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21 Lessons ; 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫) 文庫 – 2021/11/5
ユヴァル・ノア・ハラリ
(著),
柴田 裕之
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人による、人類の「現在」を考えるための21の問い。待望の文庫化。
- 本の長さ576ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2021/11/5
- 寸法10.5 x 2.1 x 14.9 cm
- ISBN-104309467458
- ISBN-13978-4309467450
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いま、何が起きているのか―? そして、あなたはどう生きるか―?
『サピエンス全史』で人類の「過去」を、 『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、 世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人が、 『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う――。
- これからを生きる現代人に贈る必読の21章
- 1 幻滅――先送りにされた「歴史の終わり」
- 2 雇用――あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
- 3 自由――ビッグデータがあなたを見守っている
- 4 平等――データを制する者が未来を制する
- 5 コミュニティ――人間には身体がある
- 6 文明――世界にはたった一つの文明しかない
- 7 ナショナリズム――グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
- 8 宗教――今や神は国家に仕える
- 9 移民――文化にも良し悪しがあるかもしれない
- 10 テロ――パニックを起こすな
- 11 戦争――人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
- 12 謙虚さ――あなたは世界の中心ではない
- 13 神――神の名をみだりに唱えてはならない
- 14 世俗主義――自らの陰の面を認めよ
- 15 無知――あなたは自分で思っているほど多くを知らない
- 16 正義――私たちの正義感は時代後れかもしれない
- 17 ポスト・トゥルース――いつまでも消えないフェイクニュースもある
- 18 SF――未来は映画で目にするものとは違う
- 19 教育――変化だけが唯一不変
- 20 意味――人生は物語ではない
- 21 瞑想――ひたすら観察せよ
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サピエンス全史 上 | サピエンス全史 下 | 漫画サピエンス全史 人類の誕生編 | 漫画サピエンス全史 文明の正体編 | ホモ・デウス 上 | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥2,090¥2,090 | ¥2,090¥2,090 | ¥2,640¥2,640 | ¥2,640¥2,640 | ¥1,414¥1,414 |
虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした! では文明は人類を幸福にしたのか? 現代世界を鋭くえぐる世界的ベストセラー! | 近代は帝国・科学・資本のフィードバック・ループによって爆発的に進歩した! ホモ・サピエンスの過去、現在、未来を俯瞰する名著! | かつて地上には何種ものヒトがいた。なぜ私たちだけが繁栄することができたのか? 世界的ベストセラーの公式漫画化、ついに始動! | サピエンスが世界各地に築き上げた壮大な文明。その意外な影響とは? 世界的ベストセラーの公式漫画化、第2弾! 全頁フルカラー。 | 我々は不死と幸福、神性をめざし、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき世界は、あなたはどうなるのか? |
商品の説明
著者について
ユヴァル・ノア・ハラリ
歴史学者、哲学者。1976年イスラエル生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻し博士号を取得。現在、ヘブライ大学で歴史学を教授。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』。
柴田裕之(しばた・やすし)訳
