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時代の抵抗者たち 単行本 – 2020/5/26
青木理
(著)
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いま最も戦闘的なジャーナリストが各界の抵抗する発言者たちと対話しながら、破滅につきすすむ、この国のありかた、世界のゆくえを問い直し、あらたなすがたをさぐる今最も重要な本。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2020/5/26
- 寸法13 x 2.3 x 18.8 cm
- ISBN-104309249523
- ISBN-13978-4309249520
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商品の説明
著者について
1966年生まれ。著書『日本会議の正体』『安倍三代』『抵抗の拠点から』など多数
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2020/5/26)
- 発売日 : 2020/5/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4309249523
- ISBN-13 : 978-4309249520
- 寸法 : 13 x 2.3 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,253位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,895位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月24日に日本でレビュー済み
共謀罪を通し、特定秘密保護法をつくり、実質的には改憲に近い集団的自衛権の行使にまで道を開いてしまった。
僕らの世代はある種の恥の世代として歴史に記憶されることは覚悟しています。
それはもう起きてしまったことですから、のちの世代に尊敬されない世代だということはすごく感じます。
第8章 国家権力が人を殺すということ
――平野啓一郎1975年生まれ。作家。
本書はスタジオジプリ刊行の月刊誌「熱風」で2015年7月から連載されている対談、青木理「日本人と戦後70年」から選んだもの。以下、コメントを付さないでいくつか紹介する。なお文意を損なわない範囲で、語句の一部を省略している。
安倍“姑息”、菅“隠蔽”、麻生“野卑”というトリオ、憲政史上最長最悪の安倍晋三時代がやっと終息した。本書『時代の抵抗者たち』は、その安倍時代の証言集でもある。
2020年9月16日、まるで20世紀に戻ったような「自助・共助・公助、そして絆」というキャッチフレーズで、菅義偉“居抜き”官邸がスタートする。
*
各省の幹部は安倍さんではなく、〔官房長官の〕菅さんを見ながら仕事をしているというべきでしょう。安倍さんは乗っかっているだけという印象です。〔…〕
菅さんは公の会見で「地位に恋々とした」などと、実際は「れんめん」とおっしゃってましたが、あたかも私が地位に恋々としていたかのような、事実とまったく反することを平然とおっしゃった。〔…〕敵は徹底的に排除するというか、情け容赦がまったくない。自らに反旗を翻す官僚は徹底して叩きのめし、飛ばしてしまう。
第2章 集団主義の教育から強権支配へ
――前川喜平 1955年生まれ。元文部科学省事務次官。
*
欲しいのは半径5メートルの幸福であって、真実などはむしろ聞きたくない。社会にこんな問題があるというのも聞きたくない。私は自分の目の前の愛する者たちだけのために生きる、というような人が増えているんじゃないでしょうか。
もちろん、それは別に悪いことではありません。意識の配分の問題だと思います。〔…〕
それにしても、こんな都合のいい国民はいないですよね。これほど都合のいい国民なら、政治家は楽しくて仕方ないでしょう。
第4章 言うべきことを言う姿勢
――中村文則1977年生まれ。作家。
*
田中均 1947年生まれ。外務省局長時代に北朝鮮と水面下での交渉により小泉純一郎首相が訪朝。
青木 当初の日朝の合意によれば、5人の被害者は帰国後、いったん北朝鮮に戻ることになっていましたね。しかし日本側は、拉致被害者の家族会や支援団体などの意向を受け、戻すのを拒否しました。一部では、田中さんがこれに反対したとも伝えられました。
