日本でも孤独が社会問題となって久しい。海外での積極的な対策は、孤独がもたらす無力感とはかけ離れていて、日本とは比較的にならないほど先進的で、知ったり学びたくなる内容だった。
書店に並ぶ孤独やおひとり様を楽しむという視点大きく異なるもので、筆者の慧眼には驚かされた。
最後に。
あとがきには、この本が執筆された海外の孤独事情とは別の視点から作者のプライベートが記されている。大きく心を動かされた。先にあとがきを読まないことをおすすめする。
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孤独は社会問題 孤独対策先進国イギリスの取り組み (光文社新書) 新書 – 2021/7/13
多賀 幹子
(著)
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◎「はじめに」より
私の見た限りでは、孤独な人に手を差し伸べる仕組みは完璧ではないにしても、すでにイギリスでは基盤はできているように思われる。イギリスにはかねてより弱者のために無数のチャリティー団体が存在していて、活発に活動している。チャリティーのパトロン(支援者)を務めるロイヤルも、それぞれが熱心に役割を果たす。(中略)社会的弱者を守り生かす取り組みは、政府が孤独担当相を作ろうと作るまいと、すでに根を下ろしていると確信する。
◎「おわりに」より
日本では、孤独を称賛する書籍や雑誌などが少なくなく、孤独を楽しむ、という文言さえ躍っている。しかし、多くの人にとって孤独は耐え難いはずだ。孤独でも平然としているように見えるのは、ただ哀しくあきらめただけではないか。あるいはただ、仕方なく慣れていっただけかもしれない。表向きを取り繕っているだけなのかもしれない。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2021/7/13
- ISBN-104334045529
- ISBN-13978-4334045524
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出版社より
ダイアナ妃による慈善活動など、イギリス王室の役割から、孤独に悩む104歳女性の「初逮捕」秘話まで、イギリス社会に根付く孤独対策の基盤を紹介。
商品の説明
出版社からのコメント
◎ 内容紹介
2018年1月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。英国家庭医学会によると、孤独は肥満や1日15本の喫煙以上に体に悪く、孤独な人は、社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合が1・5倍以上に上がるという。欧州連合(EU)離脱後も混乱が続くイギリス社会で、いま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を見続けてきたジャーナリストによる、現地からの報告。
◎ 目次
【第一章】孤独担当大臣の創設
1・1 イギリスの「孤独」事情
1・2 世界の孤独対策
1・3 コスタの取り組み
1・4 オープン・マイク
1・5 ウォーキングサッカー
【第二章】孤独を救う一歩
2・1 age UKの誕生
2・2 高齢者の夢をかなえる
【第三章】英王室の役割
3・1 女王の仕事
3・2 チャールズ皇太子の公務
3・3 ダイアナ妃
3・4 カミラ夫人
3・5 キャサリン妃
3・6 メーガン妃
3・7 王室離脱
【第四章】ノブレス・オブリージュ
4・1 世界最低レベル
4・2 オックスフォード大学の精神
4・3 高貴さは義務を強制する
4・4 ギャップイヤー
【第五章】ロンドンを歩けば
5・1 人をつなぐ花の力
5・2 心遣いの形
【第六章】弱者を切り捨てない社会
6・1 弱者と暮らす日常
6・2 高齢者の味方「フリーダムパス」
6・3 寄付社会の弊害
6・4 マークス&スペンサーの取り組み
6・5 アルツハイマー協会
6・6 マギーズセンター
◎ 著者プロフィール
多賀幹子(たが みきこ)
東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う。著書に、『ソニーな女たち』(柏書房)、『親たちの暴走』『うまくいく婚活、いかない婚活』(以上、朝日新書)などがある。
2018年1月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。英国家庭医学会によると、孤独は肥満や1日15本の喫煙以上に体に悪く、孤独な人は、社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合が1・5倍以上に上がるという。欧州連合(EU)離脱後も混乱が続くイギリス社会で、いま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を見続けてきたジャーナリストによる、現地からの報告。
◎ 目次
【第一章】孤独担当大臣の創設
1・1 イギリスの「孤独」事情
1・2 世界の孤独対策
1・3 コスタの取り組み
