多くの作家が自分がどう創作して、物語を紡いで行ったかが書かれている。自分の作品だからいいいだろうということで、堂々とネタバレをしながら、論を進めている凄い本である。
結局のところ、大作家の中には天才がいるということがわかった。それは確かである。その人の真似はとてもできない。
さて、凡人はどうするのか。救いとしては、普通の人がもしミステリーを書くのであれば、既成の名作を読み込んで(初読でミステリーを純粋に楽しむのではなく)の物語の構造、すなわち、どのように書かれているかを分析することができるかどうかに尽きる。
最初は登場人物、場面、状況の説明がなされる。早めに殺人なり、事件が起きる。その後、それを解決する、あるいはそこから逃げたり、闘うこととなる。問題はここからだ。その後、さらなる問題が起きる、あるいは、状況が変わる。重要な人物がいなくなったり、大事な道具が壊れたりする。あるいは、味方だと思っていた人物は実は敵だったりとして、主人公は追い込まれる。
ここで、素人作家は、問題を解決できずに、支離滅裂になったり、あるいは、うまく解決に導けず、都合の良い筋を放り込んで、どこかで見たことのある物語として終わらせることになる。凡作である。最悪なのは、解決に導けず筆が止まり、未完の物語として、手元で眠ることにる。俺はダメだと自己嫌悪に落ち入る。負のスパイラルだ。
ミステリーの書き方のポイントは、後半に起きる、更なる主人公の危機を、伏線を生かしながら、解決に導くということ。そこをどう克服するかで、作品の良し悪しが決まる。できることなら、偶然や救世主の登場のような、都合の良い解決策ではなく、屁理屈でもいいから、今まで書いてきた内容を必ず踏まえてさえいれば、かなり破天荒な結末でも凡作とは違う作品として創られると思われる。すなわち、ミステリーの要諦は、後半、主人公が更なる危機に陥ったとき、それをエレガントに克服できると、それは名作やベストセラーとなり得るのだということである。
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ミステリーの書き方 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2015/10/8
日本推理作家協会
(著)
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どうしたら小説が書けるの? アイデアはどこから生まれてくるの? プロの作家に必要なことは?――ミステリーの最前線で活躍する作家が、独自の執筆ノウハウや舞台裏を余すところなく開陳した豪華な一冊。日本推理作家協会に所属する現役作家たちが答えた貴重なアンケートも収録。作家志望者のみならず、すべてのミステリーファン必読の書。
- 本の長さ685ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2015/10/8
- ISBN-104344424018
- ISBN-13978-4344424012
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2015/10/8)
- 発売日 : 2015/10/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 685ページ
- ISBN-10 : 4344424018
- ISBN-13 : 978-4344424012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,007位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2024年2月10日に日本でレビュー済み
2016年12月21日に日本でレビュー済み
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本書では、日本推理作家協会に所属するプロの作家たちが、それぞれ与えられたテーマでミステリー小説の書き方について語っています。幻冬舎のPR誌『PONTOON』2003〜2008年ごろまでに掲載された記事が集められています。
