古市さんと上野先生のやり取りがとても面白かったです。
この本を出版されて8年ぐらい経ちますが、今は古市さんの不安がどのようになっているのか知りたいです。

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上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください (光文社新書) 新書 – 2011/10/18
ベストセラー『おひとりさまの老後』を残しこの春東大を退官した上野千鶴子元教授。残された教え子・古市憲寿が「待った」をかける。
- ISBN-104334036473
- ISBN-13978-4334036478
- 出版社光文社
- 発売日2011/10/18
- 言語日本語
- 寸法11 x 1.3 x 17.3 cm
- 本の長さ254ページ
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2011/10/18)
- 発売日 : 2011/10/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4334036473
- ISBN-13 : 978-4334036478
- 寸法 : 11 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 583,374位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,865位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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1985年東京都生まれ。社会学者。
慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。
若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)、世界の戦争博物館を巡り戦争と記憶の関係について考察した『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社)などで注目される。
内閣府国家戦略室「フロンティア分科会」部会委員、「経済財政動向等についての集中点検会合」委員、内閣官房行政改革推進本部事務局「国・行政のあり方に関する懇談会」メンバー、「クールジャパン推進会議」委員などを歴任。
2018年には小説『平成くん、さようなら』(文藝春秋)を発表した。
http://twitter.com/poe1985
https://www.instagram.com/poe1985/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月4日に日本でレビュー済み
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p209古市くんに対し「自分が老化に直面しているのに、自分の現実の変化を否認して、今までのライフスタイルを続けるって、自滅シナリオじゃない」と主体者、当事者としての自覚、覚悟、行動を起こせというのが上野さんの思いと認識した。
p217上野さんに子供がいたとしたら世界が拡がる意味で語学力。他人にしたら喜ばれるスキル(マッサージ、調理、散髪)を持たせたいという話が印象に残る。
p217上野さんに子供がいたとしたら世界が拡がる意味で語学力。他人にしたら喜ばれるスキル(マッサージ、調理、散髪)を持たせたいという話が印象に残る。
2014年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすがの上野先生と今をときめく古市先生の対談。モヤモヤしていた日本人像とか日本で、老いていくことのイメージが湧きました。
2012年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
団塊の世代、団塊の世代jr.から上野、古市氏が各世代における主な社会問題を社会学的視野から代弁。面白いというよりも為になった、勉強になった。ただし、ふたりの間の隙間のなさが少し気持ち悪かった。
2011年10月25日に日本でレビュー済み
今まで読んだ数冊の上野千鶴子の本に比べて
(『発情装置 ― エロスのシナリオ』
『上野千鶴子が文学を社会学する』
『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』
『多型倒錯 つるつる対談』
『ザ・フェミニズム』
『女の子に贈るなりたい自分になれる本』など)
ぐっと、哲学的で詩的で、感動的な本だった。
そんな上野の一面を引き出すひとつのきっかけとなった
古市さんの立ち位置と姿勢もすばらしい。
その詩性や哲学性は、自分にとっては
宮崎駿のマンガ『風の谷のナウシカ』第7巻を
想起せずにはいられないものである。
ナウシカは言う。
「母は決して癒されない悲しみがあることを
教えてくれましたが私を愛さなかった」
また、土鬼の皇兄ナムリスは言う。
「弟は若い頃本物の慈悲深い名君だったよ。」
「土民の平安を心から願っていた」
「だがそれも最初の二十年さ」
「やがていつまでも愚かな土民を憎むようになった」
ナウシカと対決しナウシカを一時絶望に追い込む
庭の番人のヒドラは言う。
「そなた達人間はあきることなく同じ道を歩みつづける」
「愛していないのになぜあの死神に名を与えたのだ」
「自分を愛さなかった母への復讐をしたのかね?」
