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町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト 単行本 – 2016/9/26
購入オプションとあわせ買い
広場と図書館に!?
人口3万人の小さな町が生まれ変わった。
補助金に、頼らないーー
公民連携によるまちづくりの全貌。
高齢化・過疎化・財政難に直面する岩手県紫波町(しわちょう)は、
今や県内第2位の地価上昇率を記録し、駅前エリアには年間
90万人以上が訪れる。従来の行政主導でも、大手企業に頼る
開発でもない、行政と民間が連携して進めるまちづくりとは
どのように実現したのか。その10年間の軌跡を追う。
魅力ある町には人が集まり、
幸せがつながるーー
価値のある町を、
ここに住んでよかったと
思える町を、
つくる。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2016/9/26
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- ISBN-104344030095
- ISBN-13978-4344030091
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
地方創生への本物の処方箋
「岩手県紫波町の駅前開発プロジェクトは、これまでどうして他の自治体で行われてこなかったのかが不思議なくらい、一つ一つがとてもまっとうでした。市民の声をきちんと吸い上げて街作りに反映していく。最初に箱物ありきではなく、どういうテナントを入れるか精査してから、無理のない賃料設定にできる建物を考えて建設費をシェイプアップしていく。一つ一つを徹底的にやって洗練された計画にしていったんです」
国会でも地方創生の成功例として紹介され、全国の自治体から視察が押し寄せる「紫波町オガールプロジェクト」。人口わずか3万人、今後30年で人口減少率33%と予測されたこの町に、今や年間90万人が訪れる。この全国でも珍しい「公民連携」のプロジェクトの全容に迫った猪谷千香さんによるルポ『町の未来をこの手でつくる』が刊行された。前著『つながる図書館』で新しい時代のコミュニティデザインのあり方を探った気鋭の書き手だ。
「全国の公共図書館を取材する中、2012年にできた紫波町の図書館が独自の農業支援サービスを展開していて最初に興味をもちました。初めて紫波中央駅を降りた時、駅のすぐそばに緑色の芝生が広がっていて、町の人たちがビールを飲みながらわいわい楽しく過ごしていたんですね。子供たちが過ごしやすい工夫があちこちになされているし、図書館前の広場には東屋があって高校生が気分を変えてそこでも勉強できるように作られている。一見無駄に見える空間をまん中におくことで、人が集まりやすい場にしてあるんです」
本書を読むと、駅前に商業ビルを建てれば集客できて地域経済が潤うという発想がいかに古いかがよく分かる。欧米の先進的な街づくり「ニューアーバニズム」の手法を取り入れ、補助金ありきの公共事業ではなく「稼ぐインフラ」として公共サービスの充実を図った。
「たとえば日本初のバレーボール専用体育館を建てたのも、ピンホールマーケティングで確実に継続的に必要とする人たちを狙っています。紫波町が食べていくのにはその集客規模で十分なんです。でも、こういう成功例の上っ面だけをみて、じゃあこんな図書館や施設を作ろうってしても同じ失敗をくり返すと思う。結果ではなく、市民と共に考えて民間の知恵を活用したプロセスこそ真似してほしいですね。全国で地域格差が広がる今、子供たちに負の遺産ではなく少しでもよい未来を手渡せるように」
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2016.11.20掲載)著者について
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2016/9/26)
- 発売日 : 2016/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4344030095
- ISBN-13 : 978-4344030091
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,433位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,652位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
・まちづくりに興味がある方
・自分が住んでいる地域の資産価値を上げたい方
◯良い点
・取り組んだことが項目別に整理されていて
自分の地域に持ち帰る時のtodoリストを作りやすい
◯改善すると良い点
・登場人物が多いので、誰が何の役割を担当したか
本の冒頭に紹介して頂くと分かりやすいです。
「市民満足度向上と財政健全化の両立」に貢献したいと入庁。
ポイントになるのが、家守(民間企業)による遊休不動産活用、公共建築物・公共空間の稼ぐインフラ化だと考え、行動してます。
そんな中で出会った紫波町オガールプロジェクト。
PPPエージェント、藤原町長とチーム紫波町役場、金融やデザイン等の専門家の連携により、金融機関から資金調達し、ずっと塩漬けされていた日本一高い雪捨て場を、年間90万人が訪れるエリアに転換。
当初「黒船」と新聞で掲げられたが、100回以上にもわたる地元説明、ワークショップなど、町民との丁寧なコミュニケーションを重ね、プロジェクトを実現されましてた。
そのプロセスが時系列で丁寧に解説されている名著ですので、公民連携、公共建築物マネジメント、自治体経営等に関心のある方、おすすめです!!!