〈まえがき〉東野圭吾
第1章 ミステリーとは
【はじめに人ありき】福井晴敏
【ミステリーを使う視点】天童荒太
【ミステリーと純文学のちがい】森村誠一
第2章 ミステリーを書く前に
【オリジナリティがあるアイデアの探し方】東野圭吾
【どうしても書かなければ、と思うとき】法月綸太郎
【アイデア発見のための四つの入り口】阿刀田高
【実例・アイデアから作品へ】有栖川有栖
【アイデアの源泉を大河にするまで】柄刀一
【ジャンルの選び方】山田正紀
【クラシックに学ぶ】五十嵐貴久
【冒険小説の取材について】船戸与一
【長期取材における、私の方法】垣根涼介
第3章 ミステリーを書く
【プロットの作り方】宮部みゆき
【プロットの作り方】乙一
【本格推理小説におけるプロットの構築】二階堂黎人
【真ん中でブン投げろっ!】朱川湊人
【語り手の設定】北村薫
【視点の選び方】真保裕一
【ブスの気持ちと視点から】岩井志麻子
【文体について】北方謙三
【登場人物に生きた個性を与えるためには】柴田よしき
【登場人物に厚みを持たせる方法】野沢尚
【背景描写と雰囲気作り】楡周平
【セリフの書き方】黒川博行
【ノワールを書くということ】馳星周
【会話に大切なこと】石田衣良
第4章 ミステリーをより面白くする
【書き出しで読者を摑め!】伊坂幸太郎
【手がかりの埋め方】赤川次郎
【トリックの仕掛け方】綾辻行人
【叙述トリックを成功させる方法】折原一
【手段としての叙述トリック ― 人物属性論】我孫子武丸
【どんでん返し ― いかに読者を誤導するか】逢坂剛
【ストーリーを面白くするコツ】東直己
【比喩は劇薬】小池真理子
【アクションをいかくに描くか】今野敏
【悪役の特権】貴志祐介
【性描写の方法】神崎京介
【推敲のしかた】花村萬月
【タイトルの付け方】恩田陸
【作品に緊張感を持たせる方法】横山秀夫
第5章 ミステリー作家として
【シリーズの書き方】大沢在昌
【連作ミステリの指摘方法論】北森鴻
【書き続けていくための幾つかの心得】香納諒一
〈あとがき〉大沢在昌
〈文庫版あとがき〉今野敏
評者自身はミステリー作家を志したことはおろか、小説家を目指そうと思ったことすらありません。そのため本書がどのレベルのミステリー作家志望者を想定しているのか(ミステリーを読み込んではいるけど文章経験がほとんどゼロなのか、新人賞に応募した経験くらいはあるのか、など)、指南書としてどれほど有用なのか正直わかりかねます。
ただ、心構えの話だったり、プラグマティックな話だったりと、作家によって多種多様な切り口がありますし、どれかひとつくらいは糧になるものがあると思います。数人の作家が、本格推理小説を書くうえで大切なのはトリックの斬新さよりもトリックをどれだけ効果的に演出できるかという点を力説していますが、様々なネタが出尽くした現代にあってミステリー作家をこれから志す人々には勇気づけられる証言ではないでしょうか。
個人的には、新人作家が「叙述トリック」を使うさいの注意点を挙げる折原一さん、「ジャンル」選択の重要性を説く山田正紀さんの着眼点は鋭いと感じました。多くの作家が小説の質を上げための方法論を解説するなか、彼らふたりは商業作家として勝負するうえでの戦略について語っています。間違いなく必要な観点でしょう。
ともあれ本書はミステリー小説の一読者にとっても興味深く読めるはず。小説を書くうえでの作家たちが力点をそれぞれどこに置いているのか紹介されているため、これから小説を読んでいくうえでの「読みどころ」がなんとなく理解できると思います。
また、登場する作家によって執筆スタイルが様々で、作家ごとの個性がよく伝わりますし、各作家のエッセイやインタビューとして読んでも十分楽しめます。たとえば、同じプロットの組み立て方につていて話しても、どちらかといえば感覚的に進めていく宮部みゆきさんと、ロジカルに構築していく乙一さんからは対照性がうかがえます。会話文のコツを、じっさいに掌編に仕立てて教える石田衣良さんの遊び心もきいていました。
〈まえがき〉東野圭吾
第1章 ミステリーとは
