もう欽ちゃんの本は何冊も読んでいるが、読めば読むほど癒される。生きた言葉だからか?
マイナスからの発想がいい。この本はどうすれば「運の神様」にほほ笑んでもらえるか、その
知恵の宝庫だ。
たとえば、人間関係で言うと、「威張らない」「気をつかう」「「親切にする」を心がければ良い
らしい。またユニークなのは、何事も「近い」と運が悪くなるので、簡単に済ませられることでも
わざわざ「遠く」するという考え方だ。これについて興味深いエピソードがある。「遠い」というの
が大好きな欽ちゃんは、プロレスラーの佐々木健介氏を舞台に呼ぼうと思ったのだが、すぐに
は連絡せず、「遠く」して運を見た。「思いついたということは縁があるということ」で、ならば「わ
ざわざ声をかけなくても、近いうち必ずどこかで会う。会えたら声をかけよう。会えなかったらこ
の舞台で声をかけるのはよそう」と考え、佐々木氏の名を紙に書き、自宅のテーブルの上に置
いた。「こういう願いごとみたいなものを書いておく」のが習慣らしく、ポスター撮りの期限が迫っ
ても、「こういうときほど焦っちゃだめ。急いじゃだめ。ぜったいに健介さんと会える、と信じて待っ
ていなくちゃだめ」と言い聞かせ、そしたらスタジオでばったり会ったそうだ。とすると、このネット
時代は欽ちゃんはもちろん、「運の神様」も苦笑いして見ているのではないか?
若手の指導法も面白い。「自分で考えながら覚えないと身にならない」と教えない態度を貫き、
有名な「聞いちゃダメ」という言葉もここからきているらしい。「芸を磨くより、人間を磨け」という
指摘も目からうろこで、性格の良さこそ「運の神様」は好くそうだ。
「運が近寄ってくるのは、お金や仕事や人間関係でつまずいたとき」であり、「つらいな、と思っ
てもくじけず耐えていると、運の預金は自然とたまっていく」。「人って、いやなことをやってないと
進歩がない。運の神様は、もがき苦しみながら不得意なものに取り組んでいる人にやさしいみた
い。僕の場合も、苦手なことのなかに、運は落ちていました」というこれらの言葉には励まされる。
また、どうしても気が滅入りそうなら、「つらい境遇は『運』のせい」にすればいいとも。
欽ちゃんはこの本でいったんシリーズに筆をおくというが、もう一冊だけ出してほしい。雀鬼こと
桜井章一氏との対談本だ。「欽ちゃん、章ちゃん、『運』の話」とでもして、運をめぐる二人の対話
を読んでみたい。弱気の欽ちゃんと強気の章ちゃんの間に火花が散り、素敵な化学反応を起こす
だろう。
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続・ダメなときほど運はたまる (廣済堂新書) 新書 – 2015/2/3
萩本 欽一
(著)
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- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社廣済堂出版
- 発売日2015/2/3
- 寸法10.8 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104331519090
- ISBN-13978-4331519097
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著者について
1941年東京入谷生まれ。極貧生活を抜け出すために、芸人を目指し浅草へ。66年、坂上二郎に誘われ「コント55号」結成。前田武彦と組んだ「お昼のゴールデンショー」で人気を得、「コント55号のなんでそうなるの?」など数々の冠番組に出演。「スター誕生」では司会者としても開花し、次第に単独活動に入っていく。「欽ちゃんの「ドンとやってみよう!!」「欽ドン! 良い子悪い子普通の子」などで高視聴率を連発し、国民的スターに。関根勤、小堺一機など欽ちゃんファミリーと称される芸人を世にだしてもいる。著書に「なんでそーなるの! 萩本欽一自伝」「ダメなときほど運はたまる」など。
登録情報
- 出版社 : 廣済堂出版 (2015/2/3)
- 発売日 : 2015/2/3
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4331519090
- ISBN-13 : 978-4331519097
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,406位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12位廣済堂新書
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2016年1月9日に日本でレビュー済み
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2017年2月26日に日本でレビュー済み
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第1弾が面白かったので、続編も購入しました。成功する人はみんな前向きな心を使っていると聞いたことがありますが、この本にもそんな言葉がたくさん書かれていて、落ち込んだときにも「そっか、こんな時はこんなふうに思えばいいんだ!」と、心が軽くなります。いつも持って歩いています(◍'◡`◍)
2019年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一流は謙虚ですね。素晴らしいです。
2017年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エピソードも前回の負けるが勝ち~で尽きたつきたみたいで、そんなに新規の内容があったわけではなかったです。
2015年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
必死こいて仕事してると、つい当たり前のことを見落としがちになる。。。そこに気づかせてくれる書籍です。
・なにをやっても上手くいかない
・本を読んで元気になりたい
・絶頂期の欽ちゃんを良く知りたい
そんな方にオススメさせてもらっておきます。
・なにをやっても上手くいかない
・本を読んで元気になりたい
・絶頂期の欽ちゃんを良く知りたい
そんな方にオススメさせてもらっておきます。
