立派なのだ。
コペル君の方は、優クンほどインテリではなく一般的で
感情移入がし易い(青少年向けの本だから)が
優クンの場合は、やはりこのような育成歴であったのかと
ため息が出る。
佐藤優がいかにして佐藤優なったのか、よくわかる気がする。
しかし、彼ら(?)二人に共通するのは
少年期の人的環境の暖かさと上品さだ。
私が読み終わったら
早速、高校生の娘達に貸してやろうと思う。
やっぱ、こういう時、紙はいいな。
電子だと貸借りには不向きだ。
Kindle paperWhite(私にとって初めての 電子本)が
昨日届いた。
Kindleの箱に、先生と私、という文字が印刷浮かんでいるのを見て
「なんとAmazonは、紙で購入した本を一冊無料で電子にも入れてくれた上に
こんな粋な箱印刷まで演出してくれるのか⁉︎」
と一瞬勘違いをしてしまった(笑)
印刷の方は多分、漱石のものかと思う。
さて、今半分くらいまで読んだところだが
何故か、コペル君を思い出した。
『君たちはどう生きるか』のコペル君だ。
時代は佐藤優よりずっと以前の、戦前の話だが
1人の中学生が、周りの大人から大いに影響を受けながら
思索し成長しようとする話だ。
かの中学生の周りの大人(非常に若いのに成熟している)たちが
なんとも立派なのだ。
コペル君の方は、優クンほどインテリではなく一般的で
感情移入がし易い(青少年向けの本だから)が
優クンの場合は、やはりこのような育成歴であったのかと
ため息が出る。
佐藤優がいかにして佐藤優なったのか、よくわかる気がする。
しかし、彼ら(?)二人に共通するのは
少年期の人的環境の暖かさと上品さだ。
私が読み終わったら
早速、高校生の娘達に貸してやろうと思う。
やっぱ、こういう時、紙はいいな。
電子だと貸借りには不向きだ。
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2018年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤優氏の誕生から県立浦和高校入学までの15年間を縷々細かく綴った自伝エッセー。文庫で413ページ、2016/4/12刊。
自伝として、母上が沖縄出身でありクリスチャンであること、複数の先生に出会いつつ中学生時から小説や哲学書やマルクスやソ連に関する書物を好んで読んだこと、深く突き詰めて考えることや睡眠時間が短いことが習慣となっていた、などの佐藤氏ならではの逸話が紹介されています。終盤では少数特定の先生との交流より、自分の卒業旅行がテーマだったのかと思うほど、書名とは離れた記述が延々と続きます。若者としての悩みにも触れていますが、基本的に現在の自己の肯定をするための書物と思われます。
佐藤優氏にとって、自伝エッセーを書くことは、デビュー作の 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 以来のライフワークのようです。しかし、そうした一貫したシリーズものだ、とは明言していないし、派生的に書いた他書と内容の繰返しが多いし、なにより本書や 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) のように、書名が具体的だがそれが内容を的確に表していないため、かえって混乱しやすいものがあります。
自伝エッセーシリーズとして、本書は、 私のマルクス (文春文庫) 、 十五の夏 上 とその下巻、
同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) (単行本2012/11/17刊)に続いていくようです。
本書もなかなか面白いのですが、高校入学までのことですから、まだ中学生までの佐藤少年の思考は浅いものにとどまっており、独立した書物として伝える価値のある洞察が提供されているとはいえないので、佐藤氏個人に関心がなければ読む意義は限定的です。著者のしたいことは、自己発揚と本の宣伝なのかもしれませんが、書名と内容に一貫性があるように編集し、無駄を省いて焦点を絞ったら、より多くの読者の信頼を得るように思います。
書名で提示されたテーマについては、本書では、 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話― に紹介されていた、予備校の(灘高ー東大出身の数学の)先生にも触れてあります。その方を含め、塾の先生達は、佐藤氏に、問題意識を先行させすぎて特定の勉強のみするのではなく、受験勉強を機会に中等教育過程で施す学習範囲をしっかり勉強するように諭したそうです。天晴な先生たちです。
ほかに驚くのは、一部編集不足はあるが、40年も前のことなのに、昨日のことのように具体的に記述してあること(再調査のみならず創作も混じっているのでしょう)、文章が明快でわかりやすい事、佐藤少年がすぐに腹を立てること、前述の先生達の勧めに反して受験勉強を忌避しようとしていること(他の書物では、佐藤氏は大学受験勉強を奨励しています。お考えが変わったのですね)、長時間勉強したようですが、実は深夜放送を楽しんでいたこともあったこと、不合格となっても早稲田高等学院入試に合格したかったと連綿と愚痴をこぼしていること。