1・4 オープン・マイク
1・5 ウォーキングサッカー
【第二章】孤独を救う一歩
2・1 age UKの誕生
2・2 高齢者の夢をかなえる
【第三章】英王室の役割
3・1 女王の仕事
3・2 チャールズ皇太子の公務
3・3 ダイアナ妃
3・4 カミラ夫人
3・5 キャサリン妃
3・6 メーガン妃
3・7 王室離脱
【第四章】ノブレス・オブリージュ
4・1 世界最低レベル
4・2 オックスフォード大学の精神
4・3 高貴さは義務を強制する
4・4 ギャップイヤー
【第五章】ロンドンを歩けば
5・1 人をつなぐ花の力
5・2 心遣いの形
【第六章】弱者を切り捨てない社会
6・1 弱者と暮らす日常
6・2 高齢者の味方「フリーダムパス」
6・3 寄付社会の弊害
6・4 マークス&スペンサーの取り組み
6・5 アルツハイマー協会
6・6 マギーズセンター
◎ 著者プロフィール
多賀幹子(たが みきこ)
東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う。著書に、『ソニーな女たち』(柏書房)、『親たちの暴走』『うまくいく婚活、いかない婚活』(以上、朝日新書)などがある。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2021/7/13)
- 発売日 : 2021/7/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4334045529
- ISBN-13 : 978-4334045524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,974位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 987位光文社新書
- - 1,507位コミュニティ (本)
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著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
手元に置いて何度も読み返したい
足りなかったのは、人とのつながりだったと気づかされた。孤独は決して美徳ではない。多賀氏は普段からテレビで観るが、ワイドショーでの辛口のコメントとは一味違い、温かい視点と各国の孤独に対する取り組みについての造詣の深さに感銘を受けた。手元に置いて何度も読み返したい。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
孤独や孤立が社会問題になっている現在の日本を先進的に孤独問題に取り組んでいるイギリスを考察した評論。
第1章ではイギリスで孤独が社会問題になった背景、その取り組み、どうゆう対策がとられているかが書いてあります。
第2章では今現在に実際に取り組んでいる活動、特に高齢者への配慮等が書いてあります。
第3章ではイギリスの王室が代々取り組んでいる公的慈善活動について書いてあります。
第4章では高貴な立場の人の義務、ノブレス・オブリージュに関して書いてあります。
第5章ではイギリスのロンドンで町中で如何に配慮がなされているかが書いてあります。
第6章ではイギリスの高齢者や障害者に如何に気配りが効いている対策が取られているかが書いてあります。
あとがきで「多くの人にとって孤独は耐えがたいはずだ。孤独でも平然としているように見えるのは、ただ哀しくあきらめただけではないか。あるいはただ、仕方なく慣れていっただけではないかもしれない。表向きを取り繕っているだけかもしれない。」とあり、私もそう思いました。
というのも、かなり若い頃より独りでいる事が多かったので、慣れてしまいまして、集団で行動したり生活するよりも、一人で暮らしたりする方が精神的の落ち着く様になってしまったもので。保育園くらいの時に親が残業で来るのが遅れたら、保育園の人が全員帰ってしまい、一時間くらい一人で待っていたり、小学生でも親が仕事で兄が中学の部活でなかなか帰ってこないので、一人で家にいた事が多かったもので。
コミニュケーションや言語に障害があり、学校や職場でネガティブなコミニュケーションしかとってくれない人も多かったので、そういう関係ならない方がいいかもとも思いまして。
健康ですが、一応障害者に認定されているので、日本の支援の実態にも日々体験していて、役所の支援課から電話があり何かの証明にするので年金の証書を持ってきてくださいと言われて持って行ったら、また電話がかかってきて年金をもらってないので証明にならないので主治医に診断書を書いてもらってきてください、とか一時期通っていた就労支援のセンターでも昼食をロハで提供してくれたのですが、おかずが肉か魚で、私が草食なので断って野菜ジュース等で凌いでいたので。
また、交通事情に関してですが、地震の後の計画停電で信号が止まって、長い歩道を渡るのが怖かったですが、殆どの車が止まって通してくれたり、今も交通量が激しい道路で止まってくれる車があるので、相対的かと思います。
高齢ドライバーの事故が増えて、高齢の方が車を使いにくくなった事でも、高齢だと膝が悪くて歩いたり、自転車が難儀なので、車を使いたがる傾向がある様で、その辺の配慮も必要かも。
