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「雑」の思想 : 世界の複雑さを愛するために 単行本(ソフトカバー) – 2018/11/19

4.3 5つ星のうち4.3 17個の評価

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近代社会が喪った「雑」の魅力を語りあう 雑談・雑音・雑学・雑種・雑用・複雑・煩雑・粗雑…… 現代社会が否定してきた「雑」の中に、多様性や民主主義の根があり、 市場主義や「生産性」に代わる価値観の手がかりがある。 “雑"なる対話から広がる魅力的な世界。
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商品の説明

著者について

高橋源一郎(たかはし げんいちろう) 作家、明治学院大学教授。『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、 『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞。 近著に『ゆっくりおやすみ、樹の下で』(朝日新聞出版)、『今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史 戦後文学篇』(講談社)。 辻信一(つじ しんいち) 文化人類学者、明治学院大学教授。「ナマケモノ倶楽部」世話人、「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。 『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社ライブラリー)、 『降りる思想』『弱さの思想』(ともに共著、大月書店)、 『GNH』(編著、大月書店)ほか著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 大月書店 (2018/11/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/11/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4272431021
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4272431021
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 17個の評価

著者について

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高橋 源一郎
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1951年、広島県生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。著書に『いつかソウル・トレインに乗る日まで』『一億三千万人のための小説教室』『ニッポンの小説―百年の孤独』他多数ある。10年5月には、『「悪」と戦う』も刊行された。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
17グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年1月22日に日本でレビュー済み
新年は、お雑煮を食べながら『「雑」の思想』の本を読んで始まりました。

「万葉集が『雑』の巻きで始まっている」(162頁)
「最初に『雑』があるという考え方をしていた時代や人たちがいた」(163頁)

へえー、そうだったの。気が付きませんでした、この本を読むまでは。

「雑は全体にかかわるだけでなく『開巻を華々しく飾る』ものだった」(162頁)
「ザッツ・オール」(110頁) 全体であり、始まりでもある。「雑」こそ、すべて。おしまいでもある。

「雑」は、全体の最初に来て、始まるものだなんて、なんて縁起のいい、めでたい「雑」でしょう。
「雑」なんて、一番最後、あってもなくてもいい、どうでもいい、名のない、「その他」なんだと誤解していました。
この本を読むまでは。

この本を読み終わった今、今年はもっと広く大雑把に生きてみようと思いました。
右に行くか左に行くか、どっちに行くのか決めなくては、とあせらないで、
うんでも、すんでもなく、のんびりスローで生きてみることもできそうに感じています。

「『決める』ことは、民主主義にとって最後にやってくる最悪のチョイス、これをどうやって引き延ばすか、もしくは『決めない』という方向にするかということに、最初の民主主義は知恵を絞ったんですね」(42頁)

この本の編者のひとり、高橋源一郎さんは〈最初の民主主義の知恵〉を教えてくれました。
ギリシアの最初の民主主義では、無理やり決めなくてもよかったんだ。

自分の見方、考え方が几帳面過ぎた、一面的だった、良い悪いのどちらかに区別し過ぎた、
白黒をつけ過ぎた、勝ち負けにこだわり過ぎた、のではないかとも思えるようになりました。

今の世の中、この本に書かれている「雑」の思想がもっと真剣に考えられてもいいのではないでしょうか。

世の中の雑多な情報を幅広く集め、それらを複雑に組み合わせて読者の興味に合わせ、
浅くタイムリーに提供する紙媒体の「雑誌」の売れ行きが最近どんどん落ちているというから、心配です。
雑誌に雑文を書いて飢えをしのいできた文筆家が食を失う時代になってきたようです。

昔も今も、細々と楽しくなんとか生きている、ほぼ自給自足の人々もいます。
身の回りで自分の食べ物を作り、それを食べて生きている雑食の人たち。
その顔の表情は意外に明るく、雑然とした環境の中で、非効率的でも健康的、
日々の単調な繰り返しにも、確信に満ちていて揺るぎがない。大雑把に言って、立派に生きています。
今日を生きることに精いっぱい満足して、自然の中で雑然としたたたずまいの中で
みんなと雑談しながら笑って生きている、そんな人たちもいます。立派です。

この本のふたりの編者(変者?)は、「雑」そのものの世界と共に、生きてきたというのです。
高橋源一郎さんは「『小説』という『雑』そのものの世界」(188頁)で、そして、
辻 信一さんは文化人類学という「雑学」(5頁)の世界で生きてきました。

そして、「雑」の思想の結論です。
「でもたしかに言えるのは、ここには国家や社会とは違う論理がある。等価交換ではない原理がこの小さな共同体を支えている。あるいは、国家や社会が押しつけてくるものに対抗できる原理となっている。それは、ぼくたちを人間にしてくれる原理でもある」(182頁)

「生態系が失われることと、社会が崩れていくことが、別々のことではなくて、ひとつのことである」(183頁)
そして、編者の高橋さんと辻さんは、お互いに「違う経路をたどって、同じような結論に達してる」(178頁)
「雑」の思想は深まり広まる。お二人の結論のように感じました。

「作家の仕事は複雑なものを複雑なままに表現すること」(19頁)
と思っている高橋さんの次の作品は、きっと一人ひとりの読者が自分なりに読んで理解しなければならない
複「雑」な物語になりそうですね。読者の数だけ「雑」多な読みがありそうで、楽しみです。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月27日に日本でレビュー済み
[雑」、この字が使われている言葉は多い。この本は、改めて、この[雑]を真正面から近代から現代にいたる純粋培養的な思考とVSしようとするものである。人間は現実の神羅万象の世界を理解し、捉えるために、単純化し、純粋化し、機械のように取り換え可能な単なる部品化してしていき、はたまた、その分割したものを精緻にし、専門化し、雑然とした書斎や仕事場をきれいに片づけてしまった。そうするとちょっとした汚れや傷や乱れが気になって、何とも我慢が出来ないという潔癖症的ながんじがらめのシステムや囲いを作ってしまう。そして、身動きが取れない、自由な発想や行動が出来ない、余計なものと思われるもの(規格外)は切り捨てるという社会や意識になっている。些細なことですぐ苦情やケンカになるという、非常に不安定で窮屈な生活を送る毎日になっているのが現代ではないか。しかし、そもそも世界は雑多であり、多様であり、それぞれが個性を持った他者どおしが暮らし、存在し、いろんな考えがある。ぎちぎちではなく「遊び」が必要なのであるが、精緻にし、規格にはめ、はみ出すものは排除したり無視したり、あるものを絶対視し他を認めないという宗教か軍隊かと思われるような強烈な縛りが徘徊している。「自粛警察」と言う「隣組」もどきの動きやいじめがはやり病のように広がっている。このことは世界的に見て、国家、組織、そして個人で見られる現象である。
そうではないだろうと異議申し立てをしているのがこの書である。世界はとても複雑で多様であり、様々な存在や営みがあり、知恵や工夫がある。大災害もある。したがって、世界は雑然としていることが前提であり、いろんなものや動きが混在して存在しているという事実を、あらためて認識しなおすことが必要である。一色できれいな線が引かれていて、ミリ単位の誤差もなく理路整然と区画整理されていないのに、雑然、雑種、雑多、雑用、雑草を忌み嫌う世の中になっている。「それは違うだろう」と声を上げている。ところで、第3章は面白い。読んでいて腹が笑ってどうしようもなかった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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