「みな自分だけは誤ちをしないと信じながら
業が業を生み憎しみが憎しみを作る輪から抜け出せない」
もはやナウシカに描かれた世界は遠いファンタジーの世界の話では
ないように、この本を読むと、思う。
ナウシカは叫ぶ。
「私達は
血を吐きつつ
くり返し
くり返し
その朝を
こえて
とぶ鳥だ!!」
俺は、上野千鶴子もそんなふうにいってるように、
胸がジーンとなりながら、この本を読んだ。
(『発情装置 ― エロスのシナリオ』
『上野千鶴子が文学を社会学する』
『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』
『多型倒錯 つるつる対談』
『ザ・フェミニズム』
『女の子に贈るなりたい自分になれる本』など)
ぐっと、哲学的で詩的で、感動的な本だった。
そんな上野の一面を引き出すひとつのきっかけとなった
古市さんの立ち位置と姿勢もすばらしい。
その詩性や哲学性は、自分にとっては
宮崎駿のマンガ『風の谷のナウシカ』第7巻を
想起せずにはいられないものである。
ナウシカは言う。
「母は決して癒されない悲しみがあることを
教えてくれましたが私を愛さなかった」
また、土鬼の皇兄ナムリスは言う。
「弟は若い頃本物の慈悲深い名君だったよ。」
「土民の平安を心から願っていた」
「だがそれも最初の二十年さ」
「やがていつまでも愚かな土民を憎むようになった」
ナウシカと対決しナウシカを一時絶望に追い込む
庭の番人のヒドラは言う。
「そなた達人間はあきることなく同じ道を歩みつづける」
「愛していないのになぜあの死神に名を与えたのだ」
「自分を愛さなかった母への復讐をしたのかね?」
「みな自分だけは誤ちをしないと信じながら
業が業を生み憎しみが憎しみを作る輪から抜け出せない」
もはやナウシカに描かれた世界は遠いファンタジーの世界の話では
ないように、この本を読むと、思う。
ナウシカは叫ぶ。
「私達は
血を吐きつつ
くり返し
くり返し
その朝を
こえて
とぶ鳥だ!!」
俺は、上野千鶴子もそんなふうにいってるように、
胸がジーンとなりながら、この本を読んだ。
2020年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世代間の認識の差、介護保険導入までの社会的背景とそれを可能にした背景、現状と若い世代 段階ジュニアの実際
最後のメッセージで、上野先生が若い世代向けに期した一言が なんともかっこいい
最後のメッセージで、上野先生が若い世代向けに期した一言が なんともかっこいい
2013年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対談形式ということもあり読みやすい内容になってます
親のことが少しでも気になるのなら読んで見てはどうでしょう?
親のことが少しでも気になるのなら読んで見てはどうでしょう?
2012年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フェミニズムの権威(?)である上野さん(60代)と、東大大学院で社会学を専攻している古市さん(26歳)の対談本。ジェネレーションギャップも権威ギャップもあるため、どちらかというと上野さんが古市さんをもてあそんでいる(?)ようなところもある。20代VS60代という世代対決ではぜんぜんなくて、若年寄みたいな古市さんの疑問(不安)に自律自尊的な上野さんがズバズバと答えていく、という内容である。古市さんも噛みつき型ではないので、全体的に上野先生の独壇場。
対談本なのでタッチは軽いのだが、上野さんのキャラが立っていておもしろいし、特に介護について知識がつく本である。上野さんが絶賛しているのが介護保険であるが、こういう仕組みがあるおかげで介護にともなう苦労が激減したという話はまったく知らなかっただけにとても印象的だった。介護についてちょっとでも知識のある人にとっては常識なのだろうとおもうが、普通の人は案外知らないことではないか。「いずれ介護しなければいけない」「いずれ介護されることになる」という漠然とした不安というかおそらく突然やってくるリスクというか、そういうものに明快に答えてもらえるので(ただし、あまり希望もないが)、なにが不安なのかを言語化し、それについて解説してもらえる、という点ではためになる講演会に参加したあとのような読後感。
もちろん、介護だけではなく、若い人たちのメンタリティと戦後世代(団塊世代)のメンタリティ、北欧の福祉、福祉とナショナリズム・・・などなどの分析も鋭く、そういった「鋭さ」みたいなものも大いに付加価値を与えている。
対談本なのでタッチは軽いのだが、上野さんのキャラが立っていておもしろいし、特に介護について知識がつく本である。上野さんが絶賛しているのが介護保険であるが、こういう仕組みがあるおかげで介護にともなう苦労が激減したという話はまったく知らなかっただけにとても印象的だった。介護についてちょっとでも知識のある人にとっては常識なのだろうとおもうが、普通の人は案外知らないことではないか。「いずれ介護しなければいけない」「いずれ介護されることになる」という漠然とした不安というかおそらく突然やってくるリスクというか、そういうものに明快に答えてもらえるので(ただし、あまり希望もないが)、なにが不安なのかを言語化し、それについて解説してもらえる、という点ではためになる講演会に参加したあとのような読後感。
もちろん、介護だけではなく、若い人たちのメンタリティと戦後世代(団塊世代)のメンタリティ、北欧の福祉、福祉とナショナリズム・・・などなどの分析も鋭く、そういった「鋭さ」みたいなものも大いに付加価値を与えている。