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業。訳書にドゥ・ヴァール『道徳性の起源』、リドレー『繁栄』(共訳)、リフキン『限界費用ゼロ社会』、ハラリ『サピエンス全史(上下)』など。
歴史学者、哲学者。1976年イスラエル生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻し博士号を取得。現在、ヘブライ大学で歴史学を教授。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』。
柴田裕之(しばた・やすし)訳
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業。訳書にドゥ・ヴァール『道徳性の起源』、リドレー『繁栄』(共訳)、リフキン『限界費用ゼロ社会』、ハラリ『サピエンス全史(上下)』など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2021/11/5)
- 発売日 : 2021/11/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 576ページ
- ISBN-10 : 4309467458
- ISBN-13 : 978-4309467450
- 寸法 : 10.5 x 2.1 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 26,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 88位河出文庫
- - 1,092位哲学・思想 (本)
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イメージ付きのレビュー

4 星
みんながスゴイというから、少し疑って読んでみた
サピエンス全史、ホモ・デウスと2冊連続でベストセラーを放ったハラリ先生。ビル・ゲイツを始め、多くの著名人が絶賛し、日本でも多くのインフルエンサーが褒めそやしてます。特に、ビジネスでバリバリやってる/やりたい人に人気の作家です。僕も仕事で成功したいし、頭いいと思われたいので前2作読みましたし、面白いと思いました。ハラリ先生、SUGEEEE、って。だから、Amazonでこの『21 LESSONS』も予約してワクワクました。そんな時に、たまたま読んでいた佐藤優さんと副島隆彦さんの著書で、少しだけハラリ先生の話題が出てました。衝撃でした。当然、褒めていると思って読み進めると、批判的なんです。これは佐藤さん達の記述ではなくて、私が読んで受けた印象ですが、対等な相手として捉えてない批判の仕方に感じました。「全部冗談」、「遊びで書いている」、「本当に馬鹿みたいで面白い」って書いてます。ハラリ先生を学術ワールドの超新星、くらいに考えていた私はびっくりしてちびりました。(私は、副島さんはあまり知りませんが、佐藤さんの著書は10冊くらい読んで尊敬バイアスかかってます)で、タイミング的にちょうど良かったので、ハラリ先生の新著は、いちいち「本当かよ?」って疑うスタイルで読んでみました。その結果、面白かったです。普通に面白かった。勉強になった。読んで良かった。難しかった。(まだ1周目で理解はしてませんけどね)ただ、この本で語られていることの大枠のところどころは、例えばテクノロジーについては、堀江貴文さんや落合陽一さん、高城剛さんがもっとわかりやすい日本語で簡単に語ってると思いました。政治や宗教については佐藤優さんとか。今回の1番の収穫は、ハラリ先生マンセー、って態度から一歩引いて読んで、それでも面白かったこと。2番目は、ハラリ先生はほぼネタが尽きてる、ということ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月18日に日本でレビュー済み
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とっかかりがしんどいかな?って思いましたけど面白いですね
2023年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はホモセクシュアルであることを公言しておりますが、極めて知性の高い歴史学者で人間社会のあらゆる事柄に興味を持ち、それを解析して回答を得ようと日夜努力しているようです。本書は21項目について述べておりますが、そのうち13項目について簡単に記述します。
1.幻滅: 20世紀の政治経済思想としてファシズム、共産主義、自由主義 があり、ファシズム、共産主義が消えて自由主義のみが遺った。しかし2008年のリーマンショックで自由主義もいま信頼が失われている。
2,雇用:ITとバイオテクノロジーの進化で過去の人間の職業が無くなる。この解決策はなにか。ここでは、ベイシックインカムなどが語られますが、いまのところ卓越した解決策は無いようです。
4.平等:
