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人生を変える読書 無期懲役囚の心を揺さぶった42冊 (廣済堂新書) 新書 – 2015/10/29
美達 大和
(著)
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購入オプションとあわせ買い
本書では、1冊の本と出会うことで、気力・勇気・知恵を得て、
自分を肯定できる、あるいは再発見できる書を、
また精神のあり方や生き方に変化が起こるような、
刺激を与えてくれる書を選んでみました。
また、私自身があれだけ本を読みながら、なぜ愚かなことをしたのか、
その変わらなかった部分や倫理を超えてしまった原因はどこにあるのか、
加えて本を読むことで変わった面と変わらなかった面についても考察してみたのです。
人はいくらでも変わり得るのです。
それまでの己の精神に新たな風をはらんで、
違う世界を覗くことも不可能ではありません。
本書はそんな本との出会いをしてほしいという、
期待と確信を込めた1冊になりました。
(「まえがき」より抜粋)
無期懲役囚として、
刑期10年以上の者が収容される「LB級刑務所」に服役している著者の読書記録。
獄中で数万冊を読破する「本の虫」の著者が、
読書を通じてたどりついた答えは、
「本で人は変われる」ということ。
本書では、生きるために必要な概念や知識が得られる本を、
意欲や情熱が呼び覚まされる本を紹介。
ビジネスや人間関係を好転させる読書とは、
人生を豊かにする読書とは何か。
全編を通じて、私たちに「どう生きるか」を訴える。
忘れてしまった感動や失いつつある情熱を取り戻し、
自らの可能性を見出すための本を、42冊紹介。
自分だけの珠玉の1冊を、ぜひ本書から見つけてください。
自分を肯定できる、あるいは再発見できる書を、
また精神のあり方や生き方に変化が起こるような、
刺激を与えてくれる書を選んでみました。
また、私自身があれだけ本を読みながら、なぜ愚かなことをしたのか、
その変わらなかった部分や倫理を超えてしまった原因はどこにあるのか、
加えて本を読むことで変わった面と変わらなかった面についても考察してみたのです。
人はいくらでも変わり得るのです。
それまでの己の精神に新たな風をはらんで、
違う世界を覗くことも不可能ではありません。
本書はそんな本との出会いをしてほしいという、
期待と確信を込めた1冊になりました。
(「まえがき」より抜粋)
無期懲役囚として、
刑期10年以上の者が収容される「LB級刑務所」に服役している著者の読書記録。
獄中で数万冊を読破する「本の虫」の著者が、
読書を通じてたどりついた答えは、
「本で人は変われる」ということ。
本書では、生きるために必要な概念や知識が得られる本を、
意欲や情熱が呼び覚まされる本を紹介。
ビジネスや人間関係を好転させる読書とは、
人生を豊かにする読書とは何か。
全編を通じて、私たちに「どう生きるか」を訴える。
忘れてしまった感動や失いつつある情熱を取り戻し、
自らの可能性を見出すための本を、42冊紹介。
自分だけの珠玉の1冊を、ぜひ本書から見つけてください。
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社廣済堂出版
- 発売日2015/10/29
- ISBN-104331519775
- ISBN-13978-4331519776
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商品の説明
著者について
1959年生まれ。刑期10年以上で犯罪傾向の進んだ受刑者を収容する「LB級刑務所」に服役中の無期懲役囚。罪状は2件の殺人。仮釈放を放棄している。『人を殺すとはどういうことか』(新潮社)や『ドキュメント長期刑務所』(河出書房新社)、『死刑絶対肯定論』(新潮新書)、『刑務所で死ぬということ』(中央公論新社)、『私はなぜ刑務所を出ないのか』(扶桑社)などのノンフィクションだけではなく『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』(プレジデント社)、『夢の国』(朝日新聞出版)、『塀の中の運動会』(バジリコ)、『牢獄の超人』(中央公論新社)などの小説も上梓。これまでに数万冊を読破、今でも月に100冊以上は読む“本の虫"。
登録情報
- 出版社 : 廣済堂出版 (2015/10/29)
- 発売日 : 2015/10/29