2016年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とってもおもしろかったです。全てが当てはまるかどうかは別にして、自分の人生に起こった事柄を謎解きのように欽ちゃんの考え方を当てはめてみています。
2019年9月25日に日本でレビュー済み
人間は欲の塊で、自分だけ運を何とか良くしたい、と思い、こういう本を手にとるかもしれないけど、意外にも、これは欽ちゃんの人情本です。
色んなエピソードに欽ちゃんの人情が溢れていて、うるっときちゃういい話満載です。
色んなエピソードに欽ちゃんの人情が溢れていて、うるっときちゃういい話満載です。
2015年2月28日に日本でレビュー済み
『悩むが花』(文春文庫、2014年)を読みたくて、某本屋に入った。本屋によっては、作者別、出版社別と分類されているが、文春文庫、伊集院静と探したが、ない。新潮文庫の欄を探していた自分がいて、「週刊文春」の連載本を「新潮」が出すわけがない!と自分を叱り、そのまま帰るところだった。ところが廣済堂新書のコーナーを立ち寄ったところ、この本が山積みになっているじゃないか!出版日が2月2日か。よし、と財布の紐が緩んだ次第。既刊2冊は失業中に手にして、欽ちゃんの語りかけるような文体が励みになったものだ。だから「欽ちゃん、ダメな奴なんていないよね」というレビュータイトルになったのだ。だから、たまたま偶然手にしたのだ。これは目的の本が見つからなかった「運」によって、手にできた本だと思っている。
この本はこれまでの2冊と比較して、どちらかというと「欽ちゃんの半生」「欽ちゃんの実体験」から見た運というのが強い。欽ちゃんは自伝を多く出しているから、項目によっては重複して書かれるいるところもあるし、テレビ番組で語っているエピソードも網羅されている。な〜んだ、自伝か。なんて本棚に返してはいけません。900円もしませんので、レジでお金を払ってお帰りください。
運の貯め方はきちんと書いてあるが、運というのはTポイント(おっとAmazonポイントだね。失敬失敬)みたく、目に見えるようにたまるものでもないということ。しかもたまった運がどういう形で自分に還元されるかということは「運の神様」しか知りえない。だから、俳優になりたいと勉強して芽が出なくても、別な形で俳優の勉強が役に立つことがある。前の書に茨城GGの選手で、へたくそな選手がいた。その人は実はテレビアナウンサー志望で、バントを教わったときに「スーポン」で打てばいいんだという話を採用試験でしたら見事アナウンサーになれたというエピソード覚えてませんか?こういうことなんだろうなと思う。
しかも「運」は人によってリレーされるものであるし、きれいな場所、きれいな心・言葉に寄ってくるものだと思う。松居一代さんが番組で掃除のことについて話されていたが、実は欽ちゃんが言ってたこととほぼ同じだった。自分でためるばかりじゃなくて、誰かに言葉や行動でリレーでバトンを渡していくようにすると、自然とたまっていくようなもんじゃないのかなと思うようになった。欽ちゃんの本に出会ってから、今までの自分の行動が「運に見放されている」ことに気づき反省し、欽ちゃんの言葉を自分流に置き換えて実践するようにしている。
この本には「失敗を忘れるではなく、引きずると運がつく」ともある。僕は大学時代に人生の選択上での大失敗をした。けど、なにかと用事をこさえて仙台に行き、下宿跡に足を向け現状報告をするようにしている。いわば「初心忘れるべからず」を実践している。この言葉の本来の意味は「駆け出しの頃の大失敗、未熟さ、みっともなさを忘れるな」であり、いわゆる「運をためる」ということと共通する部分があるように思うのは僕だけだろうか。
とにかく、僕はカネではなく、運を貯めることを決めた。だって、カネは生きるための手段でしょう。手段を生きがいにしてどうするんですか。「世の中はカネ」なのかもしれない。けど、人として他にやらなきゃいけないことはたくさんあるでしょう。カネ持ってる人ってロクな顔つきしていませんよ。僕が遭遇した人間がそんな人ばっかだったからかな。ちなみに、このレビューを読み、評価してくれたあなた。そうあなたです!間違いなく、なんらかの形で運がたまりますよ。
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運の貯め方はきちんと書いてあるが、運というのはTポイント(おっとAmazonポイントだね。失敬失敬)みたく、目に見えるようにたまるものでもないということ。しかもたまった運がどういう形で自分に還元されるかということは「運の神様」しか知りえない。だから、俳優になりたいと勉強して芽が出なくても、別な形で俳優の勉強が役に立つことがある。前の書に茨城GGの選手で、へたくそな選手がいた。その人は実はテレビアナウンサー志望で、バントを教わったときに「スーポン」で打てばいいんだという話を採用試験でしたら見事アナウンサーになれたというエピソード覚えてませんか?こういうことなんだろうなと思う。
しかも「運」は人によってリレーされるものであるし、きれいな場所、きれいな心・言葉に寄ってくるものだと思う。松居一代さんが番組で掃除のことについて話されていたが、実は欽ちゃんが言ってたこととほぼ同じだった。自分でためるばかりじゃなくて、誰かに言葉や行動でリレーでバトンを渡していくようにすると、自然とたまっていくようなもんじゃないのかなと思うようになった。欽ちゃんの本に出会ってから、今までの自分の行動が「運に見放されている」ことに気づき反省し、欽ちゃんの言葉を自分流に置き換えて実践するようにしている。
この本には「失敗を忘れるではなく、引きずると運がつく」ともある。僕は大学時代に人生の選択上での大失敗をした。けど、なにかと用事をこさえて仙台に行き、下宿跡に足を向け現状報告をするようにしている。いわば「初心忘れるべからず」を実践している。この言葉の本来の意味は「駆け出しの頃の大失敗、未熟さ、みっともなさを忘れるな」であり、いわゆる「運をためる」ということと共通する部分があるように思うのは僕だけだろうか。
とにかく、僕はカネではなく、運を貯めることを決めた。だって、カネは生きるための手段でしょう。手段を生きがいにしてどうするんですか。「世の中はカネ」なのかもしれない。けど、人として他にやらなきゃいけないことはたくさんあるでしょう。カネ持ってる人ってロクな顔つきしていませんよ。僕が遭遇した人間がそんな人ばっかだったからかな。ちなみに、このレビューを読み、評価してくれたあなた。そうあなたです!間違いなく、なんらかの形で運がたまりますよ。