田中 私は反対などと言っていません。戻さなかった場合にはこうなりますよ、ということを申しあげただけです。戻さないことを決めた際も、最後に小泉総理が「田中さん、これでいいですか」とおっしゃったので、「結構です」と申しあげました。
でも、あのときに「いや、ちょっと待ってください」「われわれが目指したのは、もっと大きな絵だったはずです」と言うべきだったかもしれない。あのまま日朝双方に連絡部署をつくり、核問題も六者協議でやっていくことなどで基本的には北朝鮮側と合意していたんです。その主導権を日本が取っていくとか、物事を大きくつくっていく余地だってありました。
ですから小泉首相や福田官房長官を説得して、「ちょっと待ってください」と申しあげることができたかもしれない。しかし、それをやるのは一種のポピュリズムを断ち切るという作業です。
あのときに安倍さんたちがつくった「北朝鮮けしからん」という風潮にあえて逆らうことができたか、という問題です。
第5章 いまは知性による抵抗のとき
――田中均 1947年生まれ。外務省局長時代に北朝鮮と水面下で交渉を進め、小泉純一郎首相訪朝。
*
せめて在日コリアンの間くらいは統一したらどうかと。これは民団系、総連系があるわけだけど、なんだかんだと言ったって日本に居住しているわけだし、祖国から拘束力というのはもうそんなに強くないわけですから。せめて在日朝鮮人、韓国人、コリアンだけでも統一していく。やろうと思えばできないことはない。
第6章 潜在化した差別が噴き出す危険性
――梁石日(ヤン・ソギル)1936年生まれ。作家。
*
たとえば、サリンの生成をそもそも言い出したのは麻原氏ではなくて村井氏です。戦争などという発想を持ち出したのは早川紀代秀氏ではないかと思います。
それぞれいろいろな思いや個性を持った信者が集まり、それぞれが教祖に話を持ちかけ、行動に移してしまうようになる。麻原教祖はそれを容認し、受け入れるんです。やってしまったことは叱らない。坂本弁護士を殺した弟子たちが戻ってくると抱擁する。地下鉄でサリンを撒いた人間も抱擁する。なんていうことをしたんだ、とは絶対に言わない。いつしか過激であることが全部容認され、過激であることが先行し、維持され、拡大されていってしまうようになった。
第9章 オウム事件、光事件の弁護人として
――安田好弘 1947年生まれ。オウム真理教教祖麻原彰晃の国選弁護人。
僕らの世代はある種の恥の世代として歴史に記憶されることは覚悟しています。
それはもう起きてしまったことですから、のちの世代に尊敬されない世代だということはすごく感じます。
第8章 国家権力が人を殺すということ
――平野啓一郎1975年生まれ。作家。
本書はスタジオジプリ刊行の月刊誌「熱風」で2015年7月から連載されている対談、青木理「日本人と戦後70年」から選んだもの。以下、コメントを付さないでいくつか紹介する。なお文意を損なわない範囲で、語句の一部を省略している。
安倍“姑息”、菅“隠蔽”、麻生“野卑”というトリオ、憲政史上最長最悪の安倍晋三時代がやっと終息した。本書『時代の抵抗者たち』は、その安倍時代の証言集でもある。
2020年9月16日、まるで20世紀に戻ったような「自助・共助・公助、そして絆」というキャッチフレーズで、菅義偉“居抜き”官邸がスタートする。
*
各省の幹部は安倍さんではなく、〔官房長官の〕菅さんを見ながら仕事をしているというべきでしょう。安倍さんは乗っかっているだけという印象です。〔…〕
菅さんは公の会見で「地位に恋々とした」などと、実際は「れんめん」とおっしゃってましたが、あたかも私が地位に恋々としていたかのような、事実とまったく反することを平然とおっしゃった。〔…〕敵は徹底的に排除するというか、情け容赦がまったくない。自らに反旗を翻す官僚は徹底して叩きのめし、飛ばしてしまう。
第2章 集団主義の教育から強権支配へ
――前川喜平 1955年生まれ。元文部科学省事務次官。
*
欲しいのは半径5メートルの幸福であって、真実などはむしろ聞きたくない。社会にこんな問題があるというのも聞きたくない。私は自分の目の前の愛する者たちだけのために生きる、というような人が増えているんじゃないでしょうか。
もちろん、それは別に悪いことではありません。意識の配分の問題だと思います。〔…〕
それにしても、こんな都合のいい国民はいないですよね。これほど都合のいい国民なら、政治家は楽しくて仕方ないでしょう。
第4章 言うべきことを言う姿勢
――中村文則1977年生まれ。作家。
*
田中均 1947年生まれ。外務省局長時代に北朝鮮と水面下での交渉により小泉純一郎首相が訪朝。