21世紀は史上もっとも不平等な社会を生み出すかもしれない。すでに今日、1%の最富裕層が世界の富の半分を所有している。富裕者の上位100人の資産は貧困層の下位40億人の資産合計を上回る。近未来は生物工学とAIの普及の組み合わせで、一握りの超人の階級と、膨大な数の無用の下層階級に人類は二分されかねない。
6.文明:文明の衝突 が問題視されているが、これは特に西洋とイスラム世界の衝突である。
7.ナショナリズム:
一、二世紀のうちに、バイオテクノロジーとAIの組み合わせのおかげで、ヒトの枠から完全に抜け出した身体的特性や物理的特性や精神的特性を持つ「異種」が生みだされるかもしれない。
現在、人類の共通の敵は、核戦争、気候変動、技術的破壊の3点である。
8.宗教:過去に、宗教(キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教)は経済に関してなにも貢献していない。
日本は開国して以後は、国家神道を至上の原理として天皇崇拝を神聖化して、大東亜戦争を戦い、最後は神風特攻隊を生んだ。と著者は日本について非難めいた記述をしておりますが、この分野に関する著者の知識は十分に深いとは思えず、日本の識者の意見をもっと聞くべきであったでしょう。
EUについては難民問題を抱えて、崩壊の瀬戸際にある、と記します。
9. 移民:
EUはフランス人、ドイツ人、スペイン人、ギリシャ人、の間の文化的な違いを乗り越えるという名目の下で築かれた。しかし、ヨーロッパ人とアフリカや中東からの移民との文化的な違いをうまく消化出来ぬ間に崩壊するかもしれない。
問題は:移民の受け入れは義務なのか恩恵なのか、移民にはどの程度の同化が求められるのか、受け入れ国はどれだけ早く、移民を対等な国民として扱うべきなのか、その3点だそうです。
11.戦争:
プーチンは征服のグローバルな作戦に乗り出すことはありそうもない(p288)とありますが、実際に2022年2月、ウクライナに侵攻しましたので、著者の予測は外れました。(本書の初刊は2018年)
12.謙虚さ:
ユダヤ教は人類の歴史の中でささやかな役割しか果たさなかった、と著者は記しますが、著者はユダヤ教については非常に謙虚です。
17.ポスト・トゥルース:
日本軍は1931年に自らに対して偽装攻撃を行って中国軍の犯行とし、中国侵略の口実とした後 翌32年に満州国という似非国家を設立して、征服行為を正当化した(p373)、とあります。盧溝橋事件の事実に関しては既に日本では歴史的究明が行われており、著者の見解は見識不足と思われます。
19:教育:
今後学校で教えるべき事は:批判的思考、コミュニケーション、協働、創造性、の4点であろう。(英語ではCritical thinking, Communication, Collaboration, Creativityの4C)。
20.意味
ある老年の賢者が人生の意味について何を学んだか、を問われて答えた。「自分がこの世にあるのは、他人を助けるためであることを学んだ。しかし、未だに解らないのは、、、なぜ他人がこの世にいるのか、だ」。
21:瞑想
著者はヴィパッサナー瞑想を知って以来、毎日2時間瞑想に時間を費やすそうです。
頭の中では何十億というニューロンが特定のパターンで電気信号を発しているとヒトは痛みを感じ、別のパターンでニューロンが発火すると愛を感じるのは一体どう言うわけか。私達は心がどのようにして脳から現れるのかは、全く説明出来ずにいる。
著者は自分が何者であるのか、を知るためにこうした瞑想も取り入れているようです。
結論:著者は頭脳明晰であり文章も冷徹でユーモアもありますが、本書ではあまりにも多くの事柄が取り上げられております。21項目も挙げず、もっと少ない項目に焦点を絞って深く掘り下げれば読者にも親切であったでしょう。
1.幻滅: 20世紀の政治経済思想としてファシズム、共産主義、自由主義 があり、ファシズム、共産主義が消えて自由主義のみが遺った。しかし2008年のリーマンショックで自由主義もいま信頼が失われている。
2,雇用:ITとバイオテクノロジーの進化で過去の人間の職業が無くなる。この解決策はなにか。ここでは、ベイシックインカムなどが語られますが、いまのところ卓越した解決策は無いようです。
4.平等:
21世紀は史上もっとも不平等な社会を生み出すかもしれない。すでに今日、1%の最富裕層が世界の富の半分を所有している。富裕者の上位100人の資産は貧困層の下位40億人の資産合計を上回る。近未来は生物工学とAIの普及の組み合わせで、一握りの超人の階級と、膨大な数の無用の下層階級に人類は二分されかねない。
6.文明:文明の衝突 が問題視されているが、これは特に西洋とイスラム世界の衝突である。
7.ナショナリズム:
一、二世紀のうちに、バイオテクノロジーとAIの組み合わせのおかげで、ヒトの枠から完全に抜け出した身体的特性や物理的特性や精神的特性を持つ「異種」が生みだされるかもしれない。
現在、人類の共通の敵は、核戦争、気候変動、技術的破壊の3点である。
