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崩れゆく絆 (光文社古典新訳文庫 Aア 1-1) 文庫 – 2013/12/5
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- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2013/12/5
- ISBN-104334752829
- ISBN-13978-4334752828
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2013/12/5)
- 発売日 : 2013/12/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 361ページ
- ISBN-10 : 4334752829
- ISBN-13 : 978-4334752828
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,159位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 77位光文社古典新訳文庫
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊かな言葉と物語が溢れている。
断片を持ってきても伝わらないが、例えばこのような一文に新鮮な驚きを感じた。
「砂 を 一粒 放っ ても 地面 に 落ち て いく 隙間 が ない ほど、 すでに たくさん の 人 が 集まっ て い た。」
このような宝石が随所に鏤められている。
後半は、豊かな土地と信仰と素朴で勇敢な人々が、大英帝国の植民地支配者に収奪され、最後は逆らった勇敢な主人公オコンクウォが首を吊り、この事件を植民地支配の報告書へのネタができたと喜ぶ支配者の長官の嬉々とした感慨で終わるが、この辺はステレオタイプな感じが否めない、前半が素晴らしかっただけに。
なお、粟飯原文子さんの訳文も素晴らしかったですが、訳注が適切で深く、アフリカを理解する助けになりました。感謝です。
断片を持ってきても伝わらないが、例えばこのような一文に新鮮な驚きを感じた。
「砂 を 一粒 放っ ても 地面 に 落ち て いく 隙間 が ない ほど、 すでに たくさん の 人 が 集まっ て い た。」
このような宝石が随所に鏤められている。
後半は、豊かな土地と信仰と素朴で勇敢な人々が、大英帝国の植民地支配者に収奪され、最後は逆らった勇敢な主人公オコンクウォが首を吊り、この事件を植民地支配の報告書へのネタができたと喜ぶ支配者の長官の嬉々とした感慨で終わるが、この辺はステレオタイプな感じが否めない、前半が素晴らしかっただけに。
なお、粟飯原文子さんの訳文も素晴らしかったですが、訳注が適切で深く、アフリカを理解する助けになりました。感謝です。
2021年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読めば読むほど味が出る、まるでスルメイカのような名著です。
小説でありながら植民地化以前のナイジェリアの一部族の生活(文化・習慣等)についても学べます。
本書は三部構成ですが第一部は緻密に文化・習慣について説明がなされており、それが第二部・三部の小説部分へと見事に繋がっていきます。
独特の表現が多く初見では理解しにくいところもありますが、訳注やあとがきが理解を深める手助けをしてくれます。
筆者は本作品を弱冠28歳で書き上げたことに脱帽です。
読み直す毎に味わい深くなる本作品を読んでみてはいかがでしょうか?
*「登場人物の名前がややこしい!」と思うかもしれませんが、購入時に付いてくる栞に登場人物の紹介がされております。Kindle版で読む場合は出版社HPから栞をダウンロードできるので手元に置いておくと便利です。
小説でありながら植民地化以前のナイジェリアの一部族の生活(文化・習慣等)についても学べます。
本書は三部構成ですが第一部は緻密に文化・習慣について説明がなされており、それが第二部・三部の小説部分へと見事に繋がっていきます。
独特の表現が多く初見では理解しにくいところもありますが、訳注やあとがきが理解を深める手助けをしてくれます。
筆者は本作品を弱冠28歳で書き上げたことに脱帽です。
読み直す毎に味わい深くなる本作品を読んでみてはいかがでしょうか?
