面白くて読後感も良い。20年前もインドの日常と言う感じかな
作者は素晴らしい才能。

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ぼくと1ルピーの神様 (RHブックス・プラス) 文庫 – 2009/2/20
ぼくは逮捕された。
クイズ番組で史上最高額の賞金を勝ち取ったのがその理由だ。
世界が絶賛した、ある少年の奇跡の物語。
クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。
警察は、孤児で教養のない少年が難題に答えられるはずがないと、不正の容疑で逮捕する。
しかし奇蹟には理由があった――
殺人、強奪、幼児虐待……
インドの貧しい生活のなかで、少年が死と隣りあわせで目にしてきたもの。
それは、偶然にもクイズの答えであり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答えだった。
話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』原作、待望の文庫化!
クイズ番組で史上最高額の賞金を勝ち取ったのがその理由だ。
世界が絶賛した、ある少年の奇跡の物語。
クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。
警察は、孤児で教養のない少年が難題に答えられるはずがないと、不正の容疑で逮捕する。
しかし奇蹟には理由があった――
殺人、強奪、幼児虐待……
インドの貧しい生活のなかで、少年が死と隣りあわせで目にしてきたもの。
それは、偶然にもクイズの答えであり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答えだった。
話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』原作、待望の文庫化!
- 本の長さ461ページ
- 言語日本語
- 出版社武田ランダムハウスジャパン
- 発売日2009/2/20
- 寸法15.24 x 10.67 x 1.78 cm
- ISBN-104270102772
- ISBN-13978-4270102770
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商品の説明
著者について
ヴィカース・スワループ Vikas Swarup
インド北部ウッタル・プラディーシュ州生まれ。弁護士の家庭に育つ。
アラハバード大学で歴史学、心理学、哲学を学んだ後に外交官となり、トルコ、アメリカ、エチオピア、イギリス、南アフリカに赴任。
現在は総領事として日本の大阪に赴任中。
デビュー作となる『ぼくと1ルピーの神様』は40ヶ国語以上に翻訳され、全世界で絶賛された。
ダニー・ボイル監督によって映画化され、アカデミー賞を初めとして、50以上の映画賞を受賞し話題に。
第2作となる本書もまた、映画化が決定している。
インド北部ウッタル・プラディーシュ州生まれ。弁護士の家庭に育つ。
アラハバード大学で歴史学、心理学、哲学を学んだ後に外交官となり、トルコ、アメリカ、エチオピア、イギリス、南アフリカに赴任。
現在は総領事として日本の大阪に赴任中。
デビュー作となる『ぼくと1ルピーの神様』は40ヶ国語以上に翻訳され、全世界で絶賛された。
ダニー・ボイル監督によって映画化され、アカデミー賞を初めとして、50以上の映画賞を受賞し話題に。
第2作となる本書もまた、映画化が決定している。
登録情報
- 出版社 : 武田ランダムハウスジャパン (2009/2/20)
- 発売日 : 2009/2/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 461ページ
- ISBN-10 : 4270102772
- ISBN-13 : 978-4270102770
- 寸法 : 15.24 x 10.67 x 1.78 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 377,106位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 132位その他の外国文学作品
- - 3,291位英米文学研究
- - 88,057位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔、この英語学習者向けの簡単な英語版を昔読んでストーリー展開に昼も夜も夢中に。
そして最近改めてオリジナルの英語版を読みさらにその物語に深くはまりました。。
物語はクイズの解答にいたる主人公の人生が、1問ずつ章となって語られます。
翻訳版は読んでいないのですが、素晴らしかったので母と友人に一冊ずつ日本語版を購入してプレゼントしました。
少し昔のリアルなインドの生活や文化などがわかるのも面白かったです。
そのあと映画を観ましたが、ガッカリしました。
本当にオススメの一冊です。
そして最近改めてオリジナルの英語版を読みさらにその物語に深くはまりました。。
物語はクイズの解答にいたる主人公の人生が、1問ずつ章となって語られます。
翻訳版は読んでいないのですが、素晴らしかったので母と友人に一冊ずつ日本語版を購入してプレゼントしました。