8.宗教:過去に、宗教(キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教)は経済に関してなにも貢献していない。
日本は開国して以後は、国家神道を至上の原理として天皇崇拝を神聖化して、大東亜戦争を戦い、最後は神風特攻隊を生んだ。と著者は日本について非難めいた記述をしておりますが、この分野に関する著者の知識は十分に深いとは思えず、日本の識者の意見をもっと聞くべきであったでしょう。
EUについては難民問題を抱えて、崩壊の瀬戸際にある、と記します。
9. 移民:
EUはフランス人、ドイツ人、スペイン人、ギリシャ人、の間の文化的な違いを乗り越えるという名目の下で築かれた。しかし、ヨーロッパ人とアフリカや中東からの移民との文化的な違いをうまく消化出来ぬ間に崩壊するかもしれない。
問題は:移民の受け入れは義務なのか恩恵なのか、移民にはどの程度の同化が求められるのか、受け入れ国はどれだけ早く、移民を対等な国民として扱うべきなのか、その3点だそうです。
11.戦争:
プーチンは征服のグローバルな作戦に乗り出すことはありそうもない(p288)とありますが、実際に2022年2月、ウクライナに侵攻しましたので、著者の予測は外れました。(本書の初刊は2018年)
12.謙虚さ:
ユダヤ教は人類の歴史の中でささやかな役割しか果たさなかった、と著者は記しますが、著者はユダヤ教については非常に謙虚です。
17.ポスト・トゥルース:
日本軍は1931年に自らに対して偽装攻撃を行って中国軍の犯行とし、中国侵略の口実とした後 翌32年に満州国という似非国家を設立して、征服行為を正当化した(p373)、とあります。盧溝橋事件の事実に関しては既に日本では歴史的究明が行われており、著者の見解は見識不足と思われます。
19:教育:
今後学校で教えるべき事は:批判的思考、コミュニケーション、協働、創造性、の4点であろう。(英語ではCritical thinking, Communication, Collaboration, Creativityの4C)。
20.意味
ある老年の賢者が人生の意味について何を学んだか、を問われて答えた。「自分がこの世にあるのは、他人を助けるためであることを学んだ。しかし、未だに解らないのは、、、なぜ他人がこの世にいるのか、だ」。
21:瞑想
著者はヴィパッサナー瞑想を知って以来、毎日2時間瞑想に時間を費やすそうです。
頭の中では何十億というニューロンが特定のパターンで電気信号を発しているとヒトは痛みを感じ、別のパターンでニューロンが発火すると愛を感じるのは一体どう言うわけか。私達は心がどのようにして脳から現れるのかは、全く説明出来ずにいる。
著者は自分が何者であるのか、を知るためにこうした瞑想も取り入れているようです。
結論:著者は頭脳明晰であり文章も冷徹でユーモアもありますが、本書ではあまりにも多くの事柄が取り上げられております。21項目も挙げず、もっと少ない項目に焦点を絞って深く掘り下げれば読者にも親切であったでしょう。
2024年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史から学ぶと視座が上がり、視野が広くなる。見てきたように過去を語れるようになれば、同じように未来についても予測できるのだと感じる。
言い切るのは勇気が必要で、それだけリスクを背負って書かれた本。文庫で読めるのはとても嬉しいです。
言い切るのは勇気が必要で、それだけリスクを背負って書かれた本。文庫で読めるのはとても嬉しいです。
2019年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ITとバイオテクノロジーが融合することで、
間もなく何十億もの人が雇用市場から排除され、
自由と平等の両方が損なわれかねない。
ビッグデータを利用するアルゴリズムがデジタル独裁政権を打ち立て、
あらゆる権力がごく少数のエリートの手に集中する一方、
大半の人は搾取されるのではなく、
それよりはるかに悪いもの、
すなわち無力化に苦しむことになるかもしれない」(p11)
この問題意識が本書全体において貫かれている。
第1章の幻滅では、自由に焦点が当てられている。
民主主義・人権・自由市場・政府による福祉事業という4つが
パッケージされた自由主義から、
それらを全て放棄するのではなく、都合の良い所だけ選んで取ろうとする
ビュッフェ型の自由主義に移行しつつあるのかもしれないことが述べられている。
このことより、トランプ政権、イギリスのEU離脱、中国共産党の動向について
より深く、一貫性のある流れとして理解できる。
第2章の雇用では、AIによる雇用への影響に焦点が当てられている。
単純作業ではない警察活動や医療、銀行業務においても、
AIにとってかわられる危険があることが述べられており、
更に長期的には創造性の分野においても安全とは言い切れないと述べられている。
ベーシックインカムといった最低所得保障や
学校や医療を無料にする最低サービス保障について
より真剣に議論する時が来るかもしれないと書かれている。
