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土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて (光文社新書) 新書 – 2018/8/17
藤井 一至
(著)
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購入オプションとあわせ買い
【本当にええ土はどこにある?】
【地球をめぐるちょっと「地味」でだいぶ「泥臭い」大冒険が始まる……。】
【オールカラー】
◎内容紹介
土は地味だ。その研究者の扱いも、宇宙飛行士とは雲泥の差がある。
空港で土とスコップの機内持ち込みを謝絶されて落ち込んでいる大人を
見たことがあるだろうか。業務として土を掘っているのに、通報され、
職務質問を受けることすらある。やましいところは一切なく、土を掘る
のを仕事にしている。何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われる
かもしれない。家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すため
でも……ない。100億人を養ってくれる肥沃な土を探すためだ。
(「まえがき」を一部改変)
世界の土はたった12種類。しかし、毎日の食卓を支え、地球の未来を支えて
くれる本当に「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか?
泥にまみれて地球を巡った研究者の汗と涙がにじむ、一綴りの宝の地図。
◎目次
まえがき
第1章 月の砂、火星の土、地球の土壌
肥沃な土は地球にしかない/月には粘土がない/火星には腐植がない
細かい土と素敵な地球/人も土も見た目が八割/土に植物が育つわけ
電気を帯びた粘土の神通力/薬にも化粧品にもなる粘土/植物工場で100億人を養えるのか
世界の土はたったの12種類
第2章 12種類の土を探せ!
土のグランドスラム/裏山の土から始まる旅/どうして日本の土は酸性なのか
農業のできない土/永久凍土を求めて/ツンドラと永久凍土
氷が解けたその後で/泥炭土と蚊アレルギー/ウイスキーとジーパンを生んだ泥炭〝土〟
土壌がないということ/微笑みの国の砂質土壌/ゴルフ場よりも少ないポドゾル
魅惑のポドゾルを求めて/土の皇帝 チェルノーゼム/土を耕すミミズとジリス
ホットケーキセットを支える粘土集積土壌/ひび割れ粘土質土壌と高級車/塩辛い砂漠土
腹ペコのオランウータンと強風化赤黄色土/野菜がない/幻のレンガ土壌
青い岩から生まれた赤い土/スマホも土からできている/黒ぼく土で飯を食う
盛り上がる黒ぼく土/黒ぼく土はなぜ黒いのか/肥沃な土は多くない
第3章 地球の土の可能性
宝の地図を求めて/世界の人口分布を決める土/肥沃な土の条件
隣の土は黒い/黒土とグローバル・ランド・ラッシュ/ステーキとチェルノーゼム
牛丼を支える土とフンコロガシ/岩手県一つ分の塩辛い土/肥沃な土の錬金術
セラードの奇跡/強風化赤黄色土ではだめなわけ/土が売られる
お金がない、時間もない/スコップ一本からの土壌改良
第4章 日本の土と宮沢賢治からの宿題
黒ぼく土を克服する/火山灰土壌からのリン採掘/田んぼの土のふしぎ
宮沢賢治からのリクエスト/SATOYAMAで野良稼ぎ/日本の土もすごい
バーチャル・ソイル/土に恵まれた惑星、土に恵まれた日本
あとがき
引用文献
◎著者プロフィール
藤井一至(ふじいかずみち)
土の研究者。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。
1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。
京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。カナダ極北の永久凍土から
インドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、
土の成り立ちと持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)
第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。
著書に『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』(山と溪谷社)など。
【地球をめぐるちょっと「地味」でだいぶ「泥臭い」大冒険が始まる……。】
【オールカラー】
◎内容紹介
土は地味だ。その研究者の扱いも、宇宙飛行士とは雲泥の差がある。
空港で土とスコップの機内持ち込みを謝絶されて落ち込んでいる大人を
見たことがあるだろうか。業務として土を掘っているのに、通報され、
職務質問を受けることすらある。やましいところは一切なく、土を掘る
のを仕事にしている。何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われる
かもしれない。家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すため
でも……ない。100億人を養ってくれる肥沃な土を探すためだ。
(「まえがき」を一部改変)
世界の土はたった12種類。しかし、毎日の食卓を支え、地球の未来を支えて
くれる本当に「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか?