*「登場人物の名前がややこしい!」と思うかもしれませんが、購入時に付いてくる栞に登場人物の紹介がされております。Kindle版で読む場合は出版社HPから栞をダウンロードできるので手元に置いておくと便利です。
2019年3月10日に日本でレビュー済み
前半はアフリカ文化や慣習について、後半は欧州によって植民地支配が進む過程について描かれている。
真っ直ぐだけど、どこか不器用で窮屈で偏った当時のアフリカ文化。
村人は、自分たち以外の国、世界の文化や考え方を知らない。知らないから疑問にすら感じない。
しかし、中には偏った文化に疑問を感じているものもいる。ただ、疑問を感じていても、大多数の村人に飲み込まれ、おかしいと感じることすら意見できない。
そんな中で、欧州の新たな文化が舞い込む。大多数は鼻で笑って対応するが、村の文化に疑問を感じている人々はどんどん「当たり前」の常識に魅力を感じていく。窮屈な文化、それって本当に正しいことなの?って疑問を抱く。人間として当然な感情。でも他を知らないと正しいことも正しいって言えない。
欧州による植民地支配っていうと、圧倒的、かつ一方的な力の支配をイメージするけど、本書を読むとそうではないことに気づかされる。
知らないっていうのは恐ろしいこと。
アフリカにとって、個々人のアイデンティティや思想を守るためには、色々な考え方や文化に触れること=異文化にに触れる事って次世代への歩みを進めるために大事なことだったんだと感じた。
そんな偏ったアフリカ文化を象徴する存在なのが本書の主人公であるオコンクウォ。文化や慣習に対して、最も実直で従順な彼。文化や慣習に支配され、人格を形成される。彼が一番の被害者なのかもしれない。
真っ直ぐだけど、どこか不器用で窮屈で偏った当時のアフリカ文化。
村人は、自分たち以外の国、世界の文化や考え方を知らない。知らないから疑問にすら感じない。
しかし、中には偏った文化に疑問を感じているものもいる。ただ、疑問を感じていても、大多数の村人に飲み込まれ、おかしいと感じることすら意見できない。
そんな中で、欧州の新たな文化が舞い込む。大多数は鼻で笑って対応するが、村の文化に疑問を感じている人々はどんどん「当たり前」の常識に魅力を感じていく。窮屈な文化、それって本当に正しいことなの?って疑問を抱く。人間として当然な感情。でも他を知らないと正しいことも正しいって言えない。
欧州による植民地支配っていうと、圧倒的、かつ一方的な力の支配をイメージするけど、本書を読むとそうではないことに気づかされる。
知らないっていうのは恐ろしいこと。
アフリカにとって、個々人のアイデンティティや思想を守るためには、色々な考え方や文化に触れること=異文化にに触れる事って次世代への歩みを進めるために大事なことだったんだと感じた。
そんな偏ったアフリカ文化を象徴する存在なのが本書の主人公であるオコンクウォ。文化や慣習に対して、最も実直で従順な彼。文化や慣習に支配され、人格を形成される。彼が一番の被害者なのかもしれない。
2017年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説を読むとアフリカの原始的なイメージが、西洋人によって作られた虚構だということが分かります。
少なくとも19世紀後半を描いたこの『崩れゆく絆』の作中では、努力によって成功者となった主人公・オコンクウォの住む村・ウムオフィア村は、
村の有力者達による合議制の民主政治、罰を与えるのではなく問題を解決する裁判、諺などを使った複雑なレトリックによる話術、物語後半にイギリス人宣教師と長老の間で交わされる論争における神学など、
後に南米民族の研究でレヴィ=ストロースが見出すような高度な文化を有しています。
物語は、簡潔な文体と魔術的リアリズムの如き描写を駆使して、宣教師を筆頭に現れたイギリス人の植民地化政策により、伝統の宗教や文化、そして人々の連帯が失われ、共同体が崩壊を始めるまでを描く。
共同体の崩壊と、その共同体を象徴する人物の死を重ねる描き方は、中上健次さんの代表作・秋幸三部作の最終巻『地の果て、至上の時』の父・浜村龍造の首吊り自殺に繋がる描写であり、
そう読むと、
チヌア・アチェべ氏のこの『崩れゆく絆』も、伝統に基づく共同体の持つ人々の紐帯の崩壊の過程を描いた作品として、むしろポストモダンの時代と呼ばれる現代(特に日本)でこそ読まれる作品なのではないか、と私は思いました。
「白人の薬は効き目が早い」という台詞が作中にありますが、近代合理的な西洋文明を強引に取り入れた結果、歴史的な文脈が破壊され、価値観の前提を失い、恐るべき孤独が支配する現代を予言した1冊、ということも出来るのではないでしょうか。
それが私の感想です。
もっとも、それ以上に、この作品を読んで思い知らせれることは、私たちが知る伝統アフリカは西洋人のリアリティを通したものでしかなく、私たちはアフリカのことを何も知らない、ということです。
少なくとも私は植民地化以前のアフリカに銃や大砲、マチェーテ、キリスト教神学と討論できる神学理論があるとは知らなかった。
でも、それが圧倒的大多数の日本人のリアリティだと思います。
そして『崩れゆく絆』が描くのは19世紀アフリカではなく、まさしくバブル崩壊以降の日本社会だと思いました。
