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森のうた : 山本直純との藝大青春記 (河出文庫) 文庫 – 2022/2/5

4.2 5つ星のうち4.2 58個の評価

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オーケストラを指揮したい! 東京藝大で指揮者修行に奮闘するイワキとナオズミ。師と出逢い、ケンカと失恋を越え、ついに演奏会の日がやって来た! 名エッセイストが綴る、涙と笑いの傑作藝大青春記。

【目次】

prélude 前奏曲

étude 調子はずれの木琴

intermède 原宿参り

Moments musicaux 「学響」のとき

capriccioso 酔っ払った用心棒

amore doloroso 恋の涙

scherzo 無銭旅行

symphonie 幻想と歓喜

Chant des forêts 森の歌

Códa あとがき

解説 林光/池辺晋一郎
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商品の説明

著者について

岩城宏之(いわき・ひろゆき)
1932-2006。東京藝術大学在学中にN響副指揮者となり、56年デビュー。以後、世界のトップ・オーケストラを指揮。エッセイストとしても知られ、著書に『フィルハーモニーの風景』『音の影』など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2022/2/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/2/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309418732
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309418735
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1 x 14.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 58個の評価

著者について

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岩城 宏之
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩城宏之さんは、N響を振っていた時代以降の事しか知らない。この本にあるように、無賃でN響のコンサートや練習場に潜り込んで事務局員に追い駆けまわされたとか、恩師(指揮者の渡邉 暁雄氏、指揮者・芸大教授)の家を訪ねた後で、山本直純さんと一緒に立小便をして振り返ったら、玄関から先生が見ていたとか、脱線気味の学生時代があったとは思ってもみなかった。タクトを振る真剣な姿とは結び付かない。山本直純さんはTBSの『オーケストラがやって来た』で観ていたし、映画『寅さんシリーズ』の主題歌でも分かるように、ベートーヴェンのしかめっ面だけがクラシックではないよと言う仕事に生涯を賭けた人だから、本書の内容とも符合する。
本書にある抱腹絶倒のエピソードに脚色は無いのかと気になる所だが、芸大同窓の作曲家の林光氏の解説によれば、大筋は事実とあっていると言う事。
もう一つ、この本を読んで気になったのは、桐朋の小澤征爾と芸大グループ(岩城宏之、林光他)との距離感である。小澤の恩師である斎藤英雄氏およびその理論を受け継ぐ指揮者へ、岩城はかなり辛辣な批評をしていると林は解説で述べているが、私の本書の読後感とも一致する。山本直純は芸大生ながら、斎藤・小澤にも近く、芸大派の岩城・林との中間にいる事になる。そして、小澤が「体制派(中道)」、林が「反体制(左翼)」としてその後を過ごす事になるのだが、そこまでは解説の林も述べてはいない。
近年、演奏される事が再び増えたショスタコーヴィチではあるが、『森のうた』は、演奏される事が稀である。岩城が本書で書いているように、『血のメーデー事件』と『60年安保』の間と言う時代的背景と合わせて歴史を感じる。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月27日に日本でレビュー済み
音楽家(の卵)という異能者というか世間一般の標準からすると大きく偏った人種の集団が面白くないわけがない。珍談奇談を堪能させてもらいました。ナオズミは大人になって(?)電車の切符を買うようになったのだろうか。そんな心配をしてしまいます。
2022年4月15日に日本でレビュー済み
本書の履歴は、1987年朝日新聞社刊行、1990年朝日文庫、2003年講談社文庫、2022年この河出文庫。
■目次と要約:
⚫︎前奏曲:藝大タイコの二年の岩城が紹介された作曲科一年の山本直純、イヨーッと言って自己紹介「ナオズミって言ってよ。ナオは不正直のジキ、ズミは不純のジュン」。
⚫︎調子外れの木琴:小学時代、独学で木琴を叩き、高校時代、放送局で独奏する。入学後、近衛秀麿楽団の打楽器も務める。その頃に、英才教育を受けたナオズミと出会う。
⚫︎原宿参り:作曲科の林光を自由学園同級のナオズミから紹介される。林は尾高尚忠の遺作曲を完成させ入学前から有名だった。彼の家に招ばれるのを「原宿参り」と呼ぶ。
⚫︎「学響」のとき:指揮者渡邉暁雄が開講し、副科のクラスに入った二人は、先生の家を繁く夜中でも訪問する。指揮科学生は学生オケを振るチャンスがあるが、二人にはナイ。二人は「学生の、学生による、学生のためのオーケストラ」を作る。これを「学響」と呼ぶ。
⚫︎酔っ払った用心棒:第一回演奏会はモーツアルト39番、ベートーベンのピアノ協奏曲3番、エロイカ。前半を岩城、エロイカをナオズミが指揮。聴衆には好評だったが二人は互いに厳しく批判する。
⚫︎恋の涙:岩城の彼女はピアノ科三美人の一人。時々絶交される、その絶交期間に海外留学してしまう。ナオズミも気位の高い美人に尽した上でアッサリ断られる。
⚫︎無銭旅行:近衛管弦楽団の大阪公演の時、ナオズミを誘って特急つばめ三等に乗る。最後尾の一等展望台で見物している所へ検札の車掌が来て、逃げるが先頭車両で捕まる。
⚫︎幻想と歓喜:マルティノンがN響客演指揮に来日。威張ったN響にカネなど払えるかと日比谷公会堂のステージの裏側から潜入して指揮者を正面から見る。翌年、カラヤンが二か月間もN響を指揮する。練習場や会場に入り込む。ナオズミに勧められて齋藤秀雄の指揮教室の生徒になる。
⚫︎森のうた:「学響」は定期公演の他に秋の藝術祭で特別演奏会をやった。自作の演奏機会がない作曲科の学生のための世界初演もした。入場は無料。最後の年?の藝術祭でナオズミが選んだ曲がショスタコーヴィッチのオラトリオ「森の歌」だった。
⚫︎あとがき:2003年、講談社文庫版のあとがき。登場人物のその後を記す。
・ナオズミは前年急死。追悼番組では、寅さんのテーマやテレビ番組の映像が放映されたが、それは一面でしかない。ナオズミの音楽家としての本質、指揮法への真剣な探究心は、この本を通して知ってもらいたい、という。
・渡邉暁雄先生には、お誕生日に昔の「森のうた」のように騒ぎましょうと約束していたが、それを果たせずに、アケちゃんは1990年に亡くなる。
■作曲家で藝大時代の友人の林光の解説(講談社文庫版解説を再録):
⚫︎本書のタイトルについて、物語のクライマックスで演奏される「森の歌」にちなみ、二人の青春の舞台藝大一帯の美称「上野の杜」を重ね合わせたのだという。
⚫︎直純の死後、直純作曲のピアノ連弾曲の自筆譜を偶然発見した。学童疎開と敗戦で別れたあと、再会した1946年に直純が持って来て二人で弾いて遊んだ後、忘れて帰ったものらしい。このとき十二歳の少年が、数年後、<上野の杜>で岩城と出会い、「森のうた」の物語がはじまるのだ、と結ぶ。

