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時間とテクノロジー 単行本(ソフトカバー) – 2019/12/17
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目的もゴールもない現代に、人間はどう生きていくべきか。
深層学習、環境知能、ナッジ、VR/AR……
最新の学問と技術から考察する「新しい人間哲学」ここに誕生!
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2019/12/17
- ISBN-104334951295
- ISBN-13978-4334951290
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商品の説明
出版社からのコメント
人間は他の生命にはない自意識を持ち、「因果の物語」によって世界を認識することで、文明を発達させてきた。
しかし自意識は同時に、「因果の物語」に沿って人生の目標やゴールを決めなければならないということを強制してくる。
暮らしがいずれ豊かになっていくことを期待できた時代には、それに納得できる部分もあった。
しかし二十一世紀の私たちは、そういう自由な選択による目標の設定を、抑圧として感じるようになってきている。
その時代には、時系列に沿った人生の目的を考えるのではなく、新しい哲学が必要になる。
それはすなわち、私たちは生きているからこそ生きているのであって、そこには過去も未来も現在もなく、「生きよう」と思った瞬間に「生」はただ立ち上がるのだという直感的な認識なのではないだろうか。
著者について
1961年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。作家・ジャーナリスト。
毎日新聞社などを経て2003年に独立し、テクノロジーから政治、経済、社会、ライフスタイルにいたるまで幅広く取材・執筆している。
『仕事するのにオフィスはいらない』『当事者の時代』(以上、光文社新書)、『広く弱くつながって生きる』 (幻冬舎新書)など著書多数。
総務省情報通信白書編集委員。共創コミュニティSUSONO運営。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2019/12/17)
- 発売日 : 2019/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 448ページ
- ISBN-10 : 4334951295
- ISBN-13 : 978-4334951290
- Amazon 売れ筋ランキング: - 269,131位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 632位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 3,521位その他の思想・社会の本
- カスタマーレビュー:
著者について

新著『レイヤー化する世界』を刊行しました!
紙の本は、NHK出版新書から。
電子本は、セルフパブリッシングによってKindleStoreから。
どちらでもお好きな方をどうぞ!
【私の書籍のコンセプト】
インターネットやコンピュータのテクノロジは、われわれの社会をどのように変容させていくのか? ネットとリアル社会の境界部分ではどんな衝突が起こり、どのようにリアルはネットに呑み込まれ、そしてどのように融合していくのか? その衝突と融合のリアルな局面を描いていくこと。そしてその先に待ち受ける未来ビジョンを、できうるかぎり事実に基づいて描写していくこと。それが私の仕事の基本的なテーマです。
【私のバックグラウンド】
1961年兵庫県の片田舎で生まれ、大阪西成のディープな街・玉出で育つ。
母の再婚相手がトヨタ自動車の工員に採用されたのをきっかけに、愛知県豊田市に転居。地元中学から愛知県立岡崎高校に進学。文学や哲学書に埋没した思春期をすごす。
1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。前半はロッククライミングに熱中し、後半は当時普及しはじめていたPCを手に入れ、パソコン通信を使ったオータナティブな市民運動ネットワークの実験に参加。掲示板での議論に熱中する。
1988年、毎日新聞社に入社。以降12年あまりにわたって事件記者の日々を送る。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材する。
1998年、脳腫瘍を患って長期休養。翌年、糸が切れたように毎日新聞社を辞めてアスキーに移籍。月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。以降たったひとりで事務所も構えず、取材執筆活動に邁進中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
読み易い平易な文体でどんどん読み進めますが、この分野に慣れていないから後の章になると頭の中の組み立てが追いついてこなくなった。横道にそれた箇所が長すぎる部分もあり、一気に読まなと逸れてしまって読み直した部分もありました。いま我々の生きる、三次元空間 + 時間 (過去、現在、未来) から時間軸をテクノロジーで等価的に無くしてしまう。しかしリアル感も含めて ”今ここに” すべてが存在する。正にサブタイトル「因果の物語 (時間軸)」から「共時の物語 (今のみ)」への価値観の提示です。賛否はあると思いますが、広範かつ豊富な内容が堪能できます、読んで損はありません。
蛇足:
中世の頃の時間概念の箇所を読んでいて、なぜか、かつて読んだ「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」(内山 節) を思い出した - 狐に化かされた戦後の幼少期? 周囲は因果に囚われず今を生きていた記憶です。
今の時代を見る視点を得ることができる
読み終えるのに時間がかかりましたが、とてもユニークな印象を持ちました。
確率論・べき乗の法則・言語論・機械論・コンピュータ論、因果と共時。
様々な観念的な内容が取り上げられてくるのですが、その事例として引用されているのがテクノロジーであり、限りなく近代的なコンピュータ史。
私はこういう観念的な書籍を読むのは苦手なのですが、自分のよく知る技術ワード、概念を引き合いに、とても観念的な内容が説明されており、最後まで飽きずに読み終えることができました。
逆に哲学的な書物を読み慣れている人々にとっては、新しくなく、何となく切り口を変えただけの書籍に読めるのかもしれません。
ぜひ、技術側から入っていく人にオススメと感じましたよ。
「原因と結果」の因果の世界から、すべてが同時に存在する共時の世界に変わります。
デジタルデバイスによって、過去の記録が摩耗せずに、クラウドの中に同時に存在するからです。
これから起こりうる未来の感覚を先取りしてみませんか?
「考える=忘れること⇒抽象化」「精神世界=記憶+物語+自己意識」「幸福感=健康+人間関係+自己決定」などを通して、これからの時間の価値観を教えてくれます。
特に「人間の選択の自由⇒機械が正しい方向に導いく」ように、期待感のない「自由」が面倒になり、機械にすべてを決めてもらう世界をどう生きていくのかが問われます。
「人生に目的は必要ない」という価値観を受け入れられるかが、これかの世界を生き抜くカギになるでしょう。
ですが、読み初めていくうちに「哲学的でもあり、科学的な本なんだ」と、理解していきました。
佐々木さんの書籍を初めて読む人にとっては、難しく感じるでしょう。過去の本や、Twitterを見ている私には、「そういえば、この話題は前に出ていたな」と思い出します。
集大成......とは言いませんが、これからの機械やネット、この世界とどう付き合っていくのか、その考えが書き表されていると感じました。
全てが発達して高度なテクノロジーが利用されていくようになっても、過去のテクノロジーに戻ったり、時間に追われない物を求めたり、テクノロジーで過去の感覚を再現させたり、様々な学問からの考察的な文面で、意見を強制的に示すものではない書き方に一つ一つ読み込みたくなり共感できる。
物語ではないため、得てしてまとまりが無くなる可能性はあるが、時間とテクノロジーという題材に戻れば、本書の中でも時間が進んでいる感覚は残り違和感を感じない。
今の時代を風刺せず今のテクノロジーを利用した人間味を感じさせる読み物と思える。