相模原事件。犯人の主張する「心失者である障害者は、多大な税金を浪費し、介助者を苦しめているから殺すべき」「心失者は安楽死させるべき」という過激でとうてい許されない論理。どんな命も大事なのだから。だけど、さまざまなルポを読んで、彼のこの荒唐無稽な論理を否定できない自分がいました。
それは、仕事のできない自分は生産性がないから、いずれ社会から排除されるのではないかという怯え。そして、障害を持って産まれたうちの子は、果たしてこんな弱肉強食な社会で生きていけるのだろうかという不安があったから、否定できなかったのだと思うのです。
この本では、さまざまな立場の人との対談を通じて、きれいごとではなく、その答えに向き合っていきます。私がはっとしたのは、「生産性とは、誰かの必要性を満たした時に二次的に発生するもの、大切なのは必要性のほうなんだ」そして「弱さでつながろう、対話しよう」というメッセージです。もしもどうしようもない自分の弱さ、道徳的にアウトでなかなか人には話せない思いなどを、徹底的に受容してくれる人がいたら。それだけで、生きづらさがぐんと減るだろうな、と想像し、涙が出ました。
なかなか難しいことではあるけれど、まわりの人と弱さでつながった時、生産性だけでは測れない、障害の有無なんて関係ない、個々人の魅力があらわれてくるものなのかもしれないと感じました。
とても心に残る本でした。
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この国の不寛容の果てに:相模原事件と私たちの時代 単行本(ソフトカバー) – 2019/9/16
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いのちの選別は「仕方ない」のか? 相模原事件という問いに向き合う 「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」…刺々しい言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺した。 「障害者は不幸しか産まない」という線引きによって。沈みゆく日本社会で、それでも「殺すな」と叫ぶ7人の対話集。 主な目次 序章 私自身の「内なる植松」との対話(雨宮処凛)
1章 植松被告は私に「いつまで息子を生かしておくのですか」と尋ねた
神戸金史(RKB毎日放送記者)×雨宮処凛
2章 「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう
熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術センター准教授、小児科医)×雨宮処凛
3章 命を語るときこそ、ファクト重視で冷静な議論を
岩永直子(BuzzFeed Japan記者)×雨宮処凛
4章 ロスジェネ世代に強いられた「生存のための闘争」の物語
杉田俊介(批評家、元障害者ヘルパー)×雨宮処凛
5章 みんなで我慢するのをやめて、ただ対話すればいい
森川すいめい(精神科医)×雨宮処凛
6章 植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら
向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー)×雨宮処凛
あとがき
1章 植松被告は私に「いつまで息子を生かしておくのですか」と尋ねた
神戸金史(RKB毎日放送記者)×雨宮処凛
2章 「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう
熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術センター准教授、小児科医)×雨宮処凛
3章 命を語るときこそ、ファクト重視で冷静な議論を
岩永直子(BuzzFeed Japan記者)×雨宮処凛
4章 ロスジェネ世代に強いられた「生存のための闘争」の物語
杉田俊介(批評家、元障害者ヘルパー)×雨宮処凛
5章 みんなで我慢するのをやめて、ただ対話すればいい
森川すいめい(精神科医)×雨宮処凛
6章 植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら
向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー)×雨宮処凛
あとがき
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社大月書店
- 発売日2019/9/16
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104272330977
- ISBN-13978-4272330973
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商品の説明
著者について