■手遅れにならなかった幸運
・小学校の頃、脛の骨膜炎で、医者が膝から下を切断することを決定したが、手術は体力の回復を待ってからとなる。その間、腹這いになって木琴を叩き楽譜の解読にも取り組み、夢のお告げの湿布をするうち、三週間で骨膜炎の症状が消える奇跡が起きる。
・もし手術がもっと早くなされていたら手遅れである。指揮者岩城は誕生しなかっただろう。今もこのような手遅れが少なくないカモと思うと恐ろしい。
■古き良き時代
・約束したオケ奏者が、許可された早朝の練習会場に集まらない。ソバを食わせると宣伝すると大勢集まり出前を注文する。ソバの集金人から逃亡。その後払った記憶なく、アケちゃんが払ってくれたのかも。
・マルティノン指揮のN響演奏会場に潜入。客席では指揮者が見えない。ステージの後方を高くする中空の箱積みの後ろに潜り込む。覗くと指揮者がハッキリ見えた。
・ベルリンフィル就任前の若きカラヤンがN響を指揮した。練習場に潜入。客席への潜り込みも。
・列車のタダノリ:ナオズミは切符を買わない。オーッと腕を上げて改札を抜ける。
・近衛秀麿の変な趣味:近衛は収集魔で、汽車のプレートやNHKの表示板などを買上げてくれる。たばこ屋の看板は「零細企業をいじめてはいけない! でっかいところのを盗んでいらっしゃいましよ」と公家言葉で怒鳴られた。大阪公演最後の深夜、二人で毎日新聞の縦2m位の看板を盗み、翌朝、新聞紙でグルグル巻きにして大阪駅の集合場所に行く。責任者に見つかり「返して来い」と怒鳴られる。
■森の歌
・ナオズミが選んだ「森の歌」は、歌のソリスト二人、合唱団付きの壮大な曲。スターリン時代、期待の第九交響曲が軽い曲で批判され、ショスタコーヴィッチが御機嫌伺いに書いてスターリン賞を取った曲。世界的人気でレコードが何種類も出ていたという。
・練習にも客席が埋まる人気で、本番当日は大変なことになる。開演前、係りの学生が駆込んで来る。満員に詰込んだが残りの行列が学校の先まで続いている、どうしよう? 直ちに二回やると決定。奏楽堂のステージや客席が大丈夫かと思うほどの大興奮の公演となる。
・二回目は立ち見も多い超満員。一回目は慎重だったナオズミが、第1曲の冒頭、ピアニシモなのにパッと指揮棒を上に振上げ、オケも一斉に楽器を構える。第5曲の大合唱でナオズミが狂ったように暴れ続け、客席に転落するのでないかと、打楽器席の岩城が心配する。最終楽章「栄光」の最後の一発、ナオズミと目を合わせて、岩城はシンバルが真っ二つに割れたほどの渾身の力で打ち鳴らす。
■個人的蛇足
・「森の歌」は名前だけ知っていたが聴いた記憶がない。CD棚を探すとアシュケナージ指揮とハイティンク指揮の二種が出て来た。本書を読み直しながら聴く。第5曲でナオズミの姿が想像されて大笑いする。本書の最終章は、曲の詳しい説明と演奏の描写が明快で楽しく、かつ感動的。
・岩城と近衛は、1960年代、大学のオケの客演指揮で初めて聴いた。岩城のベト7は今も覚えている。学生オケを指揮しながら岩城は10年前の「森のうた」の頃を思い出していたのか。
・「威張ったN響」には共感の思い出がある。上野の文化会館で行なわれるN響定期の会員募集。始発電車で新橋のNHKに並ぶ。何時間も待たせて現れた係員がハイココマデと言って、無情に列の前で打ち切る。半年後に並んでやっと悪い席の会員になれる。良い席に移るにはまた早朝行列。NHKホールが出来て会員が不足になると丁重な応対に変った。
・三美人のもう一人は声楽の大橋国一と結婚したという。大橋はテレビで第九を見ただけだが、日本にこんな歌手がいたのかと衝撃的だった。だがそのすぐ後、早過ぎる死で、残念に思った記憶がある。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しい青春賛歌ですし、資料としても興味深いものがあります。ただ、文体が軽すぎて勿体ないです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年以上前、当時「朝日文庫」から出版されていたものをまた改めて読みました。とても楽しい学生生活を送っているのが良く判ります。「無条件に楽しい」というのではなく、「何もしなければただ過ぎていく時間」を「自分達で楽しくしている」というのが、能動的で立派なことだと思います。一流の人は様々な分野にわたって一流だと思いました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本を代表する指揮者だった岩城宏之氏が、同じく日本を代表する音楽家山本直純氏との東京芸術大学で共に過ごした日々を綴った青春物語。

