命じられたことを忠実かつ確実に遂行する。
このことは、とても重要であるが、織田信長が部下に求める能力は、それよりも高いレベルであったのであろう。
自ら今必要なこと、この先すべきこと、果ては国のあり方について、自分なりの「考え」を持って実践する・闘うこと。
それが織田家において立身する道である。
命令をもらえる立場や状態にいる間は、どれほど幸せであるか。
それを池田恒興は、本能寺の変において織田信長を失ったことで気がついたのであろう。
自分自身の器の限界を感じつつも、目まぐるしい戦国の世の変化に必死にしがみついた。
悩み・考えた彼に進むべき道を示したのは信長の言葉であった。
しかし、池田恒興は、最後の最後にまさしく池田恒興となった。もはや信長様の命令や秘伝書は無用だ。
自らの考えに基づき、進むのだ。
本書は、織田信長を失った後の池田恒興を描いた著書である。
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信長さまはもういない 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/17
谷津 矢車
(著)
戦国武将・池田恒興があがく、カリスマなき後、貴様はどう生きる! !
信長亡き後、喪失感にさいなまれる池田恒興。乳兄弟でもあり、最も古い家臣として彼の背中だけを見つめてきたのだ。信長が遺した秘伝書は、苦境の度に恒興を救ってくれたが……。時代小説界の若き新星が、トップに仕える男の苦悩と葛藤を描く。
信長亡き後、喪失感にさいなまれる池田恒興。乳兄弟でもあり、最も古い家臣として彼の背中だけを見つめてきたのだ。信長が遺した秘伝書は、苦境の度に恒興を救ってくれたが……。時代小説界の若き新星が、トップに仕える男の苦悩と葛藤を描く。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2016/8/17
- ISBN-104334911102
- ISBN-13978-4334911102
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2016/8/17)
- 発売日 : 2016/8/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 245ページ
- ISBN-10 : 4334911102
- ISBN-13 : 978-4334911102
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,254,815位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,574位歴史・時代小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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2018年3月5日に日本でレビュー済み
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2019年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乳兄弟の恒興は信長関連の本を読むと必ず出てくるが、特に興味を引く武将では無い。信長が恒興をつまらないと言った事からこの本は始まるが、正につまらない男なのだ。作者はよく気づいてくれた。それも信長が気づいていたように説明してくれている。今まで感じていた恒興に対する違和感が一変に解消した。面白い小説と感心した。
2019年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
信長亡き後、信長像に依存しながらも、独り立ちしていく池田恒興に、親しみを感じながら読めた。
2017年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
清州会議から小牧長久手の戦いで落命してしまうまで、織田信長と乳兄弟でありながら活躍の場がすくなかった、
彼がもっとも目立った時期に合わせての小説。
なかなか楽しめましたよ。
彼がもっとも目立った時期に合わせての小説。
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