【はじめに人ありき】福井晴敏
【ミステリーを使う視点】天童荒太
【ミステリーと純文学のちがい】森村誠一
第2章 ミステリーを書く前に
【オリジナリティがあるアイデアの探し方】東野圭吾
【どうしても書かなければ、と思うとき】法月綸太郎
【アイデア発見のための四つの入り口】阿刀田高
【実例・アイデアから作品へ】有栖川有栖
【アイデアの源泉を大河にするまで】柄刀一
【ジャンルの選び方】山田正紀
【クラシックに学ぶ】五十嵐貴久
【冒険小説の取材について】船戸与一
【長期取材における、私の方法】垣根涼介
第3章 ミステリーを書く
【プロットの作り方】宮部みゆき
【プロットの作り方】乙一
【本格推理小説におけるプロットの構築】二階堂黎人
【真ん中でブン投げろっ!】朱川湊人
【語り手の設定】北村薫
【視点の選び方】真保裕一
【ブスの気持ちと視点から】岩井志麻子
【文体について】北方謙三
【登場人物に生きた個性を与えるためには】柴田よしき
【登場人物に厚みを持たせる方法】野沢尚
【背景描写と雰囲気作り】楡周平
【セリフの書き方】黒川博行
【ノワールを書くということ】馳星周
【会話に大切なこと】石田衣良
第4章 ミステリーをより面白くする
【書き出しで読者を摑め!】伊坂幸太郎
【手がかりの埋め方】赤川次郎
【トリックの仕掛け方】綾辻行人
【叙述トリックを成功させる方法】折原一
【手段としての叙述トリック ― 人物属性論】我孫子武丸
【どんでん返し ― いかに読者を誤導するか】逢坂剛
【ストーリーを面白くするコツ】東直己
【比喩は劇薬】小池真理子
【アクションをいかくに描くか】今野敏
【悪役の特権】貴志祐介
【性描写の方法】神崎京介
【推敲のしかた】花村萬月
【タイトルの付け方】恩田陸
【作品に緊張感を持たせる方法】横山秀夫
第5章 ミステリー作家として
【シリーズの書き方】大沢在昌
【連作ミステリの指摘方法論】北森鴻
【書き続けていくための幾つかの心得】香納諒一
〈あとがき〉大沢在昌
〈文庫版あとがき〉今野敏
評者自身はミステリー作家を志したことはおろか、小説家を目指そうと思ったことすらありません。そのため本書がどのレベルのミステリー作家志望者を想定しているのか(ミステリーを読み込んではいるけど文章経験がほとんどゼロなのか、新人賞に応募した経験くらいはあるのか、など)、指南書としてどれほど有用なのか正直わかりかねます。
ただ、心構えの話だったり、プラグマティックな話だったりと、作家によって多種多様な切り口がありますし、どれかひとつくらいは糧になるものがあると思います。数人の作家が、本格推理小説を書くうえで大切なのはトリックの斬新さよりもトリックをどれだけ効果的に演出できるかという点を力説していますが、様々なネタが出尽くした現代にあってミステリー作家をこれから志す人々には勇気づけられる証言ではないでしょうか。
個人的には、新人作家が「叙述トリック」を使うさいの注意点を挙げる折原一さん、「ジャンル」選択の重要性を説く山田正紀さんの着眼点は鋭いと感じました。多くの作家が小説の質を上げための方法論を解説するなか、彼らふたりは商業作家として勝負するうえでの戦略について語っています。間違いなく必要な観点でしょう。
ともあれ本書はミステリー小説の一読者にとっても興味深く読めるはず。小説を書くうえでの作家たちが力点をそれぞれどこに置いているのか紹介されているため、これから小説を読んでいくうえでの「読みどころ」がなんとなく理解できると思います。
また、登場する作家によって執筆スタイルが様々で、作家ごとの個性がよく伝わりますし、各作家のエッセイやインタビューとして読んでも十分楽しめます。たとえば、同じプロットの組み立て方につていて話しても、どちらかといえば感覚的に進めていく宮部みゆきさんと、ロジカルに構築していく乙一さんからは対照性がうかがえます。会話文のコツを、じっさいに掌編に仕立てて教える石田衣良さんの遊び心もきいていました。
2017年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
斎藤孝さんが著書の中で本書を大絶賛されていたので思わず購入。