泥にまみれて地球を巡った研究者の汗と涙がにじむ、一綴りの宝の地図。
◎目次
まえがき
第1章 月の砂、火星の土、地球の土壌
肥沃な土は地球にしかない/月には粘土がない/火星には腐植がない
細かい土と素敵な地球/人も土も見た目が八割/土に植物が育つわけ
電気を帯びた粘土の神通力/薬にも化粧品にもなる粘土/植物工場で100億人を養えるのか
世界の土はたったの12種類
第2章 12種類の土を探せ!
土のグランドスラム/裏山の土から始まる旅/どうして日本の土は酸性なのか
農業のできない土/永久凍土を求めて/ツンドラと永久凍土
氷が解けたその後で/泥炭土と蚊アレルギー/ウイスキーとジーパンを生んだ泥炭〝土〟
土壌がないということ/微笑みの国の砂質土壌/ゴルフ場よりも少ないポドゾル
魅惑のポドゾルを求めて/土の皇帝 チェルノーゼム/土を耕すミミズとジリス
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腹ペコのオランウータンと強風化赤黄色土/野菜がない/幻のレンガ土壌
青い岩から生まれた赤い土/スマホも土からできている/黒ぼく土で飯を食う
盛り上がる黒ぼく土/黒ぼく土はなぜ黒いのか/肥沃な土は多くない
第3章 地球の土の可能性
宝の地図を求めて/世界の人口分布を決める土/肥沃な土の条件
隣の土は黒い/黒土とグローバル・ランド・ラッシュ/ステーキとチェルノーゼム
牛丼を支える土とフンコロガシ/岩手県一つ分の塩辛い土/肥沃な土の錬金術
セラードの奇跡/強風化赤黄色土ではだめなわけ/土が売られる
お金がない、時間もない/スコップ一本からの土壌改良
第4章 日本の土と宮沢賢治からの宿題
黒ぼく土を克服する/火山灰土壌からのリン採掘/田んぼの土のふしぎ
宮沢賢治からのリクエスト/SATOYAMAで野良稼ぎ/日本の土もすごい
バーチャル・ソイル/土に恵まれた惑星、土に恵まれた日本
あとがき
引用文献
◎著者プロフィール
藤井一至(ふじいかずみち)
土の研究者。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。
1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。
京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。カナダ極北の永久凍土から
インドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、
土の成り立ちと持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)
第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。
著書に『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』(山と溪谷社)など。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2018/8/17
- 寸法17.2 x 10.6 x 1.4 cm
- ISBN-104334043682
- ISBN-13978-4334043681
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2018/8/17)
- 発売日 : 2018/8/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4334043682
- ISBN-13 : 978-4334043681
- 寸法 : 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,367位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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土の研究者。(国)森林総合研究所主任研究員。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。カナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界、日本の各地を飛び回る。第1回日本生態学会奨励賞、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞、第7回河合隼雄学芸賞受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先に読んだ藤井一至先生の「大地の五億年」を読んで、土に興味が湧き、同じ著者の本書を読むこととしました。