少し昔のリアルなインドの生活や文化などがわかるのも面白かったです。
そのあと映画を観ましたが、ガッカリしました。
本当にオススメの一冊です。
2020年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本出版時に購入し、文庫版も折に触れて購入して人にあげたりしていたのですが、最近は古本で探すしかなく悲しいです。映画版が原作の良さを全然反映していない最悪の出来だったので、原作読んで!とすべての人におすすめしたいのに、売ってなければおすすめもできない。辛いです
2017年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インド版ロミジュリのようで、スピード感と純粋性が強い映画「Slumdog Millionaire」を楽しんで観ました。原作があるのかと思い購入したところ、なかなか読み進まなかったものを、久々にひもといたら、面白くてあっという間に読破してしまいました。
イギリスのインド外交官が本職の著者ということで(映画のレビューでは、著者がインドのイギリス外交官だと勘違いした書き込みをしました)、インドの問題がよく描かれているのだろうと思います。あとがきにも書いてありましたが、ヒンドゥーとイスラムの関係なども内情が見えました。
英語の語学力が一目置かれる様子もよくわかりました。
「クイズ番組への出演」と逮捕という事件から、主人公の壮絶な生い立ちが明かされていく筋書きで、街を転々とする間のエピソードが、映画にはない面白さで、映画の方は、複数の人物が一緒になって表現されていたと思います。
小説のインドの治安の悪さや、貧しさゆえ、盗みが平然と行われる様子など、やはり、「貧困」は、悪を生みやすく、生きるために多くの自由を奪われるなあと感じました。
政治的な主張で、「日本の格差」を訴えるような場面もみられますが、日本の格差は、インドなど、発展途上国の格差に比べると、なんでもないように思えるのではないでしょうか。
こういう小説に触れることで、「富」「豊かさ」が、自由を買えるのだなと思い、日本は恵まれた国だなと思ってしまいます。
もちろん、日本には日本独特の問題がありますが、民度も高く、清潔で、安全だということは、ありがたいことだと思いました。
本業が小説家ではない人の発想が入った小説だと思います。
古本屋さんに出そうかと思いましたが、時折読みたいと思います。
イギリスのインド外交官が本職の著者ということで(映画のレビューでは、著者がインドのイギリス外交官だと勘違いした書き込みをしました)、インドの問題がよく描かれているのだろうと思います。あとがきにも書いてありましたが、ヒンドゥーとイスラムの関係なども内情が見えました。
英語の語学力が一目置かれる様子もよくわかりました。
「クイズ番組への出演」と逮捕という事件から、主人公の壮絶な生い立ちが明かされていく筋書きで、街を転々とする間のエピソードが、映画にはない面白さで、映画の方は、複数の人物が一緒になって表現されていたと思います。
小説のインドの治安の悪さや、貧しさゆえ、盗みが平然と行われる様子など、やはり、「貧困」は、悪を生みやすく、生きるために多くの自由を奪われるなあと感じました。
政治的な主張で、「日本の格差」を訴えるような場面もみられますが、日本の格差は、インドなど、発展途上国の格差に比べると、なんでもないように思えるのではないでしょうか。
こういう小説に触れることで、「富」「豊かさ」が、自由を買えるのだなと思い、日本は恵まれた国だなと思ってしまいます。
もちろん、日本には日本独特の問題がありますが、民度も高く、清潔で、安全だということは、ありがたいことだと思いました。
本業が小説家ではない人の発想が入った小説だと思います。
古本屋さんに出そうかと思いましたが、時折読みたいと思います。
2015年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画版が大好きで、原作を読みたくなりこちらを購入しました。
伏線が張りめぐらされていて、本当によく出来ています。
翻訳の文章がちょっとイマイチなのと(ごめんなさい、原文読めない自分が偉そうに言えませんが…)展開が予測できてしまう箇所も少々あるのですが、それでもおもしろかったです。
映画版とは結構内容が異なりますし登場人物も多いです。
主人公の勇気と賢さに改めて感動しました。
インド(ムンバイ)の実情も色々知れて勉強にもなります。
また、ペーパーバック版という事ですが、非常に良いです!
安いし、何よりも軽い!!
紙質も全く問題ありません。
むしろ思っていたよりも分厚くて白い良質な紙です(藁半紙を想像していた笑)。
カバンに入れて持ち運んでも軽いので肩が凝りません。
またペーパーバック買おうと思いました。
伏線が張りめぐらされていて、本当によく出来ています。
翻訳の文章がちょっとイマイチなのと(ごめんなさい、原文読めない自分が偉そうに言えませんが…)展開が予測できてしまう箇所も少々あるのですが、それでもおもしろかったです。
映画版とは結構内容が異なりますし登場人物も多いです。
主人公の勇気と賢さに改めて感動しました。
インド(ムンバイ)の実情も色々知れて勉強にもなります。
また、ペーパーバック版という事ですが、非常に良いです!
安いし、何よりも軽い!!
