①著者は、環境問題の反面教師である。環境対策で利権を貪る行政機関や企業の責任を指摘する。
②著者の言う通り、環境問題と地球温暖化には「嘘」がある。しかし、環境問題や地球温暖化自体が存在しないわけではない。この二つの問題は「事実」として存在する。福島第1原発事故、海水温の上昇による漁獲高の激減等。
③決定的な「事実」は、産業革命(1750年)以後、世界の「人口爆発」と資源・エネルギーの「大量消費」、温室効果ガスの「大量排出」が始まったということである。
④「少子高齢化」は先進国に見られる現象である。世界人口は約80億に達しようとしている。エネルギー消費を減らし、温暖化を減らす政策は必要不可欠である。石油・石炭等の化石燃料は埋蔵量がゼロになれば産出出来ない。石油に替わる代替エネルギーとクリーンエネルギーの開発は必要不可欠なのだ。
⑤行政機関や企業の嘘に騙されず、環境対策を推進する必要がある。最近北海道寿都町が高レベル核廃棄物処理施設設置に名乗り出たが、賛否の議論だけである。両論だけでなく、「原発廃止」の議論が出ていない。調査・決定に要する約20年間のうちに「原発廃止」を実現することの方が重要である。
⑥「20年以内に原発を廃止する」と決めれば良い。企業は本腰を入れて代替エネルギーを開発するであろう。太陽光パネルの性能も著しく向上するであろう。需要が増えれば、設置費用も下がる。風力発電、地熱発電、バイオマスエネルギー、シュールガス、液化天然ガス等、地域の特性を生かした代替エネルギーを開発出来るはずだ。
京都議定書以来の温室効果ガスの排出削減の目標達成に努めるべきだ。
目標値は必要である。次世代に住み良い環境を残す責務がある。
本書から学ぶべきことは多い。
お勧めの一冊だ。
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環境問題の噓 令和版 (MdN新書) 新書 – 2020/10/6
池田 清彦
(著)
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ムダと利権にまみれた対策が地球を不幸にする
まやかしの「CO2削減」に踊らされるな!
環境問題にはある種の「流行」のようなものがある。その時どきの一番「ウケる」話題が一気に出てきて、それだけが最大で唯一の環境問題であるかのようになってしまう。逆に言えば、後のことは別にたいした問題ではないというような感じになる。上辺だけの環境ブームに警鐘を鳴らし、現代社会の本質に関わる問題を人気の生物学者が説き明かす。
―本文より―
実は、1960年代後半から1980年代の初め頃まで、気象学者たちは地球寒冷化を警告していた。1940年から1970年の30年間で地球の平均気温は摂氏0.2℃ほど下がったので、このまま気温が下がり続ければミニ氷河期が来ると考えても不思議ではない。しかし、寒冷化を人類がコントロールするわけにはいかないので、寒冷化を防ぐ手立てはなく、寒冷化予防が利権になることはなかった。1980年代の後半になり、地球の平均気温が上がり始めると、CO2の人為的排出が地球温暖化の主たる原因だと言い出す科学者が現れ始めた。1988年にNASAの科学者、ハンセンが「最近の異常気象が地球温暖化と関係していることは99%の確率で正しい」と証言したのを機に人為的地球温暖化説は全世界に一気に広まり、これを金儲けのチャンスと捉えた人々は、CO2の削減を錦の御旗に掲げて、膨大な金を動かそうと目論んだのである。
〈本書の特長〉
・環境問題にはびこる噓を見抜く!
・『ホンマでっか!? TV』出演、評論家としても活躍する池田清彦先生が解説。
〈本書の内容〉
■第一章 環境問題の噓
■第二章 地球温暖化の噓
■第三章 エネルギー問題の噓
■第四章 ゴミ問題の噓
■第五章 食料問題の噓
■第六章 人口問題の噓
■第七章 未来をつくる問題解決策
まやかしの「CO2削減」に踊らされるな!
環境問題にはある種の「流行」のようなものがある。その時どきの一番「ウケる」話題が一気に出てきて、それだけが最大で唯一の環境問題であるかのようになってしまう。逆に言えば、後のことは別にたいした問題ではないというような感じになる。上辺だけの環境ブームに警鐘を鳴らし、現代社会の本質に関わる問題を人気の生物学者が説き明かす。
―本文より―
実は、1960年代後半から1980年代の初め頃まで、気象学者たちは地球寒冷化を警告していた。1940年から1970年の30年間で地球の平均気温は摂氏0.2℃ほど下がったので、このまま気温が下がり続ければミニ氷河期が来ると考えても不思議ではない。しかし、寒冷化を人類がコントロールするわけにはいかないので、寒冷化を防ぐ手立てはなく、寒冷化予防が利権になることはなかった。1980年代の後半になり、地球の平均気温が上がり始めると、CO2の人為的排出が地球温暖化の主たる原因だと言い出す科学者が現れ始めた。1988年にNASAの科学者、ハンセンが「最近の異常気象が地球温暖化と関係していることは99%の確率で正しい」と証言したのを機に人為的地球温暖化説は全世界に一気に広まり、これを金儲けのチャンスと捉えた人々は、CO2の削減を錦の御旗に掲げて、膨大な金を動かそうと目論んだのである。
〈本書の特長〉
・環境問題にはびこる噓を見抜く!
