勉強なんて弱い奴のやることとか、夢は叶わないとか。努力がダサいとか。
見方、考え方を変えるとともに、特権階級が得ている役得の理不尽さも合わせて解消する。パーティ券は無税とか、インフルエンサー同士の登録者のシェアとか。
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ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち 単行本(ソフトカバー) – 2017/3/15
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アメリカの繁栄から取り残された白人の物語です。
- 本の長さ418ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/3/15
- ISBN-104334039790
- ISBN-13978-4334039790
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商品の説明
出版社からのコメント
◎アメリカ人が、もうひとつのアメリカを知るためにこぞって読んでいる一冊
◎トランプ支持者、分断されたアメリカの現状を理解するのに、最適の書。
◎タイム誌「トランプの勝利を理解するための6冊」の1冊に選定。
◎トランプ大統領当選直後に、NHKニュースでも紹介。
◎2016年6月の発売以降、連続で「ニューヨークタイムズ」ベストセラーリストに入っています(2017年2月5日現在)。
◎アマゾン・コム、2016年間ベストセラー17位。
◎アマゾン・コムのカスタマーレビューが4640(2017年2月5日現在)。
◎ワールド・エコノミック・フォーラムが選ぶ、「影響力のある人たちが選ぶ読むべき本 トップ10」の第4位にランクイン。
【内容紹介】
無名の31歳の弁護士が書いた回想録が、2016年6月以降、アメリカで売れ続けている。著者は、
「ラストベルト」(錆ついた工業地帯)と呼ばれる、オハイオ州の出身。貧しい白人労働者の家に生まれ育った。
回想録は、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自分の家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、
悲惨な日常を描いている。ただ、著者自身は、様々な幸運が重なり、また、本人の努力の甲斐もあり、
海兵隊→オハイオ州立大学→イェール大学ロースクールへと進み、アメリカのエリートとなった。今や
ほんのわずかな可能性しかない、アメリカンドリームの体現者だ。そんな彼の目から見た、白人労働者階級の
現状と問題点とは? 勉学に励むこと、大学に進むこと自体を忌避する、独特の文化とは? アメリカの行く末、
いや世界の行く末を握ることになってしまった、貧しい白人労働者階級を深く知るための一冊。
【本文引用】
私は白人にはちがいないが、自分がアメリカ北東部のいわゆる「WASP(ホワイト・アングロサクソン・
プロテスタント)」に属する人間だと思ったことはない。そのかわりに、「スコッツ=アイリッシュ」の家系に属し、
大学を卒業せずに、労働者階層の一員として働く白人アメリカ人の一人だと見なしている。
そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、
その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として
生計を立てている。
アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」
「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。
◎トランプ支持者、分断されたアメリカの現状を理解するのに、最適の書。
◎タイム誌「トランプの勝利を理解するための6冊」の1冊に選定。
◎トランプ大統領当選直後に、NHKニュースでも紹介。
◎2016年6月の発売以降、連続で「ニューヨークタイムズ」ベストセラーリストに入っています(2017年2月5日現在)。
◎アマゾン・コム、2016年間ベストセラー17位。
◎アマゾン・コムのカスタマーレビューが4640(2017年2月5日現在)。
◎ワールド・エコノミック・フォーラムが選ぶ、「影響力のある人たちが選ぶ読むべき本 トップ10」の第4位にランクイン。
【内容紹介】
無名の31歳の弁護士が書いた回想録が、2016年6月以降、アメリカで売れ続けている。著者は、