青木 当初の日朝の合意によれば、5人の被害者は帰国後、いったん北朝鮮に戻ることになっていましたね。しかし日本側は、拉致被害者の家族会や支援団体などの意向を受け、戻すのを拒否しました。一部では、田中さんがこれに反対したとも伝えられました。
田中 私は反対などと言っていません。戻さなかった場合にはこうなりますよ、ということを申しあげただけです。戻さないことを決めた際も、最後に小泉総理が「田中さん、これでいいですか」とおっしゃったので、「結構です」と申しあげました。
でも、あのときに「いや、ちょっと待ってください」「われわれが目指したのは、もっと大きな絵だったはずです」と言うべきだったかもしれない。あのまま日朝双方に連絡部署をつくり、核問題も六者協議でやっていくことなどで基本的には北朝鮮側と合意していたんです。その主導権を日本が取っていくとか、物事を大きくつくっていく余地だってありました。
ですから小泉首相や福田官房長官を説得して、「ちょっと待ってください」と申しあげることができたかもしれない。しかし、それをやるのは一種のポピュリズムを断ち切るという作業です。
あのときに安倍さんたちがつくった「北朝鮮けしからん」という風潮にあえて逆らうことができたか、という問題です。
第5章 いまは知性による抵抗のとき
――田中均 1947年生まれ。外務省局長時代に北朝鮮と水面下で交渉を進め、小泉純一郎首相訪朝。
*
せめて在日コリアンの間くらいは統一したらどうかと。これは民団系、総連系があるわけだけど、なんだかんだと言ったって日本に居住しているわけだし、祖国から拘束力というのはもうそんなに強くないわけですから。せめて在日朝鮮人、韓国人、コリアンだけでも統一していく。やろうと思えばできないことはない。
第6章 潜在化した差別が噴き出す危険性
――梁石日(ヤン・ソギル)1936年生まれ。作家。
*
たとえば、サリンの生成をそもそも言い出したのは麻原氏ではなくて村井氏です。戦争などという発想を持ち出したのは早川紀代秀氏ではないかと思います。
それぞれいろいろな思いや個性を持った信者が集まり、それぞれが教祖に話を持ちかけ、行動に移してしまうようになる。麻原教祖はそれを容認し、受け入れるんです。やってしまったことは叱らない。坂本弁護士を殺した弟子たちが戻ってくると抱擁する。地下鉄でサリンを撒いた人間も抱擁する。なんていうことをしたんだ、とは絶対に言わない。いつしか過激であることが全部容認され、過激であることが先行し、維持され、拡大されていってしまうようになった。
第9章 オウム事件、光事件の弁護人として
――安田好弘 1947年生まれ。オウム真理教教祖麻原彰晃の国選弁護人。
2021年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対談形式の1冊になっています。
聞き手になっている青木理さんが
どの方にも良い箇所を深掘りする質問をしてとても深い話を知ることができます。
この1冊をまとめた青木理さんこそが時代の抵抗者だと感じました。
勇気が出る一冊でした。
聞き手になっている青木理さんが
どの方にも良い箇所を深掘りする質問をしてとても深い話を知ることができます。
この1冊をまとめた青木理さんこそが時代の抵抗者だと感じました。
勇気が出る一冊でした。
2020年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「時代に抵抗する人達」あるいは「時代に抵抗せざるを得ない人達」とのインタヴュー集です。
著者の青木理氏がBS朝日の『いま日本は』(2013年10月~2014年9月)でコメンテーターを務めているのをスタジオジブリの鈴木敏夫氏が見て、ジブリ出版部の雑誌『熱風』で対談記事をシリーズで書くことになり、その中の9人との対談をまとめたもの。対談相手は多様ですが、特に本書には所謂根っからの「抵抗者」と本来であれば日本の中枢で活躍しているべきなのにやむを得ない理由によってそこから外れて生きる人たちを取り上げています。カッコ内は対談の時期です。
「前川喜平」(2019年8月13日)
この対談集の中では、安倍政権と最も関わりを持ちかつその直接的被害者ともいえる前川氏の対談に一番関心を持ちました。
この中でまず初めに前川氏は2018年10月に行われた文科省の幹部人事に触れ、官邸べったりの人物、藤原誠が文部次官に就任したことを含めて、政権のイエスマンだけが偉くなり、少しでも異論を唱える人は外され飛ばされてしまう状況に言及しています。そしてそれは文科省だけでなく他の省庁でも同様なのは明らかです。