自伝として、母上が沖縄出身でありクリスチャンであること、複数の先生に出会いつつ中学生時から小説や哲学書やマルクスやソ連に関する書物を好んで読んだこと、深く突き詰めて考えることや睡眠時間が短いことが習慣となっていた、などの佐藤氏ならではの逸話が紹介されています。終盤では少数特定の先生との交流より、自分の卒業旅行がテーマだったのかと思うほど、書名とは離れた記述が延々と続きます。若者としての悩みにも触れていますが、基本的に現在の自己の肯定をするための書物と思われます。
佐藤優氏にとって、自伝エッセーを書くことは、デビュー作の 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 以来のライフワークのようです。しかし、そうした一貫したシリーズものだ、とは明言していないし、派生的に書いた他書と内容の繰返しが多いし、なにより本書や 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) のように、書名が具体的だがそれが内容を的確に表していないため、かえって混乱しやすいものがあります。
自伝エッセーシリーズとして、本書は、 私のマルクス (文春文庫) 、 十五の夏 上 とその下巻、
同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) (単行本2012/11/17刊)に続いていくようです。
本書もなかなか面白いのですが、高校入学までのことですから、まだ中学生までの佐藤少年の思考は浅いものにとどまっており、独立した書物として伝える価値のある洞察が提供されているとはいえないので、佐藤氏個人に関心がなければ読む意義は限定的です。著者のしたいことは、自己発揚と本の宣伝なのかもしれませんが、書名と内容に一貫性があるように編集し、無駄を省いて焦点を絞ったら、より多くの読者の信頼を得るように思います。
書名で提示されたテーマについては、本書では、 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話― に紹介されていた、予備校の(灘高ー東大出身の数学の)先生にも触れてあります。その方を含め、塾の先生達は、佐藤氏に、問題意識を先行させすぎて特定の勉強のみするのではなく、受験勉強を機会に中等教育過程で施す学習範囲をしっかり勉強するように諭したそうです。天晴な先生たちです。
ほかに驚くのは、一部編集不足はあるが、40年も前のことなのに、昨日のことのように具体的に記述してあること(再調査のみならず創作も混じっているのでしょう)、文章が明快でわかりやすい事、佐藤少年がすぐに腹を立てること、前述の先生達の勧めに反して受験勉強を忌避しようとしていること(他の書物では、佐藤氏は大学受験勉強を奨励しています。お考えが変わったのですね)、長時間勉強したようですが、実は深夜放送を楽しんでいたこともあったこと、不合格となっても早稲田高等学院入試に合格したかったと連綿と愚痴をこぼしていること。
2020年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在の佐藤優さんのルーツ、どういった少年期を過ごしたのかが丁寧に書かれています。中学生の時点で、ロシア、東欧、キリスト教、哲学などのテーマに興味を持っていたのは驚きました。この頃の興味関心がその後の佐藤さんの人生とリンクしていることがよくわかりました。
また両親、塾の講師など、佐藤さんに影響を与えたであろう人との交流が描かれています。人間のキャラクターや、ものの見方考え方は人間同士の交流を通じて世代を超えて伝わっていくものだなと思いました。
そういった人間関係は本当に貴重で人生の糧そのもの、と感じました。
また両親、塾の講師など、佐藤さんに影響を与えたであろう人との交流が描かれています。人間のキャラクターや、ものの見方考え方は人間同士の交流を通じて世代を超えて伝わっていくものだなと思いました。
そういった人間関係は本当に貴重で人生の糧そのもの、と感じました。
2018年4月26日に日本でレビュー済み
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十五の夏を読み終わって、気になっていたのが優少年のコーラ好きであった。本作でもよくコーラを飲む優少年。最後の段になって、早稲田政経学部の学生が、弁当にコーラって、ちゃうやろ、緑茶かウーロン茶ちゃうんか、という私の気持ちを代弁してくれてすっきりした。それに優少年は・・・あっさりスルー。それでも、優少年の「おいしい」「とってもおいしい」は、なんとなく凄味があって、説得力を醸し出す。淡々とした描写や発言からくる、落差のある「おいしい」に、ついつい引き込まれてしまうのかも。でもコーラには「おいしい」発言はなかった。あとは競争社会での「悪意」の指摘は、その後の嫉妬や自己愛論につながる布石と感じられた。