現在日本でも幼稚園や保育園、高校の無償化が行われており、
私は「またバラマキか」と醒めた目で見ていたが、
本書からその本質を理解できた。
第3章の自由では、AIによる雇用以外の影響について書かれている。
まずは自動運転車の可能性。
完璧なアルゴリズムを設計することは不可能だが、
人間の運転に優っていれば良いと考えるならば、
決して難しくはないと書かれている。(詳しい説明はp85~91)
これは盲点だった。
2019年4月に起きた池袋での暴走事件が真っ先に思い浮かぶ。
自動運転車だったら、避けられたのではないか。
自動運転車には完璧な判断を求めていた。
人間の運転より優れているというレベルなら、
格段にハードルはさがり、
実現は遠くないように思われた。
著者は殺人ロボットの恐ろしさについて言及した後、
真の恐ろしさについて述べている。
それは、AIを使えば、独裁国家の方が民主国家より
はるかに効率が良くなるかもしれない(p96)、ということである。
AIについて説明している本章のタイトルが、自由である意味が深く分かる。
中国がなぜ強国になったのか。
人口は力ということなのかなと私は思っていたが、
真の理由を理解できた。
自由が制限された国が強国になるという構造は、本当に恐ろしい。
第6章の文明では、
現在単一のグローバルな文明にまとまりつつあることが述べられている。
例として、カナダ・日本・イラン・イスラエルの医師はみな、
人体と人体の疾病について、ほぼ同じ見方をしていることを挙げ、
病院の構造・貿易の仕方・課税の仕方・雇用制度が驚くほど似通っていると書いている。
千年前との比較がなされており、説得力がある。
随所でこのような視点で書かれているのが本書の特徴だ。
今ばかりを見るのではなく、過去を振り返り、視点を広げてみる。
はっとさせられる。
第7章のナショナリズムでは、ITとバイオテクノロジーの融合による技術的破壊と、
生態系の崩壊について述べられている。
両方ともグローバルな対応が必要で、
よきナショナリストはグローバリストである必要性について書かれている。
ここで、驚かさせられたのは、ロシアの存在だ。
ロシアは温暖化が進むと、北極海の海上交通路が活発になる恩恵を得られることを
本書を読んで知った。
各国の思惑が異なる中、グロ―バルな対応ができるのか。
グレタ・トゥーンベリさんへの最近の各国首脳の対応を見ていると、
悲観的にならざるをえないように私には思われた。
第8章では宗教が取り上げられている。以下の2点に惹かれた。
・宗教指導者の真の専門技術は物事を解釈することにある。(p175)
・宗教によって異なる服を着て、異なる祈りを唱え、
異なる禁忌を守っているのは、
単一の文明の上に存在している人類に境界線を引くためである。(p181)
第9章の移民では、
2つの架空の国を使った事例を通じて、
移民賛成派、移民反対派の両方とも正当な見方であり、
民主的な手続きを踏んで決着すべきであると述べられている。(p205)
第10章ではテロが取り上げられている。以下の4点に惹かれた。
・テロは敵に大した物的損害を与えられない非常に弱い組織が
恐れを引き起こす目的で採用する。(p212)
・現代国家は暴力を排除するのに成功し、
暴力が少ない国ほどテロの衝撃が大きい。(p219)
・テロへの最も効率的な対応は、しっかり情報活動を行い、
テロリストに資金を提供する金融ネットワークに対して
秘密裏に行動を取ることだ。(p219)
・テロリストが核武装する事態はなんとしても避けなければならない。
手に入れたら、グローバルな政治の性質が劇的に変わる。(p221)
第17章のポスト・トゥルースでは、洗脳を避け、現実と虚構を区別する方法を
2つ紹介している。
1つは、信頼できる情報が欲しければ、たっぷりお金を払うこと。(p315)
もう1つは、もし何らかの問題が自分にとって格別に重要に思えるのなら、
関連した科学文献を読む努力をすること。(p316)
yahooニュースやスマートニュースばかり読んでいてはダメだな。
ヒマ潰しには良いかもしれないが、きちんと知りたい事柄には
手間とお金をきちんとかける必要があることを、改めて実感した。
第19章では教育が取り上げられている。
今後必要とされる能力については、
情報の意味を理解したり、重要なものとそうでないものを見分けたりする能力、
そして何より、大量の情報の断片を結びつけて、
世の中の状況を幅広く捉える能力だと断言している。(p338)
何を教えるべきかについては、
多くの教育専門家が主張していることとして、
4つのC、
①critical thinking(批判的思考)
②communication(コミュニケーション)
③collaboration(協働)
④creativity (創造性)を挙げた後、
筆者の意見として、変化に対処し、新しいことを学び、
馴染みのない状況下でも心の安定を保つ能力だろうと述べている。(p339)
その章の本筋ではないものの、感銘を受けた箇所もある。
・愛や友情やコミュニティがなければ、幸せになれる人などいるだろうか?