- 言語 : 日本語
- 新書 : 239ページ
- ISBN-10 : 4331519775
- ISBN-13 : 978-4331519776
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりの読書だったが、この本をきっかけに読書について考えるようになった。本を読む事の楽しさを改めて教えてもらった
2017年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美達氏が本書で紹介している本は、
本好きなら、「ポイント押さえているな」という感じです。
本好きじゃない人にも、
本を手に取り続けるキッカケになるチョイスだと思います。
無期懲役囚で、殺人を犯して服役している、
(不謹慎な言い方ですが)滅多にいない読書家です。
読書家には、いろんなタイプがいますが、
美達さんは、天才型で、片っ端から本を読んでいって、
吸収するタイプだと思います。
読書する効用というのは、さまざまあると思いますが、
人生を好転させる手段と考える人もいますし、単なる暇つぶしだという人もいます。
強制的な読書というは、長くは続きません。
美達氏も、この著作で、強制的に読書を勧めたりはしていません。
美達氏は、生まれつき人に与える影響が強い才能を持っている人だと思います。
その才能を、これから、良い方面に使ってもらうことを願うばかりです。
なぜなら、多くの人が、与えられた稀有な才能を、
自身のために使い、崩壊しているからです。
それは、美達氏の以前の行いがそうでした。
読書も使い方次第では、良くも悪くもなることを、
知っているのは、とても重要だと思います。
決して、読まれる読書になっていけません、
主体的な読む読書を実践するのがベストです。
本好きなら、「ポイント押さえているな」という感じです。
本好きじゃない人にも、
本を手に取り続けるキッカケになるチョイスだと思います。
無期懲役囚で、殺人を犯して服役している、
(不謹慎な言い方ですが)滅多にいない読書家です。
読書家には、いろんなタイプがいますが、
美達さんは、天才型で、片っ端から本を読んでいって、
吸収するタイプだと思います。
読書する効用というのは、さまざまあると思いますが、
人生を好転させる手段と考える人もいますし、単なる暇つぶしだという人もいます。
強制的な読書というは、長くは続きません。
美達氏も、この著作で、強制的に読書を勧めたりはしていません。
美達氏は、生まれつき人に与える影響が強い才能を持っている人だと思います。
その才能を、これから、良い方面に使ってもらうことを願うばかりです。
なぜなら、多くの人が、与えられた稀有な才能を、
自身のために使い、崩壊しているからです。
それは、美達氏の以前の行いがそうでした。
読書も使い方次第では、良くも悪くもなることを、
知っているのは、とても重要だと思います。
決して、読まれる読書になっていけません、
主体的な読む読書を実践するのがベストです。
2016年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みながら、幾度となく目頭が熱くなった。
印象深い文章や本の題名を書き留めた。
私は紹介された中の一冊を選び、すぐに読んだ。
その本の世界に引き込まれて一気に読んだ。
読み終わった後で、私のこうなりたいと思っていた部分に確実に影響があるのを感じている。
「人は変われる」のか。
勇気をもらった。
印象深い文章や本の題名を書き留めた。
私は紹介された中の一冊を選び、すぐに読んだ。
その本の世界に引き込まれて一気に読んだ。
読み終わった後で、私のこうなりたいと思っていた部分に確実に影響があるのを感じている。
「人は変われる」のか。
勇気をもらった。
2019年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャンルはやや偏りがありますが
文章から誠実(懲役囚なのでかなりの曲者と言えるかも)だったり
物事に真剣に取り組む人柄が伝わってきます
文体は読みやすいのでサクサク読めます
美達大和 さんって実在するのかな
実はゴーストなのではという疑いも私の中ではあるのですが
内容自体は悪くないです。
文章から誠実(懲役囚なのでかなりの曲者と言えるかも)だったり
物事に真剣に取り組む人柄が伝わってきます
文体は読みやすいのでサクサク読めます
美達大和 さんって実在するのかな
実はゴーストなのではという疑いも私の中ではあるのですが