2022年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は菜園をやっている。そして、いつも疑問に思うことがある。なんでこんなに石灰をいれなきゃいけないんだと。
わかっている。
雨は大気中の二酸化炭素により、大気汚染によるいわゆる酸性雨でなくとも、常に酸性に傾いている。
日本は高湿多雨の国である。だから、常に土壌は酸性寄りなんだ。
一般的な農作物は中性が好きで酸性を嫌う。だから、石灰で中和するんだと。
わかってるんだけどさ、腑落ちしないのよ。
雨は地球誕生とともにあり、昨今は人為由来の二酸化炭素が増えたとはいえ、それでも弱酸性の雨が有史以前から降り注いでいる。
植物もオゾン層が形成された太古の昔からある。植物には適応戦略があり、ある程度の「やわらかさ」がある。
なのに、なんでこんな毎回石灰を入れるんじゃ。
ベストな至適pHで「よりよく栽培しようぜ」という考えは科学的で合理的だ。でも、「よりよく」以前に、なければ成立しない、値がファジーというのも謎なのだ。
そもそも、こんなふんだんに土があるのに、土壌の上で生活しているのに、「緩衝作用」が全然ないんじゃ。雨が多いとはいえ、こんな程度に左右されるんじゃ。そもそも熱帯雨林は雨ジャンジャンなのに人為的な石灰を入れずとも植物豊富なんじゃと。pHなら緩衝してくれよ土壌さんと。
西洋系ハーブと日本の伝統野菜も同じ育て方のわけなかろう・・その違いの要素の本質がわからねえ。pHとNPKで説明がつくんかいな。
で、気づいた。
土のこと、なんも知らねえ。
ほんっとになんも知らねえ、土のこと。
亜硝酸やアンモニア性窒素、根粒菌、脱窒素菌、あとはミミズと団粒構造くらいしか知らねえ。
専門用語?フミン質、フルボ酸、、、、以上!
ホームセンターのバーミキュライトや黒土の使い方くらいしか知らねえ。
岩が砕かれとか生物や植物の腐植質が~粘土で保肥力が~くらいはわかるが、なにがどう粘性を変えてるのよ?それとpHの関係も知らん。
早速、買ってみた。
農文教さんの「土壌の基礎知識」
・・・ぜんっぜん頭に入らねえ。
目的志向を持ってしても答えがわからん。
無機的な情報を並べてられても、何がどう必要なのかがわからん。
ここにエキスパートによる講義があればよいのだが、そんな機会も先生もおらん。
経験上、はじめての分野で教科書がわからない、先生がいないときはアレだ。
生身の著者が自分の言葉で書いている、有機的な本。
(森林学なら四手井先生・・・ちょっと偏ってるけど。動物なら今泉先生・・・みたいな)
調べると、適切な人物が一人ヒットした。
藤井先生。
最近は昆虫の先生とか植物の先生とか、その学術分野で中心的な人も一般書をうまく書いてくれている。
大いに期待を込めて読み進める。
***
藤井先生・・・どちらかといえば藤井「君」のほうがしっかりくるか。
裏山のギモンにはじまり京大から古き良き純系統の学問分野に入る。
というか、まだ土壌学が研究対象なのか。例えば秋田大の鉱山学部や信州大の繊維学科のように、明治大正昭和初期に役目を終えたかと思いきや、まだまだ発展の余地があるのね。
ただ継承でなく、まだ学問として継続される余地が大いにあることに驚き。
裏山のギモンをいったん置き、スコップ片手に世界中の土のハンティングと分析にひたむき走る。
東西南北国境をまたいであちこち駆け巡る。
この先生の行動を追体験することで、土壌学の基礎を俯瞰でいるような仕掛けになっている。
わざわざその地域に赴き、目的をもってやってるんだもの。
基礎に”有機的な意味”が出てくる、そこがポイントだよな。
ふむふむ、黒と赤、黄色。
ホームセンターに行けば黒土はあるし、バークや堆肥などなじんでいるのでわかりやすい。
で、黒にもいろいろと種類がある。
チェリノーゼム、所詮は腐葉土だろ?と思っていたら全然違ってた。
ああ、黒ボク。これは名前だけ知ってた!