と述べた様に日本の孤独や高齢者や障害者への対策や配慮に関して、実体験で色々思う所があってこの評論を読みました。大変勉強になりました。
ただ、孤独だと恥ずべき事、悲しい事という考え方が日本では昔から多かった様ですが、50年くらい孤独に暮らしてきた者からすると、そういう境遇でも悪くない、恥ずかしくないという考え方も持った方が良いとも思うので、☆一つ差し引きました(そういう傾向がこの著者の方の主旨ではないですが)。憶測ですが、侍の時代に身を処すのに自殺が潔いという風潮ができていまでも続いているかも。後、著者の方も書いてらっしゃいますが、孤独が寂しいかどうかは良心の自由に関する問題も孕んでいるので、憲法上で微妙だと思うもので。すいません。
今先進国で問題化している孤独や孤立に関して考察した評論。機会があったら是非ご一読を。
第1章ではイギリスで孤独が社会問題になった背景、その取り組み、どうゆう対策がとられているかが書いてあります。
第2章では今現在に実際に取り組んでいる活動、特に高齢者への配慮等が書いてあります。
第3章ではイギリスの王室が代々取り組んでいる公的慈善活動について書いてあります。
第4章では高貴な立場の人の義務、ノブレス・オブリージュに関して書いてあります。
第5章ではイギリスのロンドンで町中で如何に配慮がなされているかが書いてあります。
第6章ではイギリスの高齢者や障害者に如何に気配りが効いている対策が取られているかが書いてあります。
あとがきで「多くの人にとって孤独は耐えがたいはずだ。孤独でも平然としているように見えるのは、ただ哀しくあきらめただけではないか。あるいはただ、仕方なく慣れていっただけではないかもしれない。表向きを取り繕っているだけかもしれない。」とあり、私もそう思いました。
というのも、かなり若い頃より独りでいる事が多かったので、慣れてしまいまして、集団で行動したり生活するよりも、一人で暮らしたりする方が精神的の落ち着く様になってしまったもので。保育園くらいの時に親が残業で来るのが遅れたら、保育園の人が全員帰ってしまい、一時間くらい一人で待っていたり、小学生でも親が仕事で兄が中学の部活でなかなか帰ってこないので、一人で家にいた事が多かったもので。
コミニュケーションや言語に障害があり、学校や職場でネガティブなコミニュケーションしかとってくれない人も多かったので、そういう関係ならない方がいいかもとも思いまして。
健康ですが、一応障害者に認定されているので、日本の支援の実態にも日々体験していて、役所の支援課から電話があり何かの証明にするので年金の証書を持ってきてくださいと言われて持って行ったら、また電話がかかってきて年金をもらってないので証明にならないので主治医に診断書を書いてもらってきてください、とか一時期通っていた就労支援のセンターでも昼食をロハで提供してくれたのですが、おかずが肉か魚で、私が草食なので断って野菜ジュース等で凌いでいたので。
また、交通事情に関してですが、地震の後の計画停電で信号が止まって、長い歩道を渡るのが怖かったですが、殆どの車が止まって通してくれたり、今も交通量が激しい道路で止まってくれる車があるので、相対的かと思います。
高齢ドライバーの事故が増えて、高齢の方が車を使いにくくなった事でも、高齢だと膝が悪くて歩いたり、自転車が難儀なので、車を使いたがる傾向がある様で、その辺の配慮も必要かも。
と述べた様に日本の孤独や高齢者や障害者への対策や配慮に関して、実体験で色々思う所があってこの評論を読みました。大変勉強になりました。
ただ、孤独だと恥ずべき事、悲しい事という考え方が日本では昔から多かった様ですが、50年くらい孤独に暮らしてきた者からすると、そういう境遇でも悪くない、恥ずかしくないという考え方も持った方が良いとも思うので、☆一つ差し引きました(そういう傾向がこの著者の方の主旨ではないですが)。憶測ですが、侍の時代に身を処すのに自殺が潔いという風潮ができていまでも続いているかも。後、著者の方も書いてらっしゃいますが、孤独が寂しいかどうかは良心の自由に関する問題も孕んでいるので、憲法上で微妙だと思うもので。すいません。
今先進国で問題化している孤独や孤立に関して考察した評論。機会があったら是非ご一読を。
2021年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャリティーやボランティアなど階級社会の緩衝材的な施しの面もあると実感しました。
英国王室や難関大学卒業者、企業などのノブレスオブリージュや寄附の実施が浸透していて社会的弱者やホームレスに「やさしい」国で感謝が循環していて自殺率も低い国であることを認識しました。個人主義と相補的な仕組みや美徳で合理的で公衆衛生先進国の日本でも取り入れていきたい側面だと思いました。(日本では介護や福祉が肩代わりしている面だとは思いますが…)個人的には公園のベンチの寄附や横断歩道でのドライバーの気遣いに心温まりました。