「ラストベルト」(錆ついた工業地帯)と呼ばれる、オハイオ州の出身。貧しい白人労働者の家に生まれ育った。
回想録は、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自分の家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、
悲惨な日常を描いている。ただ、著者自身は、様々な幸運が重なり、また、本人の努力の甲斐もあり、
海兵隊→オハイオ州立大学→イェール大学ロースクールへと進み、アメリカのエリートとなった。今や
ほんのわずかな可能性しかない、アメリカンドリームの体現者だ。そんな彼の目から見た、白人労働者階級の
現状と問題点とは? 勉学に励むこと、大学に進むこと自体を忌避する、独特の文化とは? アメリカの行く末、
いや世界の行く末を握ることになってしまった、貧しい白人労働者階級を深く知るための一冊。
【本文引用】
私は白人にはちがいないが、自分がアメリカ北東部のいわゆる「WASP(ホワイト・アングロサクソン・
プロテスタント)」に属する人間だと思ったことはない。そのかわりに、「スコッツ=アイリッシュ」の家系に属し、
大学を卒業せずに、労働者階層の一員として働く白人アメリカ人の一人だと見なしている。
そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、
その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として
生計を立てている。
アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」
「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。
著者について
【著者・翻訳者紹介】
J.D.VANCE(J.D.ヴァンス)
「ラスト・ベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる地域のオハイオ州ミドルタウンおよび、アパラチア山脈の町、
ケンタッキー州ジャクソンで育つ。高校卒業後、海兵隊に入隊、イラクに派兵される。除隊後、オハイオ州立大学、
イェール大学ロースクールを卒業。現在はシリコンバレーで投資会社の社長を務める。サンフランシスコ在住。
家族は妻と2匹の犬。
関根光宏(せきねみつひろ)
翻訳家。訳書に『世界天才紀行』(早川書房)、『イージー・トゥ・リメンバー:アメリカン・ポピュラー・
ソングの黄金時代』(国書刊行会)、『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史2』(早川書房、
共訳)などがある。
山田文(やまだふみ)
翻訳家。イギリスの大学・大学院で西洋社会政治思想を学んだのち、書籍翻訳に携わる。
J.D.VANCE(J.D.ヴァンス)
「ラスト・ベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる地域のオハイオ州ミドルタウンおよび、アパラチア山脈の町、
ケンタッキー州ジャクソンで育つ。高校卒業後、海兵隊に入隊、イラクに派兵される。除隊後、オハイオ州立大学、
イェール大学ロースクールを卒業。現在はシリコンバレーで投資会社の社長を務める。サンフランシスコ在住。
家族は妻と2匹の犬。
関根光宏(せきねみつひろ)
翻訳家。訳書に『世界天才紀行』(早川書房)、『イージー・トゥ・リメンバー:アメリカン・ポピュラー・
ソングの黄金時代』(国書刊行会)、『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史2』(早川書房、
共訳)などがある。
山田文(やまだふみ)
翻訳家。イギリスの大学・大学院で西洋社会政治思想を学んだのち、書籍翻訳に携わる。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2017/3/15)
- 発売日 : 2017/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 418ページ
- ISBN-10 : 4334039790
- ISBN-13 : 978-4334039790
- Amazon 売れ筋ランキング: - 95,102位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,228位社会・政治 (本)
- - 18,813位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はヒルビリー(アメリカの繁栄から取り残された白人たち)の問題をどうやって解決すべきかについて、仕事があれば良い、というような単純な答えなど用意しない。