[編著]雨宮処凛(あまみや・かりん) 1975年北海道生まれ。作家・活動家。フリーターなどを経て2000年,自伝的エッセイ『生き地獄天国 雨宮処凛自伝』(太田出版,ちくま文庫所収)にてデビュー。 2006年から貧困・格差の問題に取り組み『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版,ちくま文庫所収)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)受賞。 著書に『「女子」という呪い』(集英社クリエイティブ),『非正規・単身・アラフォー女性』(光文社新書), 『1995年 未了の問題圏』(共著,大月書店)など多数。 執筆= 神戸金史(RKB毎日放送記者) 熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術センター准教授、小児科医) 岩永直子(BuzzFeed Japan記者) 杉田俊介(批評家、元障害者ヘルパー) 森川すいめい(精神科医) 向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー)
登録情報
- 出版社 : 大月書店 (2019/9/16)
- 発売日 : 2019/9/16
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4272330977
- ISBN-13 : 978-4272330973
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 783位社会病理
- カスタマーレビュー:
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2022年8月22日に日本でレビュー済み
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何もしていない自分が言うのはなんですが、人を切り捨てずに生きていくにはどうしたらいいかが書いてあると思います。
2021年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつからだろう、私の中に優勢思想が住み着いたのは。
資本主義社会に生きている人として、誰もがそれを埋め込まれているのかもしれない。
だけど、ここ最近の優勢思想の勢いは、いったい、いつから始まったんだろう。
わが子の出生前診断が普通になったのは、疑問にも思わなかったのは、、
なんてことだろう。どうしたって、日本はそうなってしまったんだろう。
だけど、雨宮さんを中心に6名の論者との対談は、相模原事件についてずっと話すという感じではなく、
ただただ切に「殺してはいけない」と説いている。
そして、読後、
私の中の優勢思想は相手の立場に立つ想像力と「それでもいい」と思える自己肯定感で
静かに収まってくれている。
資本主義社会に生きている人として、誰もがそれを埋め込まれているのかもしれない。
だけど、ここ最近の優勢思想の勢いは、いったい、いつから始まったんだろう。
わが子の出生前診断が普通になったのは、疑問にも思わなかったのは、、
なんてことだろう。どうしたって、日本はそうなってしまったんだろう。
だけど、雨宮さんを中心に6名の論者との対談は、相模原事件についてずっと話すという感じではなく、
ただただ切に「殺してはいけない」と説いている。
そして、読後、
私の中の優勢思想は相手の立場に立つ想像力と「それでもいい」と思える自己肯定感で
静かに収まってくれている。
2020年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たとえば「路上生活者に指をさしてはいけない」「黒人だって平等だ」「障害者は特別ではない」等、道徳的、倫理的とされる思考規範は、義務教育を供される集団の中で幼少期から植え付けられる。ところが、成長して社会の構成員の一員になってみると、頭でわかっていることと肌で感じる実感とに乖離がある。社会の先行き、自分の境遇、周りの意見、こうしたものを総合すると、自分の体で感じて出てくる答えは何故か微妙に違うのだ。おそらくは、教わってきた倫理道徳規範が正しいのだと思う、そう思いたい。そうでなくてはならない。でも、何かがちょっとだけ違う。自分が何か、アブナい恐ろしいことを考えてしまっているような気がする・・・では、何が、どうして、どのように違うのか。
本書は、相模原の障害者施設における大量殺人事件の犯人が、いかにして冷静な思考回路を以て犯行に及び、現在も「誤っていない」と主張するのか、アブナい思想が形成された経緯を説明しようと試みる。そして今の時代に青年~壮年期を過ごす当事者たちにとって、あながち他人事ではないのだぞ、とも説く。
なぜ他人事ではないのか、その理由を知ることが、先に書いた私の違和感を解放し、より生きやすい自らの生/社会を作るのに役に立つのだと感じる。
本書では、日本社会における「自由主義の敗北」によりこの違和感を説明し、最終的には当事者研究を引き合いに出すことで、社会構成主義に光を見出す結論となっていると読んだ。
今後の学習意欲が沸く、久々のヒット。
本書は、相模原の障害者施設における大量殺人事件の犯人が、いかにして冷静な思考回路を以て犯行に及び、現在も「誤っていない」と主張するのか、アブナい思想が形成された経緯を説明しようと試みる。そして今の時代に青年~壮年期を過ごす当事者たちにとって、あながち他人事ではないのだぞ、とも説く。
なぜ他人事ではないのか、その理由を知ることが、先に書いた私の違和感を解放し、より生きやすい自らの生/社会を作るのに役に立つのだと感じる。
本書では、日本社会における「自由主義の敗北」によりこの違和感を説明し、最終的には当事者研究を引き合いに出すことで、社会構成主義に光を見出す結論となっていると読んだ。
今後の学習意欲が沸く、久々のヒット。
2021年4月6日に日本でレビュー済み