湿潤条件と乾燥条件で全然違うのね。
(ここでロシアのウクライナ進攻の予見が入るからすごい・・)
赤土に黄土、だいたい想像通りだったがもっともっと奥深かった。
凍土に砂漠、砂土に植土。あちこち分析する。
ツンドラやタイガは覚えさせられてたのを思い出す。
ふむふむ。
全体的に、研究ネタ3:分野の知識5:読み物2くらい。
この読み物2でもって研究ネタと分野の知識が頭に入ってくるが、あくまでも面白味のある研究者話は全体の半分以下ゆえお気をつけて。
のこりの研究ネタ+分野の知識に興味がなければ価格分の価値を得られないかと。
「オキシソル」「ポドゾル」だけで百回以上出てきますからね。空港の検査の笑い話なんかはごく一部。
土壌に興味がなければ読了は苦痛かも。
***
結局のところ、9割方の情報を知らなかった。恥ずかしい。
おかしいなあ・・・日本の義務教育の小学校、中学校を出て高校では理系を選択、理系の大学、大学院をでているのになんでこんな基礎的なことを知らないんだろうか。
先行レビューで学校教育を語っている方がいらっしゃるが、その通りだろうなあ。
やっぱり地学・・・この大地と空気、水、それに地震や台風などの災害について必修にしなければならないと思うんがな。こんな身近なものについて、なんでこんな無知なのか。
うん、今の時代こそ地学+環境学は必修科目だよ。
食料も血肉も生活もすべて土壌の上に成り立っているのになんでこんなに知らないんだろう。
+++
本書、いくつかの専門用語を押さえておく必要がある。
また、繰り返しのおはなしも多い。
が、ここはとても助かる。
専門用語は覚えきれず、繰り返しの部分は省略もできるが、繰り返されることでそのことが重要だ、この部門のキーワードだと門外漢にもわかる。
文章は有機的に書かれているが、体系的なおはなしは序盤に文として少し出るだけであるのが惜しい。
体系的なところも繰り返ししつこく出ると嬉しかった・・・私の場合だが。
本書の読み方、とりあえず気合いでザッと目を通し、著者のキャラと哲学、テーマの本筋を理解してから、もう一巡して知識として定着させるのが有効かと。
エスプレッソは、3口で飲み干せという
1口目でその香りを、
2口目でその苦みを感じ、
3口目でその甘みを感じろと。
本書も3度読みがよい
気合の1読で全体像を、
2読で知識を、
3読で、、、3読で、、、
なんだ?
3読目は自分のギモンを晴らすか、思索を深めるか、もしくはニヤニヤしながら藤井君の旅を眺めるか
(→やっぱり2読でいいかも)
著者の先生、とてもフレンドリーに書いてくれているが、やっぱり真面目さが抜けてない。
本質はずらさずに、もっとふざけて、もっと砕いてしまえばよかったのに。一読者としてはもっと有機的にふざけた本を読みたいんだから。そのほうが著者の体温を感じ、好奇心が刺激され、分野への興味と理解が深まるのだから。
同業者にみられるのは恥ずかしいだろうけどさ。
目的の土を見つけた感動はとても伝わった。
**
さあ、藤井君が裏山のナゾに戻ったように、私も私のギモンの答えを探さなきゃ。
わかっているのかわかっていないのか、わかっているならどのレベルか、わかっていないならヒントらしきものくらいは欲しいなあ
土壌学の体系と概要は農水省の一般向けサイトや書籍でなんとなくわかったし
(→農水省の一般向けサイト、けっこう優秀だった)
藤井君のおかげで土壌のなりたちからの考察はできたのだが
(いい年して全く無知だった。なんなんだ日本の義務教育は。もうとっくに曲がり角じゃない?)
土壌、おもしろい。菜園なみにはまりそう。
藤井君、ありがとう。
何かと忙しいでしょうに門外漢に教えてくれて。
藤井君の講演会、聞きたいなぁ・・・
藤井君の授業、受けてみたいなあ・・・
会費5000円くらいまでだったら参加したい。
京大では授業をやってるのかな?もしやっていたら学生さんが裏山しい!!
羨ましい!!