本に書かれているのはヒルビリーからエリートになった著者のメモワール(回想録)だ。
家庭の問題、コミュニティの崩壊、仕事が続かない労働者、階層の分断、福祉と現実とのズレ、著者の回想が詰まっている。
ヒルビリーとエリートの二重のアイデンティティを持つ著者だけが書くことができる、政治のレンズを通さないヒルビリーの現実が読める。
本に書かれているのはヒルビリーからエリートになった著者のメモワール(回想録)だ。
家庭の問題、コミュニティの崩壊、仕事が続かない労働者、階層の分断、福祉と現実とのズレ、著者の回想が詰まっている。
ヒルビリーとエリートの二重のアイデンティティを持つ著者だけが書くことができる、政治のレンズを通さないヒルビリーの現実が読める。
2023年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オハイオ州、ケンタッキー州の白人労働者階級「ヒルビリー(田舎者)」の一族の中で、もがきながらも統計学上の数値から抜け出し、最終的にはイェール大学のロースクールを修了し弁護士となった一人の青年J. D. ヴァンスの回顧録。
本書は決して彼のサクセスストーリーが主眼ではなく、結果としてアメリカンドリームを掴むことができた男が暮らした容易には抜け出せない負のループをめぐる世界が実在することを知り、なぜ彼らがトランプに熱狂したのかを知り、どうすれば彼らの子供たちが安定した環境を得て学び飛び立てるのかに思考を巡らせる一端を担うところにある。
“私たちが抱えている問題は、家族、信仰、文化がからむ複雑なものであり、ルービックキューブとはちがう。誰もが考えるような形での〝解決策〟はおそらく存在しないだろう。“
ヴァンスもこう結論づけており、決して一意に定まる解は存在しないのだろう。ただ、それでもこうした人々の存在をすることで、それぞれの政策が本当に生きたものであるのか、誰のためのものであるのか、そうしたことを判断するための材料として一人でも多くの人が認識することができれば、ヴァンスが筆を取った甲斐があるということなのではないかと思う。
もう少し身近なことに紐づけて本書の学びを捉えてみると、一番認識しなければならないことは「ネットワークにはそれ自体に経済的価値がある」ということ。
自身が成長し、周囲や社会に対して与えられる影響力や貢献できる力が増すにつれ、付き合う人も変わっていく。
そして、ヴァンスがイェール大学で学んだように、正面からだけではないルートの存在が明らかとなってくる。格差というのは資本主義的な経済性におけるものだけを指すのではなく、それぞれが持つネットワークの力をもって判断する方が適切かもしれない。
一方で、そうしたネットワークの存在、力を理解せず、自身のいる環境が客観的にどのようなものであるか、どうすれば一つ外に出られるのか。どこで踏ん張らなければならないのか。理解を示さなければ困難な道を歩むことを強いられる可能性が高まる。
これを個々人の心の強さとして処理するのは浅はかであり、幼児期に受けたストレスの強さ、頻度によってはヴァンスですら未だに苦しむような傷を負うことになり、自力での治癒は難しくなる。
親子の関係の中でこうした負のループに陥る中で、“祖父母、叔父・叔母、親族の果たす役割は極めて大きい“という。
実際に、ヴァンスは母と暮らしていたら今のような成功は存在せず、厳しくも優しく支援してくれた祖父母の存在は無視できない。
核家族化、少子化が進み、親族一体として子育てをするような昭和以前の空気が薄れ、地域コミュニティすら希薄化していく現代の日本において、このストーリーが再現されていく可能性も無視できないのではないだろうか。
AIによる効率的な学習システムによる詰め込み生産性向上よりも、子供の心理的安全性の担保をいかに図るか。
出産に先立ち夫婦で参加する自治体のセッションにおいては、男性がおもりのついたエプロンをつけ妊婦の大変さを理解したりする夫婦間の問題を取り上げることはあるが、子育てについて整ったカリキュラムで学ぶというものは乏しかったように思う。
両親からの愛情や、安心できる環境の提供が十分に受けられていない人々が親になったときに、その両親から子育てを学ぶことが難しい以上後天的に学んでいく必要があり、この負の連鎖を断ち切る仕組みを手厚くしていくことに目を向けていくことが大事なのかもしれない。
自身の育った環境に改めて感謝すると共に、本書で理解した世界をまずは自分の身近なコミュニティにおいていかに拡散させないかに幾分かでも意識を向けていきたいなと。