引き続き、無能な安倍一強ゆえの弊害、官邸官僚の問題、議員たち(義家弘介、萩生田光一、赤池誠章、池田佳隆、豊田真由子)の人間性を含めた問題、間違った官邸主導の在り方、規制緩和が安倍晋三に近い人物への利益供与になっていること、それがひいては格差や貧困の広がりに繋がっていること、人事を官邸に握られた官僚が忖度をせざるを得ない状況に追いやられ、そうした諸々の事柄が日本の官僚システムを破壊し劣化させているとします。
さらに管義偉の権力志向と冷酷さ、現政権はむしろ「安倍・管政権」と呼ぶべきだとし、その危険性が列挙されていきます。その他、日本の教育制度についても触れています。
管義偉は安倍晋三が首相を辞めた後、二度と政権には参加して欲しくないです。ましてや首相になってはいけない人物だと思います。
対談当時、前川氏は夜間中学のスタッフとして活動、講演などを行っています。ご活躍をお祈りします。
「古賀誠」(2018年4月10日)
安倍一強・官邸官僚に反論を唱え、安倍晋三と官邸、大臣、官僚との関係性に問題があるとしている。正論を述べていると思いますし、正論を述べようとすると安倍晋三とその取り巻きを批判せざるを得なくなることがわかります。古賀氏が9条を守り抜こうという気持ちがこの短い対談からも伝わってきます。また安倍晋三がメディアの社長と頻繁に会食していることの問題点に触れているのですが、それはまるでここ最近の黒川検事長の事件を予見・警告しているような気さえします。
「岡留安則」(2016年4月14日)
対談当時の沖縄・翁長知事の話題を中心に、かつての自民党の重鎮の多くは沖縄の歴史認識や沖縄の痛みを理解していたとし、しかし安倍晋三は沖縄に対する配慮もなければ沖縄についての知識も教養も無い、ネトウヨ並みであると断罪します。その他対談当時の米軍基地移転の細部も知ることができます。
残念ながら翁長知事も岡留氏もすでに亡くなっています。
そのほかにはなかにし礼氏、中村文則氏、田中均氏、梁石日氏、平野啓一郎氏、安田好弘氏と各分野の重要な人物が名を連ねています。
あくまでもインタヴューであり、内容的に限界があり必ずしも深いとは言えませんが、普段知ることのできない話を読むことができ面白いです。青木氏については毎日のようにテレビ番組で見ることができますが、これまでは名前を知っているだけの人達の本音も知ることができました。
またすでに亡くなった方がいらっしゃるのは残念ですが、対談相手として登場してくれたような人たちが、今でも活躍し、今の日本に目を光らせていることを確認できただけでも随分と救われたような気がします。
安倍晋三政権のもと無法が平気で大手を振る時代です。声を挙げられないとしても、そうした無法を見て見ぬふりをできない方に是非お勧めします。
著者の青木理氏がBS朝日の『いま日本は』(2013年10月~2014年9月)でコメンテーターを務めているのをスタジオジブリの鈴木敏夫氏が見て、ジブリ出版部の雑誌『熱風』で対談記事をシリーズで書くことになり、その中の9人との対談をまとめたもの。対談相手は多様ですが、特に本書には所謂根っからの「抵抗者」と本来であれば日本の中枢で活躍しているべきなのにやむを得ない理由によってそこから外れて生きる人たちを取り上げています。カッコ内は対談の時期です。
「前川喜平」(2019年8月13日)
この対談集の中では、安倍政権と最も関わりを持ちかつその直接的被害者ともいえる前川氏の対談に一番関心を持ちました。
この中でまず初めに前川氏は2018年10月に行われた文科省の幹部人事に触れ、官邸べったりの人物、藤原誠が文部次官に就任したことを含めて、政権のイエスマンだけが偉くなり、少しでも異論を唱える人は外され飛ばされてしまう状況に言及しています。そしてそれは文科省だけでなく他の省庁でも同様なのは明らかです。
引き続き、無能な安倍一強ゆえの弊害、官邸官僚の問題、議員たち(義家弘介、萩生田光一、赤池誠章、池田佳隆、豊田真由子)の人間性を含めた問題、間違った官邸主導の在り方、規制緩和が安倍晋三に近い人物への利益供与になっていること、それがひいては格差や貧困の広がりに繋がっていること、人事を官邸に握られた官僚が忖度をせざるを得ない状況に追いやられ、そうした諸々の事柄が日本の官僚システムを破壊し劣化させているとします。
さらに管義偉の権力志向と冷酷さ、現政権はむしろ「安倍・管政権」と呼ぶべきだとし、その危険性が列挙されていきます。その他、日本の教育制度についても触れています。
管義偉は安倍晋三が首相を辞めた後、二度と政権には参加して欲しくないです。ましてや首相になってはいけない人物だと思います。