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正直、私もマイノリティに対する過剰な気遣いとも思われる最近の風潮に嫌気を指していた。 LGBT、同性婚、国会史上初めて重度の障害のある議員、などなど。 植松被告に賛同、とまではいかないが、否定できない面もあると思っていたかもしれない。 ただ、この本を通じて、私自身が追い詰められており、社会的弱者を「追いやる」心理が 働いているのではないか、と気づきを得た。 生活保護や障害者に対して「追いやる」ことは非常にミクロな視点である。 マクロな視点を持った活動を心がけたい。
2019年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相模原で障害者が大量に殺された事件に関する識者の対談集。
先にいいレビューがある様なので、個人的な感想を書き込みたいと思います。
プロフィールで明かしている通り、自身が障害者という事で、生き辛さを感じる事も多いですが、そうでもない事も多いです。最近辞めた会社では一緒に働いていた方(主婦が多かった)からはあまり嫌われず、辞めるのもかなり遺留されましたが、勤務時間や給料があまり良くなかったので、辞めました(退職金はなかったですが、一緒に作業していた方々より、餞別を頂きました)。それ以外の職場でも、あまり役には立たない場合が多かったですが、あまり嫌われはしなかったので、理解のある所で働けたのは良かったです。パワハラなんかもある職場もありましたけどね。仕事の場合、障害の有無もありますが、所定の事をしていれば、ある程度受け入れて頂ける様に感じました。これから新しく働く場所を探しますが、見つかった所があまり良くない可能性も大きいですし、上記の様に集中して働いて、顧客の事を考えて(私が雑な仕事をすると、顧客が迷惑なので)働けば何とかなるかも、とか楽観しております。
今住んでいるのがマンションな物で、入居の際に想像しなかった想定外の事がありまして、こういう所なので、金を持っていると勘違いされて、色々嫌な目にあったりします。この辺は自己責任でしょうが、最近の会社は金のありそうな人からタカる傾向がある様で、ある種の被害にあったりするので、安いアパートに引っ越そうかとか考えたりもします。
よく、ニュースのサイトで、弱者向けのスマホのアプリを作ったという報道を見かけますが、弱者に分類される人は、スマホやそういう端末をまず持っていないのでは、とか思います。私も経済状況が良くなく、友達とかもいないので持っていないですが、番号を聞かれてもっていないというと信じてもらえないで困惑します。職質では身体検査され、公共放送の受信料の人も信じてくれないので、ちょっとムカつくのも真実です。まぁ、私の場合かなり健康そうに見えるみたいで、用があってスーツなどを着ていると、エグゼクティブで世帯主みたいに見えるのらしいので、ケータイの類をもっていないのを証明するのが大変だったりします。
障害者の手帳も一応持ってはいるのですが、殆ど使わないので、何の為に取得しているのか、イマイチよくわかりません。写真を撮るだけでも、結構費用がかかるので。
生活保護も受けておりますが、好きで受けている訳ではなく、給料が安いし、派遣の法律が変わって、昔の季節労働とか日雇い人夫みたいな働き方がしにくいので、仕方なく受けております。チャブ扱いしてもいいですが、そういう事情もあります。
この病気で印象が悪い理由で、過去に精神の病気だと人を殺すというイメージが強かったのがあるかも。怪奇大作戦で有名な放送禁止ネタの「狂鬼人間」とか、警察・自警団風の組織が悪の組織を壊滅させるタイプのドラマでも、ホームレスの人を病気にして暗殺者に仕立てあげる、という内容の物が結構あったので、私もそう思っておりました。今、そういう番組は殆ど放送禁止らしいですが、そういう時代だったという資料として残すべきでは、とも思います。
ホームレスの人に関しては、最近の自然災害が被害が大きく避難しないといけない場合も多いですが、そういう避難所でホームレスの人が受け入れを拒否されたそうで、命が危ない際にくさい、汚いといって拒否するのはちょっとヤバい気がします。確かに衛生状態が悪くなるかもしれませんが、生死が掛かっている状況で受け入れを拒否するのはちょっと・・・と思います。父子でホームレスをしている方もLGBTQだと思われて、そういうシェルターからも排除されるとか。
高齢者の事にも触れているので、最近高齢のドライバーの人が事故を起こして問題になっておりますが、高齢の方が膝や足腰が悪くて、歩いたり自転車を使うのが難儀だそうで、そういう部分も鑑みた方がいいと思います。
とまぁ長々と私事を書き込みましたが、私の真実とはこういう風になりました。
他の国の憲法がどうなっているかは知りませんが、日本の場合の憲法は「不断の努力によって実現しなければならない」という風に努力目標になっており、私も努力しているとは言い難いので、この本の様に障害のある人が暮らしやすくなるまではまだ、時間が掛かるかも。すいません。
障害のある方や生活弱者の実存に迫った対談集。必読。
先にいいレビューがある様なので、個人的な感想を書き込みたいと思います。