将来の音楽家を目指して努力を重ね研鑽の日々が描かれているのかと思いきや、コメディー漫画さながらのハチャメチャなドタバタ青春喜劇。
無銭飲食に無賃乗車、オーケストラへの度々の無賃観劇?、今では重要文化財に指定されている芸大奏楽堂でのめちゃくちゃ振りなど、学生ならではの破天荒な青春の日々の数々が描かれている。

中でもN響への度重なる無断侵入では、N響職員にも「常習犯」として目をつけられており、いかにして監視の目をくぐって演奏会へ忍び込んだか等々の武勇談?は、喜劇ドラマそのもの。
そんな中でも、芸大の教官との厚い親交や、他の学生との友情、青春ならではの女性を巡る甘酸っぱい思い出等々が描かれていて飽きさせない。

日本を代表する音楽家になった、この二人にも(この二人だからこそ?)こんな破天荒な青春があったんだなぁと、おもしろおかしく最後まで一気に読めた。

「のだめカンタービレ」はこの本からヒントを得たんだな、と思われる場面も数ケ所かあった。
この本の初版は、もう25年近くも前のこと。今ではお二人とも鬼籍に入って久しい。
しかし、お二人のご活躍を知らない世代の人が読んでも十分に楽しめる本だった。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高の本です。音楽、青春、夢。走る走る岩城も山本も小澤征爾も。皆、走ってここまできたのですね。音楽やめようと思っている人に読んでほしい。やめないで下さい。食えなくてもいいじゃないですか。あなたの紡ぎだす音楽は、きっと誰かの支えになっているはずです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年6月13日に日本でレビュー済み
「青春という響きには、許し難いものがある」と書いたのは村上龍だったが、この本に
詰まっているものを、ひと言で言うとしたら、やはり「青春」ということになる。

音楽、クラシック、芸大、恋、おバカな男子・・といったアイテムが、達意の文章で
綴られていく。つまらない箇所やページがどこにもない。

文庫の新装版では、カヴァーが「のだめ風」になった。最初は二ノ宮先生ご本人の
イラストかと思った。それがこの本の内容を、端的に伝えている。
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