自分本位の孤独な生活を送っていたら、惨めになることはほぼ確実だ。
だから幸せになるためには、少なくとも家族や友人やコミュニティの仲間は
気遣う必要がある。(p262)
・多くの資本主義者が現場の実情に関係なく、自由市場と経済成長という言葉を
呪文のように繰り返している。現代化や工業化や民営化から、
ときおりどれほどひどい結果が生じようと、資本主義の狂信者はただの
「産みの苦しみ」として片付け、あともう少し経済が成長すれば、
万事うまくいくと約束する。自由主義者による総選挙に関する主張も同様だ。(p274)
著者は西欧の歴史のみならず、イスラム世界、中国、インドの歴史、
各宗教の聖典といった多分野への理解が深い。
日本も随所で取り上げており、
井上日召や田中智学といった、日本人である私が知らない人物も扱っていた。
ユダヤ教やイスラエルへの皮肉が非常に鋭く、
こんなこと言って平気なのか?と
こちらがヒヤヒヤするぐらいのことを言っている。
平易な言葉で、全く知らなかったこと、想像すらしていなかったことが
たくさん書かれている。
ただただ感心してしまうことが多かった。
そのため、読んでの感想をあまり書けず、
驚いた箇所の列挙に終始してしまった。
何度も何度も読み返し、理解を深め、私なりの意見を持てるようになりたい。
そんな気持ちにさせてくれる、真の良書だ。
間もなく何十億もの人が雇用市場から排除され、
自由と平等の両方が損なわれかねない。
ビッグデータを利用するアルゴリズムがデジタル独裁政権を打ち立て、
あらゆる権力がごく少数のエリートの手に集中する一方、
大半の人は搾取されるのではなく、
それよりはるかに悪いもの、
すなわち無力化に苦しむことになるかもしれない」(p11)
この問題意識が本書全体において貫かれている。
第1章の幻滅では、自由に焦点が当てられている。
民主主義・人権・自由市場・政府による福祉事業という4つが
パッケージされた自由主義から、
それらを全て放棄するのではなく、都合の良い所だけ選んで取ろうとする
ビュッフェ型の自由主義に移行しつつあるのかもしれないことが述べられている。
このことより、トランプ政権、イギリスのEU離脱、中国共産党の動向について
より深く、一貫性のある流れとして理解できる。
第2章の雇用では、AIによる雇用への影響に焦点が当てられている。
単純作業ではない警察活動や医療、銀行業務においても、
AIにとってかわられる危険があることが述べられており、
更に長期的には創造性の分野においても安全とは言い切れないと述べられている。
ベーシックインカムといった最低所得保障や
学校や医療を無料にする最低サービス保障について
より真剣に議論する時が来るかもしれないと書かれている。
現在日本でも幼稚園や保育園、高校の無償化が行われており、
私は「またバラマキか」と醒めた目で見ていたが、
本書からその本質を理解できた。
第3章の自由では、AIによる雇用以外の影響について書かれている。
まずは自動運転車の可能性。
完璧なアルゴリズムを設計することは不可能だが、
人間の運転に優っていれば良いと考えるならば、
決して難しくはないと書かれている。(詳しい説明はp85~91)
これは盲点だった。
2019年4月に起きた池袋での暴走事件が真っ先に思い浮かぶ。
自動運転車だったら、避けられたのではないか。
自動運転車には完璧な判断を求めていた。
人間の運転より優れているというレベルなら、
格段にハードルはさがり、
実現は遠くないように思われた。
著者は殺人ロボットの恐ろしさについて言及した後、
真の恐ろしさについて述べている。
それは、AIを使えば、独裁国家の方が民主国家より
はるかに効率が良くなるかもしれない(p96)、ということである。
AIについて説明している本章のタイトルが、自由である意味が深く分かる。
中国がなぜ強国になったのか。
人口は力ということなのかなと私は思っていたが、
真の理由を理解できた。
自由が制限された国が強国になるという構造は、本当に恐ろしい。
第6章の文明では、
現在単一のグローバルな文明にまとまりつつあることが述べられている。
例として、カナダ・日本・イラン・イスラエルの医師はみな、
人体と人体の疾病について、ほぼ同じ見方をしていることを挙げ、
病院の構造・貿易の仕方・課税の仕方・雇用制度が驚くほど似通っていると書いている。
千年前との比較がなされており、説得力がある。
随所でこのような視点で書かれているのが本書の特徴だ。
今ばかりを見るのではなく、過去を振り返り、視点を広げてみる。
はっとさせられる。
第7章のナショナリズムでは、ITとバイオテクノロジーの融合による技術的破壊と、
生態系の崩壊について述べられている。
両方ともグローバルな対応が必要で、
よきナショナリストはグローバリストである必要性について書かれている。