プロフィールで明かしている通り、自身が障害者という事で、生き辛さを感じる事も多いですが、そうでもない事も多いです。最近辞めた会社では一緒に働いていた方(主婦が多かった)からはあまり嫌われず、辞めるのもかなり遺留されましたが、勤務時間や給料があまり良くなかったので、辞めました(退職金はなかったですが、一緒に作業していた方々より、餞別を頂きました)。それ以外の職場でも、あまり役には立たない場合が多かったですが、あまり嫌われはしなかったので、理解のある所で働けたのは良かったです。パワハラなんかもある職場もありましたけどね。仕事の場合、障害の有無もありますが、所定の事をしていれば、ある程度受け入れて頂ける様に感じました。これから新しく働く場所を探しますが、見つかった所があまり良くない可能性も大きいですし、上記の様に集中して働いて、顧客の事を考えて(私が雑な仕事をすると、顧客が迷惑なので)働けば何とかなるかも、とか楽観しております。
今住んでいるのがマンションな物で、入居の際に想像しなかった想定外の事がありまして、こういう所なので、金を持っていると勘違いされて、色々嫌な目にあったりします。この辺は自己責任でしょうが、最近の会社は金のありそうな人からタカる傾向がある様で、ある種の被害にあったりするので、安いアパートに引っ越そうかとか考えたりもします。
よく、ニュースのサイトで、弱者向けのスマホのアプリを作ったという報道を見かけますが、弱者に分類される人は、スマホやそういう端末をまず持っていないのでは、とか思います。私も経済状況が良くなく、友達とかもいないので持っていないですが、番号を聞かれてもっていないというと信じてもらえないで困惑します。職質では身体検査され、公共放送の受信料の人も信じてくれないので、ちょっとムカつくのも真実です。まぁ、私の場合かなり健康そうに見えるみたいで、用があってスーツなどを着ていると、エグゼクティブで世帯主みたいに見えるのらしいので、ケータイの類をもっていないのを証明するのが大変だったりします。
障害者の手帳も一応持ってはいるのですが、殆ど使わないので、何の為に取得しているのか、イマイチよくわかりません。写真を撮るだけでも、結構費用がかかるので。
生活保護も受けておりますが、好きで受けている訳ではなく、給料が安いし、派遣の法律が変わって、昔の季節労働とか日雇い人夫みたいな働き方がしにくいので、仕方なく受けております。チャブ扱いしてもいいですが、そういう事情もあります。
この病気で印象が悪い理由で、過去に精神の病気だと人を殺すというイメージが強かったのがあるかも。怪奇大作戦で有名な放送禁止ネタの「狂鬼人間」とか、警察・自警団風の組織が悪の組織を壊滅させるタイプのドラマでも、ホームレスの人を病気にして暗殺者に仕立てあげる、という内容の物が結構あったので、私もそう思っておりました。今、そういう番組は殆ど放送禁止らしいですが、そういう時代だったという資料として残すべきでは、とも思います。
ホームレスの人に関しては、最近の自然災害が被害が大きく避難しないといけない場合も多いですが、そういう避難所でホームレスの人が受け入れを拒否されたそうで、命が危ない際にくさい、汚いといって拒否するのはちょっとヤバい気がします。確かに衛生状態が悪くなるかもしれませんが、生死が掛かっている状況で受け入れを拒否するのはちょっと・・・と思います。父子でホームレスをしている方もLGBTQだと思われて、そういうシェルターからも排除されるとか。
高齢者の事にも触れているので、最近高齢のドライバーの人が事故を起こして問題になっておりますが、高齢の方が膝や足腰が悪くて、歩いたり自転車を使うのが難儀だそうで、そういう部分も鑑みた方がいいと思います。
とまぁ長々と私事を書き込みましたが、私の真実とはこういう風になりました。
他の国の憲法がどうなっているかは知りませんが、日本の場合の憲法は「不断の努力によって実現しなければならない」という風に努力目標になっており、私も努力しているとは言い難いので、この本の様に障害のある人が暮らしやすくなるまではまだ、時間が掛かるかも。すいません。
障害のある方や生活弱者の実存に迫った対談集。必読。
2020年6月13日に日本でレビュー済み
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まだ全部は読んでいないけど、ずっと考え続けるに値する大事な問題だと思いました。
2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネオリベの内在的に持っているロジックと優生思想は安易に繋がり易いと実感した次第であります。
ネオリベによる個人の分断化や孤立化による自己責任という不安定な環境化であることも関係してくる話だと思います。諭す人間も周りに居ずに孤立して思想を自己培養してミスリードの末にあらぬ方向に暴走・過激化してしまうことになるかと。(歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか )また数字に溺れて全てが株式会社化して何でもかんでも数値と生産性のみを追求してしまう社会の側面があるかと思われます。マイノリティ関連の話を多く取り扱っていますので社会的弱者の取り巻く問題や背景や言説を把握するには最適で自分を改めさせる1冊となっております。
ネオリベによる個人の分断化や孤立化による自己責任という不安定な環境化であることも関係してくる話だと思います。諭す人間も周りに居ずに孤立して思想を自己培養してミスリードの末にあらぬ方向に暴走・過激化してしまうことになるかと。(歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか )また数字に溺れて全てが株式会社化して何でもかんでも数値と生産性のみを追求してしまう社会の側面があるかと思われます。マイノリティ関連の話を多く取り扱っていますので社会的弱者の取り巻く問題や背景や言説を把握するには最適で自分を改めさせる1冊となっております。