日本推理作家協会が編著をしているところがすごく重要で、もうびっくりするようなそうそうたるメンツが自らのミステリーの書き方ひいては文章の書き方を晒してくれている。
「文章とはかくたるべし」
という我々一般人としても非常に重要な要素に満ち溢れている。
「動きを言葉に置き換えるのだ。まるで~のようだという修飾語は必要ない」
「主人公の主語をなるべく外す」
「編集者の時に何百の作家志望者に会いましたが共通することはただ一つで努力を不充分にしかしていません。本気で物書きになりたいのであれば道は簡単で現在の10倍努力すればいいだけです」
「書くなら恥をかけ。他人の恥を見て読者は喜ぶんだ。いい恰好をしたかったらお前が金を払え」
もう上げだしたらキリが無いほどテクニック的なところから人生論的なところまで学ぶ箇所がある。
そして誰もがいう事は
「推敲して極力そぎ落とす」
ということ。
これは一般的なメール等でもそうあるべきだろうと思います。
重厚にして濃密。
素晴らしい本です。
日本推理作家協会が編著をしているところがすごく重要で、もうびっくりするようなそうそうたるメンツが自らのミステリーの書き方ひいては文章の書き方を晒してくれている。
「文章とはかくたるべし」
という我々一般人としても非常に重要な要素に満ち溢れている。
「動きを言葉に置き換えるのだ。まるで~のようだという修飾語は必要ない」
「主人公の主語をなるべく外す」
「編集者の時に何百の作家志望者に会いましたが共通することはただ一つで努力を不充分にしかしていません。本気で物書きになりたいのであれば道は簡単で現在の10倍努力すればいいだけです」
「書くなら恥をかけ。他人の恥を見て読者は喜ぶんだ。いい恰好をしたかったらお前が金を払え」
もう上げだしたらキリが無いほどテクニック的なところから人生論的なところまで学ぶ箇所がある。
そして誰もがいう事は
「推敲して極力そぎ落とす」
ということ。
これは一般的なメール等でもそうあるべきだろうと思います。
重厚にして濃密。
素晴らしい本です。
2022年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精神論や感覚的な話が多いです。具体的な話もミステリに限らない話が多い。ミステリの体系的なノウハウをお求めの方は他の書籍にあった方が良いと思います。体系的な知識ノウハウを備えてなお、行き詰まっていたり何かしら創作のヒントが欲しい方、マインドセットを求めている方にお勧めします。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単純に面白いです。
それぞれの作家が色々な目線で書いていることがわかり、物書き以外にも楽しめる作品。
ただ、熱くタメになることを語る作家とそうでない作家が激しい。
理論派作家は面白いが感覚派は正直微妙、といったところでしょうか。
でもその比較ができるのもまた楽しみかと思われます。
物書きにおいては文法ではなくストーリーテラーとしての基礎が学べるので、実はありそうでなかった一冊かと。
まず買って損はないです。
ただ、物書きの全てを学ぼうとするには微妙。
こういう本が増えたら面白いんだけどなあ。
それぞれの作家が色々な目線で書いていることがわかり、物書き以外にも楽しめる作品。
ただ、熱くタメになることを語る作家とそうでない作家が激しい。
理論派作家は面白いが感覚派は正直微妙、といったところでしょうか。
でもその比較ができるのもまた楽しみかと思われます。
物書きにおいては文法ではなくストーリーテラーとしての基礎が学べるので、実はありそうでなかった一冊かと。
まず買って損はないです。
ただ、物書きの全てを学ぼうとするには微妙。
こういう本が増えたら面白いんだけどなあ。
2017年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
複数の作家が何を思って小説を書いてあるのかが分かるので、読んでいて楽しくなります。小説家志望の人が読むと為になるのは当然ですが、そうではない人が読んでも、小説の読み方が変わってくるのでオススメしたい本です。