***
最近、東は東大さん、西は立命館さんがオンライン講演会がんばってますね。環境研や農研機構もよく目にします。森林研さんはどうだろ?検索してみよう。
→ホームぺージのイベント情報、見つけにくい!たまに公開セミナーをやってるが少ない。
あ、youtubeけっこう出してますね。藤井君が出てる!タイトルおもしろそう。これから見ます!
===本書を買うべきか?===
土壌の基本をストーリー性をもって知りたい
→ 買うべき。ただし、本書は教科書でも面白さ重視でもないのでご留意を。読破はそれなりに骨が折れる。
土壌研究者って何者か知りたい
→ 買うべき。ただし藤井君は文筆の方ではなく、読み物でもない。そんなに面白おかしい本でもないことにご留意を。
なんとなく教養をつけたい
→ △。なんだかんだで専門領域、著者は真面目であまり「ふざけて」おらず、私レベルの無知加減ならばそれなりに努力して読まねばならない、何か目的志向がなければ辛いことにご留意を。
買ってよかったか?
→よかった。★4.5。お値段以上の良書。
残りの0.5はもっと体系感がほしかった、もっと不真面目に書いたらいいのに感。
わかっている。
雨は大気中の二酸化炭素により、大気汚染によるいわゆる酸性雨でなくとも、常に酸性に傾いている。
日本は高湿多雨の国である。だから、常に土壌は酸性寄りなんだ。
一般的な農作物は中性が好きで酸性を嫌う。だから、石灰で中和するんだと。
わかってるんだけどさ、腑落ちしないのよ。
雨は地球誕生とともにあり、昨今は人為由来の二酸化炭素が増えたとはいえ、それでも弱酸性の雨が有史以前から降り注いでいる。
植物もオゾン層が形成された太古の昔からある。植物には適応戦略があり、ある程度の「やわらかさ」がある。
なのに、なんでこんな毎回石灰を入れるんじゃ。
ベストな至適pHで「よりよく栽培しようぜ」という考えは科学的で合理的だ。でも、「よりよく」以前に、なければ成立しない、値がファジーというのも謎なのだ。
そもそも、こんなふんだんに土があるのに、土壌の上で生活しているのに、「緩衝作用」が全然ないんじゃ。雨が多いとはいえ、こんな程度に左右されるんじゃ。そもそも熱帯雨林は雨ジャンジャンなのに人為的な石灰を入れずとも植物豊富なんじゃと。pHなら緩衝してくれよ土壌さんと。
西洋系ハーブと日本の伝統野菜も同じ育て方のわけなかろう・・その違いの要素の本質がわからねえ。pHとNPKで説明がつくんかいな。
で、気づいた。
土のこと、なんも知らねえ。
ほんっとになんも知らねえ、土のこと。
亜硝酸やアンモニア性窒素、根粒菌、脱窒素菌、あとはミミズと団粒構造くらいしか知らねえ。
専門用語?フミン質、フルボ酸、、、、以上!