対談当時、前川氏は夜間中学のスタッフとして活動、講演などを行っています。ご活躍をお祈りします。
「古賀誠」(2018年4月10日)
安倍一強・官邸官僚に反論を唱え、安倍晋三と官邸、大臣、官僚との関係性に問題があるとしている。正論を述べていると思いますし、正論を述べようとすると安倍晋三とその取り巻きを批判せざるを得なくなることがわかります。古賀氏が9条を守り抜こうという気持ちがこの短い対談からも伝わってきます。また安倍晋三がメディアの社長と頻繁に会食していることの問題点に触れているのですが、それはまるでここ最近の黒川検事長の事件を予見・警告しているような気さえします。
「岡留安則」(2016年4月14日)
対談当時の沖縄・翁長知事の話題を中心に、かつての自民党の重鎮の多くは沖縄の歴史認識や沖縄の痛みを理解していたとし、しかし安倍晋三は沖縄に対する配慮もなければ沖縄についての知識も教養も無い、ネトウヨ並みであると断罪します。その他対談当時の米軍基地移転の細部も知ることができます。
残念ながら翁長知事も岡留氏もすでに亡くなっています。
そのほかにはなかにし礼氏、中村文則氏、田中均氏、梁石日氏、平野啓一郎氏、安田好弘氏と各分野の重要な人物が名を連ねています。
あくまでもインタヴューであり、内容的に限界があり必ずしも深いとは言えませんが、普段知ることのできない話を読むことができ面白いです。青木氏については毎日のようにテレビ番組で見ることができますが、これまでは名前を知っているだけの人達の本音も知ることができました。
またすでに亡くなった方がいらっしゃるのは残念ですが、対談相手として登場してくれたような人たちが、今でも活躍し、今の日本に目を光らせていることを確認できただけでも随分と救われたような気がします。
安倍晋三政権のもと無法が平気で大手を振る時代です。声を挙げられないとしても、そうした無法を見て見ぬふりをできない方に是非お勧めします。
2020年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり斬新な内容だと思います。
2020年11月9日に日本でレビュー済み
図書館本 良書
スタジオジブリ刊行の月刊誌「熱風」2015年7月からの青木氏の連載「日本人と戦後70年」の対談者から9人分をまとめたとある。
恥ずかしながら知らない方もいて、自分の無教養さを痛感した一冊。
備忘録として
芸能界と自民党の関係
青島幸夫さんの凄さ
文部省関連議員のパワハラ
古賀誠氏 2歳の時に父がレイテで戦死
平野氏 僕らの世代はある種の恥の世代として歴史に記憶されることを覚悟
共謀罪、集団的自衛権の行使容認の道、特定秘密保護法
目次
第1章 なかにし礼―芸能という自由・平等・猥褻
第2章 前川喜平―集団主義の教育から強権支配へ
第3章 古賀誠―平和を貫く保守政治を
第4章 中村文則―言うべきことを言う姿勢
第5章 田中均―いまは知性による抵抗のとき
第6章 梁石日―潜在化した差別が噴き出す危険性
第7章 岡留安則―スキャンダリズムから沖縄の怒りへ
第8章 平野啓一郎―国家権力が人を殺すということ
第9章 安田好弘―オウム事件、光市事件の弁護人として
スタジオジブリ刊行の月刊誌「熱風」2015年7月からの青木氏の連載「日本人と戦後70年」の対談者から9人分をまとめたとある。
恥ずかしながら知らない方もいて、自分の無教養さを痛感した一冊。
備忘録として
芸能界と自民党の関係
青島幸夫さんの凄さ
文部省関連議員のパワハラ
古賀誠氏 2歳の時に父がレイテで戦死
平野氏 僕らの世代はある種の恥の世代として歴史に記憶されることを覚悟
共謀罪、集団的自衛権の行使容認の道、特定秘密保護法
目次
第1章 なかにし礼―芸能という自由・平等・猥褻
第2章 前川喜平―集団主義の教育から強権支配へ
第3章 古賀誠―平和を貫く保守政治を
第4章 中村文則―言うべきことを言う姿勢
第5章 田中均―いまは知性による抵抗のとき
第6章 梁石日―潜在化した差別が噴き出す危険性
第7章 岡留安則―スキャンダリズムから沖縄の怒りへ
第8章 平野啓一郎―国家権力が人を殺すということ
第9章 安田好弘―オウム事件、光市事件の弁護人として
2020年7月24日に日本でレビュー済み
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青木理さんのファンなので^_^
2020年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは素晴らしい書物です。できる限り多くの方々に読んで頂きたいと思います。