内容自体は悪くないです。
2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
既に読んでいた本で『この本の感想を、読んだ他の人と話しをしてみたい。』という本の紹介が多くあり、『さすが』と感じざるを得なかったです。
また、各章が目的別(社会性を身につけるためにや、知識を戦力に変えるために等)に分類されており、とても読みやすかったです。
また、各章が目的別(社会性を身につけるためにや、知識を戦力に変えるために等)に分類されており、とても読みやすかったです。
2016年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブログでもいつも書評を楽しみにしており、いつもハズレの無い本を紹介してくださるので、購入しました。
結果、この本の紹介されている本を何冊買ったことか。好きな本や作家の傾向が似ているのもあるかもしれません。
難しい単語は使いませんが、過不足なく確実に伝わるような、この著者の誠実な文章も好きです。
結果、この本の紹介されている本を何冊買ったことか。好きな本や作家の傾向が似ているのもあるかもしれません。
難しい単語は使いませんが、過不足なく確実に伝わるような、この著者の誠実な文章も好きです。
2017年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者が厳しい目で厳選された必読書です。ジャンルも多岐にわたっており、座右の書としたい本ばかりです。作者の熱い思いが伝わってきます。若者が是非読んで欲しい42冊だと思います。
2016年2月3日に日本でレビュー済み
著者の美達氏は2件の殺人事件で服役中の、無期懲役囚です。
自身の罪を悔いて仮釈放を放棄していますが、明晰な頭脳と鉄の意志を持って牢内で執筆活動を行なっています。
本書は、読書家である著者が薦める本とレビューをまとめたものです。
本書ではお薦めの本が7つのテーマに分類されて、計42冊が紹介されていました。
それらは自己啓発的なものや実践的なものなどが多く、著者の哲学が色濃く反映されていました。
何冊か既読のものがありましたが、それらが美達氏の感性から解説されていたので別な角度から本を追想することになり、興味深い体験となりました。
掲載されている本は、幼少期から本の虫で現在も月に100冊前後も読了する人物が選んだだけあって、どれも読み応えがありそうですが、私は「自分の小さな箱から脱出する方法」「生くる」「ダウン症の子をもって」を読んでみたいと思いました。
またレビュー以外にも興味を引くものがありました。
1つは各章末にあるコラムです。
本文に収まり切れなかった想いがエッセイの形で綴ってあるのですが、獄中での読書、速読の方法、本の内容を記憶する方法、専門書を選ぶときに大切なことなど、長い経験を経て磨き上げられた独自の方法論などで、特に次のようなものが印象に残りました。
「読書は私にとって生きることと同義で、このように育ててくれた母に感謝しています。」
「初めに、序文・目次・あとがきを見て全体を把握し、この時に速読か精読かを決めます。」
「読書中で大切なのは、いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか、それはなぜ、を明確にすることです。」
「速読時はページ全体を写真のように視野に入れ、知りたい部分が浮かび上がってくるというイメージを持ちます」
「本はよほどのことがない限り、読了後は手元に残さず、誰かに譲っていました。
手元に残してまた読めると思えば、本の内容が記憶に残らないからです。
本とは常に一期一会の緊張感を持って付き合っています。」
「記憶する時の要領は、『他人に説明するならどうするか』と考えることです」
もう1つは、レビューの合間に挿入されている著者の来し方(こしかた)です。
短く、端的なものが多かったのですが、両親との関係、自身の哲学などがまとめられていました。
それらから想像するに、著者は強く、正義であろうと意図し、自分だけでなく他人にもそのことを求めてきたようです。
しかし他人はたいてい欲に弱く、意志も肉体も脆弱で、著者は苛立ち、結果として罪を犯してしまいます。
そして入牢することになりますが、牢内はそのような弱き人に溢れていました。
著者は彼らと触れ合う中で、生来心が弱く、強く生きられない人々、多様性を持つ他者の存在を理解し、人格の深みを増しているように感じられました。