ホームセンターのバーミキュライトや黒土の使い方くらいしか知らねえ。
岩が砕かれとか生物や植物の腐植質が~粘土で保肥力が~くらいはわかるが、なにがどう粘性を変えてるのよ?それとpHの関係も知らん。
早速、買ってみた。
農文教さんの「土壌の基礎知識」
・・・ぜんっぜん頭に入らねえ。
目的志向を持ってしても答えがわからん。
無機的な情報を並べてられても、何がどう必要なのかがわからん。
ここにエキスパートによる講義があればよいのだが、そんな機会も先生もおらん。
経験上、はじめての分野で教科書がわからない、先生がいないときはアレだ。
生身の著者が自分の言葉で書いている、有機的な本。
(森林学なら四手井先生・・・ちょっと偏ってるけど。動物なら今泉先生・・・みたいな)
調べると、適切な人物が一人ヒットした。
藤井先生。
最近は昆虫の先生とか植物の先生とか、その学術分野で中心的な人も一般書をうまく書いてくれている。
大いに期待を込めて読み進める。
***
藤井先生・・・どちらかといえば藤井「君」のほうがしっかりくるか。
裏山のギモンにはじまり京大から古き良き純系統の学問分野に入る。
というか、まだ土壌学が研究対象なのか。例えば秋田大の鉱山学部や信州大の繊維学科のように、明治大正昭和初期に役目を終えたかと思いきや、まだまだ発展の余地があるのね。
ただ継承でなく、まだ学問として継続される余地が大いにあることに驚き。
裏山のギモンをいったん置き、スコップ片手に世界中の土のハンティングと分析にひたむき走る。
東西南北国境をまたいであちこち駆け巡る。
この先生の行動を追体験することで、土壌学の基礎を俯瞰でいるような仕掛けになっている。
わざわざその地域に赴き、目的をもってやってるんだもの。
基礎に”有機的な意味”が出てくる、そこがポイントだよな。
ふむふむ、黒と赤、黄色。
ホームセンターに行けば黒土はあるし、バークや堆肥などなじんでいるのでわかりやすい。
で、黒にもいろいろと種類がある。
チェリノーゼム、所詮は腐葉土だろ?と思っていたら全然違ってた。
ああ、黒ボク。これは名前だけ知ってた!
湿潤条件と乾燥条件で全然違うのね。
(ここでロシアのウクライナ進攻の予見が入るからすごい・・)
赤土に黄土、だいたい想像通りだったがもっともっと奥深かった。
凍土に砂漠、砂土に植土。あちこち分析する。
ツンドラやタイガは覚えさせられてたのを思い出す。
ふむふむ。
全体的に、研究ネタ3:分野の知識5:読み物2くらい。
この読み物2でもって研究ネタと分野の知識が頭に入ってくるが、あくまでも面白味のある研究者話は全体の半分以下ゆえお気をつけて。
のこりの研究ネタ+分野の知識に興味がなければ価格分の価値を得られないかと。
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土壌に興味がなければ読了は苦痛かも。
***
結局のところ、9割方の情報を知らなかった。恥ずかしい。
おかしいなあ・・・日本の義務教育の小学校、中学校を出て高校では理系を選択、理系の大学、大学院をでているのになんでこんな基礎的なことを知らないんだろうか。
先行レビューで学校教育を語っている方がいらっしゃるが、その通りだろうなあ。
やっぱり地学・・・この大地と空気、水、それに地震や台風などの災害について必修にしなければならないと思うんがな。こんな身近なものについて、なんでこんな無知なのか。
うん、今の時代こそ地学+環境学は必修科目だよ。
食料も血肉も生活もすべて土壌の上に成り立っているのになんでこんなに知らないんだろう。
+++
本書、いくつかの専門用語を押さえておく必要がある。
また、繰り返しのおはなしも多い。
が、ここはとても助かる。
専門用語は覚えきれず、繰り返しの部分は省略もできるが、繰り返されることでそのことが重要だ、この部門のキーワードだと門外漢にもわかる。
文章は有機的に書かれているが、体系的なおはなしは序盤に文として少し出るだけであるのが惜しい。
体系的なところも繰り返ししつこく出ると嬉しかった・・・私の場合だが。
本書の読み方、とりあえず気合いでザッと目を通し、著者のキャラと哲学、テーマの本筋を理解してから、もう一巡して知識として定着させるのが有効かと。
エスプレッソは、3口で飲み干せという
1口目でその香りを、
2口目でその苦みを感じ、
3口目でその甘みを感じろと。
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2読で知識を、
3読で、、、3読で、、、
なんだ?