本書は決して彼のサクセスストーリーが主眼ではなく、結果としてアメリカンドリームを掴むことができた男が暮らした容易には抜け出せない負のループをめぐる世界が実在することを知り、なぜ彼らがトランプに熱狂したのかを知り、どうすれば彼らの子供たちが安定した環境を得て学び飛び立てるのかに思考を巡らせる一端を担うところにある。
“私たちが抱えている問題は、家族、信仰、文化がからむ複雑なものであり、ルービックキューブとはちがう。誰もが考えるような形での〝解決策〟はおそらく存在しないだろう。“
ヴァンスもこう結論づけており、決して一意に定まる解は存在しないのだろう。ただ、それでもこうした人々の存在をすることで、それぞれの政策が本当に生きたものであるのか、誰のためのものであるのか、そうしたことを判断するための材料として一人でも多くの人が認識することができれば、ヴァンスが筆を取った甲斐があるということなのではないかと思う。
もう少し身近なことに紐づけて本書の学びを捉えてみると、一番認識しなければならないことは「ネットワークにはそれ自体に経済的価値がある」ということ。
自身が成長し、周囲や社会に対して与えられる影響力や貢献できる力が増すにつれ、付き合う人も変わっていく。
そして、ヴァンスがイェール大学で学んだように、正面からだけではないルートの存在が明らかとなってくる。格差というのは資本主義的な経済性におけるものだけを指すのではなく、それぞれが持つネットワークの力をもって判断する方が適切かもしれない。
一方で、そうしたネットワークの存在、力を理解せず、自身のいる環境が客観的にどのようなものであるか、どうすれば一つ外に出られるのか。どこで踏ん張らなければならないのか。理解を示さなければ困難な道を歩むことを強いられる可能性が高まる。
これを個々人の心の強さとして処理するのは浅はかであり、幼児期に受けたストレスの強さ、頻度によってはヴァンスですら未だに苦しむような傷を負うことになり、自力での治癒は難しくなる。
親子の関係の中でこうした負のループに陥る中で、“祖父母、叔父・叔母、親族の果たす役割は極めて大きい“という。
実際に、ヴァンスは母と暮らしていたら今のような成功は存在せず、厳しくも優しく支援してくれた祖父母の存在は無視できない。
核家族化、少子化が進み、親族一体として子育てをするような昭和以前の空気が薄れ、地域コミュニティすら希薄化していく現代の日本において、このストーリーが再現されていく可能性も無視できないのではないだろうか。
AIによる効率的な学習システムによる詰め込み生産性向上よりも、子供の心理的安全性の担保をいかに図るか。
出産に先立ち夫婦で参加する自治体のセッションにおいては、男性がおもりのついたエプロンをつけ妊婦の大変さを理解したりする夫婦間の問題を取り上げることはあるが、子育てについて整ったカリキュラムで学ぶというものは乏しかったように思う。
両親からの愛情や、安心できる環境の提供が十分に受けられていない人々が親になったときに、その両親から子育てを学ぶことが難しい以上後天的に学んでいく必要があり、この負の連鎖を断ち切る仕組みを手厚くしていくことに目を向けていくことが大事なのかもしれない。
自身の育った環境に改めて感謝すると共に、本書で理解した世界をまずは自分の身近なコミュニティにおいていかに拡散させないかに幾分かでも意識を向けていきたいなと。
2023年11月25日に日本でレビュー済み
著者はアメリカの東部で育ち、トランプ元大統領を指示したなかの一大集団である、労働者階級層の出身。
祖母による精神的なことも含めた比護のもと、チャンスを掴む。
カルチャーギャップに、驚き
分析する。
アメリカは広いので国全体が栄えるということはこれからないであろう。
つまり、アメリカの光と影の影の部分に焦点を当てた、自叙伝であり、ルポタージュが、本書である。
知的興味がそそられ、同時に悲しくもなる。
日本や他の国でも同様なことは起こるし、起こりつつあるのが実感されるのて身につまされる思いてある。
祖母による精神的なことも含めた比護のもと、チャンスを掴む。
カルチャーギャップに、驚き
分析する。
アメリカは広いので国全体が栄えるということはこれからないであろう。
つまり、アメリカの光と影の影の部分に焦点を当てた、自叙伝であり、ルポタージュが、本書である。
知的興味がそそられ、同時に悲しくもなる。
日本や他の国でも同様なことは起こるし、起こりつつあるのが実感されるのて身につまされる思いてある。
2022年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長いこと「積ん読」状態だった(Kindle版だけどね)本書をようやく読んだ。