ここで、驚かさせられたのは、ロシアの存在だ。
ロシアは温暖化が進むと、北極海の海上交通路が活発になる恩恵を得られることを
本書を読んで知った。
各国の思惑が異なる中、グロ―バルな対応ができるのか。
グレタ・トゥーンベリさんへの最近の各国首脳の対応を見ていると、
悲観的にならざるをえないように私には思われた。
第8章では宗教が取り上げられている。以下の2点に惹かれた。
・宗教指導者の真の専門技術は物事を解釈することにある。(p175)
・宗教によって異なる服を着て、異なる祈りを唱え、
異なる禁忌を守っているのは、
単一の文明の上に存在している人類に境界線を引くためである。(p181)
第9章の移民では、
2つの架空の国を使った事例を通じて、
移民賛成派、移民反対派の両方とも正当な見方であり、
民主的な手続きを踏んで決着すべきであると述べられている。(p205)
第10章ではテロが取り上げられている。以下の4点に惹かれた。
・テロは敵に大した物的損害を与えられない非常に弱い組織が
恐れを引き起こす目的で採用する。(p212)
・現代国家は暴力を排除するのに成功し、
暴力が少ない国ほどテロの衝撃が大きい。(p219)
・テロへの最も効率的な対応は、しっかり情報活動を行い、
テロリストに資金を提供する金融ネットワークに対して
秘密裏に行動を取ることだ。(p219)
・テロリストが核武装する事態はなんとしても避けなければならない。
手に入れたら、グローバルな政治の性質が劇的に変わる。(p221)
第17章のポスト・トゥルースでは、洗脳を避け、現実と虚構を区別する方法を
2つ紹介している。
1つは、信頼できる情報が欲しければ、たっぷりお金を払うこと。(p315)
もう1つは、もし何らかの問題が自分にとって格別に重要に思えるのなら、
関連した科学文献を読む努力をすること。(p316)
yahooニュースやスマートニュースばかり読んでいてはダメだな。
ヒマ潰しには良いかもしれないが、きちんと知りたい事柄には
手間とお金をきちんとかける必要があることを、改めて実感した。
第19章では教育が取り上げられている。
今後必要とされる能力については、
情報の意味を理解したり、重要なものとそうでないものを見分けたりする能力、
そして何より、大量の情報の断片を結びつけて、
世の中の状況を幅広く捉える能力だと断言している。(p338)
何を教えるべきかについては、
多くの教育専門家が主張していることとして、
4つのC、
①critical thinking(批判的思考)
②communication(コミュニケーション)
③collaboration(協働)
④creativity (創造性)を挙げた後、
筆者の意見として、変化に対処し、新しいことを学び、
馴染みのない状況下でも心の安定を保つ能力だろうと述べている。(p339)
その章の本筋ではないものの、感銘を受けた箇所もある。
・愛や友情やコミュニティがなければ、幸せになれる人などいるだろうか?
自分本位の孤独な生活を送っていたら、惨めになることはほぼ確実だ。
だから幸せになるためには、少なくとも家族や友人やコミュニティの仲間は
気遣う必要がある。(p262)
・多くの資本主義者が現場の実情に関係なく、自由市場と経済成長という言葉を
呪文のように繰り返している。現代化や工業化や民営化から、
ときおりどれほどひどい結果が生じようと、資本主義の狂信者はただの
「産みの苦しみ」として片付け、あともう少し経済が成長すれば、
万事うまくいくと約束する。自由主義者による総選挙に関する主張も同様だ。(p274)
著者は西欧の歴史のみならず、イスラム世界、中国、インドの歴史、
各宗教の聖典といった多分野への理解が深い。
日本も随所で取り上げており、
井上日召や田中智学といった、日本人である私が知らない人物も扱っていた。
ユダヤ教やイスラエルへの皮肉が非常に鋭く、
こんなこと言って平気なのか?と
こちらがヒヤヒヤするぐらいのことを言っている。
平易な言葉で、全く知らなかったこと、想像すらしていなかったことが
たくさん書かれている。
ただただ感心してしまうことが多かった。
そのため、読んでの感想をあまり書けず、
驚いた箇所の列挙に終始してしまった。
何度も何度も読み返し、理解を深め、私なりの意見を持てるようになりたい。
そんな気持ちにさせてくれる、真の良書だ。
2023年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近未来の予測、シナリオはその通りだと思います。それれらの課題を克服するための解決策も示されていますが、かなり消極的な感じです。具体的な事はネタバレになるので控えます。あと、著者が民主党支持(反トランプ)の立場であることが随所に見受けられる部分は、色々な評価があると思います。