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エヴリデイ (Sunnyside Books) 単行本 – 2018/9/10
デイヴィッド・レヴィサン
(著),
三辺律子
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
目覚めたら、すぐに「自分がだれか」を把握しなければならない。なぜなら、Aは毎朝、違う人物のからだの中で目覚めるから。共通点は、からだを借りる相手はかならず16才だということ。16才なら、男でも女でもあり得る。住んでいる場所がメリーランド州の一定範囲内であること。からだを借りるのは、一日だけであること。そして、二度と同じ人物にはならないこと。肉体も名前も持たない彼/彼女は、自分のことを「A」とだけ、呼んでいる。
- 本の長さ401ページ
- 言語日本語
- 出版社小峰書店
- 発売日2018/9/10
- 寸法13 x 2.1 x 19 cm
- ISBN-104338287160
- ISBN-13978-4338287166
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対象商品: エヴリデイ (Sunnyside Books)
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登録情報
- 出版社 : 小峰書店 (2018/9/10)
- 発売日 : 2018/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 401ページ
- ISBN-10 : 4338287160
- ISBN-13 : 978-4338287166
- 寸法 : 13 x 2.1 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 350,273位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動の一言。映画を見て原作を即購入したが、期待外れなんてことはなかった。映画とまんま一緒な訳ではないが、それぞれに満足している。涙が止まらない大好きな作品。好き嫌いは人による内容だと思うが、ぜひ読んでみてほしい。
2022年8月28日に日本でレビュー済み
中高生向けの本として紹介されていたのですが、大人になっている私が読んでも心動かされ、大切な一冊になりました。
ルッキズム、LGBT、依存症…。文章が本当に読みやすくて大きな想像力を働かせなくても、陶酔できる作品でした。
とにかく読み終わって胸がいっぱい。SF的要素もあるのに、いまもどこかでAが彼の断続的な人生を生きているんじゃないかと思いを馳せてしまいます。
出逢えてよかった一冊。
ルッキズム、LGBT、依存症…。文章が本当に読みやすくて大きな想像力を働かせなくても、陶酔できる作品でした。
とにかく読み終わって胸がいっぱい。SF的要素もあるのに、いまもどこかでAが彼の断続的な人生を生きているんじゃないかと思いを馳せてしまいます。
出逢えてよかった一冊。
2018年10月23日に日本でレビュー済み
誰かを好きになる時、それは丸ごと全部好きになってしまうって事で、どこが好きだと色々言うにしても、どれだけ言葉を尽くしても言い尽くせません。まあ、好きってそういうこと。
なのですが、この物語の主人公は、意識はあるけど体を持っていない。というか、毎日毎日、誰かに憑依して目覚める。条件は同い年と言うだけで、男でも女でもかまいません。つまり、目覚めるまで自分が誰の体にいるからわからない。いる間は、その人の意識も支配して自由に動くことが出来るけれど、変わったことをしてしまうと宿主が後で困ってしまうから用心は欠かせない。
そんなAが女の子を好きになってしまいます。名前はリアノン。彼女の恋人が宿主だったときに恋をし、次の日から別の体に移ってもその思いは消えない。Aは、リアノンに教えたメールアドレスだけを頼りに、リアノンと接触を始めます。やがてリアノンもAの存在を受け入れ、心を傾けていくのですが、Aは毎日別の人となって現れるしかありません。つまり、リアノンはAを丸ごと全部好きになることができないのです。
この恋愛、かなり辛い。
Aは最後にある方法に希望を見出すのですが、それだって辛い。
でも、考えてみたら、ここまでぎりぎりの設定にすることでようやく、人を好きになる核の部分を描けるのが現代なのかもしれませんね。
なのですが、この物語の主人公は、意識はあるけど体を持っていない。というか、毎日毎日、誰かに憑依して目覚める。条件は同い年と言うだけで、男でも女でもかまいません。つまり、目覚めるまで自分が誰の体にいるからわからない。いる間は、その人の意識も支配して自由に動くことが出来るけれど、変わったことをしてしまうと宿主が後で困ってしまうから用心は欠かせない。
そんなAが女の子を好きになってしまいます。名前はリアノン。彼女の恋人が宿主だったときに恋をし、次の日から別の体に移ってもその思いは消えない。Aは、リアノンに教えたメールアドレスだけを頼りに、リアノンと接触を始めます。やがてリアノンもAの存在を受け入れ、心を傾けていくのですが、Aは毎日別の人となって現れるしかありません。つまり、リアノンはAを丸ごと全部好きになることができないのです。
この恋愛、かなり辛い。
Aは最後にある方法に希望を見出すのですが、それだって辛い。
でも、考えてみたら、ここまでぎりぎりの設定にすることでようやく、人を好きになる核の部分を描けるのが現代なのかもしれませんね。
2019年5月15日に日本でレビュー済み
まだ読んでませんが、アマゾンプライムビデオで見た映画に感動して購入しました。
新品を買いましたが、背表紙が破れたものが届きました。
新品を買いましたが、背表紙が破れたものが届きました。
2018年10月12日に日本でレビュー済み
エヴリデイ(Sunnyside Books)とエブリデイ(Amazon Prime Video)はグレッグ・イーガンの『祈りの海』中の「貸金庫」のモチーフと共通な作品である。ただ,イーガンの方は同じ年齢という限定はなく,同じ個体には何度でも訪れるという細かな設定の違いはあるが,毎日のように違う個体に目覚めるという点では同じモチーフと言える。エヴリデイの方はファンタジーと呼ばれているようだが,イーガンの作品と同様にSFだと言える。原作と映画でほとんど同じ内容だが,アイデンティティを置く場所が,イーガンは「貸金庫」,原作で「メールボックス」,映画で「インスタグラム」となっている。 twitterで,”「貸金庫」も同い年(ある年の11月か12月生まれ)限定です。さらに、(4歳くらいからあとは)男性限定で、ここがレヴィサン作品との違いとして重要な部分ですね。”と補足を頂いた。
「貸金庫」中で,「本を読めば読むほど心が痛んだが,読書をやめることはできなかった。次にひらいた本こそ,こんな文章ではじまるんじゃないかという期待を捨てられなかったからだ。『ある晴れた朝,少年は目ざめると,きょうの自分はなんという名前だろうと思った。』」とある。エヴリデイにリレーされたように思える。
「貸金庫」中で,「本を読めば読むほど心が痛んだが,読書をやめることはできなかった。次にひらいた本こそ,こんな文章ではじまるんじゃないかという期待を捨てられなかったからだ。『ある晴れた朝,少年は目ざめると,きょうの自分はなんという名前だろうと思った。』」とある。エヴリデイにリレーされたように思える。
2023年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設定もよくできているし2人の気持ちの変化が切ない。続編も買ってしまった、読むのが楽しみです。
映画になっているようで(やっぱり)みたかったのですが、Amazon Primeでは見られず、有料チャンネルのようなのでちょっとがっかり。ストーリーは本当に映画向きだと思います。
忘れかけていたティーネージャーの時のみずみずしい気持ちをちょっと思い出したような気がします。
映画になっているようで(やっぱり)みたかったのですが、Amazon Primeでは見られず、有料チャンネルのようなのでちょっとがっかり。ストーリーは本当に映画向きだと思います。
忘れかけていたティーネージャーの時のみずみずしい気持ちをちょっと思い出したような気がします。
2022年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
愛のカタチはないのかもしれないが、もしカタチにできるなら、こんなふうにして愛する人の心の中に置くことができるのだという意味で革新的な名作に仕上げた名著と言える。書評の多くは最後にがっかりした、というものを見かけるが、このエンドこそ最高。