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ミーコの宝箱 (光文社文庫 も 22-1) 文庫 – 2016/3/11
森沢明夫
(著)
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2016/3/11
- 寸法10.8 x 1.4 x 15.3 cm
- ISBN-104334772560
- ISBN-13978-4334772567
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2016/3/11)
- 発売日 : 2016/3/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 337ページ
- ISBN-10 : 4334772560
- ISBN-13 : 978-4334772567
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 15.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 200,713位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中捨てたものじゃないなと思わせてくれる、お勧めの一冊です。登場人物の本質的なやさしさに溢れたストーリーですが、ミーコという両親の育児放棄にあった実在のモデルがあっての作品なので、子供時代の境遇からくるどうしようもない切なさや、宝物を見つけることの小さな幸せが伝わってきました。薄ーいハッピーエンドが身近な人を大切にすることが幸せな人生を歩むひとつの可能性であることを感じさせてくれました。
2022年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の職業設定が大胆だなと思ったけど、そんな感想も含めてのいろんな先入観とかにガッチリと向き合った作品だった。
宝箱、大事なこと、大切な人、そういうピュアなモチーフを甘くなりすぎずにうまくつなぎ合わせた感じで好きな物語だ。読後、母と娘の愛が浮き上がって感じられて気持ちよかった。
自分にも成人した娘がいるけれど、娘にも読んでほしいと思った。
宝箱、大事なこと、大切な人、そういうピュアなモチーフを甘くなりすぎずにうまくつなぎ合わせた感じで好きな物語だ。読後、母と娘の愛が浮き上がって感じられて気持ちよかった。
自分にも成人した娘がいるけれど、娘にも読んでほしいと思った。
2016年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公がソフトSM嬢。
森沢さんの小説にしては珍しいと思いながら読み初めました。暴力描写が出てきたり、いつもと感じが違うなぁと。ただ最後はやはり優しい気持ちにさせられました。イジメにあっていた娘への言葉は心にとどめておきたい言葉です。自分の宝物についても考えさせらせました。いい作品です。
森沢さんの小説にしては珍しいと思いながら読み初めました。暴力描写が出てきたり、いつもと感じが違うなぁと。ただ最後はやはり優しい気持ちにさせられました。イジメにあっていた娘への言葉は心にとどめておきたい言葉です。自分の宝物についても考えさせらせました。いい作品です。
2016年6月25日に日本でレビュー済み
SM嬢のミーコの人生を多視点で描く。
語り手は本人、祖父、同級生、養護教諭、疑似恋人、経営者、娘のチーコ。
時代は、娘を育てながらSM嬢として働く三十代や幼少期、中学、二十代、五十代と様々だが、全てクリスマスあたりの季節である。
一章は常連客との変態プレイ(変態を変態たらしめるのは数の論理であり、真の変態など無いのだっ!と、細々と思う)から始まる。よって、少々お子様に薦めにくいのが難点である。
ミーコが祖父母から教わる大切な言葉が変態プレイと絡まり、良い味わいを感じたのは私だけではあるまい。
変態のアッコをあーだこーだといじくりまわし、鞭でバッシンバッシンしばきあげたその手に「ありがとう」……
以下ネタバレあり
祖父談:目は毎日、小さな宝物を見つけるためにあるんだよ。身の回りの小さな宝物を見つけて、それを見詰めていれば、人はそこそこ幸せに生きていけるんだよ。
祖母談:ミーコの手は、ありがとうの手にしなさい。あんたのその手は他人様からお礼を言われるためにあるんだよ。
語り手は本人、祖父、同級生、養護教諭、疑似恋人、経営者、娘のチーコ。
時代は、娘を育てながらSM嬢として働く三十代や幼少期、中学、二十代、五十代と様々だが、全てクリスマスあたりの季節である。
一章は常連客との変態プレイ(変態を変態たらしめるのは数の論理であり、真の変態など無いのだっ!と、細々と思う)から始まる。よって、少々お子様に薦めにくいのが難点である。
ミーコが祖父母から教わる大切な言葉が変態プレイと絡まり、良い味わいを感じたのは私だけではあるまい。
変態のアッコをあーだこーだといじくりまわし、鞭でバッシンバッシンしばきあげたその手に「ありがとう」……
以下ネタバレあり