・『ホンマでっか!? TV』出演、評論家としても活躍する池田清彦先生が解説。
〈本書の内容〉
■第一章 環境問題の噓
■第二章 地球温暖化の噓
■第三章 エネルギー問題の噓
■第四章 ゴミ問題の噓
■第五章 食料問題の噓
■第六章 人口問題の噓
■第七章 未来をつくる問題解決策
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社エムディエヌコーポレーション
- 発売日2020/10/6
- 寸法17.3 x 10.9 x 1 cm
- ISBN-104295200352
- ISBN-13978-4295200352
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商品の説明
著者について
池田清彦(いけだ・きよひこ)
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、高尾599ミュージアム名誉館長。カミキリムシの収集家としても知られる。著書は『環境問題のウソ』『ほんとうの環境白書』『本当のことを言ってはいけない』『自粛バカ』など多数。メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』を好評配信中。
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、高尾599ミュージアム名誉館長。カミキリムシの収集家としても知られる。著書は『環境問題のウソ』『ほんとうの環境白書』『本当のことを言ってはいけない』『自粛バカ』など多数。メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』を好評配信中。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1947年、東京生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授を経て、現在、早稲田大学国際教養学部教授、山梨大学名誉教授。専門の生物学分野のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する60冊以上の著書を持ち、フジテレビ系「ホンマでっか! ?TV」にも出演する等、テレビ、新聞、雑誌等でも活躍している。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『人間、このタガの外れた生き物 (ISBN-10: 458412406X)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
IPCC詐欺と似非気象学者の言うことを、「うそ」とマスコミが発表しないのか?人類以前の古希起床からみて、まともな気象学者は、現状を嘆いている。明日の起床も100%予測できないのに、10年後等の予測が出来るはずがない。
クライメートゲート事件等を日本のマスコミは、取り上げていない?不思議です。
クライメートゲート事件等を日本のマスコミは、取り上げていない?不思議です。
2022年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすい。池田先生の物の見方をわかっている人には新しさはないかも。
2022年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
環境問題に少しでも関心のある方なら、非常に読み易く分かり易い解説になっています。色々な切り口から、金儲けを考える人がいるのです。改めて、環境ビジネスという金言が、一部の人達の為に有ることが良く分かる。
2022年8月11日に日本でレビュー済み
「地球の気候変動というのは、自然現象である。人間の活動で左右されるものではない。」これに尽きる。
2023年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知見、考え方はわかった。
しかし、思い込みやデータでの証明不足です
本書にある(全て温暖化のせい)の方々の同じで、信憑性がない
しかし、思い込みやデータでの証明不足です
本書にある(全て温暖化のせい)の方々の同じで、信憑性がない
2020年10月28日に日本でレビュー済み
14年前に出版された『環境問題のウソ』を全面的にリニューアルし、令和版としたものとのこと。
前作を読んでいない私ですが、何の違和感も無く、読み進めることができました。
メディアで垂れ流されている「ウソ」が、次々と暴かれていきます。
著者は「序章」で以下のように書いています。これが本書のテーマではないかと思います。
『一度始めてしまった政策が、新たに判明した科学的事実に整合的でないことが分かったとしても、この政策はなかなか廃絶されないのだ。ある政策を遂行するために複雑なシステムが構築されると、このシステムにディペンド
して生計を立てる企業や役所や人が出てくる。このシステムが崩壊すると困る人が多ければ多いほど、科学的事実に反することが分かっても、システムはなかなか潰れないのである。』
本書の中には、政治的・経済的・歴史的な発言がチョコチョコありますが、著者の専門外ですので…。
前作を読んでいない私ですが、何の違和感も無く、読み進めることができました。
メディアで垂れ流されている「ウソ」が、次々と暴かれていきます。
著者は「序章」で以下のように書いています。これが本書のテーマではないかと思います。
『一度始めてしまった政策が、新たに判明した科学的事実に整合的でないことが分かったとしても、この政策はなかなか廃絶されないのだ。ある政策を遂行するために複雑なシステムが構築されると、このシステムにディペンド
して生計を立てる企業や役所や人が出てくる。このシステムが崩壊すると困る人が多ければ多いほど、科学的事実に反することが分かっても、システムはなかなか潰れないのである。』
本書の中には、政治的・経済的・歴史的な発言がチョコチョコありますが、著者の専門外ですので…。
2021年9月10日に日本でレビュー済み
作者もそうだけど、あーだこーだ論を述べるだけじゃなく行動すればいいんだよね。皆んなが。
もちろん方向性が大事なのは前提だけど。
言葉で話してても何も解決ならないしね、まず個人ができる事を一歩ずつでもしてるなら説得力あるけど、おそらくしてないだろうねなぁこう言うひと達は。
もちろん方向性が大事なのは前提だけど。
言葉で話してても何も解決ならないしね、まず個人ができる事を一歩ずつでもしてるなら説得力あるけど、おそらくしてないだろうねなぁこう言うひと達は。