紙質も全く問題ありません。
むしろ思っていたよりも分厚くて白い良質な紙です(藁半紙を想像していた笑)。
カバンに入れて持ち運んでも軽いので肩が凝りません。
またペーパーバック買おうと思いました。
2011年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画はまだ未見である。部下のインド人と話しているときに、ヒンドウには素晴らしい文学があるという話になった。日頃から事、文学に関しては、翻訳さえあれば、どの国の、どの時代のものでも読みますと豪語していた手前、さっそく何かインド人の書いた小説を読みはじめてみた。
作品自体は英文で書かれて、まずイギリスで出版されたようである。そこで、翻訳は英文からの翻訳となるのだが、ランダムハウス講談社の翻訳の特徴だと思うのだが非常に読みやすい翻訳がなされている、ただ一方でめっぽう軽い調子の訳文で、ニュース調の翻訳文である。
この文体のせいかどうか分からないが、内容は極めて「軽い」感じがするもので、物語はクイズ番組の13の質問にどうして孤児で無教養の少年が答えられたのか、13の質問を逆に振り返っる形で、主人公がなぜ答えを知るに至ったか解き明かしていく。そのなかで、孤児の少年の目を通じてのインドの貧しい生活、政治腐敗、経済格差、宗教の対立などが、少しずつ描かれていく。話自体は、そのような重い内容にも関わらず、各章ごとに、O・ヘンリー調、時にフレデリック・ブラウン調のツイストをきかせていきながら最後にすべての章の様々な伏線が一本に繋がっていく、カタルシスを読者に感じさせるだろう。インドの歴史的背景も含まれており、インド版フォレスト・ガンプといった感じでもある。
ただ、私のようないささか擦れた読者としては、あざといし、軽いなという読後感を得た。Totalでは、もう少し話ではなくて、人間を掘り下げる部分があっても良かったのにと感じた。
でも、同時に、なんだか今のインドの高揚感と混沌とした感じが、良く伝わっているような感じもした。
作品自体は英文で書かれて、まずイギリスで出版されたようである。そこで、翻訳は英文からの翻訳となるのだが、ランダムハウス講談社の翻訳の特徴だと思うのだが非常に読みやすい翻訳がなされている、ただ一方でめっぽう軽い調子の訳文で、ニュース調の翻訳文である。
この文体のせいかどうか分からないが、内容は極めて「軽い」感じがするもので、物語はクイズ番組の13の質問にどうして孤児で無教養の少年が答えられたのか、13の質問を逆に振り返っる形で、主人公がなぜ答えを知るに至ったか解き明かしていく。そのなかで、孤児の少年の目を通じてのインドの貧しい生活、政治腐敗、経済格差、宗教の対立などが、少しずつ描かれていく。話自体は、そのような重い内容にも関わらず、各章ごとに、O・ヘンリー調、時にフレデリック・ブラウン調のツイストをきかせていきながら最後にすべての章の様々な伏線が一本に繋がっていく、カタルシスを読者に感じさせるだろう。インドの歴史的背景も含まれており、インド版フォレスト・ガンプといった感じでもある。
ただ、私のようないささか擦れた読者としては、あざといし、軽いなという読後感を得た。Totalでは、もう少し話ではなくて、人間を掘り下げる部分があっても良かったのにと感じた。
でも、同時に、なんだか今のインドの高揚感と混沌とした感じが、良く伝わっているような感じもした。
2016年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画よりも、この本の方が僕は好きです。
伏線が何重にも張り巡らされている感じがたまらないのです。
伏線が何重にも張り巡らされている感じがたまらないのです。
2013年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても面白かったです。主人公は賢い青年で、不遇な暮らしの中でも希望を捨てず、生きるために進み続けます。
そんな彼も人生を決める大きな局面では“幸運の1ルピー”に自分の運命を委ねていました。
だからこそ最後の言葉には重みがあり、心に響きました。
描写もうまくて常に頭の中に映像が浮かびました。
一方で児童虐待や貧困、殺人といった問題が小説の根底にあるため残酷なシーンも多くありますが
主人公の視点で淡々と語られるのでしつこくなく、読むのに邪魔になりませんでした。
まるで主人公が成長するのをそばで見てきたような気持ちになるので最後は主人公に同調してしまいどきどきしました。
読み終わった後の爽快感も味わえると思うし、おすすめの一冊です。
個人的には特に中高校生に読んでほしいです。
自分で道を切り開いていく強さを学べると思います。
そんな彼も人生を決める大きな局面では“幸運の1ルピー”に自分の運命を委ねていました。
だからこそ最後の言葉には重みがあり、心に響きました。
描写もうまくて常に頭の中に映像が浮かびました。
一方で児童虐待や貧困、殺人といった問題が小説の根底にあるため残酷なシーンも多くありますが
主人公の視点で淡々と語られるのでしつこくなく、読むのに邪魔になりませんでした。
まるで主人公が成長するのをそばで見てきたような気持ちになるので最後は主人公に同調してしまいどきどきしました。
読み終わった後の爽快感も味わえると思うし、おすすめの一冊です。
個人的には特に中高校生に読んでほしいです。
自分で道を切り開いていく強さを学べると思います。