祖父談:目は毎日、小さな宝物を見つけるためにあるんだよ。身の回りの小さな宝物を見つけて、それを見詰めていれば、人はそこそこ幸せに生きていけるんだよ。
祖母談:ミーコの手は、ありがとうの手にしなさい。あんたのその手は他人様からお礼を言われるためにあるんだよ。
2019年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公ミーコは生まれてすぐに両親が育児放棄をして父方の祖父母に育てられる。
将来のことを考え祖母は時には虐待のように厳しくミーコを躾けるが、指物師の祖父は優しく接し1日にひとつ宝物を探すようにと自作の宝箱をプレゼントする。
学生時代にクラスメイトに仲間はずれなような事をされたり風俗嬢になりDVを受けても優しさを失わないミーコ。
やがてひとり娘を授かり愛情を注ぎ育ててゆく。
わたしも母子家庭で育ったため重なる部分がありました。
ただ「心は傷つかない・・・」との格言は作者の他の小説にも度々出てきますので好き嫌いが分かれるかもしれません。
最後の作者のサプライズともとれるラストには感動しました。
将来のことを考え祖母は時には虐待のように厳しくミーコを躾けるが、指物師の祖父は優しく接し1日にひとつ宝物を探すようにと自作の宝箱をプレゼントする。
学生時代にクラスメイトに仲間はずれなような事をされたり風俗嬢になりDVを受けても優しさを失わないミーコ。
やがてひとり娘を授かり愛情を注ぎ育ててゆく。
わたしも母子家庭で育ったため重なる部分がありました。
ただ「心は傷つかない・・・」との格言は作者の他の小説にも度々出てきますので好き嫌いが分かれるかもしれません。
最後の作者のサプライズともとれるラストには感動しました。
2023年5月28日に日本でレビュー済み
生きるとは何か?
幸せとは何か?
人生の本質を一度立ち止まって考えさせてくれる心暖まる作品でした。
人生に迷ったとき、心が淋しくなった時に、読み返して、幸せって本来こういうものだよねって再認識させ、励まされたいと思います。
手元に置いておきたい必読本です。
幸せとは何か?
人生の本質を一度立ち止まって考えさせてくれる心暖まる作品でした。
人生に迷ったとき、心が淋しくなった時に、読み返して、幸せって本来こういうものだよねって再認識させ、励まされたいと思います。
手元に置いておきたい必読本です。
2014年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公のミーコは訳あってシングルマザー。
両親に育児放棄され、自分の子供の父親にも逃げられたミーコは、普通に考えたら恵まれない生い立ちなのだが。
まわりの人たちを幸せにする、というより彼女と関わった人たちの魂を次々と救っていくのである。
なによりミーコ自身が幸せそうなのだ。自由奔放な生き方には憧れさえ抱いてしまう。
ミーコには実在のモデルがあり、森沢氏は彼女の魅力を忠実に表現したかったんだろうなぁ、と感じてしまった。
人生の宝物を見つけ、大切に慈しむことを知っているミーコのおかげで、なにより僕自身の魂が救われた。
ありがとう☆
両親に育児放棄され、自分の子供の父親にも逃げられたミーコは、普通に考えたら恵まれない生い立ちなのだが。
まわりの人たちを幸せにする、というより彼女と関わった人たちの魂を次々と救っていくのである。
なによりミーコ自身が幸せそうなのだ。自由奔放な生き方には憧れさえ抱いてしまう。
ミーコには実在のモデルがあり、森沢氏は彼女の魅力を忠実に表現したかったんだろうなぁ、と感じてしまった。
人生の宝物を見つけ、大切に慈しむことを知っているミーコのおかげで、なにより僕自身の魂が救われた。
ありがとう☆
2019年7月17日に日本でレビュー済み
序盤、込められているメーセージ性を見ると児童文学としてかなりの出来だと思った。
しかし。優しさが溢れている。いや、悪い意味で溢れすぎている。
教訓や説教を物語の中から「感じ取る」のが文学だとすると、この本は教訓や説教を登場人物の会話で直接聞かされる。啓発本の様。
直接的に言えばくさいのだ。綺麗事が過ぎる。
狂ったような教えにより、狂った優しい女の子に育ったミーコが自分を顧みず聖女のように子供を慈しみ、老人を慈しみ、その手で風俗嬢として男に快楽を与えるって。。。プロットで出せば尖っていて、意味も強烈に感じられていいけど、薄ら寒い。確かに、あまりにも性的表現が直接的になるのを防ぐ意味でソフトSMにしたのは正解かもしれないけど。読み手がこどもだと嫌悪感や疑問しか湧いてこない可能性でおすすめもできない。
プレイ中の表現が物語用になのか?かなりマヌケに描写されている。
結局プレイ後に会話で教訓を伝えあってるし。
宝箱に鏡貼り付けるって、鏡に映ったあなたが宝物よ。。。って事でしょ?最初の描写でわかる。
祖父母の存在も物語を成立させる為のハリボテに見える。
ここでも結局お互いの会話で教訓を伝えあって終わり。
女の先生との話とかお互いの胸を舐め合ったりして、ちょっと男の妄想がキモイなぁと思ってたら、次の男の章で拒絶反応が出た。
自分は不幸だ、この不幸は自分のせいじゃないと自分に言い聞かせている村上作品の主人公みたいなキモキモ男がミーコを殴り、犯し、キモい自問自答しながら最後に「野球のサークル始めて彼女に告白しよう♪」
はぁ?クソが!