3読目は自分のギモンを晴らすか、思索を深めるか、もしくはニヤニヤしながら藤井君の旅を眺めるか
(→やっぱり2読でいいかも)
著者の先生、とてもフレンドリーに書いてくれているが、やっぱり真面目さが抜けてない。
本質はずらさずに、もっとふざけて、もっと砕いてしまえばよかったのに。一読者としてはもっと有機的にふざけた本を読みたいんだから。そのほうが著者の体温を感じ、好奇心が刺激され、分野への興味と理解が深まるのだから。
同業者にみられるのは恥ずかしいだろうけどさ。
目的の土を見つけた感動はとても伝わった。
**
さあ、藤井君が裏山のナゾに戻ったように、私も私のギモンの答えを探さなきゃ。
わかっているのかわかっていないのか、わかっているならどのレベルか、わかっていないならヒントらしきものくらいは欲しいなあ
土壌学の体系と概要は農水省の一般向けサイトや書籍でなんとなくわかったし
(→農水省の一般向けサイト、けっこう優秀だった)
藤井君のおかげで土壌のなりたちからの考察はできたのだが
(いい年して全く無知だった。なんなんだ日本の義務教育は。もうとっくに曲がり角じゃない?)
土壌、おもしろい。菜園なみにはまりそう。
藤井君、ありがとう。
何かと忙しいでしょうに門外漢に教えてくれて。
藤井君の講演会、聞きたいなぁ・・・
藤井君の授業、受けてみたいなあ・・・
会費5000円くらいまでだったら参加したい。
京大では授業をやってるのかな?もしやっていたら学生さんが裏山しい!!
羨ましい!!
***
最近、東は東大さん、西は立命館さんがオンライン講演会がんばってますね。環境研や農研機構もよく目にします。森林研さんはどうだろ?検索してみよう。
→ホームぺージのイベント情報、見つけにくい!たまに公開セミナーをやってるが少ない。
あ、youtubeけっこう出してますね。藤井君が出てる!タイトルおもしろそう。これから見ます!
===本書を買うべきか?===
土壌の基本をストーリー性をもって知りたい
→ 買うべき。ただし、本書は教科書でも面白さ重視でもないのでご留意を。読破はそれなりに骨が折れる。
土壌研究者って何者か知りたい
→ 買うべき。ただし藤井君は文筆の方ではなく、読み物でもない。そんなに面白おかしい本でもないことにご留意を。
なんとなく教養をつけたい
→ △。なんだかんだで専門領域、著者は真面目であまり「ふざけて」おらず、私レベルの無知加減ならばそれなりに努力して読まねばならない、何か目的志向がなければ辛いことにご留意を。
買ってよかったか?
→よかった。★4.5。お値段以上の良書。
残りの0.5はもっと体系感がほしかった、もっと不真面目に書いたらいいのに感。
2023年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
土って大事なんだと思いました。ウクライナの土のこととか色々興味深かったです。
2023年7月16日に日本でレビュー済み
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植木の成長に土は大きく関わっていると思っていました。この本を読んでますます土の重要性に気づきました。ありがとうございました。
2021年5月4日に日本でレビュー済み
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素人でも面白く読めた。もう一歩素人目線で、土の上手な使い方でも教えて欲しいと思いました。
2023年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても楽しくためになりました。
もう、2人にプレゼントしました。
もう、2人にプレゼントしました。
2023年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
土について学ぼうと思って手に取りました。
今まで知らなかった世界中とのつながりや、土ができていく歴史と動きのダイナミックな事など、とても深いです。
ちゃんと分かりたいので、一気に2回読みました。もう数回読んで、他の岩や土の本も探したりして、理解を深めていきたいです。
著者の方は世界中を回って長年研究しているのに、すごい真面目なのに、文章に固いところがなく、ときどき冗談混じりで面白く、共感を呼びます。
今まで知らなかった世界中とのつながりや、土ができていく歴史と動きのダイナミックな事など、とても深いです。
ちゃんと分かりたいので、一気に2回読みました。もう数回読んで、他の岩や土の本も探したりして、理解を深めていきたいです。
著者の方は世界中を回って長年研究しているのに、すごい真面目なのに、文章に固いところがなく、ときどき冗談混じりで面白く、共感を呼びます。