英国王室や難関大学卒業者、企業などのノブレスオブリージュや寄附の実施が浸透していて社会的弱者やホームレスに「やさしい」国で感謝が循環していて自殺率も低い国であることを認識しました。個人主義と相補的な仕組みや美徳で合理的で公衆衛生先進国の日本でも取り入れていきたい側面だと思いました。(日本では介護や福祉が肩代わりしている面だとは思いますが…)個人的には公園のベンチの寄附や横断歩道でのドライバーの気遣いに心温まりました。
2022年1月6日に日本でレビュー済み
1.内容
本書のタイトルを見ると、「孤独」についての話が全般に貫かれているように思われるが(私見にすぎないが、病人が孤独に陥ることは否定しないが、病人の話が出てくるとは思わなかった。第六章)、本書の射程範囲はもっと広い。イギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)と言えば階級がいまだに存在することでご存じの方も多かろうが、人にやさしいところが随所に垣間見える国である。その紹介である。
2.評価
本書全般の内容であれば、「イギリスに学ぶ点は多い」(p.240)としていいかもしれない。
個別の内容で驚いたのは、前述の射程範囲の広さと、第三章の「英王室の役割」、ならびに第四章の「ノブリス・オブリージュ」である。である。イギリスの王室は慈善事業のパトロンをし、戦地にも赴くという。一方、著者の判断では、日本人は弱者に手を差し伸べることにつき消極的なようだ。日本の皇室も数々の公務をこなしていると筆者は聞いているが、それとイギリスでどう違うのかの言及が欲しかった。イギリスのような公務をこなしている日本の皇室にも関わらず日本人は弱者に手を差し伸べることに消極的なのか、イギリスのようなことを日本の皇室がしていないから日本人もそうなのか、そもそも王室・皇室と国民性は独立したものなのか(著者の見解が妥当でない、となる)、以上レビュアーが考えた3つの仮説のどれが正しいのかを考える材料が乏しかったからである。あえて第三章で「英王室の役割」を書いたのだから、日英比較を重要と判断し、星1つ減らして星4つとする。
本書のタイトルを見ると、「孤独」についての話が全般に貫かれているように思われるが(私見にすぎないが、病人が孤独に陥ることは否定しないが、病人の話が出てくるとは思わなかった。第六章)、本書の射程範囲はもっと広い。イギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)と言えば階級がいまだに存在することでご存じの方も多かろうが、人にやさしいところが随所に垣間見える国である。その紹介である。
2.評価
本書全般の内容であれば、「イギリスに学ぶ点は多い」(p.240)としていいかもしれない。
個別の内容で驚いたのは、前述の射程範囲の広さと、第三章の「英王室の役割」、ならびに第四章の「ノブリス・オブリージュ」である。である。イギリスの王室は慈善事業のパトロンをし、戦地にも赴くという。一方、著者の判断では、日本人は弱者に手を差し伸べることにつき消極的なようだ。日本の皇室も数々の公務をこなしていると筆者は聞いているが、それとイギリスでどう違うのかの言及が欲しかった。イギリスのような公務をこなしている日本の皇室にも関わらず日本人は弱者に手を差し伸べることに消極的なのか、イギリスのようなことを日本の皇室がしていないから日本人もそうなのか、そもそも王室・皇室と国民性は独立したものなのか(著者の見解が妥当でない、となる)、以上レビュアーが考えた3つの仮説のどれが正しいのかを考える材料が乏しかったからである。あえて第三章で「英王室の役割」を書いたのだから、日英比較を重要と判断し、星1つ減らして星4つとする。
2022年3月27日に日本でレビュー済み
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英国の孤独対策の事例から、日本との比較、求められる政策などの記載を期待したが、
英国の事例をわずか2章で記載した程度でしかなく、がっかりした。
むしろ英国王室特集や、王室スキャンダルの記載に力が入っている印象です
作者が英国を好きなことは分かりました
英国の事例をわずか2章で記載した程度でしかなく、がっかりした。
むしろ英国王室特集や、王室スキャンダルの記載に力が入っている印象です
作者が英国を好きなことは分かりました
2021年9月26日に日本でレビュー済み
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認知症フレンドリーの町づくり
2021年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
孤独が良くないものと決めつけてかかっており、つまり、孤独は悪い!と言っている。そんなこと、わざわざ本にして書く必要は無い。
しかも、孤独担当大臣などの情報も、新聞で読めるレベルのものである。
また、本の大半が、孤独に関することというか、イギリスについてのエッセイになっている。何イディみかこなのか?
とにかく、考えが浅い。
しかも、孤独担当大臣などの情報も、新聞で読めるレベルのものである。
また、本の大半が、孤独に関することというか、イギリスについてのエッセイになっている。何イディみかこなのか?
とにかく、考えが浅い。