いや、ミーコの存在を確立させるためにこんな胸くそな話読ませるのかよ。
児童文学としての意義を有していた本がここでゴミになった。
大人が読むにしては、幼稚すぎる純文学風のなんちゃって群像劇(軽)でしかない。
幼稚な精神の男が女性のもつ母性や優しさを盲信し、聖女の妄執に囚われ生まれた文章に見えてきた。
育ての親(神)の教育(宣託)により優しい(狂った)女の子(聖女)に育ったミーコが周りの皆(暴行傷害強姦魔)を幸せにする物語。(最終的に悲劇だとウケないからミーコも幸せにして終わらせるよw)
だった。。。
しかし。優しさが溢れている。いや、悪い意味で溢れすぎている。
教訓や説教を物語の中から「感じ取る」のが文学だとすると、この本は教訓や説教を登場人物の会話で直接聞かされる。啓発本の様。
直接的に言えばくさいのだ。綺麗事が過ぎる。
狂ったような教えにより、狂った優しい女の子に育ったミーコが自分を顧みず聖女のように子供を慈しみ、老人を慈しみ、その手で風俗嬢として男に快楽を与えるって。。。プロットで出せば尖っていて、意味も強烈に感じられていいけど、薄ら寒い。確かに、あまりにも性的表現が直接的になるのを防ぐ意味でソフトSMにしたのは正解かもしれないけど。読み手がこどもだと嫌悪感や疑問しか湧いてこない可能性でおすすめもできない。
プレイ中の表現が物語用になのか?かなりマヌケに描写されている。
結局プレイ後に会話で教訓を伝えあってるし。
宝箱に鏡貼り付けるって、鏡に映ったあなたが宝物よ。。。って事でしょ?最初の描写でわかる。
祖父母の存在も物語を成立させる為のハリボテに見える。
ここでも結局お互いの会話で教訓を伝えあって終わり。
女の先生との話とかお互いの胸を舐め合ったりして、ちょっと男の妄想がキモイなぁと思ってたら、次の男の章で拒絶反応が出た。
自分は不幸だ、この不幸は自分のせいじゃないと自分に言い聞かせている村上作品の主人公みたいなキモキモ男がミーコを殴り、犯し、キモい自問自答しながら最後に「野球のサークル始めて彼女に告白しよう♪」
はぁ?クソが!
いや、ミーコの存在を確立させるためにこんな胸くそな話読ませるのかよ。
児童文学としての意義を有していた本がここでゴミになった。
大人が読むにしては、幼稚すぎる純文学風のなんちゃって群像劇(軽)でしかない。
幼稚な精神の男が女性のもつ母性や優しさを盲信し、聖女の妄執に囚われ生まれた文章に見えてきた。
育ての親(神)の教育(宣託)により優しい(狂った)女の子(聖女)に育ったミーコが周りの皆(暴行傷害強姦魔)を幸せにする物語。(最終的に悲劇だとウケないからミーコも幸せにして終わらせるよw)
だった。。。