(あと訳者による解説が本格的な評論になっていて、これだけでもかなり楽しめます)
少なくとも19世紀後半を描いたこの『崩れゆく絆』の作中では、努力によって成功者となった主人公・オコンクウォの住む村・ウムオフィア村は、
村の有力者達による合議制の民主政治、罰を与えるのではなく問題を解決する裁判、諺などを使った複雑なレトリックによる話術、物語後半にイギリス人宣教師と長老の間で交わされる論争における神学など、
後に南米民族の研究でレヴィ=ストロースが見出すような高度な文化を有しています。
物語は、簡潔な文体と魔術的リアリズムの如き描写を駆使して、宣教師を筆頭に現れたイギリス人の植民地化政策により、伝統の宗教や文化、そして人々の連帯が失われ、共同体が崩壊を始めるまでを描く。
共同体の崩壊と、その共同体を象徴する人物の死を重ねる描き方は、中上健次さんの代表作・秋幸三部作の最終巻『地の果て、至上の時』の父・浜村龍造の首吊り自殺に繋がる描写であり、
そう読むと、
チヌア・アチェべ氏のこの『崩れゆく絆』も、伝統に基づく共同体の持つ人々の紐帯の崩壊の過程を描いた作品として、むしろポストモダンの時代と呼ばれる現代(特に日本)でこそ読まれる作品なのではないか、と私は思いました。
「白人の薬は効き目が早い」という台詞が作中にありますが、近代合理的な西洋文明を強引に取り入れた結果、歴史的な文脈が破壊され、価値観の前提を失い、恐るべき孤独が支配する現代を予言した1冊、ということも出来るのではないでしょうか。
それが私の感想です。
もっとも、それ以上に、この作品を読んで思い知らせれることは、私たちが知る伝統アフリカは西洋人のリアリティを通したものでしかなく、私たちはアフリカのことを何も知らない、ということです。
少なくとも私は植民地化以前のアフリカに銃や大砲、マチェーテ、キリスト教神学と討論できる神学理論があるとは知らなかった。
でも、それが圧倒的大多数の日本人のリアリティだと思います。
そして『崩れゆく絆』が描くのは19世紀アフリカではなく、まさしくバブル崩壊以降の日本社会だと思いました。
(あと訳者による解説が本格的な評論になっていて、これだけでもかなり楽しめます)
2017年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西洋人の立場で無く、ナイジェリア人の手によって書かれたという点で、非常にエポックメイキングな書らしい。テンポも良く、訳も読みやすい。悲壮感あふれる訳でも無く、かといってハッピーエンドでも無く。
サハラ以南のアフリカを学ぶにあたり、歴史や政治ばかりの本だけで無く、こう言う本を読むことで、かつて存在した文化や伝統にも触れる事が出来き、まずまず面白い本だった。
サハラ以南のアフリカを学ぶにあたり、歴史や政治ばかりの本だけで無く、こう言う本を読むことで、かつて存在した文化や伝統にも触れる事が出来き、まずまず面白い本だった。
2020年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すさまじい切れ味だった。
全体の半分以上は、我々が本を読む前からすりこまれているアフリカの部族ってそうそうこんなイメージ、というものを裏切らず、生活の詳細が丁寧に描かれる。
また、その描写が非常にしつこい。言ってみればそこを詳細に説明する意味があるのか?と思わせ、本の厚さからすると、もしかしてこういう淡々とした部族の紹介で、終わっちゃうのだろうか・・・と心配になるくらいだった。
後半、紙幅が少なくなる中、急な展開が押し寄せる。そこには「崩れゆく」というような、時間的な緩慢さや、崩れゆく時を惜しむような情緒的な風景は無く、すぱっと鉈で切ったような非連続性が描かれる。支配される側、支配する側の本当の心の声というか、説明的な話を聞いてみたいのだが、そのようなものにはおかまいがない。なんというか、全く異なる2者による最後までかみ合わない何かを見せつけられた。
支配する、支配されるという言葉だけを知っている私と、やはりそのアフリカの歴史に向き合った作者の、支配という厳しさ、激しさ、不条理さ、かみ合わなさという理解は、全くくらべものにならないくらい、凄いものを見せてくれた。
全体の半分以上は、我々が本を読む前からすりこまれているアフリカの部族ってそうそうこんなイメージ、というものを裏切らず、生活の詳細が丁寧に描かれる。
また、その描写が非常にしつこい。言ってみればそこを詳細に説明する意味があるのか?と思わせ、本の厚さからすると、もしかしてこういう淡々とした部族の紹介で、終わっちゃうのだろうか・・・と心配になるくらいだった。
後半、紙幅が少なくなる中、急な展開が押し寄せる。そこには「崩れゆく」というような、時間的な緩慢さや、崩れゆく時を惜しむような情緒的な風景は無く、すぱっと鉈で切ったような非連続性が描かれる。支配される側、支配する側の本当の心の声というか、説明的な話を聞いてみたいのだが、そのようなものにはおかまいがない。なんというか、全く異なる2者による最後までかみ合わない何かを見せつけられた。
支配する、支配されるという言葉だけを知っている私と、やはりそのアフリカの歴史に向き合った作者の、支配という厳しさ、激しさ、不条理さ、かみ合わなさという理解は、全くくらべものにならないくらい、凄いものを見せてくれた。