第一に、この本を読むとトランプの支持者が見えるようになるわけではない。あくまで、白人労働者階級(ヒルビリー)に生まれた著者の自伝(まだ30代)である。
「スコッツ・アイリッシュ」と呼ばれるスコットランドから植民地アイルアランドへ入植した人々の末裔で(したがってプロテスタント)がさらにアメリカに移住し主にアパラチア山脈付近に集まって暮らしていた、その人達が著者の出自である。かつては製鉄大企業の労働者であり民主党の支持者であったが、企業が衰退し(カワサキに買収される!)、失業し、貧困の中に取り残されたしまった。高校を中退し、若くして妊娠し、アルコール依存や薬物依存に陥いて家族が崩壊した人々。おそらくスコッツ・アイリッシュのエスニック文化から来る家族の絆、独立心の高さ、プライドの高さ等が、また教育を得る機会を失い知識が不十分なことが、社会保障を受ける事を難しくし、貧困の悪循環に陥り、ますます政府や社会保障制度・政策に不審をつのらせていく。確かに、彼らは民主党に限らずエリート政治家には強い反感を抱いているのである。
第二に、このような出自の著者はどのように、この境遇を克服していったのか。これも家族の絆、独立心の高さといったエスニックな文化の力(特に祖父母からの強いい影響)でもある。また、中産階級ならごく自然に家庭やコミュニティで教えられること(金銭管理、栄養に配慮した食事、礼儀正しさ等々)を4年間の海兵隊勤務で学び、兵役に付いたものに与えれる奨学金で大学進学、さらにトップ・ロー・スクールへと進学する。
それでは、こうした「取り残された白人たち」をどのように救えばよいのか?著者も正直にその方法は分からないと言っている。一般的な社会保障政策だけでは救えないことは確かである。彼らの基盤にあるエスニックな文化の力、家族の力を(しかし、あからさまな家族への介入が拒否されるのは明らかである)良い方向に導き、社会保障政策や教育政策と繋いでいく必要があるが、具体的な方法を簡単にに思い描くことはできない。しかしどの様な方法を採るにしても、長い時間と資金と努力と忍耐が必要とされるだろう。
「ヒルビリー」の抱える問題はアメリカ固有の問題ではない。日本においても、家族観や社会観が社会保障政策や教育政策と整合せず、貧困の悪循環により取り残される人達が多数存在する。彼らの「文化」と社会保障政策、教育政策を繋ぐという難題に直面していることに変わりはない。
第一に、この本を読むとトランプの支持者が見えるようになるわけではない。あくまで、白人労働者階級(ヒルビリー)に生まれた著者の自伝(まだ30代)である。
「スコッツ・アイリッシュ」と呼ばれるスコットランドから植民地アイルアランドへ入植した人々の末裔で(したがってプロテスタント)がさらにアメリカに移住し主にアパラチア山脈付近に集まって暮らしていた、その人達が著者の出自である。かつては製鉄大企業の労働者であり民主党の支持者であったが、企業が衰退し(カワサキに買収される!)、失業し、貧困の中に取り残されたしまった。高校を中退し、若くして妊娠し、アルコール依存や薬物依存に陥いて家族が崩壊した人々。おそらくスコッツ・アイリッシュのエスニック文化から来る家族の絆、独立心の高さ、プライドの高さ等が、また教育を得る機会を失い知識が不十分なことが、社会保障を受ける事を難しくし、貧困の悪循環に陥り、ますます政府や社会保障制度・政策に不審をつのらせていく。確かに、彼らは民主党に限らずエリート政治家には強い反感を抱いているのである。
第二に、このような出自の著者はどのように、この境遇を克服していったのか。これも家族の絆、独立心の高さといったエスニックな文化の力(特に祖父母からの強いい影響)でもある。また、中産階級ならごく自然に家庭やコミュニティで教えられること(金銭管理、栄養に配慮した食事、礼儀正しさ等々)を4年間の海兵隊勤務で学び、兵役に付いたものに与えれる奨学金で大学進学、さらにトップ・ロー・スクールへと進学する。
それでは、こうした「取り残された白人たち」をどのように救えばよいのか?著者も正直にその方法は分からないと言っている。一般的な社会保障政策だけでは救えないことは確かである。彼らの基盤にあるエスニックな文化の力、家族の力を(しかし、あからさまな家族への介入が拒否されるのは明らかである)良い方向に導き、社会保障政策や教育政策と繋いでいく必要があるが、具体的な方法を簡単にに思い描くことはできない。しかしどの様な方法を採るにしても、長い時間と資金と努力と忍耐が必要とされるだろう。
「ヒルビリー」の抱える問題はアメリカ固有の問題ではない。日本においても、家族観や社会観が社会保障政策や教育政策と整合せず、貧困の悪循環により取り残される人達が多数存在する。彼らの「文化」と社会保障政策、教育政策を繋ぐという難題に直面していることに変わりはない。