氏は今なお自責の念に囚われ、牢内で罪を償うことを己に強いているようです。
しかしその能力は牢外で一層輝き、本人も恐らくはそれを望み、また人々も待望していることから、いつか牢外に出て活躍する日が来るのだろうと感じました。
本書は前著「女子高生サヤカが学んだ1万人に1人の勉強法」に感銘を受けて手に取りました。
著者の本の読み方、記憶方法、その生かし方などは評者も似たようなことを感じていたので楽しく読んだのですが、まずは冒頭の次の言葉で心を鷲掴みにされました。
「多読を続けていると、ある日、別々の知識が有機的に結びついて新しい何かを作りだすことがあります。
そんな時はときめきを感じて快哉を叫ぶのです」
また本文中に「血で書かれている本で無ければ読む意味がない」とありましたが、本書はまさにそんな本で、誠意と熱意を込めて執筆していることを感じさせる好著でした。
自身の罪を悔いて仮釈放を放棄していますが、明晰な頭脳と鉄の意志を持って牢内で執筆活動を行なっています。
本書は、読書家である著者が薦める本とレビューをまとめたものです。
本書ではお薦めの本が7つのテーマに分類されて、計42冊が紹介されていました。
それらは自己啓発的なものや実践的なものなどが多く、著者の哲学が色濃く反映されていました。
何冊か既読のものがありましたが、それらが美達氏の感性から解説されていたので別な角度から本を追想することになり、興味深い体験となりました。
掲載されている本は、幼少期から本の虫で現在も月に100冊前後も読了する人物が選んだだけあって、どれも読み応えがありそうですが、私は「自分の小さな箱から脱出する方法」「生くる」「ダウン症の子をもって」を読んでみたいと思いました。
またレビュー以外にも興味を引くものがありました。
1つは各章末にあるコラムです。
本文に収まり切れなかった想いがエッセイの形で綴ってあるのですが、獄中での読書、速読の方法、本の内容を記憶する方法、専門書を選ぶときに大切なことなど、長い経験を経て磨き上げられた独自の方法論などで、特に次のようなものが印象に残りました。
「読書は私にとって生きることと同義で、このように育ててくれた母に感謝しています。」
「初めに、序文・目次・あとがきを見て全体を把握し、この時に速読か精読かを決めます。」
「読書中で大切なのは、いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか、それはなぜ、を明確にすることです。」
「速読時はページ全体を写真のように視野に入れ、知りたい部分が浮かび上がってくるというイメージを持ちます」
「本はよほどのことがない限り、読了後は手元に残さず、誰かに譲っていました。
手元に残してまた読めると思えば、本の内容が記憶に残らないからです。
本とは常に一期一会の緊張感を持って付き合っています。」
「記憶する時の要領は、『他人に説明するならどうするか』と考えることです」
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短く、端的なものが多かったのですが、両親との関係、自身の哲学などがまとめられていました。
それらから想像するに、著者は強く、正義であろうと意図し、自分だけでなく他人にもそのことを求めてきたようです。
しかし他人はたいてい欲に弱く、意志も肉体も脆弱で、著者は苛立ち、結果として罪を犯してしまいます。
そして入牢することになりますが、牢内はそのような弱き人に溢れていました。
著者は彼らと触れ合う中で、生来心が弱く、強く生きられない人々、多様性を持つ他者の存在を理解し、人格の深みを増しているように感じられました。
氏は今なお自責の念に囚われ、牢内で罪を償うことを己に強いているようです。
しかしその能力は牢外で一層輝き、本人も恐らくはそれを望み、また人々も待望していることから、いつか牢外に出て活躍する日が来るのだろうと感じました。
本書は前著「女子高生サヤカが学んだ1万人に1人の勉強法」に感銘を受けて手に取りました。
著者の本の読み方、記憶方法、その生かし方などは評者も似たようなことを感じていたので楽しく読んだのですが、まずは冒頭の次の言葉で心を鷲掴みにされました。
「多読を続けていると、ある日、別々の知識が有機的に結びついて新しい何かを作りだすことがあります。
そんな時はときめきを感じて快哉を叫ぶのです」
また本文中に「血で書かれている本で無ければ読む意味がない」とありましたが、本書はまさにそんな本で、誠意と熱意を込めて執筆していることを感じさせる好著でした。