さらに詳しくお知りになりたい方は、公民連携プロフェッショナルスクールを受講ください!!!
このプロジェクトは本の中では完結しない。
今なお現在進行形で、この冬には新たにオガールセンターが完成する。
このプロジェクトには明確なストーリーが存在し、そのゴールから逆算開発されているのである。
今までの行政手法と異なり、全ては逆算。
施設の規模から構造、テナントまで。
国を上げての地方創生で地方には多くの交付金がバラ撒かれている。
先駆性の名のもとに「奇を衒ったプロジェクト」がもてはやされている。
一過性のプロジェクトはその効果も一過性でしかない。
その点、オガールプロジェクトは事業継続性と地域住民の日常に深く根付いており、芝生広場では当たり前のように町民がバーベキューをしている。
あなたの街でそんな当たり前の光景が見られるだろうか?
補助金漬けの誰も使わない施設を建設してしまう前に、是非とも読んでもらいたい1冊です。
オガールらしさ、という言葉が何度も出てくるが、それは経営用語で言うオガールプロジェクトで達成したいMissionであり、Visionであり、Valluesをどう具現化させていくかということである。
町長という自治体のトップが強いリーダーシップを発揮し、現場のリーダーも同じく強いリーダーシップを生み出し、その二人は紫波町に住む人々が幸せな生活を永続的に行えるまちつくりという理想を本気で考え、その理想に多くの人達を巻き込んでいく。
幾つもの難題にぶち上がるが、それを正面から向き合い、そしてその難題を解決できるスペシャリストは自治体の中からではなく、東京などの外から引っ張って巻き込んでいく。
多くの人達がオガールプロジェクトの理想に共感し、当事者意識を持ち、自らもその一員として参加していくプロセスは、優れたリーダーシップの実例であり、組織論の実例でもある。
戦後70年を超え、日本は少子高齢化社会を迎えているが、多くの企業や自治体では組織が硬直しており、組織の実権を握る50代、60代のリスク回避志向が日本に日本の若者に挑戦する機会を奪い、日本の力強さが奪われつつあると感じるが、本書はそのような環境下であっても、先ずは組織のトップが正しいリーダーシップを発揮することから、優れたプロジェクトが生まれ、成果が出せることを証明して見せた。
この本に描かれている風景は、物語を作ってからトライした風景ではない。走りながら物語を作った風景だ。
うさぎの如く早く走る人がいる一方で、亀の如くゆっくりしか走れない人もいる。
でも、ここに描かれている人達は走ることを辞めなかった。早く走られる人が露を払い、遅くしか走られない人が地固めをしていく。
この本はもはや事例紹介本ではない。事実は小説より「稀」なりという表現が一番だと思う。
主人公の彼は歯に衣着せぬ発言で出入り禁止区域もあると聞く。
でも彼は言う「市民の99%はまちづくりなんかに興味はない。まちづくりに興味のある声の大きい残り1%の的を得ないまちづくりをやるより、まちづくりに興味のない99%が喜ぶまちづくりが有効だ。だから、人間の欲望を満たすまちづくりをする。欲望は万人持っている。」と。
この本を読んで、ぶれない連中があつまると遊びがなくなって逆に組織が不活性化するんじゃないかなと思っていたが、ぶれない連中は走り続けるという所でぶれていないのが良くわかる。
いずれ、おすすめです。
現状に至るまでにある無数の分岐点で一体どの様な考え方や対応をしたのか、どの様な関係者の駆け引きや交渉があったのか。
普段は表に出ない部分の裏の裏まで赤裸々に書かれています。
まちを良くしたいと思って行動する最初の入り口はどんな立場の人でも一緒。
ただ、気がつくと補助金やら、しがらみやらで地域を犠牲にしてしまっている開発の原因を探る意味でも意義ある1冊だと思います。
真剣にまちづくりやってる人はおそらくビンビンくると思いますよ!
成功事例と称するオガールプロジェクトは旧役場も処理できないまま放置されている負の現状は取り上げないアンフェアな情報発信でつくられた虚像です。
ところが、この本を読んで『凄いっ!』それは、地元愛って単語で片付けたくないぐらい本気でまちづくりを進めている…。すごい羨ましく思うし、負けてられないなぁと感じました。
機会を作って、見に行きたいと思いました。